お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE 作:シュステーマ・ソーラーレ
タイトル通り、陽斗がふわキャラモチーフの遊園地に、とある女の子とデートに行った話です。
大ガールズバンド時代と呼ばれている世の中。数多くのガールズバンドが群雄割拠する中で、聖地となっているライブハウス『CiRCLE(サークル)』でアルバイトをしている主人公の松原陽斗。
最強のエンタメガールズバンド『ハロー、ハッピーワールド!』、通称『ハロハピ』のドラム担当である松原花音の弟である。
様々な危機的状況からCiRCLEを利用しているガールズバンドのメンバーを助けた事から好意を寄せられて猛烈なアプローチを受けている。
今回の話は、陽斗の幼なじみで初恋の人である倉田ましろとデートする事になったが、そこにガールズバンドのメンバーと遭遇して···といういつも通りのドタバタラブコメ的な話である···
ある日のCiRCLE。上司の月島まりなに呼ばれた陽斗はスタッフルームにいた。
まりな「突然呼び出してごめんね?」
陽斗「いえ。それより何の御用でしょう?」
まりなは、陽斗を突然スタッフルームに呼び出した事を謝るが、陽斗は気にせずに何の用か聞いた。
まりな「うん!陽斗君って、ふわキャラアイランドって知ってる?」
陽斗「ふわキャラアイランド?最近オープンした遊園地ですよね?ガールズバンドの皆さんが最近話題にしてます。なんでも全国各地のふわキャラがモチーフの乗り物があるとか···それがどうかしたんですか?」
まりなは陽斗に、最近オープンしたばかりで、全国各地のふわキャラがモチーフの乗り物やアトラクションがある遊園地、『ふわキャラアイランド』を知っているか尋ねて、陽斗はCiRCLEの常連客であるガールズバンドのメンバーが最近話題にしているので知っていると答えた。
まりな「ジャーン!そのペアチケットがありまーす♪はい!あげる!!」
陽斗「ペアチケット?」
するとまりなは、ある物を取り出して陽斗にあげた。ふわキャラアイランドのペアチケットだ。
まりな「こないだ商店街の福引で当てたんだけど···それ、有効期限が今週の土曜日まででしょう?その間に行ける日が無いし···そもそも一緒に行く相手がいないの。陽斗君なら丁度土曜日休みだし、一緒に行ける相手が必ずいるだろうしね!だから、あ·げ·る♪」
陽斗「は、はぁ···ありがとうございます。」
このペアチケットは、商店街の福引で当てた物だが、まりなは色々な事情があり、ペアチケットが使えない。なので、丁度今週の土曜日は休みで、一緒に行ってくれる人が必ずいる陽斗にペアチケットを渡した。
※夜8時の松原家·陽斗の部屋
陽斗「今週の土曜日までか···今日が水曜日だから後3日···行けるとしたら土曜日だし···誰を誘おうかな?」
その日の夜8時。松原家の陽斗の部屋では、陽斗がまりなから貰ったふわキャラアイランドのペアチケットを見ていた。
有効期限が今週の土曜日までのペアチケット。今日が水曜日なので、ペアチケットが使えるのは後3日。
水曜日から金曜日は、平日なので学校があるから無理なので、行けるのは学校もバイトも休みな土曜日しかない。
誰を誘おうか悩む陽斗。その時、陽斗はふわキャラアイランドに行きたがりそうな人を思いついた。それは···
陽斗「そうだ!くーちゃんが確かふわキャラが好きだって言ってたな···よしっ!」
そう···名門のお嬢様学校である月ノ森女子学園の高校1年生で結成されたガールズバンド、モニカことMorfonicaのボーカルと作詞担当である倉田ましろだ。
ましろは陽斗の幼なじみで初恋の人なのだ(ましろにとっても初恋の人で、今も陽斗の事が大好き)。今でも『くーちゃん』、『まーくん』と呼び合う仲だ。そしてましろは、ふわキャラが大好きでもある。
そんなましろなら喜んで自分と一緒にふわキャラアイランドに行けると思った陽斗。早速ましろに電話をかけた。
※同時刻。倉田家·ましろの部屋
ましろ「うぅ···駄目だ。全然新曲の歌詞が思いつかない。」
その頃、ましろは自分の部屋で新曲の歌詞作りをしていた。しかし、中々良い歌詞が思いつかずにヘコんでいた。どうやらスランプに陥ったようだ。すると···
♪〜〜♫~〜♬
机に置いてあるスマホから着信音がなった。
ましろ「着信?誰だろう···っ!////////////」
ましろがスマホを見ると、画面には『まーくん』と出た。そう···大好きな陽斗からの電話だ。ましろは急いでスマホを手に取り電話に出た。
ましろ「も···もしもし?///////どうしたの?まーくん//////////」
陽斗『あっ!くーちゃん!ごめんね?突然電話して。今、大丈夫かな?』
ましろ「う、うん!大丈夫!それで、何か用かな?」
電話に出ると、陽斗は『今、大丈夫か?』と尋ねる。本当は大丈夫と言える状況ではないが、陽斗が電話をしてきた喜びが勝り、大丈夫だと答えて何の用かと尋ねた。
陽斗『実は、ふわキャラアイランドのペアチケットを貰ったんだ。よかったら、今週の土曜日にボクと一緒に行かない?』
ましろ「ふわキャラアイランド!?//////////行く!/////////絶対に行く!!///////////////////」
陽斗からのデートの誘いに、ましろはさっきまでのネガティブモードはすっ飛んで、絶対に行くと意気込んで返事をした。
陽斗『本当?じゃあ、今週の土曜日の朝8時半に駅前ロータリー集合で大丈夫かな?』
ましろ「うん!///////////楽しみにしてるね!!////////////」
陽斗『よかった!じゃあ、土曜日よろしくね!!』
ブッ!プー!プー!
会話が終わり電話を切った。
ましろ「まーくんにデートに誘われちゃった···♡///////////しかもふわキャラアイランドに···♡////////////きゃあ〜〜〜!!♡///////////////」
ドタバタドタバタ!
大好きな陽斗にデートに誘われた喜びのあまり、ベッドで転がりまくるましろ。
ましろの母親「あらあら♪」
その様子を母親に見られてニヤニヤされている事には微塵も気づかずに···
※そして土曜日の朝8時。駅前ロータリー
ましろ「まーくん!おはよう!!」
陽斗「あっ!くーちゃん!おはよう!早いね?」
ましろ「うん!/////////ふわキャラアイランドに行くの楽しみにしてたから···♡/////////」
陽斗「そっか!じゃあ、まだ早いけど行こう!」
ましろ「うん!///////////////////」
土曜日の朝8時。集合時間より30分も早く駅前ロータリーで来ていた陽斗とましろは、早速ふわキャラアイランドに行く事にした。
ちなみに、ふわキャラアイランドまでは電車で乗り換えを含めて1時間かかる。
※朝9時、ふわキャラアイランド入口付近
ワイワイガヤガヤ!
ましろ「うわぁ···結構人が多いね···」
陽斗「まだ、開園まで1時間はあるのに···流石は人気の遊園地だね。」
ふわキャラアイランドに到着した陽斗とましろだったが、既にたくさんの人達が長い行列を作って待っていた。
陽斗「はぐれるといけないから、手をつなごう!」
ましろ「う、うん!///////////////////」
ギュウ!
陽斗はましろとはぐれない為に、手をギュウっとつなぐ。
ましろ(あぁ~···////////まーくんと手を繋げるなんて幸せだよぅ〜♡////////////)
ましろは愛しい陽斗と手を繋いでいる幸せを感じている。
一方で、陽斗とましろがいる所からずーっと前の先頭には···
香澄「楽しみだね~!どんなふわキャラがいるのかな?」
たえ「ウサギのふわキャラと触れ合いたい!」
りみ「チョココロネのふわキャラっているかな?」
沙綾「さぁ〜?どうだろうね?」
有咲「お前等な!子供じゃねぇんだから、大人しく待ってろ!!」
モカ「パンのふわキャラに会いたーい!じゅるり···」
蘭「パンのふわキャラって···意味分かんない···」
つぐみ「モカちゃん、もしいても食べちゃ駄目だよ?」
ひまり「楽しみだね!巴!今日はいっぱい楽しもうね!」
巴「おう!」
花咲川女子学園のガールズバンドである『ポピパ』ことPoppin'Partyと、羽丘女子学園のガールズバンドであるAfterglowが並んでいた。
実は、彼女達もまりなと同じく商店街の福引でふわキャラアイランドのチケットを当てて、陽斗とましろよりも早く来ていたのだ。
当然、最後尾に並んでいる陽斗とましろは気づいていない。それはポピパとAfterglowも一緒だ···そして!
係員「お待たせしました!ふわキャラアイランド、これより開園致します!!」
係員の合図と共に、ふわキャラアイランドは開園した···
犬のふわキャラ「わんわん♪」
猫のふわキャラ「にゃーん♪」
ましろ「うわぁ♡見て見て、まーくん!可愛いふわキャラがいっぱいいるよ!!」
陽斗「本当だね!凄いなぁ!!」
ふわキャラアイランドに入園したましろは、可愛いふわキャラ達にすっかり心を奪われてはしゃいでいる。陽斗もふわキャラの多さに驚いて感心している。
陽斗「···でも」
ましろ「でも?」
陽斗「そんなふわキャラを見てはしゃいでるくーちゃんが1番可愛いけどね···/////////////////」
ましろ「っ!//////////もう!////////まーくんったら!!/////////////」
ポカポカ!
陽斗「ご、ごめん!/////////////////」
陽斗の可愛い発言にましろはトマトのように赤面して、照れ隠しで陽斗の胸板をポカポカと叩いた。
カップルの男(バカップルだ···)
カップルの女(バカップルだ♡)
周りからは温かい目で見られて、バカップルと思われている陽斗とましろだった···
※ふわキャラメリーゴーランド
ましろ「じゃあ、私は後ろに座っているから陽斗にしがみついていい?」
陽斗「いいよ!」
陽斗とましろは、最初にふわキャラのメリーゴーランドに乗る事にした。
2人が乗るのは、白馬がモデルのふわキャラのメリーゴーランドだ。陽斗が前に乗って、その後ろにましろが座って落ちないように陽斗に後ろから抱きついている。すると···
ムニュムニュムニュ!
陽斗「うっ!?////////////////」
ましろ「まーくん、どうかしたの?」
陽斗「な、何でもないよ!/////////////////////」
ましろ「?」
ましろの豊満に育った2つの果実が陽斗の背中に当たっている。
♪〜♫〜ー♬〜ーー♬
ましろ「うわぁーー♪楽しい♪」
メリーゴーランドが回って、子供みたいに目を輝かせながら楽しむましろ。それに対して陽斗は···
ムニュムニュムニュムニュ!
陽斗(うわぁーー!////////////くーちゃんのが当たってる!///////////頑張れボク!!/////////////////)
ましろの無自覚な果実攻撃に必死に耐えていた。
※メリーゴーランド終了後
陽斗「はぁ···/////////はぁ···//////////終わった···///////////」
ましろ「まーくん···だ、大丈夫?」
メリーゴーランドが終わり、ましろの無自覚な果実攻撃に耐え抜いて疲れた陽斗。その様子を見て心配するましろ。原因は自分である事に微塵も気づいていないが···
陽斗「だ、大丈夫大丈夫!////////////次行こう!!//////////////」
ましろ「う、うん!」
こうして、ふわキャラアイランドでのデートは、メリーゴーランドでのましろの無自覚な果実攻撃から始まった···
その頃···コーヒーカップのコーナーでは···
香澄「それそれそれ!」
グルグルグルグル!
有咲「止めろ香澄!目が回る!!うわぁーー!?」
グルグルグルグル!
巴「ソイソイソイ···ソイヤーーーーー!!」
ひまり「と〜も〜え〜!目が回るよ〜!きゃああああ〜!?」
香澄と巴がコーヒーカップを思いっきり回して、一緒に乗ってる有咲とひまりの目を回していた···
果たして、ポピパとAfterglowは陽斗とましろにどのように関わってくるのか?
陽斗とましろのデート話の前編でした。
ましろの無自覚豊満果実攻撃を受けた陽斗。後編では、どんな攻撃を受けるんでしょうか?そして、ポピパとAfterglowの反撃があるんでしょうか?
後編に続きます。
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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