お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE 作:シュステーマ・ソーラーレ
陽斗が鼠小僧ならぬお助け小僧となり、困っている人を助ける···という話となります。
登場する一部キャラの言葉遣いが江戸っ子になってます。
キャスト↓
万屋の陽吉·お助け小僧→松原陽斗
万屋の花音→松原花音
銭湯屋の六花→朝日六花
看板娘のおモカ→青葉モカ
謎の遊び人巴さん→宇田川巴
同心の美竹蘭→美竹蘭
岡っ引きのつぐ吉→羽沢つぐみ
町娘のおひま→上原ひまり
山吹屋の女主人おさや→山吹沙綾
悪徳大名ちゆ→珠手ちゆ(チュチュ)
家臣のおれい→和奏レイ(レイヤ)
金貸し屋のますき→佐藤ますき(マスキング)
金貸し屋のれおな→鳰原令王那(パレオ)
時は、天保5年(1834年)。天下の義賊『鼠小僧次郎吉』が処刑されて2年が経った頃···また新たな義賊が現れた。その名は···!
※夜中の城下町
岡っ引き達「てぇーへんだぁ!」「お助け小僧が現れたぞ!」「御用だ御用だ!」
夜中の城下町に、奉行所の岡っ引き達が『御用』と書かれた提灯を持ちながら、辺り一帯を捜索していた。それを秘かに見ていた者がいた。それは···
お助け小僧「ふふ···誰もあっしを捕える事は出来やせんぜ!奉行所の奴等の遠ざける御用提灯が綺麗だぜ!!」
鼠小僧の後を継いだ義賊!『お助け小僧』だった!
彼も鼠小僧同様、悪しき大名屋敷のみを狙って盗みに入り、貧しき人達にそれを全て分け与える事で、世間一般からは第2の鼠小僧として有名になっている。
そんな第2の鼠小僧次郎吉であるお助け小僧の正体は···
※翌日の城下町·奉行所
岡っ引きのつぐ吉「てぇへんだ!てぇへんだ!美竹のおやぶーん!ついにこの近所にも怪盗お助け小僧が現れました!!」
町方同心の美竹蘭「そもお助け小僧ってのはなんだい?ねずみ小僧じゃ?」
つぐ吉「最近評判の新たなねずみ小僧でさぁ!」
お助け小僧が現れた翌日。城下町にある奉行所では、岡っ引きのつぐ吉(Afterglowの羽沢つぐみ)が町方同心の美竹蘭(Afterglowの美竹蘭)にお助け小僧の事を報告した。そして、城下町の人達に聞き込みをする事にした。
※城下町の万屋
町人1「陽吉ー!また家の障子が破けちまった!張り替えてくれ〜!!」
町娘1「家の猫がいなくなったの!陽吉さん!探して下さい!」
わーわー!きゃーきゃー!
万屋の花音「ふぇぇぇぇ〜!順番にお願いしまーす!」
一方、城下町にある万屋(便利屋)では、たくさんの町人で賑わっていた。万屋の看板娘である花音(ハロハピの花音)が町人の対応に追われていた。
万屋の陽吉「やれやれ···今日も忙しくなりそうだ!」
万屋の奥から現れたのは、万屋の稼ぎ頭である陽吉(松原陽斗)だ。
万屋の花音「もう!お客さん達が待ってるよ!」
町人達「陽吉さーん!」
陽吉「へいへい!今日もお助けしましょうかい!!」
こうして、陽吉の『お助け』が今日も始まる···
※町娘のおひまの家
町娘のおひま「うちは、食糧不足で食べるものに困っていて···そしたら最近、夜のうちにこれが土間に投げ込まれていたんです。」
その頃、同心の蘭と岡っ引きのつぐ吉はお助け小僧に助けられたという町娘のおひま(Afterglowの上原ひまり)に話を聞きに来た。
おひまの家は諸事情により食糧不足に陥っていて食べる物に困っていた。しかし、最近の夜にあらゆる食糧が積まれた籠が土間に投げ込まれていたという。
同心の蘭「野菜に肉に魚···ん?こいつはなんだい?」
同心の蘭は、おひまが持っている籠の中身を確認している。するとある物が同心の蘭の目に止まった。
つぐ吉「こいつは···最近評判の西洋餅···パンですぜ!あんこの親戚みたいなのが入ってますね!」
同心の蘭「ほぅ···こいつが噂の西洋餅かい。」
今、巷で噂の西洋餅『パン』だ。何故かこれが1番籠に入っていた。
同心の蘭「なるほど···こいつを食い過ぎたせいでこんな二の腕に···」
ぷに!
つぐ吉「こいつぁむごいや···」
ぷにぷに!
同心の蘭とつぐ吉が、おひまの二の腕をぷにぷに触りながら言うと···
ドゴ!!
おひまは泣きながら2人に強烈なラリアットを繰り出した。
※城下町の道
陽吉「へっへっへ!今日も、いい稼ぎだったぜ!」
ジャラジャラ!
その頃、万屋の仕事を終えた陽吉は、大量の銭を持ちながら上機嫌で町を歩いていた。するとそこに···
ドタバタ!ガシャーン!
?「お願いします!勘弁してください!」
陽吉「ん?銭湯屋の方が騒がしいな···」
何やら激しい物音が響き渡る。陽吉が気になって物音がする銭湯屋の方まで来てみると···
金貸し屋のますき「おぅおぅおぅ!たまりにたまった借金!今すぐ払って貰おうか!!」
金貸し屋のれおな「もう、20両も借金があるんですよ?」
銭湯屋の六花「申し訳ございません···家には20両なんてお金は···」
銭湯屋の前には、銭湯屋の看板娘である六花(RASのロックこと朝日六花)が土下座していた。その前で仁王立ちしているのは、金貸し屋のますき(RASのマスキングこと佐藤ますき)とれおな(RASのパレオこと鳰原令王那)がいた。
どうやら、六花に貸した20両を今すぐ全て返すように迫っているようだ。しかし、今の六花には20両という大金は払えない。
※1両が約13万円なので、20両だと約260万円になる。
金貸し屋のますき「あぁ?払えねぇだと!?だったら、借金のカタとしてお前に来てもらうか?」
グイ!
金貸し屋のれおな「遊郭で働いて返してもらいましょう!」
グイグイ!
銭湯屋の六花「そんな!止めて下さい!」
すると、ますきとれおなは六花の両腕を掴んで、嫌がる六花を借金のカタとして連れて行こうとした。その時だった!
ビンッ!バシッッッ!!
金貸し屋のますき「痛っ!?」
金貸し屋のれおな「痛いです〜」
銭湯屋の六花「えっ!?」
チャリーン!!
突然、何処からか銭が勢いよく飛んできて、六花の腕を掴んでいたますきとれおなの手に命中した。その痛さに思わず腕を離す。
陽吉「おぅ!おぅおぅおぅ!!あっしの行きつけの銭湯屋で何してやがんでい!」
銭湯屋の六花「は、陽吉さん!/////////////////」
六花を助けたのは陽吉だった!六花が看板娘をしている銭湯屋は陽斗の行きつけなのだ。
陽斗は、銭を指で弾いて勢いよく飛ばす投げ銭、銭投げとも呼ばれる技、『羅漢銭(らかんせん)』で、六花の腕を掴んでいたますきとれおなの手を攻撃したのだ。
ちなみに銭は、さっき万屋の仕事で稼いだ銭の一部を使った。
金貸し屋のますき「て、てめぇは万屋の陽吉じゃねぇか!?」
金貸し屋のれおな「かなり腕っぷしが強いお方ですよ!?」
ますきもれおなも、陽吉がかなり腕っぷしの強い万屋だと知っているので、陽吉の姿を見て怯えてしまい···
金貸し屋のますき「畜生め!覚えてやがれよ!」
ダッ!
金貸し屋のれおな「待って下さーい!」
ダッ!
一目散に逃げ出してしまった。
陽吉「ったく···大丈夫でござんすか?」
銭湯屋の六花「は、はい!/////////////ありがとうございます!///////////////」
陽吉は、逃げ出したますきとれおなを見届けた後、六花の無事を確認する。どうやら無事のようだ。
※餅屋の山吹屋
山吹屋の女主人おさや「あら!いらっしゃい!美竹の親分さん!」
同心の蘭「お助け小僧の犯行現場にこの店の引き札があったんだ。おめえら何か知ってるんじゃねぇかい?」
その頃、同心の蘭と岡っ引きのつぐ吉は餅屋の山吹屋に来ていた。女主人のおさや(ポピパの山吹沙綾)が出迎えた。隣には看板娘のおモカ(Afterglowの青葉モカ)がトングを持っている。実はここに来る前に···
※回想·町娘のおひまの家
つぐ吉「親分!籠にこんなものが入ってました!餅屋の引き札です!」
同心の蘭「山吹屋······こいつは重要な手が···」
おひま「すごく美味しそう!」
同心の蘭「うん···そうね···山吹屋に乗り込むぜ!」
つぐ吉「合点承知!」
スッ···
謎の遊び人巴さん「··········」
※回想終了
お助け小僧の犯行現場に山吹屋の引き札(チラシまたはフライヤー)が残されていた為に聞き込みに来たのだ。
看板娘のおモカ「そんなことよりパンを買っておくれよ親分。」
同心の蘭「じゃあいくつか見繕ってもらおうか。」
山吹屋の看板娘であるおモカにパンを買ってくれるように頼まれた同心の蘭は、仕方なくパンを買うことになった。
つぐ吉·おモカ「ごちそうさまでーす!」
同心の蘭「あんたらが食べるのかい···」
つぐ吉とおモカが同心の蘭が買ってくれたパンを食べた。それを見た同心の蘭は呆れている。
※城下町の銭湯屋
銭湯屋の六花「た、助けてくれてありがとうございます!」
陽吉「なーに!いいってことよ!···それより、あっしがしばらく来れねえ内に何故借金なんてしちまったんで?」
その頃、銭湯屋の六花を助けた陽吉は、中に入り六花に何故借金を作ったのかと問いかける。
銭湯屋の六花「···実は、銭湯屋の女将さんが病気で寝たきりになってしまったんです。それで、私が代わりに銭湯屋の運営をする事になったんですが···中々上手くいかずに、仕方なく大名のちゆ様の屋敷が運営している金貸し屋から借金をして···でも、それでも運営は上手くいかず、借金は膨らむ一方で···女将さんの病気も酷くなって···もうどうしたら···」
六花が涙ながらに事情を説明した。それを聞いた陽吉は···
陽吉「そういう事でごさいやしたか···お辛い事情を話していただき、ありがとうございやす!後はお任せくだせぃ!」
銭湯屋の六花「···えっ?」
陽吉「心配いりやせんよ···きっと必ずお助け小僧が助けてくれやすって!!」
ある事を決意した。それは勿論······!
※山吹屋へ張り込み中
蘭「なかなか尻尾を出さねぇな!」
つぐ吉「今のうちに腹ごしらえといきましょう!」
その頃、同心の蘭と岡っ引きのつぐ吉は、お助け小僧が山吹屋にいると踏んで張り込んでいる。
しかし、中々現れない事に業を煮やす蘭。それに対してつぐ吉は先程、蘭が買ってくれたコロネを食べた。するとつぐ吉が···
つぐ吉「親分!山吹屋のコロネ犯行現場で食べたものと同じ味です!茶屋の娘の舌に間違いなし!」
同心の蘭「なんだって!?よし行くぞぉ!!」
自分が食べてるコロネが犯行現場で食べたコロネと同じ味だと分かった。それを聞いた蘭は山吹屋に踏み込む事にした。
同心の蘭「···お前の実家、湯呑みに醤油注いで出すって聞いたけど···ホントに大丈夫?」
つぐ吉「あれは珈琲(コーヒー)って言うんです!」
その途中、蘭がつぐ吉の実家である茶屋の事を心配していたが、つぐ吉はしっかりと弁解した。
同心の蘭「お助け小僧観念しやがれ!」
蘭とつぐ吉が山吹屋の正面入り口を包囲した。すると入り口の暖簾をくぐって現れたのは···
おモカ「一足遅かったね〜親分さん。」
同心の蘭「おモカ!」
看板娘のおモカだった。
おモカ「さっきこんな矢文が飛んできたよ〜」
そう言って、持っていた矢文を蘭に差し出した。
同心の蘭「こ、これは!?」
つぐ吉「なんですか?親分···これは!?」
蘭がおモカから矢文を受け取って、矢に付けられた文(手紙)をつぐ吉と一緒に読んで驚愕した。そこに書かれたのは···
『本日
亥の刻に大名ちゆの屋敷の財産を頂きに参上する
お助け小僧』
今日の亥の刻(現在の午後9時〜午後11時の間)に大名ちゆの屋敷の財産を頂きに参上するというお助け小僧の犯行予告だった!
※戌の刻·大名ちゆの屋敷
悪徳大名ちゆ「What's!?銭湯屋からカタとして娘を連れてこれなかっただけじゃなく一銭も取れなかった!?何やってんのよ!?」
金貸し屋のますき「す、すまねぇ···」
金貸し屋のれおな「申し訳ありませーん!ちゆ様!」
時刻は戌の刻(現在の午後7時〜午後9時の間)。大名ちゆ(RASのチュチュこと珠手ちゆ)の屋敷では、当主で悪徳大名のちゆが、お金を徴収出来なかったますきとれおなに激しく叱責をする。
ちゆ「まぁいいわ!今度行く時は、大量の手下を引き連れて···」
ちゆは仕切り直して今後の予定を決めようとした···その時!
ダッダッダッ!ガラッ!!
家臣のおれい「ちゆ様!大変でございます!」
ちゆ「騒がしいわよ!What happened?」
急いだ様子でちゆの部屋の障子を開けたのは、家臣のおれい(RASのレイヤこと和奏レイ)だ。
おれい「申し訳ございません!先程、本日亥の刻に大名ちゆの屋敷の財産を頂きに参上するっと、お助け小僧からの犯行予告があったと、奉行所の方から連絡がありまして···」
ちゆ「What's!?亥の刻ってもうすぐじゃない!おれい!今すぐ手下達を全員集めて!ますき!れおな!貴方達もお助け小僧の襲撃に備えて!Please hurry!?」
おれい「はっ!」
ますき「おぅ!」
れおな「かしこまりました!ちゆ様!!」
おれいの報告にちゆは壮大に驚愕した。それでも、お助け小僧の襲撃に備えるように手下達に命じた。
※大名ちゆの屋敷の近くの家の屋根
陽吉「あれが悪徳大名ちゆさんの屋敷か···無駄に広くてでかいでござんすなぁ〜···」
一方、陽吉が屋敷の近くにある家の屋根に登って悪徳大名ちゆの屋敷を見て呟いた。するとそこに···
おモカ「これでいいの〜?陽吉〜!」
巴さん「また、派手にやるのか?」
山吹屋の看板娘であるおモカと遊び人の巴さんが忍び装束の格好をして現れた。
陽吉「あぁ!ありがとうごぜぇやす!モカの姐さん!巴の姐さん!それじゃあ、いつも通りに!」
モカ「世の為〜!」
巴「人の為に!!」
バッッッッ!
お助け小僧「今宵も派手にいきやしょう!」
おモカ「おぉ〜!」
巴さん「ソイヤッ!」
こうして、お助け小僧達のお助けが始まる!
※亥の刻の大名ちゆの屋敷
ちゆ「もう亥の刻よ!皆ぬかるんじゃないわよ!」
おれい「はい!」
ますき「おぅ!」
れおな「分かってます!ちゆ様!!」
亥の刻になり、ちゆは家臣や手下達に警戒を怠る事がないように言う。その時!
ヒュッ···!
れおな「ちゆ様危ないです!」
バッッッッ!
ちゆ「Why!?」
プスッ!
突然、何処からか矢が飛んできてちゆに当たりそうになるが、れおながちゆを助けて矢は畳に刺さった。
ちゆ「Dangerous···Thank youれおな···」
れおな「偉大なるちゆ様の為ならば!」
ちゆは助けてくれたれおなにお礼を言って、れおなはお安い御用と言わんばかりに胸を張った。
ますき「おい!これって···」
おれい「矢文···だね。···これは!?」
カサッ···
飛んできた矢には文が付けられていた。そこに書かれたのは···
『お助け小僧 ここに見参』
ちゆ「お助け小僧ですって!?何処にいるのよ!?」
お助け小僧が見参した事で怒りながらも周りを警戒する。すると突然!
ヒュゥゥゥゥ······ドーーーン!
ちゆ「What happened!?一体何事!?」
れおな「外の方からです!」
外の方から大きな音が聞こえてきた。れおなが窓側の障子を開けると···
ヒュゥゥゥゥ······ドーーーン!
ヒュゥゥゥゥ······ドドーーーン!ドーーーン!
綺麗な花火が豪快に上がっていた。
※屋敷の外
同心の蘭「は、花火!?」
つぐ吉「親分!お助け小僧は屋敷に忍び込む前に必ず花火を上げるようですぜ!!」
同心の蘭「ついに現れやがったな!」
屋敷の外で警戒していた蘭とつぐ吉は突然上がった花火に驚く。
※再び屋敷ちゆの部屋
おれい「花火!?」
ますき「おおーすげぇなぁ!」
れおな「綺麗です〜♪」
ちゆ「呑気な事言ってんじゃないわよ!」
ちゆ達が花火に気を取られていた···その時!
お助け小僧「隙ありでございやす!」
ボンッ!ボンッ!ボボンッ!!
ちゆ「今度は何!?ゴホッゴホッ!」
おれい「煙!?ゴホッ!」
何処からともなく、お助け小僧が現れて部屋一面に煙玉を投げた。大量の煙にちゆ達は苦しそうにむせている。
おモカ「金庫は頂戴致す〜♪」
巴さん「ごめんなすって!」
ガガンっ!
ちゆ「What's!?」
ますき「なんだと!?」
その隙をついておモカと巴さんが、屋敷の財産が全て入った金庫をそのまま持って行った。
おれい「者共!であえ!であえ!お助け小僧だ!捕らえろ!!」
カランカランカランカラン!
手下達「おおおおおー!」
おれいは鐘を鳴らして、手下達にお助け小僧を捕えるように命ずる。
お助け小僧「これをくらうでござんす!」
バッ!ジャラジャラ!
グサッ!!!!
手下達「痛っ!?」
お助け小僧は、自分を捕らえようとするちゆの手下達に対してまきびしを撒いた。それが足に刺さって痛がる手下達。
お助け小僧「それじゃ、ごめんなすって!」
ダッッッ!
おモカ「さらば〜!」
巴さん「あばよ!」
ダッダッダッ!
ちゆ「待ちなさーい!おれい!ますき!れおな!奴等を捕まえるわよ!Let's Go!」
おれい「はい!」
ますき「おぅ!」
れおな「お任せください!ちゆ様!」
その隙をついて逃げ出すお助け小僧御一行。それを追うちゆ御一行。
※屋敷の外
同心の蘭「屋敷が慌ただしくなったぜ!」
つぐ吉「お助け小僧が現れたようですぜ!」
屋敷の外にいた同心の蘭と岡っ引きのつぐ吉が屋敷内の騒ぎを聞き、お助け小僧が現れた事を察知する。するとそこに···
ダッダッダッ!
お助け小僧「おっと!奉行所の方々!」
おモカ「屋敷の金品は頂戴した〜」
巴さん「あばよ!」
お助け小僧達が金庫を持って逃げ去ろうとする。
同心の蘭「逃がすか!」
つぐ吉「お縄を頂戴いしやす!」
ダッダッダッ!
それを追いかける蘭とつぐ吉。
ちゆ「逃さないわ!」
ザッッッッ!
お助け小僧「おっと?囲まれてしまいやしたが···」
ちゆ達もやって来て、お助け小僧達を包囲する。もはや逃げ場が無い。
お助け小僧「仕方ねぇ!忍法!」
おモカ「お〜!忍法〜!」
巴さん「おっしゃあ!忍法!」
同心の蘭「何っ!?」
ちゆ「What's!?」
するとお助け小僧達は忍びの構えをとった。そして!
お助け小僧「西洋餅の乱舞!」
おモカ「それ〜!」
巴さん「ソイヤ!」
シュッッッッ···パクッ!!!!
同心の蘭·つぐ吉「ふぐっ!?」
ちゆ·おれい·ますき·れおな「んんっ!?」
お助け小僧達は、大量のパンをその場にいた皆の口めがけて思いきり投げて、全員の口にパンが咥えられた。すると···
同心の蘭·つぐ吉「美味しい···♪」
ちゆ「Delicious···♪」
全員パンの美味しさに戦意を喪失してしまった。そして、お助け小僧達はその隙をついて逃げ出した···
こうして、お助け小僧は仲間達と共に悪徳大名ちゆの屋敷から大量の金品を盗み出す事に成功した。そして···!
※翌朝の銭湯屋
銭湯屋の六花「こ···これは!?大量の小判が···!?それにこれは···女将さんの病を治す薬!?···はっ!?まさか···!?お助け小僧って······!?」
翌朝の銭湯屋、六花が起きると枕元には大量の小判と女将さんの病気を治す薬が置いてあった。それを見た六花は全てを察した。借金や女将さんの病気の事は陽吉にしか話していない。そして、六花は急いで城下町の万屋に向かった。その途中の瓦版には···
『悪徳大名ちゆ 数多くの悪行三昧が明るみになりお縄につく』
···っと、書いてあった。実はお助け小僧達が盗んだ金庫の中には、悪徳大名ちゆの悪行三昧の証拠も入っていた。お助け小僧はそれら全てを密かに奉行所に送った。そして、それを元に奉行所はちゆを捕らえたのだ。その後、ちゆは打首の刑に処された。
※城下町の万屋
陽吉「さーて!今日も仕事しやすか!」
万屋では、陽吉が仕事に背伸びをして仕事に向けて気合いを入れていた。そこに···
銭湯屋の六花「陽吉さん!」
陽吉「おや?六花さん!おはようごぜいやす!」
六花が現れた。陽吉が六花に挨拶をした。
銭湯屋の六花「あの···!色々とありがとうございました!なんとお礼をしたらよいか···」
六花は涙目になりながらも陽吉にお礼を言ったが···
陽吉「はて?何の事やら?あっしは何もしてないでござんすよ!やったのはお助け小僧でござんすから!」
陽吉はとぼけた表情でそう言った。
銭湯屋の六花「陽吉さん···////////////////」
それを聞いた六花は陽吉を見つめて···2人は見つめ合いながら距離を縮めた。そして······
あこ「おーい!ロック!!」
明日香「起きなって!」
六花「···へっ?」
あこ「やっと起きた!」
六花「あこちゃん?明日香ちゃん?···あれ?ここは···教室?」
明日香「そうだよ。帰りのホームルームからずっと寝てたよ。」
六花「じゃあ···今までのは···夢だったんだ···」
時は現代···羽丘女子学園1年A組の教室では、下校時間になっても帰らず机に突っ伏して寝ている六花をクラスメートのあこと明日香が起こした。そう···今までの話は六花が見た夢だったのだ。
あこ「どんな夢を見てたの?」
あこが六花が見てた夢の内容が気になったので問いかけた。
六花「え~と···陽斗くんが鼠小僧になって大活躍する夢//////////////」
明日香「はっ?」
あこ「鼠···小僧···って何?」
六花の返答に明日香とあこがポカンっとした。その後、六花が見た夢物語を元にCiRCLEで時代劇ライブが開催されたのはまた別の話である······
お助け小僧の話でした。
最近スランプ気味でネタ切れ状態なので投稿が少し遅れました。
次回以降の話はまだ未定ですが、ネタが思いつき次第書いて投稿したいと思います。
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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