お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE 作:シュステーマ・ソーラーレ
まぁ···ただで済むわけありません(笑)
陽斗君が活躍します!
ガールズバンド時代と呼ばれている世の中。数多くのガールズバンドが群雄割拠する中で、聖地となっているライブハウス『CiRCLE(サークル)』でアルバイトをしている主人公の松原陽斗。
最強のエンタメガールズバンド『ハロー、ハッピーワールド!』、通称『ハロハピ』のドラム担当である松原花音の弟である。
様々な危機的状況からCiRCLEを利用しているガールズバンドのメンバーを助けた事から好意を寄せられて猛烈なアプローチを受けている。
今回の話は、姉の花音が通う花咲川女子学園の卒業式に陽斗がやって来た話である。
3月某日。花咲川女子学園では今日卒業式が行われる。ガールズバンドのメンバーでは、パスパレの丸山彩と白鷺千聖、Roseliaの氷川紗夜と白金燐子、そしてハロハピの松原花音が卒業する。
ちなみに同日、羽丘女子学園でも卒業式が行われており、Roseliaの湊友希那と今井リサ、パスパレの氷川日菜と大和麻弥、そしてハロハピの瀬田薫が卒業を迎える。
※花咲川女子学園高等部·体育館前
彩「うぅ~!今日で卒業かぁ~!寂しいよぅ〜〜!!」
花音「ふぇぇぇぇ〜!あ、彩ちゃん!泣かないで〜〜!!」
卒業式当日。花咲川女子学園の体育館前では、彩が卒業する寂しさのあまりに泣いている。それを慰めようとするが、思わずもらい泣きする花音。
千聖「もう、あなた達は···」
その様子を見ていた千聖は呆れながらも寂しい表情を隠しきれない。するとそこに···
松原母「花音!」
花音「あっ!お母さん!!」
花音の母親がやって来た。娘の卒業を見届ける為に来たのだ。
松原母「花音!彩ちゃん!千聖ちゃん!卒業おめでとう!!」
花音「お母さん、ありがとう〜!」
彩「ありがとうございます〜!」
千聖「ありがとうございます···!」
花音の母親が3人の卒業を祝福すると、花音と彩は涙目になりながらもお礼を言った。千聖も、泣きそうになるのを必死に堪えてお礼を言う。
花音「あれ?お父さんは?」
松原母「ああ···急な仕事が入ったからって行けなくなっちゃって···」
花音「そ、そうなんだ······」
すると、花音が父親の事を聞くと、母は急な仕事が入って卒業式に来れなくなった事を伝えた。それを聞いた花音が落ち込んだ。
松原母「大丈夫!代わりの人を連れてきたから!!」
花音「代わりの人?」
それを見た母が、心配ないと言わんばかりな顔になり、父の代わりになる人を連れてきたと言う。その代わりとは勿論!
陽斗「姉さん!彩さん!千聖さん!ご卒業おめでとうございます!!」
花音「は、陽斗君!?///////////////」
彩·千聖「!!?////////////////」
花音の弟···陽斗だった!
花音「な、なななな何で陽斗君がここに!?学校は!?」
何故陽斗が花咲川の卒業式に来れたのかを聞いた。
陽斗「えっ?ボクの学校は昨日卒業式だったから、今日から春休みに入ったんだ!だから今日の卒業式に来れるって言ったけど···」
松原母「花音···あなた、昨日は卒業式の事で頭いっぱいだったから覚えてなかったのね···」
すると陽斗はキョトンとしながらも、自分が通っている高校が昨日卒業式を迎えたので、陽斗は今日から春休みに入ったのだ。
なので、陽斗は花音の家族として卒業式に来れる事を昨日花音に伝えたはずだったが、花音は卒業式の事で頭がいっぱいになっていたので聞いていなかった。その為に、陽斗が卒業式に来れる事を知らなかったのだ。
花音「あっ···//////////そういえば昨日陽斗君とお母さんが何か言ってたような······/////////////////」
カァァァ······
花音が、昨日の事を思い出して恥ずかしさのあまりに、顔がトマトのように赤くなっている。
彩「花音ちゃん···」
千聖「もう、花音ったら···」
そんな花音を見て呆れる彩と千聖。
松原母「それじゃあ、私達は先に体育館で待っているからね?」
松原母は、そう伝えて先に体育館に入っていった。
陽斗「じゃあ、後で!あっ!そうだ!忘れないうちに!はい!姉さん!彩さん!千聖さん!」
サッ!
陽斗は体育館に入る前に持っていたある物を3人に渡した。それは···
花音「陽斗君···♡この花って···♡」
彩「スイートピーだ♡綺麗〜♡」
千聖「陽斗···♡ありがとう♡」
『門出』『飛躍』『優しい思い出』等の花言葉がある花『スイートピー』だ。陽斗はそれを1輪づつ3人に渡した。
陽斗「姉さん!彩さん!千聖さん!改めて卒業おめでとうございます!これからもよろしくお願いします!!」
キラキラ☆ニコッ♪
花音·彩·千聖「っ♡♡♡」
トゥンク♡♡♡
キューーーーーン♡♡♡
そして、改めて3人に卒業を祝福する言葉を送って胸をトキメキさせた。それから陽斗は体育館に入っていった。
花音「陽斗くーん♡お姉ちゃん、嬉しいよぅ〜♡♡もう一生お婿さんに行かせないからね♡♡♡そうだ!卒業したら皆で陽斗君と同棲しようね♡♡♡♡」
千聖「そうね♡陽斗を何処かの泥棒猫に取られる訳にはいかないわ♡♡私達と一生過ごしてもらうわ♡♡♡フフフフフフフフ♡♡♡♡」
彩「うわぁ~♡それいいね♡♡もう私達以外の事しか考えられないようにしないとね♡♡♡陽斗君···カクゴシテネ♡♡♡♡」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ♡♡♡
3人がダークネスヤンデレオーラ全開になり、邪な欲望に満ちた事を考えている事を知らずに······
※花咲川女子学園の体育館
香澄「燐子先輩!紗夜先輩!卒業おめでとうございます!!」
こころ「卒業おめでとう!燐子!紗夜!今日は、皆が最高の笑顔になれる卒業式にしましょう!♪」
燐子「あ···ありがとう···ございます······!」
紗夜「戸山さん、弦巻さん···ありがとうございます!」
体育館の中では、在校生である2年生の香澄とこころが、卒業する燐子と紗夜に祝福の言葉を伝えていた。
沙綾「今日で3年生も卒業だね···」
イヴ「寂しいです···」
りみ「そうだね···」
はぐみ「でも、CiRCLEとかで何時でも会えるよ!」
たえ「うん!だから大丈夫だよ!!」
沙綾とイヴとりみが、もうすぐ卒業を迎える3年生達の事を思い寂しくなる。そんな3人を励ますはぐみとたえ。
有咲「香澄ー!皆も、そろそろ卒業式始まるから自分の席につけよ!」
美咲「こころ達も早くね!」
香澄·こころ「はーい!♪」
今まで卒業式の準備をしていた有咲と美咲が香澄達にもうすぐ卒業式が始まるから席につくように伝えた。
こうして、花咲川女子学園高等部の卒業式が始まった···
燐子「あれ?白鷺さん、そのスイートピーは···?」
千聖「ふふふ♡燐子ちゃんも後で貰えるわ♡♡」
燐子「?」
席が隣り同士の燐子が千聖に何故スイートピーを付けているのかを聞いた。それに対して千聖はいたずらっぽく笑って答えた。
※卒業式·卒業証書授与
有咲「白鷺千聖!」
千聖「はい。」
卒業式が問題なく進行していき、卒業証書授与の時を迎えた。千聖の出番となり千聖が壇上にいる校長先生の元まで歩いて卒業証書を受け取った。
パチパチパチ!
生徒や先生、保護者や来賓から惜しみない祝福の拍手が送られた。
陽斗(千聖さん!卒業おめでとうございます!!)
勿論、その中には陽斗もいる。
千聖(ありがとう♡未来の旦那様♡♡フフフフフフフフ♡♡♡)
ニコッ♡
客席から陽斗を見つけた千聖は、営業スマイルでも微笑みの鉄仮面的な笑顔でもない、恋する乙女の微笑みを陽斗に向けた。
陽斗(千聖さん···ボクに向かって微笑んでる···なんか恥ずかしいな///////////////////////)
千聖のラブスマイルに思わず恥ずかしくなる陽斗。
有咲(千聖先輩···何か凄い嬉しそうだな···って!?あそこにいるのって陽斗!?/////////////////)
壇上の隅で進行役をしている有咲は、やけに嬉しそうに微笑む千聖に疑問を抱いて千聖の目線の先にある方を見た。そこには陽斗の姿があった。
有咲(何で陽斗が!?////////あっ!花音先輩の弟だからか?だとしても···ヤベエ!ちくしょー!///////////何の連絡も無しに来るなよー!///////////////////////)
香澄『なんか有咲慌ててない?』
美咲『確かに···どうしたんだろ?』
はぐみ『あーちゃん、どうしたのかな?』
たえ『さぁ?』
陽斗の姿を見た有咲は、急に恥ずかしくなって慌てふためく。それを見ていた香澄達は不思議がる。
※『』内では小さい声でひそひそ話をしている
有咲「白金燐子!」
燐子「はい···!」
燐子の番になり壇上にいる校長先生の元まで歩いて卒業証書を受け取った。そして、客席を見た燐子の目には···
陽斗(燐子さん!卒業おめでとうございます!)
パチパチパチ!
燐子(は···陽斗君!?何で···そっか···♡私達の卒業を見届けに来てくれたんだ···♡♡優しいな······♡♡♡お礼に後でイケナイ事してあげないと······♡♡♡♡)
ゴゴゴゴゴゴゴゴ♡
当然、陽斗の姿が見えた!それを見た燐子は嬉しくなり、思わずヤンデレラブオーラを出した。
陽斗(何か燐子さんから凄まじいオーラを感じる···)
客席に陽斗も凄まじいと感じる位に···
有咲(燐子先輩···陽斗を見つけたな···まぁ···気持ちは分かるけど···♡)
有咲は既に陽斗が来てる事が分かっているので、今の燐子の気持ちが分かっていた。
有咲「氷川紗夜!」
紗夜「はい!」
紗夜の出番になり、壇上にいる校長先生の元まで歩いて卒業証書を受け取った。そして、紗夜が客席を見ると···
陽斗(紗夜さん!卒業おめでとうございます!!)
パチパチパチ!
紗夜(陽斗君!?何でここに!?···私達の卒業を見届けに来たのですね···♡もう、陽斗君は···♡♡ありがとうございます···♡♡♡後で···フフフフフフフフ♡♡♡♡)
ゴゴゴゴゴゴゴゴ♡
卒業を祝福する陽斗の姿を見かけたので当然、燐子と同じようにヤンデレラブオーラを出した。
陽斗(紗夜さんまで···多分ボクが原因だよね···)
陽斗は薄々だが燐子と紗夜がヤンデレラブオーラを出している原因が自分である事に気づいてる。
沙綾(なんか先輩達の様子がおかしいな···)
美咲(先輩達があんなになる理由···)
沙綾と美咲は様子がおかしい事に気がついている。そして!
沙綾·美咲(まさか、陽斗がここに来てる!?)
陽斗が卒業式に来ていると確信した!
※数分後
有咲「松原花音!」
花音「はい!」
卒業証書授与はどんどん進んでいき、ついに陽斗の姉である花音の番になった。花音は、壇上にいる校長先生の元まで歩いて卒業証書を受け取った。
陽斗(姉さん、卒業おめでとう!)
パチパチパチ!
松原母(あの花音がついに高校卒業かぁ···早いものね。)
陽斗は花音の卒業を祝福して、母親も涙目になりながら娘の成長を嬉しく思う。
花音(陽斗君···お母さん······エヘヘへ♡)
花音も、最愛の弟である陽斗や母親が自分の卒業を祝福してくれている事に喜びを感じた。そして、自分の席に戻ろうと壇上の階段を降りようとした···その時!
ガッッッ!
花音「あっ!?ふぇぇぇぇ〜!?」
フラッッッ···
有咲「あっ!?花音先輩!?」
千聖·松原母「花音!?」
美咲「花音さん!?」
階段から足を踏み外して落ちそうになってしまった。このままだと壇上の下に落下してしまう。
陽斗「姉さん!危ない!!」
ヒュッ···ザッ!ガシッッッッ!!
花音「あっ♡//////////////」
そんな花音のピンチを救ったのは勿論陽斗だ。
地面自体を縮めることで距離を接近させ、瞬時に相手との間合いを詰めたり、相手の死角に入り込む体捌き、『縮地』で、花音の所まで一瞬にして移動して、落下する花音を抱き止めた。
陽斗「ふぅ···姉さん、大丈夫?」
花音「う、うん!大丈夫♡ありがとう♡♡陽斗君♡♡♡」
陽斗は花音をお姫様抱っこしたまま無事を確認する。花音は目がハートマークになりながらも、陽斗に無事だという事をアピールする。すると···
香澄「あ〜!?陽斗君、来てたんだ!♪♡」
たえ「陽斗···やっぱりカッコイイね♡」
りみ「陽斗くーん♡」
沙綾「やっぱり陽斗が来てたんだ···♡」
有咲「お、おい!/////////大丈夫か?♡////////////」
こころ「あら♪陽斗!来てたのね♡」
はぐみ「はるくーん♡かのちゃん先輩を助けてくれてありがとう♡♡」
美咲「陽斗···やっぱり来てたんだ···♡」
イヴ「カノンさんをお助けするハルトさん···♡やはりステキです♡♡ブシドー♡♡♡」
彩「陽斗君〜♡やっぱりかっこいい〜〜♡♡かっこいいよぅ〜〜♡♡♡」
千聖「花音···無事でよかったわ···ありがとね陽斗♡お礼にイイ事してア♡ゲ♡ル♡♡」
紗夜「陽斗君···全くあなたという人は···♡」
燐子「やっぱり陽斗君好き♡好き♡好き♡好き♡好き♡好き♡好き♡好き♡好き♡好き♡ア♡イ♡シ♡テ♡ル♡♡♡フフフフフフフフ♡♡♡♡」
花音「陽斗君♡大好き♡♡もう誰かのお婿さんにはゼッッタイに行かせないからね♡♡♡私だけの弟クン♡♡♡♡」
陽斗「ええっ!?//////////ちょっと待ってくださーい!!///////////////」
ワーキャー!ワーキャー!!
陽斗と花音の元に、ガールズバンドのメンバー達が一斉に集結して、陽斗に迫ってきた。
松原母「あらあら···♪陽斗ったら随分と罪作りな子に育ったわね♫」
こうして、花咲川女子学園の卒業式は、ちょっとしたトラブル(?)はあったものの無事(??)終了した。この後、陽斗は花咲川のガールズバンド達と羽丘女子学園まで行き卒業を祝福しに行った···
友希那「ありがとう···陽斗♡お礼に私を好きにしていいわよ♡♡私はもう陽斗に全てを賭けているのだから♡♡♡フフフフフフフフ♡♡♡♡」
リサ「ありがとう〜♡お姉さん、感動しちゃった♡♡お礼にこれからアタシ達とイイ事しようね〜〜♡♡♡」
日菜「ハルくーん♡ありがとう〜〜♡♡お礼にるんっ♪♡ってするイケナイ事してあげるね♡♡♡」
麻弥「ありがとうございます!♡お礼にジブンの自慢のモノで気持ちいい事してあげますね♡♡フヘ♡♡♡フヘヘヘヘヘヘヘ♡♡♡♡」
薫「ありがとう···陽斗♡これはまさに天使からの贈り物だね♡♡お礼に我が身を全て君に捧げよう···♡♡♡」
そして卒業生達からお礼をたっっっぷりと受ける事になった陽斗であった···
卒業式でも、いつも通りの展開になります(笑)
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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