お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE 作:シュステーマ・ソーラーレ
第58話〜卒業記念に温泉旅行·プロローグ
大ガールズバンド時代と呼ばれている世の中。数多くのガールズバンドが群雄割拠する中で、聖地となっているライブハウス『CiRCLE(サークル)』でアルバイトをしている主人公の松原陽斗。
最強のエンタメガールズバンド『ハロー、ハッピーワールド!』、通称『ハロハピ』のドラム担当である松原花音の弟である。
様々な危機的状況からCiRCLEを利用しているガールズバンドのメンバーを助けた事から好意を寄せられて猛烈なアプローチを受けている。
今回の話は、前回の話で卒業を迎えた陽斗の姉である花音が陽斗と卒業記念旅行に行こうと決めた事から始まった騒動の話である。
※とあるマンションの1室
陽斗「よいっしょと!この荷物はこっちでよかったんだよね?」
花音「うん!ありがとう、陽斗君♡」
千聖「本当に助かるわ、ありがとう陽斗♡」
彩「やっぱり頼りになるなぁ~♡陽斗君は···えへへ♡」
春休みが始まったばかりの日。陽斗は、とあるマンションの1室で姉の花音と花音の親友である千聖と彩に頼まれて引っ越しの手伝いをしていた。
実は、彼女達の実家から大学までは結構遠く、特に方向音痴の花音や電車の乗り継ぎが苦手な千聖にはキツイので、大学近くのマンションに引っ越して同居する事になったのだ。
花音「陽斗君♡今日から、このマンションで私達と陽斗君の4人で一緒に暮らすんだよ♡♡」
千聖「これからよろしくね♡陽斗♡♡」
彩「よろしくね♡は♡る♡と♡君♡♡」
陽斗「は···はい···」
当然、愛する陽斗も一緒に暮らす事になった。こうなった訳は···
※回想シーン↓
※花咲川女子学園卒業式の翌日·松原家の浴室
花音「陽斗君?♪お姉ちゃんね···大学近くのマンションに千聖ちゃんと彩ちゃんと一緒に暮らす事にしたの···当然、陽斗君も一緒に暮らすよね?♫···嫌だって言ったら······オネエチャン、ナニするかワカラナイからね?♡」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!♫♡
陽斗「分かったから、電気クラゲが入ってる風呂に入れようとしないでよー!?」
卒業式の翌日、陽斗は花音によって拘束されて、自分達と一緒のマンションで暮らさないと、電気クラゲが入ってる風呂に入れると脅されたから···
ちなみに松原姉弟の親は、花音のヤンデレっぷりを見て色々諦めたという···
※回想シーン終了↑
陽斗(つまり···そういうことさ···って、薫さんなら言いそうだな······)
花音達と一緒に暮らす事になった理由を思い出すように遠い目をする陽斗。
彩「そうだ!卒業記念旅行の件はどうなったの?」
千聖「ええ、大丈夫よ。燐子ちゃん達も参加出来るそうよ。」
花音「わぁ!よかった~!」
すると彩が、卒業記念旅行の事について千聖に確認をした。
千聖は自分達と同じ花咲川の卒業生であり、ガールズバンド仲間である氷川紗夜と白金燐子が卒業記念旅行に参加出来ると伝えた。それを聞いて花音は喜んだ。
陽斗(何か嫌な予感が···)
しかし、陽斗は嫌な予感がした。当然、その予感は当たっていた···
花音「もちろん、陽斗君も一緒に来るんだよ♡」
千聖「荷物持ち兼ボディーガードとしてね♡」
彩「よろしくね♡」
陽斗「やっぱり······」
やはりというべきか、陽斗も一緒に卒業記念旅行に行く事が(勝手に)決まっていた···
※翌日のCiRCLE
陽斗「はぁ~···もう勝手に決めないでほしいな···」
翌日のCiRCLE受付カウンターでは、陽斗がいつも通りに受付業務を行っていた。
しかし、陽斗は花音達の卒業記念旅行に自分を連れて行く事を勝手に決めた事に呆れていた。するとそこに···
友希那「こんにちは、陽斗。」
紗夜「陽斗君、こんにちは。」
リサ「ヤッホー♪陽斗♫」
あこ「我が大魔姫あこ···聖なる音響の宴の場に···え~っと·····」
燐子「降臨···」
あこ「降臨する!···っというわけで陽斗クンこんにちは〜♪」
燐子「こんにちは···陽斗君······」
陽斗「あっ!いらっしゃいませ!!」
Roseliaが現れた。今日は、第1スタジオでRoseliaがバンド練習をするのだ。
あこ「陽斗クン!旅行楽しみだね♪」
すると、あこが陽斗に向かって満面の笑顔で旅行の事について喋った。
陽斗「えっ?あこちゃんも行くの?」
それに対して陽斗は、あこも旅行に行くのかと尋ねた。
友希那「当然よ。あこはRoseliaのドラマーだから。」
紗夜「本当は卒業生ではないのですが···だからといって連れて行かないのは酷なので。」
リサ「仲間外れはよくないからね!」
あこ「皆〜!」
燐子「よかったね···あこちゃん···」
すると友希那達が陽斗の質問に答えた。
あこは本来、卒業生ではないが、Roseliaのメンバーとして仲間外れにする訳にはいかないので、特別に旅行に参加する事が出来たのだ。
陽斗「そうなんだ!よかったね!!」
あこ「うん!皆と旅行に行けるなんて嬉しいよ!♪」
あこが旅行に行ける事を喜んで陽斗に話していた···その時!
蘭「湊さん···旅行って、どういう事ですか?」
モカ「聞き捨てならないですなぁ〜···リサさーん···」
ひまり「陽斗も一緒に行くんですか!?」
巴「あこ···どういう事なのか説明してくれるか···?」
つぐみ「陽斗君···旅行ってナンナノカナ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
陽斗「うわぁ!?」
あこ「おねーちゃん!?」
いつの間にか、Roseliaの後ろにはAfterglowがいた。彼女達も今日、バンド練習の為に第2スタジオの予約を入れていた。
全員、陽斗がRoselia(その他に卒業生がいるガールズバンド)と一緒に卒業記念旅行に行く事に怒りを露わにしている。
友希那「···あら?美竹さん、いつの間にそこにいたの?今の話を盗み聞きするなんて関心しないわね。」
蘭「···湊さんこそ、何を勝手に陽斗を自分達の旅行に連れて行こうとしてるんですか?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ···!
友希那と蘭が全身から凄まじいオーラを出して対峙している。それは他のメンバーも同じで···
モカ「リサさーん···モカちゃん達を差し置いてハル君を旅行に連れて行くなんて、そんなズルい事させませんよ〜···」
リサ「何でモカ達の許可がいるのかなぁ〜···?」
ひまり「陽斗はAfterglowのモノだからですよ~!だから手を出さない下さい!!」
燐子「違います···陽斗君は私達Roseliaのモノです···だから···旅行に連れて行くのは当然です···!」
巴「何、勝手な事言ってるんですか?陽斗は渡しませんよ?」
あこ「それはこっちの台詞だよ!」
紗夜「こうなったら···陽斗君がどちらのバンドのモノなのかをはっきりさせる必要がありますね······!」
つぐみ「そうですね···陽斗君は絶対に譲りませんよ······!」
バチバチバチバチバチ!
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
どちらのバンドも陽斗を譲る気は毛頭無く、激しくバトルの火花をちらしている。
陽斗「ちょ、ちょっと!店の中で喧嘩は止めて下さい!!」
陽斗が慌てて止めようとした···その時!
こころ「話は全部聞かせてもらったわ!」
陽斗「うわぁ!?こころさん!?」
突然現れたのはハロハピのリーダーである弦巻こころだった。
こころ「大丈夫よ!皆で旅行に行けるようにしたわ♫」
Roselia·Afterglow「っ!?」
こうして、こころの鶴の一声的な発言でRoseliaとAfterglowの争いは急に終わりを告げたのだった···
※旅行当日·バスターミナル
香澄「これから、温泉旅行に行きまーす!」
こころ「みんなー!行くわよ〜♪」
ガールズバンドの皆「おー(はい)!」
陽斗「結局、花咲川と羽丘のガールズバンドと旅行に行く事になるなんて···しかも······」
まりな「皆の保護者として私も行く事になったよ♡」
明日香「お姉ちゃんに誘われて来ちゃった···♡」
六花「私も香澄先輩に···楽しみだね♡」
旅行当日のバスターミナルには、陽斗と花咲川、羽丘のガールズバンド、羽丘の在校生として朝日六花と戸山明日香。そして、皆の保護者としてCiRCLEの月島まりなが集合していた。
こころの実家である弦巻財閥が高級温泉旅館を予約して花咲川と羽丘の卒業生と在校生全員が旅行に行けるようにしたのだった。
陽斗「どうしていつもこんな事になるんだろう···」
そんな陽斗の不安をよそに···
沙綾(陽斗と一緒に温泉旅行行けるなんて···フフフフフフフフ♡)
つぐみ(陽斗君の身体を隅から隅まで洗いたい···フフフフフフフフ♡)
千聖(陽斗···私がよーーく洗ってあげるわ···カクゴしなさい···フフフフフフフフ♡)
燐子(陽斗君と一緒に温泉···陽斗君の身体を洗って·······フフフフフフフフ♡)
花音(陽斗君···お姉ちゃんが隅々まで洗ってあげるからね···フフフフフフフフ♡)
六花(陽斗くんと温泉に入れる···でら楽しみや〜···フフフフフフフフ♡)
ガールズバンド達は陽斗を狙っていた···どうなる陽斗!?
卒業記念旅行の話は、花咲川、羽丘の卒業生を中心とした話となります!
投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。
それでは次回もよろしくお願いします。
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