お助けマンな弟〜IF·STORY·CiRCLE   作:シュステーマ・ソーラーレ

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今回からMyGO!!!!!が本格的に登場します!





お助け記録〜MyGO!!!!!
第82話〜MyGO!!!!!のボーカルを再びお助け


大ガールズバンド時代と呼ばれている世の中。数多くのガールズバンドが群雄割拠する中で、聖地となっているライブハウス『CiRCLE(サークル)』でアルバイトをしている主人公の松原陽斗。

 

最強のエンタメガールズバンド『ハロー、ハッピーワールド!』、通称『ハロハピ』のドラム担当である松原花音の弟である。

 

様々な危機的状況からCiRCLEを利用しているガールズバンドのメンバーを助けた事から好意を寄せられて猛烈なアプローチを受けている。

 

それは陽斗がCiRCLEバイト2年目に突入しても変わらなかった。むしろ、より一層陽斗に対するスキンシップが激しくなっている。

 

そんな大変な状況になった陽斗だが、それなりに楽しくいつも通り毎日を過ごしている。

 

今回の話は、そんな陽斗がMyGO!!!!!のボーカルを再び助ける話である。

 

 

陽斗がバイトしているライブハウスCiRCLEには2号店···所謂、姉妹店が存在する。それがライブハウス『RiNG(リング)』だ。

 

そして、そのRiNGを拠点としてバンド活動をしている者達がいる。それが、『迷う事を迷わない』『迷子でも進め』というメンバーの決意の表れが曲に出ているガールズバンド『MyGO!!!!!(マイゴ)』である!

 

※ライブハウスRiNGのスタジオ

 

燈「はぁー···」

 

椎名立希「どうしたの燈?ため息なんかついて···何か嫌な事あった!?」

 

燈「···えっ?うぅん。何でもないよ···」

 

長崎そよ「何でもない訳ないでしょ?もう5回目よ、ため息をつくの。」

 

燈「ほ、本当に何でもないよ!」

 

愛音「悩みがあるなら言ってよ〜!仲間なんだし!」

 

燈「うん。大丈夫···」

 

要楽奈「ふ〜ん···」

 

ある日の事。RiNGのスタジオでは、MyGO!!!!!のメンバーがバンド練習をしていた。

 

しかし、ボーカル担当の高松燈の様子がおかしい。元気が無くため息をついてばかりいる。

 

そんな燈をメンバー達は心配している。ここで、MyGO!!!!!のメンバーを紹介しておこう···

 

※前回で初登場した燈と愛音は省略する

 

椎名立希···MyGO!!!!!でドラムや作曲を担当している。

 

1人でいることが好きな一匹狼で口が悪く、RiNGの中に併設してあるカフェでアルバイトをしているが、気に入らない客がいると舌打ちをする等、接客態度はお世辞にも良くはない。

 

ただし、本当は面倒見はいい方であり、特に同じバンドメンバーの燈を常に気にかける優しさを持っている所謂ツンデレガールなのだ。

 

要楽奈···MyGO!!!!!のリードギター担当。花咲川学園中等部3年生で、MyGO!!!!!のメンバーの中では唯一の中学生。

 

右目の瞳が金色、左目の瞳が水色のオッドアイが特徴だ。

 

祖母から譲り受けたギターをケースに入れて、カートを引き摺ってライブハウスRiNGにやって来ては練習している。

 

何の前触れもなく、突然ギターを演奏してしまったり、誰にも言わずに突然ライブ直前に居なくなったりと超が付く程にマイペース。

 

猫のように気まぐれかつ行動が読めない事から、同じメンバーの椎名立希から『野良猫』と呼ばれている。

 

興味があるものには積極的だが、興味が無いものにはとことん無関心な自由人。

 

口癖は気に入った時に発する『おもしれー女』で、主に同じメンバーの高松燈に言っている。

 

スマホを使いこなせず、既読メールやメッセージの消し方もわからず、自分からメールの送信も返信も出来ない機械音痴。

 

抹茶と蕎麦が大好物で、抹茶味の飴を舐めずに歯ですぐに噛む、蕎麦を自分の分だけ用意して持ち込む等、食に妥協しない独自のポリシーがある

 

長崎そよ···MyGO!!!!!のベース担当で、由緒正しきお嬢様学校である月ノ森女子学園高等部の1年生だ。吹奏楽部所属でコントラバスを演奏している。

 

いつも穏やかな雰囲気のお姉さん的な存在のため、誰にでも優しく、周りから頼られることが多い。

 

一見すると誰にでも親切な常識人に見えるが、心に隠された禁忌に抵触されると変貌する。そうなると平気で嘘をついたり腹黒くなる。

 

考え事をしながら指先をいじる癖があるが、感情が高まると手の指が動く癖がある。

 

以上がMyGO!!!!!だ。

 

燈(松原陽斗さん···あれから一度も会えてない···はぁ···)

 

そんなMyGO!!!!!のメンバーが心配している燈の悩み。それは恋の悩みである···

 

燈は数日前、クラスメイトの愛音に誘われて、通っている羽丘女子学園のスキー合宿に行った。

 

そこで燈は、たちの悪いDQNナンパ男達に絡まれて困り果てていた。

 

そんな燈を助けてくれたのが、丁度同じスキー場に来ていた陽斗だった。

 

得意の格闘技で、DQNナンパ男達を退けて自分を助けてくれた陽斗に燈は一目惚れしたのだ。

 

それから燈は、改めて陽斗にお礼がしたいと思っていた。しかし、陽斗の名前しか聞けなかった燈は、陽斗が何処にいるのか分からず、スキー合宿以来一度も会えていない。

 

燈は、初恋の人である陽斗に会ってちゃんとしたお礼が出来ていない事を悩んでいたのだ。

 

※RiNGのカウンター

 

スタジオ使用終了時刻になったので、手続きを済ませて帰ろうとするMyGO!!!!!のメンバー。

 

燈「·················」

 

愛音『結局、ともりん全然集中出来てなかったね···』

 

そよ『歌詞間違えるし、歌うタイミングもズレてたしね···』

 

立希『絶対におかしい···』

 

楽奈(今のともり。つまらねー女の子。)

 

そんな中、愛音達は今日のバンド練習で全然集中出来てなかった燈を不審に思う。

 

※愛音と立希とそよは『』内で、ひそひそ話をしている。

 

 

 

この後、燈を心配した立希が彼女を家まで送った。その間、立希が燈に何かあったのかと聞いたが燈は何も答えなかった···

 

※翌日

 

燈「はぁー···昨日は皆に心配かけちゃったな···」

 

翌日、燈は1人で歩いていた。この日は休みで何も予定が無く、家にいるのも憂鬱なので外に出たのだ。

 

しかし、自分のせいでMyGO!!!!!のメンバーに心配をかけてしまった事を気に病み、元気が無くため息をついている。

 

立希「燈···やっぱり今日も元気ない···」

 

愛音「何を悩んでるんだろ〜?」

 

そよ「あなた達···燈ちゃんが心配だからって尾行するなんて···まぁ、私も心配だから人の事言えないけど···」

 

そんな燈を立希達が尾行している。燈の保護者かと思う位に過保護な立希と、同じクラスメイト+バンドメンバーとして心配する愛音、更に2人が暴走しないようにとついて来たそよ。

 

ちなみに楽奈は、連絡がとれないので放っておく事にした。

 

立希達に尾行されている事など知らない燈。そんな燈が無意識に歩いて、たどり着いた場所。それは···

 

燈「ライブハウス···さーくる?」

 

 

立希「あれって、RiNGの姉妹店の···」

 

そよ「CiRCLE?」

 

愛音「あっ!知ってる!Pastel*PalettesやRoseliaみたいなプロバンドも利用しているガールズバンドの聖地!」

 

RiNGの姉妹店であるライブハウスCiRCLEだ。

 

流行に敏感な愛音は、CiRCLEが有名なライブハウスである事を知っている。ただし、MyGO!!!!!はRiNGしか利用した事がないので、CiRCLEは今日初めて来た。

 

燈(確か香澄さん達が練習に使ってるライブハウス···入ってみようかな···)

 

タッタッタッ!

 

CiRCLEの前に来た燈は、RiNGでバイトしているポピパの香澄や沙綾が、バンド練習によく利用しているライブハウスだと気づいた。気になった燈はCiRCLEに入ろうと歩き出した。

 

男1「危なーい!」

 

男2「退いてー!」

 

チリンチリーン♪

 

燈「えっ···!?」

 

すると、そこへ男2人組が、自転車で2人乗りしながら、猛スピードで燈の方めがけて突っこんできた。

 

立希「燈!危ない!!」

 

愛音「ともりん、避けてー!!」

 

そよ「燈ちゃん!」

 

堪らず立希達が燈を助けようと駆け出した。しかし、燈と男2人組の自転車との距離が遠くて間に合わない。

 

男2人組「退いてくれー!ブレーキが効かないんだ!」

 

ガァーー!!キキーッ!!

 

燈「きゃあっ!?」

 

男が慌ててブレーキを掛けるが、どうやらブレーキが壊れているらしく止まらない。このままでは、燈に衝突してしまう。するとその時!

 

 

陽斗「危ない!」

 

バッッッ!ガシッッッ!!

 

燈「···えっ?」

 

男2人組「うわぁっ!?」

 

立希「なっ!?」

 

愛音「おおー!」

 

そよ「えっ!?」

 

そこに現れたのは陽斗だった。陽斗は、地面自体を縮めることで距離を接近させ、瞬時に相手との間合いを詰めたり、相手の死角に入り込む体捌き、『縮地』と呼ばれる技で、燈と自転車の間まで移動して、暴走自転車を素手で受け止めた。

 

陽斗「ふぅ···大丈夫ですか?」

 

男1「あっ、あぁっ!すみません!」

 

男2「助かりました!ありがとうございます!!」

 

暴走自転車を止めた陽斗は、最初に男2人組の無事を確認し、男2人組は謝りお礼を言った。

 

陽斗「あなたは、大丈夫ですか?何処かお怪我は···あれ?あなたは確か···スキー旅行の時に会った高松さん···ですよね?」

 

燈「っ!♡//////////////////」

 

トゥンク♡

 

陽斗は次に燈の無事を確認する。そして、燈がスキー旅行の時に助けた人だと気づいた。燈は、陽斗に再会出来た事と、自分の事を覚えていてくれた事に感激して胸をトゥンクと鳴らした。

 

立希「燈!大丈夫!?怪我ない!?」

 

愛音「ともりん!大丈夫?」

 

そよ「助けていただき、ありがとうございます!」

 

燈「えっ!?皆、どうして···?」

 

陽斗「えっ?お友達···?」

 

そこに立希達が駆けつけた。立希と愛音が燈の無事を確認する。そよは、燈を助けてくれた陽斗にお礼を言った。

 

 

この後、近くの警察署から警察官が駆けつけた。自転車の2人乗りをしていた男達は、警察から厳重注意を受け罰金処分となった。

 

その後、CiRCLEのラウンジスペースでは···

 

まりな「···ふーん。まぁ人助けする事は立派だよ?だけどさぁ〜···陽斗君?これはどういう事なのかなぁ〜?」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!

 

まりながヤンデレオーラを出しながら怒っていた。何故なら···

 

燈「陽斗さん♡////////////2度も助けていただきありがとうございます♡♡////////////お礼に私の身も心も陽斗さんにあげます♡♡♡///////////」

 

ギュウ〜♡

 

陽斗「いやいやいや!/////////////そこまでしなくてもいいよ!/////////////」

 

立希「燈!?何やってるの!?」

 

愛音「うわぁー!ともりん、大胆過ぎ〜♪」

 

そよ「しょうがないわね···」

 

完全に陽斗に惚れてしまった燈は、恋する乙女の目になりながら抱きついて大胆発言をしているからだ。

 

それに驚く陽斗と立希。愛音は面白がり、そよは呆れたような表情になった。

 

ちなみに、この事を知った楽奈は···

 

楽奈「ともり、おもしれー女に戻った♪」

 

···っと、喜んでいたという。果たしてこれから何が起こるのだろうか!?




陽斗ハーレムにMyGO!!!!!の高松燈が仲間入りしました!

次回もMyGO!!!!!のメンバーが仲間入りするかもしれないです!

投稿が遅くなる、予定変更の恐れありです。ご了承ください。

それでは次回もよろしくお願いします。

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