篝火 始まりの街アクセル   作:焼酎ご飯

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エルデの王になりました。
生存報告みたいな回かも。


12話

 

「さぁ、行こうか…永遠なる私の王よ」

 

 

 

 

 

 

~~~

 

 

 

 

「もしもし?もしもーし!聞いてますかー!」

 

 

 

めぐみんの声に貴方は目を覚ます。

ただの焚火を挟んだ先でめぐみんがぷんぷんしている。

どうやら話の途中で眠ってしまったようだ。

何やら夢を見ていた気がするが…どうにも思い出せない。

 

 

 

「まったく、あなたから振ってきた話なのに途中で眠るとはどういう了見ですか」

 

 

 

まったくもって申し訳ない限りである。

貴方はカタリナ騎士ではないのだが、不思議なこともあるものである。

余程深い眠りだったのだろうか、眠る前にどのような話をしていたのかも思い出せない。

 

 

 

「貴方が立ち寄った魔道具店での話ですよ。確かウィズ魔道具店という店で…なんとなく聞き覚えがあるような気がするんですが」

 

 

 

そういえば、と貴方は現状を思い出す。

 

 

 

 

ソウル化研究の話を引き受けてもらうことになった翌日

貴方は予定通りめぐみんと共に初心者殺しの討伐依頼に赴いていた。

 

移動距離がそれなりにある為明け方からの出発となり、今は目的地に程近い河原で野営をしている。

持参した「あったかふわふわ野営入門書」も読み終えてしまい、手持無沙汰だった貴方はソウル化の秘密を知るめぐみんに先日の出来事を話していた。

そうしてその途中で眠ってしまったという訳である。

初めての設営等に疲れてしまったのだろうか?

目の前にある焚火は篝火という訳ではないのだが、どうにも気が抜けてしまっているようだ。

 

 

 

「聞き覚えは置いておいて、そこの店主がソウルの業の研究を引き受けてくれたのは僥倖ですね。あの現象を一度見せただけで解析するアークウィザードが駆け出しの街にいるとは思いませんでした」

 

 

 

貴方もまさかそんな凄い人物がいるとは思いもしていなかった。

元を辿ればポーションの購入を勧めてくれたルナの言葉から、貴方が爆発ポーションを購入したことに始まっている。

よくもこれほど細い糸を手繰り寄せられたものだと貴方はルナの言葉に感謝する。

 

貴方の予想ではウィズは魔術開発等に特化した術師で、その成果をあの店で販売しているのではないかと考えている。

故にソウル化についてもすぐさま看破し、興味を持ったのではないだろうか。

何故こんなところに店を出しているのか疑問を覚えるが、きっと知る人ぞ知る穴場のようなものだろう。

 

あの若さでよくやるものだと貴方は突然翁的な心境になってしまう。

 

 

 

「紅魔族をして驚かせるとは…このクエストが終わったら私も顔をつないでおきますかね。アークウィザードが営む店ならそのうち杖なんかでお世話になるかもしれませんし」

 

 

 

はたしてまともな杖が置いてあるのか疑問に思えるが、もしかするとめぐみんのような尖った変態であれば噛み合うような杖があるのかもしれない。

そも杖が置いていなかった気もするが。

 

 

 

「ではしばらく資金調達のために依頼漬ですか?…はっ!まさか爆裂魔法を使うなと言うつもりですか!?ぐぐぐ…正直色々と世話になっている都合、反論はしたくありませんが…ありませんがっ!」

 

 

 

使うなとは言わないが、使う場所はしばらく選んでほしいところだ。

今までのような報酬大幅減は避け、今回のようないろいろとぶっ壊しても怒られない爆裂魔法を使うに不足ないクエストを重点的に受けていくべきだろう。

そうすれば経験値もたくさん稼げるうえに報酬も無駄なく受け取れる…だが必然的に難易度の高いクエストになっていくのだが、そのあたり冒険者初心者のめぐみんはどうなのだろうか?

 

 

 

「ほっ、なんだか信じられないくらい理解があって有難い限りです。しかし難易度の高いクエストですか…今回のクエストも私たちの冒険者歴から考えると十分高難易度ですし、これを終わらせてから改めて相談しましょう」

 

 

 

めぐみんの言う通りだ。

今は目の前のクエストをこなすことに集中しよう。

依頼内容は十数のゴブリンと初心者殺しという大型の獣だ。

油断して倒せる相手ではないのだ。

 

 

 

「一応私もクエストの作戦を考えてきました。初心者殺しの習性を聞き込みしてきたのですが、初心者殺しはどうやら一緒に行動しているモンスターの群れが接敵すると、後方から奇襲を仕掛けてくるそうです」

 

 

 

貴方が買い物にいそしんでいた頃、めぐみんはしっかり情報収集をしていたそうだ。

非常に申し訳ない限りである。

 

 

 

「いえ、私も暇つぶしがてらだったので。それで作戦というのは、あなたがゴブリンの群れと接敵したらしばらく遅延戦闘をしてもらって、初心者殺しが出たら"遺骨"によるテレポート後に私が吹き飛ばす…というのはどうでしょうか?」

 

 

 

よく考えられている方法に思える。

あなたが普段立てる作戦は"次はアレから狙ってみよう""次はあのアイテムを試してみよう"等々の思い付きを何度も死にながら実績するという、もはや作戦とも呼べない蛮行ばかりであった。

 

そんなバーバリアンな貴方にしては珍しく作戦を考えてきているのだが、完成度としてはめぐみんの作戦の方が高そうだ。

だがせっかく考えて来てくれためぐみんには申し訳ないのだが、この作戦には問題がある。

 

 

 

「やっぱり奇襲がわかっているのにあなた一人で戦わせるのはダメですかね?正直私も仲間としてちょっとどうかとは思ってました」

 

 

囮についてはあまり問題ではない。

魔術師ゆえに耐久力はそれほどでもないが、敵を引き付けるのは慣れたものだ。

寧ろ得意な方である。

問題は貴方が転移の難しさと、仮に転移した場合誰がめぐみんを守るかというとこにある。

 

 

 

「あ、囮はいいんですね。じゃあ私のところまで転移してもらって、そのまま万一の時は守ってもらうという形でどうでしょうか?それか私自身が遠くに転移するかとか」

 

 

 

貴方は首を傾げて考える。

前者はそもそも骨片ではできない芸当だ。

めぐみんがロスリック婆さんのように召喚奇跡を使えるのであればその限りではないが、帰還の骨片を使うのであれば篝火にしか帰ることができない。

それに襲われている最中に骨片を発動するのも中々難しいだろう。

 

後者は悪くはない。

アクセルにまで戻るので安全策としては文句はないが、敵を仕留め損なった時がかなり面倒なことになる。

 

 

 

 

「篝火っていうのはあの消えかけの焚火ですか。あれって普通の焚火じゃないんですか?初日にあなたが手を翳して点けていた気がするんですが」

 

 

 

あれはあくまで燻っていた火に触れただけで、貴方が灯した訳ではないのだ。

彼の神秘の火はただの火ではない。

人間性を薪にくすぶり続けるアレは、かつて見えた始まりの火に近いようでそれでいて遠い

巡礼の中で不死が見出す新たな故郷である。

 

正直アレが何なのか貴方は詳しくない。

火に纏わるものは呪術師の領分である。

詳しくはわからないものの、篝火を見つめているとここが貴方のソウルの場所であると強くそう感じるのだ。

本来の故郷などとうに忘れてしまった貴方にとってはそう感じる場所というだけで十分に故郷足りえてしまう。

 

 

要はただの火ではないので作り出せないのである。

 

 

 

「焚火に自由に移動できるのであれば便利だと思っていましたが、篝火?という制限があるのですね。ちなみに今コレを使うとどこに飛ばされるんですか?」

 

 

 

めぐみんはポケットから布に包まれた骨片を取り出す。

めぐみんが最後に篝ったのは【アクセル城壁前】である。

このクエストに出発する前にしっかりと篝らせたので間違いない。

 

 

 

「なるほど最後に休んだ篝火にテレポートできると。制限があるとは言えやっぱり破格の性能のアイテムですね…そうなると確かに、初心者殺しを撃ち漏らした場合またアクセルから目的地まで移動しなくてはいけませんね」

 

 

 

そうなってしまっては依頼の評価に響いてしまいかねない。

できることならば今回の遠征は一回で終わらせてしまいたいところである。

貴方が不死であることを明かせるのであれば、めぐみんに貴方ごと爆殺してもらえば確実に依頼をこなせるだろう。

だが今は未だその時ではない。

 

 

 

「ではこの作戦は修正しなくてはいけませんね。何かいい案はありませんか?」

 

 

 

要は見つからずに所定の位置に誘き出せばいいのだ。

貴方は真っ白な枝を取り出しめぐみんに手渡した。

 

 

 

 

 

この先卑怯者の時間だ。

 

 

~~~

 

 

 

「エクスプロージョン!!」

 

 

「「「■■■ーーーーーー!!!」」」

 

 

 

 

擬態を解いためぐみんがが放った爆裂魔法は、

多数のゴブリンとコボルト、そして色とりどりに輝く石を消し飛ばす。

 

いつ見ても見事な爆裂魔法を放つめぐみんに、隣で苔むした岩に擬態していた貴方は擬態を解いて拍手を送る。

 

 

 

「ぐへぇー」

 

 

 

そんな声を上げながらめぐみんは草の上に倒れ込む。

今回は隠密作戦の為、お世話になっているゴミクズクッションは用意できなかった。

残念なことにめぐみんは草と土をもぐもぐしている次第である。

 

 

「オエーぺっぺっ!臭っ!めちゃくちゃ青臭いです!なんか舌がひびれてきました!」

 

 

運悪く毒草を口にしていては洒落にならないので、うつ伏せのめぐみんを転がして顔にコケ玉を毟って振りかける。

 

 

さて、今回行った作戦は、かの鉄板のパッチに倣ったおびき寄せである。

 

点々と転がされた色とりどりに輝く七色石

そしてそれらを追った先には倒れた人に見立てた草臥れた鎧を適当に転がされており、知能の低い貪欲な間抜けを誘き出す素晴らしい罠となっている。

そんな罠をめぐみんと共に"隠密"と"擬態"を使用して待ち伏せしていた次第だ。

素晴らしい作戦です。

 

 

【隠密】

ヴィンハイムの竜の学院において

密かにあった裏の魔術師の魔術

 

術者の立てる音を消し

また落下ダメージを完全に無くす

 

この魔術のあるが故に

ヴィンハイムの隠密は高値で取引された

 

 

【擬態】

古い黄金の魔術の国

ウーラシールの失われた魔術

場所にふさわしい何かに変身する

 

それはかの国の正式な魔術ではなく

ある少女が悪戯に生み出したものだという

宵闇の森で、ただ孤独を癒すために

 

 

当然爆裂魔法以外の魔法を使えないめぐみんだが、

これを"静かに眠る竜印の指輪"と"幼い白枝"によって代用し、見事めぐみんは無音で動き回って爆裂魔法を放つ低木へと生まれ変わったのである。

 

そんな恐ろしい怪物へと変貌を遂げためぐみんによって、

討伐対象であるゴブリンとコボルトは見事消し飛ばされた訳である。

 

貴方や胡散臭い白教共、好奇心に負けたカタリナ騎士ぐらいしか引っ掛からないだろう罠だったのだが、目標の亜人共は貴方たちをしのぐ底抜けの間抜けであったことが証明されたのだった。

 

 

そういえばコボルトが群れの中にいたのはギルドで聞いた事前情報と食い違っている。

めぐみんに教えられて正体が判明した亜人の一種だが、これは後でギルドに報告した方がいいのだろうか。

 

 

 

「ギャー!何ですかコレ!え?毒消し?あぁ…なんというかそれはどうも…それで、どうですか?初心者殺しは討伐されていますか?目視はできていたので中々手ごたえはあったのですが…」

 

 

 

身動きが取れないめぐみんに、いつものように愚者のメイスを括り付けると、貴方はめぐみんから預かった冒険者カードを確認する。

 

事前に把握していた討伐数からゴブリンの討伐数が上がっていることはわかるが、初心者殺しの項目は増えていない。

つまりは初心者殺しは仕留め損なったということなのだろう。

 

 

 

「我が最強の魔法を躱すとは!初心者殺しとは名ばかりの恐ろしい獣ですね…」

 

 

 

ただ運悪く避けられてしまっただけだろう。

あんなものの直撃を食らって無事でいられる相手がそう易々といるとも思えない。

それこそ強大なソウルを持つ特別な敵でもなければ。

めぐみんにタワーシールドテントを作ってあげた貴方は、異変があれば骨片を使う様に伝えて爆心地へと向き直る。

 

 

「早く帰ってきてくださいね!保険があるとは言え森の中に一人置いて行かれるというのは~」

 

 

 

それほど心配することは無いだろう。

手負いの獣の反撃は恐ろしいと聞くが、相手が月光でも持ち出さない限り脅威とは言えないだろう。

…何故獣が月光を?

 

めぐみんに【静かな意思】のジェスチャーを送った貴方は足を進めた。

 

 

 

~~~

 

 

 

爆心地の外周

貴方たちが潜んでいた場所とはちょうど反対側の淵で、新しい血痕を発見した。

血痕の量から考えて小動物とは考え難く、恐らく初心者殺しのものと思われた。

放っておいても死ぬかもしれないが、止めを刺さなければ依頼達成の証明にはならない。

 

姿は見えないが血痕が森の中へと続いている為、貴方は"音無し"の発動と"幻肢の指輪"を使用してその跡を追うこととした。

 

 

 

素人丸出しの追跡を行いながら、貴方は思い起こす。

 

巡礼の中でも獣とは非常に戦いにくい敵の一種だった。

平行世界の不死の間では、あの四足歩行の畜生はデーモンであるとメッセージが残さ

れるほどの難敵である。

 

それに獣の中には強大なソウルを有する強敵も存在していた。

 

 

灰色の大狼シフ

霊廟の聖獣

なんか汚いシフ

王者の墓守

 

 

中でも灰色の大狼シフは印象深い存在であり、

あの大狼のせいもあって、戦闘能力とは別方面で貴方は獣と戦うことが苦手だった。

 

 

幸いにして今回の敵は意思の欠片もないただの獣だ。

群れの仇討ちの為に襲い掛かってくるというのであれば多少はやりにくさもあっただろうが、ただ逃げるだけであれば多少面倒だが、精神的には楽に殺せるというものだ。

 

 

 

精神衛生面の心配をしながら血痕を追い続けていると、ひと際大きな血だまりを見つけた。

それまでは点々と続いていた血痕は、その血溜まりを境におびただしい出血量に変化している。

 

別の何かに襲われたようだ。

 

 

 

 

痕跡がより鮮明になったことで楽に追跡ができると思って足取りを軽くした十数秒後、

貴方は無いはずの足音を潜めて姿勢を低くした。

 

 

 

「■■■…」

 

 

 

太い体毛に覆われた巨大な獣が、推定初心者殺しと思われる死体を咥えて貴方のしばらく先をのし歩いている。

低い唸り声を上げたそれは、獲物を咥えたまま首を高くして周囲を見渡している。

 

 

恐ろしく頑強そうな獣だ。

 

 

アレが何かは断定できないが発達した上半身や首回りの体毛から考えて、ギルドにて討伐依頼が出ていた一撃熊と呼ばれるモンスターと思われる。

 

巡礼の中であのような獣は見たことが無いはずなのだが、なぜか既視感を感じる。

それも一目で強敵とわかる既視感だ。

碌に情報も無いままに戦いを挑めば、瞬く間に食い殺されてしまうだろうという謎の確信が貴方にはあった。

 

貴方一人であれば無謀にも挑み挽き殺されても誰も迷惑をしないのだが、今はめぐみんがいる故に簡単に死ぬわけにはいかない。

 

姿勢を低く保った貴方は視線を離さないまま、ゆっくりと後退し始めた。

 

 

「■■■…?」

 

 

目が合った気がした。

遠くで周囲を見渡すその獣は、こちらの方に頭を向けると動かなくなったのだ。

 

 

貴方は冷や汗を一つ掻き、視線だけを動かして指輪がセットされていることを確認する。

"幻視の指輪"は変わらずセットされているが、念のために別の指輪の一つを"静かに眠る竜印の指輪"に付け替える。

 

これで間違いなくあなたの姿は見えず音も聞こえないはずなのだが、どうにも視線の先の獣はこちらに向かってきているように思える。

 

貴方も変わらず後退を続けるが、貴方の一歩と獣の一歩では差が開くどころか縮まるばかりである。

 

このままいけばそう遠くない内に幻視の指輪が見破られて致命的に見つかる。

 

 

 

貴方は後退する中で少し開けた場所に目を付けると、音もなく杖を構える。

木々の間、なるべく遠くを狙い澄まして一つのスペルを放つ。

 

 

 

【音送り】

ヴィンハイムの竜の学院において

密かにあった裏の魔術師の魔術

 

離れたところで音をたて、敵の注意をひく

 

その音は浸み込むように響き

聞いた者を奇妙に惹きつけるという

そして持ち場を離れ、無防備な背中を晒すのだ

 

 

 

 

放たれたスペルは木々の隙間を通り抜け、貴方が後退する角度とは全く異なる角度で奇妙な音を発する。

獣の注意が音の方向へと逸れ、こちらへ向かっていた獣の足音は音の発生源へと方向転換していくのがわかる。

 

 

 

獣の足音が十分に離れたことを確認した貴方は、匂いを誤魔化す為に糞団子をいくつか取り出しいくつか適当な木々にぶつけていく。

瞬く間に辺りに悪臭が満ちるが、直接ぶつけられることもある貴方にとっては慣れっこである。

とは言えそんな悪臭を嗅いでいたいわけでもないので、かの獣が戻ってくる前に足早にその場を後にする。

 

 

 

強敵からの逃走を達成した貴方は緊張の糸が途切れ徐々にその興奮状態から覚めていき、ある事実に気が付きわずかに気落ちする。

 

 

初心者殺しの討伐

金を稼がなくてはいけなくなった矢先、高難易度と目されるクエストを失敗してしまったのだ。

 

どう説明したものかと考えながら、貴方は汚れた手甲を付け替えてめぐみんの元へと戻ることとした。

 

 

 

 

 

 

 

【幻視の指輪】

舌を捧げる侵入者たち

ロザリアの指に与えられる指輪

遠い距離で、装備者の姿を隠す

 

かつて巡礼の中で心の折れた同盟者の遺品

貴方はロザリアの指を憎んでいる

 

 

 

 

【静かに眠る竜印の指輪】

魔術の故郷として知られるヴィンハイムにおいて

密かにあった裏の魔術師たちの指輪

装備者の音を消す

 

ヴィンハイムは多くの優秀な隠密を抱えた

隠密は嘲る

爆発を伴う魔術などと


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