妖精王のSAO   作:三和

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「…ま、取り敢えず結論は出た訳だけど…これからどうしようか?」

 

コペル君に言われて考える…結局、僕らに出来る事は何も無いのだろうか…

 

「取り敢えず、俺らに出来る事なら一つだけ有る…先ず、あいつらはチームだ…個々の実力はまだまだ大した事無いが、チームとしてお互いを支えて行けるのなら格上を圧倒する事だって出来る…」

 

この世界はRPGの世界だ。元々リアルで運動能力にあまり自信が無かったとしても(ちょうど、僕なんかがそうだね…)取り敢えずレベルを上げれば何とかはなって来る…とは言え、やはりレベルに依存しない部分…プレイヤースキルは例え仮想現実のこの世界じゃなく、普通の据え置きのゲームをやってる時でもやっぱり関わって来るのだ…そこを踏まえて、僕にはキリト君の言いたい事は大体分かる。

 

…数の力はやっぱり偉大だ…彼の言う通り、例え…一人一人が極端に弱くても全員がそれぞれお互いの能力に合わせて共に戦えると言うなら…相手が仮に最強格の個でも妥当こそ出来無くても抑える事なら出来るだろう…ただ…

 

「絵面は、あまり良くないけどね…」

 

「まぁ、結局多数で一人を寄って集って攻撃するって事だからね…」

 

「別に他のプレイヤー相手にやるわけじゃないなら良いだろ…大した実力も無い癖に化け物相手にセルフ縛りプレイなんて、それこそ馬鹿のする事だからな…とにかく、個々の実力上げは大事だが…それでも多対一なんて戦闘をさせてるのはそう言う理由だからな……間違い無く、チームプレイなんてソロプレイヤーの俺たちには専門外だが…それでもそこを何とか教えないとあいつらがチーム組んでる意味が無い。」

 

「まぁね…実際、組めるなら組んだ方がまだマシだよね…正直今の彼らなら、個人戦なら僕でも勝てると思うし…」

 

「とは言え、今ならまだチームで来ても勝てるだろ?」

 

「…さすがにキリトやアルベリヒ…さん、の様に圧勝は難しいけど、まぁ…確かに、勝てるだろうね…」

 

……今更さん付けしなくて良いんだけどなぁ…ま、良いか…

 

「ま、少し話がズレたが…俺らでも一応出来る事は有る。」

 

「結局、何なんだい?」

 

「あ、僕は分かったかも…要するに、何もしない…って事でしょ?」

 

?…はい?

 

「矛盾してないかい?」

 

「してない。俺たちは先ずこれからあいつらの所に言ってこう言うんだ…お前ら、見ててイライラするから蟠り有るなら一旦話し合え…話が纏まるまで特訓は無しだ…その後は、ただ見守れば良い…」

 

「…それは責任を放棄してないかい?」

 

「う~ん…僕はキリトに賛成かな…さっきも言った通り部外者が口出したら拗れる可能性が有る…僕らはやっぱり、余計な事をしない方が良い。」

 

…ふむ、ま…そう言う考え方も正しいのか……ハハハ…昔の僕なら、とにかく自分の意見がひたすら正しいと感じてずっと反論してそうだ…でも今なら、この意見に従うのに否やは無いかな。

 

「結論は出たか…じゃ、行こうか…」

 

さて、ちゃんと話が纏まれば良いんだけどね…さすがに話し合いの場に立ち会うつもりだけど…何かかなり拗れそうな気もするんだよなぁ…そもそもリーダーが一番暴走してるんだからどうしようも無いんだよね…ハァ…正直、今までのお稽古より大変そうだよ…とは言え、ここまで来て全部丸投げって言うのも気持ち悪いし…何とかやらないとね…

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