「一体どの紙なんだ。俺がそう聞くと彼女は」
顔をうつむけて話し出した。
「すいません・・・無くしてしまいました。」
と彼女は言った。
困ったな・・これじゃ説明が難しいな。俺がそう思っていると彼女は俺が怒っていると思ったのか
「ごめんなさい、謝るから見捨てないでください・・私もう・・一人は嫌です」
そういって彼女は泣き出し始めた
「いや、別に怒ってるわけじゃないから泣かないで。でもこれじゃ静香さんがいったいどういう特典をもらったのかが分からないんだよね」
そういうと彼女は
「それならたぶんわかります。あと私のことは静香と呼び捨てにしてもらって構いません」
と彼女は言ってきた。
「えっと、それはさすがに恥ずかしいんだが・・」
俺がそういうと彼女はまた泣きそうになり
「やっぱり、怒ってるんですよね・・すいません、生意気なこといって」
といい、背を向けて泣いてしまった。
「分かったよ、静香。これでいいか」
こういうと彼女はこっちを向き微笑んできた。
「ありがとうございます。紅葉さん・・ところで私はこれからどうすればいいんでしょうか・・私行くところがなくて」
彼女は顔を暗くし俺にそう言ってきた。
「そうだな、原作知識を知らなそうだしな・・俺のいるフェアリーテイルに来るか?」
俺がそういうと彼女は顔を俺に近づけてきて
「本当にいいんですか!私、紅葉さんと同じギルドに入りたいです」
と言ってきた。
「分かったから顔が近い」
俺がそういうと彼女は何か決心したのか目を閉じできた。
俺はそれを無視して、帰り支度を始めた。
それに気づいたのか彼女は目を開け頬を膨らませた。
「紅葉さんなら、別にかまわないですよ」
と俺に言ってきたが、俺はそんな気は全くなかったので
「俺は、雰囲気で流されるほど安くはない。相手は俺が決める」
「分かりました、それなら頑張って気に入ってもらいます」
彼女はそういい自分の荷物をまとめ始めた。
「ところでお前の特典って何なんだ?いやなら言わなくていいが」
俺がそう聞くと静香は俺に腕を組んできて
「紅葉さんなら構いませんよ。私の特典は、治癒魔法、必中、あと一つはわかりません」
「必中?なんで森に入った時に使わなかったんだ?」
俺がそう聞くと
「後半は使ったのに効かないんですもん」
と彼女は言ってきた。そういえば後半は結界に任せて進んだからなあたっても効かなかったなそう思い歩いた
「ここがフェアリーテイルのギルドホームだ」
俺がそういうと彼女は建物を見て呆けていた
そういえば俺も最初来たときこんな感じだったなと思いながら扉を開けた
「マスターただいま戻りました」
俺がそういうとマスターはこちらを向きその後静香に目を向けた。
「その嬢ちゃんは誰じゃ」
マスターがきいてきたので
「この子が幽霊の正体でした。この子フェアリーテイルに入りたいみたいですけどかまいませんか?」
俺がそう聞くとマスターはしばらく考えていたが
「ま、よかろうお前が連れてきたということはそう悪い子じゃなさそうじゃしの。嬢ちゃんわしの名はマカロフ。マスターとでも呼べ」
マスターがそういうと俺の陰に隠れていた静香が前に出て自己紹介をした。
「私の名前は静香って言います。これからよろしくお願いします」
と言って頭を下げた。
「それじゃあとは任せるぞ」
俺はそういって、ギルドを出ようとしたら、静香に後ろから襟をつかまれた
「ってぇ、一体何だ。なんでつかむ」
俺がそう聞くと静香は
「いろいろ聞きたいことがあるのでちょっと待っててくれませんか」
と言ってきた。
「それじゃ静香とか言ったか、こっちへ来い。ギルドの紋章をつけてやろう」
そういってマスターと奥のほうへ行った。
今のうちに帰ってしまおうと俺が背を向けると、今度はリサーナに捕まった
「あの子が待っててって言ったのに帰っちゃうの?」
と笑顔で聞いてきた。なんかちょっと目が怖かった。
「いや・・ちょっと依頼書を見ようかなと・・ハハハ」
俺がそういうとリサーナは
「そっか、間違えてごめんね。そうだよね紅葉はそんなひどい人じゃなかったよね。ごめんね私の勘違いだったみたい」
そう言った瞬間、俺の中で帰るという選択肢が消えた。
リサーナは言いたいことを言ったからかミラのほうへ歩いて行った。
「見てください紅葉さん。紋章をつけてもらいました」
そういって静香は胸元につけた紋章を俺に見せてきた。
「ちょ・・お前どこにつけてんだよ。っていうか見せんなこんなところで」
俺が顔を少し赤くして怒鳴ると静香はさらに近寄ってきて
「どうしたんですか紅葉さん、照れてるんですか?」
とからかってきた。
「もう知らん帰る」
俺はそういってギルドを出た。
俺は自宅につき、ベットに寝転がった
「ったく、今日は大変だったな。これからどうするか」
俺が何となくそう独り言を言うと
「私はこの街のこともっとよく知りたいから、明日案内してほしいです」
と静香が言ってきた。
「そうだよな、お前を案内しないとな・・・ってなんでここにいるんだよ!というかどうやって入った」
俺が驚きそう聞くと
「ずっとギルドからついてきましたけど?」
何が不思議なのだろうという顔でそう彼女が言ったので
「自分の家に帰れ」
俺がそういうと
「だって私来たばっかで自分の家なんてないですし・・その、だからここに住むことにしました。」
と言ってきたので、俺はさすがにそれはまずいと思い
「いや、他のやつらに相談しろよ。ここに住むのはまずいだろ。その、いろいろと」
「何がまずいのしょうか?」
と聞いてきたので、
「いや、だって若い男と女が一つの家のなかって・・」
「私は別に構わないんですけど。何なら襲ってきても・・・きゃっ」
「襲わねえよ、仕方がない家が見つかるまでだぞ。家が見つかったらすぐそっち行けよ」
俺がそういうと彼女は簡単に返事をし俺の隣に座ってきた。
「お前近づくな。あとお前がベットをつかえ。俺はソファーで寝る」
俺はそういうと彼女は
「一緒に寝てもいいですよ私は」
と言ってきたが俺はそれを無視してベットの上で目を閉じた