FAIRYTAIL~REDLEAVES~   作:冥月

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15話

「いい仕事ないかしら」

 

ルーシィが珍しくリクエストボードを見ていたので俺は声をかけてみた

 

「どうしたんだルーシィ。一人でリクエストボードを見て珍しい」

 

そういうとルーシィは驚いたのか急に振り向いた

 

「わっ、驚いた。私だって一人で依頼ぐらい受けれるわよ。それにそろそろお金が・・・このままじゃ家賃が払えないのよ。紅葉さんは一体どうしているのお金?あんまり仕事しているイメージがないんだけど」

 

ルーシィは俺が仕事を受けてるのを見たことがないのかそんなことを言ってきた。

 

「俺の場合は大きな仕事を金に困った時だけ受ける感じだからな。金がなくなれば受けるが金に余裕があるうちは働かないんだよ」

 

俺がそういうとルーシィは驚いた

 

「何それ、なんかずるいわね。それにそんなに大きなお金になる仕事ここにはないみたいだけど」

 

ルーシィがリクエストボードを見て大金が入る仕事を見つけられないのか聞いてきた。

 

「それはちょっと秘密だな。もうすぐわかるさ」

 

俺がそういうと奥のほうからミラが出てきた。

 

「依頼が決まったら私に行ってね。今はマスター定例会にいってるから」

 

ルーシィが初めて聞いたのか不思議に思いミラに尋ねた

 

「定例会?」

 

するとミラはルーシィに説明を始めた

 

「地方のギルドマスターたちが集まって定例報告をする会よ」

 

俺は長くなりそうだったからその場を離れリクエストボードを眺めた

 

話が終わったようだったので俺がルーシィの近くによるとナツも寄ってきた。

 

「それより依頼決まったか」

 

ナツがルーシィに聞いていた。

 

「なんであんたにそんなこと言わないといけないのよ」

 

ルーシィが少し不機嫌になりナツに聞き返した。

 

するとハッピーが

 

「前回はおいらたちが勝手に決めちゃったから今度はルーシィが選ぶ番」

 

するとルーシィは前回の依頼を思い出し

 

「冗談、チームなんか解消よ」

 

といい腕を組んだ

 

「あんたたち、誰でもよかったんでしょ」

 

ルーシィがそういうとナツが

 

「誰でもいいわけじゃねえよ、ルーシィはいいやつだからだ」

 

そういうとルーシィは少し照れたのか顔を赤くした

 

「無理にチームなんて決める必要はないぜ」

 

グレイが話に入り込んできた

 

「うっぜ」

 

ナツはグレイにいつものように喧嘩を売った

 

グレイはナツのその言葉を買い

 

「今うぜえって言ったかこのクソ炎」

 

「そういったんだよ、変態野郎」

 

「鳥頭」

 

「さらさらやろう」

 

子供らしい喧嘩を始めてしまった

 

一方ルーシィはロキにナンパされていた。

 

「ルーシィ、君って本当にきれいだよね。サングラス越しでもまぶしいよ。肉眼で見ればきっと目がくらんでしまうだろうね」

 

そういうとルーシィは少し引き

 

「勝手にくらんでれば」

 

といって体を守った

 

その時ロキがルーシィの持っている鍵に気付いた

 

「きき君、せせ精霊魔導士!」

 

そう言ってロキは体を離した

 

ロキはショックを受け

 

「何たる運命のいたずら、ごめん僕たちはここまでにしよう」

 

といって泣きながら走って行った。

 

「何か始まってたのかしら」

 

ルーシィはそのロキを見ながらつぶやいた

 

ミラはその光景をみてルーシィに

 

「ロキ、精霊魔導士が苦手なの。昔女の子がらみでとらぶったって言ってたわ」

 

ルーシィは予想通りだったのか

 

「やっぱそういう・・きゃ」

 

突然ナツが飛んできた

 

「あんたらいい加減にしなさいよ」

 

ルーシィはナツの下敷きになりながら言った

 

ナツはすぐ立ちあがり、またすぐに喧嘩を始めてしまった

 

その光景を見てギルドのみんなはいつものことだと笑っていた

 

その時扉が急に開いた

 

「大変だ!」

 

ロキが何か焦ったように入ってきた。

 

「エルザが・・・帰ってきた」

 

そういうとギルドのみんなは顔を青くして慌てだした。

 

「エルザさんって前にナツが言ってた」

 

ルーシィが気になったのかそんなことをいうと

 

「ああ、俺も少し苦手だな」

 

紅葉も少し帰りたくなってきたらしい

 

ミラはそれを見てクスリと笑い

 

「いまフェアリーテイルの魔導士で最強の女魔導士だと思うわ」

 

と言った

 

そのすぐあとどこからともなく足音が聞こえてきた

 

「エルザの足音だ」

 

「エルザが戻ってきやがった」

 

ギルドのみんなは緊張して誰も動かないでいた。

 

一人の女魔導士がギルドに入ってきた。

 

大きな荷物を抱えていたがそれをギルドにおろし

 

「今戻った、マスターはおられるか」

 

そうミラに話しかけた

 

「お帰り、マスターは今定例会に言っているわ」

 

そうエルザに答えた

 

「エルザさんそのバカでかいものは何ですか」

 

一人の男がそう尋ねた

 

「討伐した魔物の角だ。地元の方が土産にと飾りを施してくれた。迷惑か」

 

そう聞くとその男は怯えた

 

エルザはいきなりメンバーを振り向くと

 

「お前たち旅のうわさでお前たちのうわさを聞いたフェアリーテイルがまた問題ばかり起こしているとな。マスターが許しても私は許さんぞ」

 

そういってエルザは一人一人に小言を言った

 

「カナ、なんという恰好で飲んでいる」

 

「ヴィスター、踊りなら外でやれ」

 

「ワカバ、吸い殻が落ちている」

 

「ナブ、相変わらずリクエストボードの前でうろうろしているだけか?仕事をしろ」

 

「マカオ・・・フウッ・・」

 

「何か言えよ」

 

マカオは自分だけ何も言われなかったからか突っ込んだ

 

「相変わらずすげえなあいつ」

 

俺がそういうとエルザはこちらを向き

 

「紅葉帰ってきてたのか、お前は仕事しているのか」

 

と言ってきたので

 

「おうよ、この前も仕事に行ったぞ」

 

というとエルザは

 

「そうか、お前も仕事をしてくれて私は嬉しいぞ」

 

と言ってきた。

 

今更ついて行っただけとは言えない

 

エルザはメンバーを向き

 

「全く世話が焼けるな今日のところは何も言わずにおいてやろう」

 

ルーシィは

 

(ずいぶんいろいろ言ってたような)

 

と思っていたが口には出さなかった

 

「ナツとグレイはいるか」

 

エルザは二人を呼んだ

 

ナツとグレイは二人で肩を組んでいた

 

「ヤア、エルザ俺たちは今日も仲良くやってるゼ」

 

「アイ」

 

「ナツがハッピーみたいになった」

 

あまりの出来事にルーシィは驚いた

 

「そうか親友なら時には喧嘩をするが私はそうやって仲良くやっているのが好きだ」

 

そういうとナツは

 

「アイ」

 

とまだ戻ってなかった

 

「こんなナツ見たことないわ」

 

ミラはルーシィに説明をした

 

「ナツは昔エルザに喧嘩を挑んでぼこぼこにされちゃったのよ」

 

そういうとルーシィはナツが負けることが想像できないのか

 

「あのナツが?」

 

ルーシィは驚いた

 

エルザは二人を見て

 

「ナツ、グレイ頼みたいことがある。仕事先で厄介な話を耳にした。本来ならマスターの判断を仰ぐとこだが早期解決が望ましいと判断した。二人の力を貸してほしい。ついてきてくれるな」

 

と二人に話をした

 

「出発は明日だ準備をしておけ」

 

二人はお互いの顔を見て、少し不機嫌になった

 

ミラはそんな二人を見て

 

「ナツとグレイがチーム。今まで想像したことなかったけどこれってフェアリーテイル最強のチームかも」

 

と言っていた。

 

「おいエルザ、俺もついて行っていいかい」

 

俺はエルザに質問した。

 

エルザはこちらを見て頷き

 

「うむ、紅葉がここまで仕事熱心なのは私は嬉しいぞ。いいだろうついてくるのを許可しよう」

 

と言った

 

「許可ねえ・・」

 

俺は少しイラッとしたが我慢した。俺が苦手な理由なのはこの上から目線があるからだ。エルザは俺のことを運よくS級になったと思っている節があるからな・・

 

 

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