仮面ライダー電王&虹ヶ咲~消えたあなたを探して~   作:カツ丼DⅩ

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説明多いです!


第2話

 

しずく「……さ!遠慮しないで入ってください歩夢さん!」

歩夢「……ほ、本当にこんな道路に電車が……」

 

 

 

 

 電王としての初めての戦闘を終えた後、しずくに連れられて場所を移動し人気のない道路にやってくると空の一部が歪み、そこから赤色が特徴的な近未来っぽいデザインの列車デンライナーゴウカ・・・・・通称デンライナーが出現し歩夢としずくの前に停車した。

 

 しずく先導の下、緊張混じりに列車の中に入るとそこにはBARの様なカウンターと数個のテーブル席があった。

 そして、その車両には車掌の様な制服に身を包んだ金髪ポニーテールの女の子と客室乗務員が着る様な制服に身を包んだピンク髪の女の子の計2人の少女がいた。

 

 

 

 

しずく「さ、こっちです!」

歩夢「し、失礼しま~す……」

???「…お!やっと来たねー!待ってたよー歩夢ー!」

???「………いらっしゃい。」

歩夢「…わっ!?え、えっと………」

しずく「愛さん璃奈さん!自己紹介しないと歩夢さん戸惑ってますよ!」

???「あ、そうだったそうだった!じゃあ改めて…ちっすー!アタシは宮下愛!よろしく!…あ!気軽に愛って呼んでよ!」

???「私、天王寺璃奈。呼び方は何でもいい。よろしく。…璃奈ちゃんボード〈にっこりん♪〉」

 

 

 

 

 金髪ポニーテールの活発そうな少女の名前は宮下愛。このデンライナーの責任者を任せられている少女だ。

 そしてもう1人のおとなしそうな無表情の少女の名前は天王寺璃奈。彼女はこのデンライナーの客室乗務員とメカニックを務めている少女だ。ただ、自身は感情を表に出すのが苦手で勘違いされやすいことから璃奈ちゃんボードというボードを使用している。

 

 

 

 

しずく「改めまして、桜坂しずくです!このデンライナーでは一応車掌見習いです!気軽にしずくと呼んでください!」

愛「…という訳で、色々と話さないといけないことがあるんだけど……セッツーはどこいったん?」

歩夢「セッツー…?」

しずく「セツナさんっていう方なんですが、私達に協力してくれているイマジンさんなんです!」

璃奈「セツナさんなら……あそこ。」

 

 

 

 

 璃奈が指差す方向を見ると・・・・・・そこには、カウンターの横側からぴょこんっと束ねた髪の毛が出ていた。

 

 

 

 

愛「…………なにしてんの、セッツー。」

セツナ「…あ、愛さん!?」

愛「あんなに歩夢に会うの楽しみにしてたじゃん!」

セツナ「い、いえその…確かに楽しみではあったのですが、いざ面と向かって会うとなると緊張してしまって…………」

愛「なーに言ってんの!いいから早く出てくる!」

セツナ「あ、ちょ、待ってください愛さん!?」

 

 

 

 

愛が近づいて引っ張り出すと、アイドルの様な赤い衣装に身を包んだ見た目完全に人間の女の子が緊張した面持ちで出て来た。

 

彼女こそがセツナ。愛達、時の世界の運行を守る組織RA-VA(レーヴァ)に協力しているイマジンの1人だ。

 

 

 

 

セツナ「……うぅ……。」

歩夢「……あれ?ねぇしずくちゃん、あの子……イマジン……なんだよね?」

しずく「イマジンにも色々いまして、先程私達の前に現れた怪物っぽいイマジンもいればセツナさんの様な人の姿をしたイマジンもいるんです」

歩夢「へ~!…あ、もしかしてさっき私の中に入って来たのってあの子?」

しずく「はい!その通りです!」

 

 

 

 

 そして愛に促され歩夢達の前に立ったセツナが自己紹介を始めた。

 

 

 

 

愛「ほら、セッツー!」

セツナ「は、はい……。あ、あの、初めまして……RA-VAに協力しているイマジンのセツナです……!」

歩夢「あ、えっと……上原歩夢です。…よろしくね、セツナちゃん!」

セツナ「っ!……はい!こちらこそ歩夢さん!」

 

 

 

 

 差し出された歩夢の手を見て、嬉しくなったセツナはその手をガシッと掴んだ。

 

 

 

 

歩夢「……それで、これからどうなるの?」

愛「とりあえず大まかなことは移動しながら話すよ」

 

 

 

 

 こうして、歩夢を乗せたデンライナーは動き出し、再び空に歪みを発生させてその中に消えて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩夢「虹色の空と……砂漠ぅぅぅぅ………!?!?!?!?」

 

 

 

 

 歪みの中を通過すると、そこから広がっていた景色に歩夢は驚愕した。

 

 

 歪みの向こう側の世界・・・・・そこは虹色の空と前後左右、どこを見渡しても砂漠の世界。

 

 

 この世界の名は・・・・・・・・・“時の世界”

 

 

 文字通り時を司る世界。この世界で何か起これば、それが直接現世に影響を与えてしまう。

 

 

例えば・・・・・・・そう。その時間、その時代の存在そのものが消えてしまう等、考えうる限りの最悪が起こる。

 

 そうさせない為に時の世界を守る組織“RA-VA(レーヴァ)”が存在している。

 

 

 

 

 RA-VAとは・・・・時の世界を守り、管理する為にあらゆる時代の特異点達で構成された巨大組織。

主な活動内容はイマジンという怪人から時の世界を守ること。そしてもう1つは“時人(ときびと)”と呼ばれる時の世界の住人達をイマジンにさせない様に保護すること。

 

 

 では、次に時人とは何か?時人とは、現世において生を終えた者の現世における記憶の残留。現世でその者の記憶や記録が強く残っていればいるほど、時人は自我を強く持てる・・・・・・が、当然いつまでも現世で記憶や記録が残っているということはあまりない。

 

では記憶や記録が弱まった時、時人はどうなってしまうのか?その場合、時人自身の自我が弱くなり、時の世界の空気に当てられ続けると、異形の怪人“イマジン”となってしまう。

そうさせない為にRA-VAは時人を保護し、イマジンにしない様にしている。

 

 

 

 

 と、ここまでをデンライナーの中で歩夢に説明した愛。

 

 

 

 

愛「……と、まぁここまで一気に説明した訳だけどさ!とりあえずはどう?何かわからなかったところとかあったらもう一回説明するよ……?」

歩夢「ううん!愛ちゃんの説明すっごく分かりやすかったから助かったよ!ありがとう!」

愛「あははっ、むず痒いなぁ~……けど、そう言ってくれると愛さんも嬉しい!」

歩夢「…それで?私達は何処に向かってるの?」

しずく「はい!今向かっているのは私達デンライナーゴウカ組が所属しているキングライナー6号館です!」

歩夢「キングライナー6号館?」

璃奈「キングライナーっていうのは…………」

 

 

 

 

 そこから、今度は璃奈によるキングライナーについての説明が始まった。

 

 

 

 キングライナーとは、RA-VAが所有する収容人数1000人以上の大型車両。1~6号館まであり、数多くの時代に対応できる。そして、それぞれの館がデンライナーを2~3編成所有している。大型の列車であるが、このキングライナーにはデンライナーには無い機能“ステーションモード”というものがあり文字通り、駅に変形でき、基本はこの形態でいることが多いが、有事の際やイマジンの軍勢に場所がバレた場合は“ライナーモード”という本来の列車形態になりその場を移動する。

 

 

 ちなみに、RA-VAの本部はハイパーキングライナーという東京都まるまる1つ分の大きさを誇る超大型車両であり、その収容人数は1000万人以上。

こちらもキングライナー同様に2つの形態が存在し、1つは同じくライナーモード。もう1つは展開すると都市並みの広さになる“シティーモード”となる。

ハイパーキングライナーも敵に場所を知られた場合に拠点を移動する。

 

 

 

 

璃奈「これがキングライナーとハイパーキングライナー。」

歩夢「へぇー!駅や都市になるなんて凄いねぇー!」

しずく「ちなみにハイパーキングライナーにはRA-VA養成校という施設があって、私と璃奈さんはそこの同期なんですよ!」

璃奈「私は技工学科。しずくちゃんは指揮管理学科。」

歩夢「技工は大体想像付くけど……指揮管理学科ってどういうこと学ぶの?」

しずく「指揮管理学科は将来のデンライナーのオーナーを育成する学科なんです!」

歩夢「オーナーって…確か愛ちゃんもそうだったよね?じゃあ、愛ちゃんもしずくちゃんと同じ学科だったの?」

愛「実は愛さん、2人より1つ先輩で、専攻してたのはりなりーと同じ技工学科なんだよね!」

歩夢「…そうなの?じゃあデンライナーのオーナーって他の学科でもなれたりするの?」

愛「基本は無理なんだけど…愛さんの場合はちょっと特殊っていうか……元々は本部でメカニックしてたんだけど、今の6号館の駅長からスカウトされたんだよねぇ~!」

歩夢「スカウトって…愛ちゃんって凄いんだね!」

愛「あはは~……まぁ、6号館の駅長とは養成校からの先輩後輩で知り合いだからって理由だろうけどねぇ~!」

歩夢「それでも凄いよぉー!」

 

 

 

 

 その後もデンライナーの中で他愛ない話を続ける歩夢達。

 

 そんな中、セツナが我慢出来ないという風に勢いよく立ち上がった。

 

 

 

 

セツナ「…もーー我慢出来ません!!!!皆さんばかりワイワイワイワイと羨ましいです!!!!私も混ぜてください!!!!」

歩夢「あ、ごめんねセツナちゃん。忘れちゃってた……」

セツナ「わ、忘れっ……!?」

 

 

 

 

セツナが歩夢の言葉にショックを受けていると、突然警報音が鳴り、ランプが紫に光る。警報音が鳴ると同時にBARカウンターがガシャガシャと音を立てて変形し、巨大モニターと数台のキーボードが出現、そこに璃奈が出現したキーボードを叩いて外の状況を確認する。

 

これはこの車両に危険が迫っていることを知らせる警報音。

 

そして、紫のランプは・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大型イマジンの急襲。

 

 

 

 

 

 

 

愛「っ!…りなりー!」

璃奈「空から迫る影あり。……照合完了。」

愛「敵は!?」

璃奈「…ギガンデスヘブン。」

愛「ギガンデスヘブン…か。ちょっと面倒だけど、ハデスじゃなかっただけまだましか。」

 

 

 

 

 突如の警報音にこの場の空気が一気に変わり、歩夢は突然のことでわけがわからずあたふたしていたが、愛や璃奈に聞ける雰囲気じゃない。なので近くにいたしずくに状況を聞くことにした。

 

 

 

 

歩夢「しずくちゃん…これっ、どういう状況なの?」

しずく「あぁ、えっと…。実はデンライナーには警報システムがありまして、警告レベルは青・黄・紫・赤の4つに分かれていて…レベル3の紫は……」

歩夢「紫は……?」

しずく「おおが」

セツナ「大型イマジンの急襲なんですよ!!!!!」

しずく「むぅ…。セツナさん!私が説明しようと思ったのに酷いです!」

セツナ「あ、ごめんなさい!さっきから喋ってなくてフラストレーションが!」

 

 

 

 

 自身が説明しようと思っていたのにそれをセツナに奪われたことに不服を示す様に頬を膨らませ抗議するしずくと悪意は無かったが折角の機会を奪ってしまって素直に謝罪するセツナ。

 傍から見たら少し遊んでいる風に見えたのか、真剣な空気で目の前の脅威を対処しようとしている愛が2人を見てキレた。

 

 

 

 

愛「ちょっと2人共!!!!遊ぶんなら降ろすよ!!!!!」

セツしず「「ひぃっ!ごめんなさいっ!」」

愛「悪いと思うなら手伝う!!!しずくはりなりーのサポート!セッツーは歩夢と一緒にデンライナーの操縦とヘブンの迎撃!」

しずく「はい!」

セツナ「了解です!」

 

 

 

 

 愛の指示を受けたしずくは璃奈の隣に座りキーボードを操作。対するセツナはデンオウベルトを持って歩夢の腰に巻く。

 

 

 

 

セツナ「歩夢さん!失礼します!」

歩夢「え、えっ!ここで変身するの?」

セツナ「はい!時間が無いので早速お身体をお借りしたいのですが!」

歩夢「う、うん…。それはいいけど……」

セツナ「では失礼します!!!!」

歩夢「あぅっ!」

 

 

 

 

 早速歩夢の身体の中に入ったセツナは、デンオウベルトの赤いボタンを押し、ライダーパスをスキャンさせて仮面ライダー電王ソードフォームに変身する。

 

 

 

 

歩夢(inセツナ)「…変身ッ!!!」

≪ソードフォーム!≫

電王ソード「それでは愛さん!行ってきます!」

愛「おっけー!任せたよセッツー!」

 

 

 

 

 電王に変身した歩夢改めセツナはそのまま車両を移動。

 

 何処に行ったのかというと、そこはデンライナーの先頭車両。そこには1台のバイク“マシンデンバード”が備え付けられており、このバイクのスロットにライダーパスをセットすることでデンライナーの操縦をマシンデンバードで可能にし、愛の許可無しでもデンライナーの装備を使うことが出来る。

 

 

 

 

電王ソード「…それでは、行っきますよーーーー!!!!!!!」

歩夢『あ、安全運転で……』

電王ソード「うおおおおおおおお!!!!!!!!」

歩夢『聞いてぇぇぇぇぇぇぇ…………!!!!!!』

 

 

 

 

 マシンデンバードに跨った電王は思いっ切りアクセルを吹かし歩夢の言葉を無視してデンライナーを全速力で発進させる。

 

 

 

 

電王ソード「うおおおお!全武装展開!!!!フル……バーーーストーーーーー!!!!」

歩夢『ちょっと落ち着いてセツナちゃーーーーーーん!!!!!』

 

 

 

 

 デンライナーを全速力で発進させた電王は、武装を全展開しギガンデスヘブンが攻撃してくる前にそのテンションで雨の様に全弾発射。

 当然何かする前にバカげた攻撃を受けたギガンデスヘブンはそのままなすすべもなく全弾浴びて空中で大爆発を起こした。

 

 

 

 

歩夢『……こ、これでよかったの……?』

電王ソード「倒したので結果オーライですよ!」

 

 

 

 

 その後、変身を解除した歩夢とセツナが戻ると、そこには色んなところで倒れている愛達がいた。どうやらセツナが荒い運転をした為に車内が激しく揺れ、結果、愛達が車内の色んなところに激突してしまったということらしい。

 

 当然、荒い運転をしたセツナは愛に正座説教を受けさせられた。

 

 

 

 

愛「まったくもー!ギガンデスヘブンを倒せたからよかったものの!セッツーしばらく荒い運転禁止!デンライナーには愛さん達以外にも乗客乗ってんだから!」

セツナ「はい…はい…。本当にすみません……。」

 

歩夢「あ、やっぱり他にも乗客いるんだ。……でも、それじゃあクレームとかすごかったんじゃない?」

璃奈「戦闘になると切り離すのが決まりだからあまり問題は無い。…とは言っても、たまにセツナさんとかカスミちゃんが切り離す前に運転始めちゃう時あるからその時はクレーム処理が大変。」

しずく「さて、そろそろ片付けしちゃいましょうか!」

 

 

 

 

 それから歩夢達5人組は自分達がいる車両の片付けを開始した。

 

 そして、片付けの最中に歩夢が気になったことを近くにいた愛に聞いてみることにした。

 

 

 

 

歩夢「……そういえば、キングライナー6号館の駅長ってどんな人なの?」

愛「ん?あ~……ちょー真面目で堅物なところもあるけど、めっちゃいい子だから安心して!」

歩夢「そうなんだ!早く会ってみたいなぁ~!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、別の場所では―――――――

 

 

「……。どうして……どうしてここまで探して手掛かりの1つも無いのですか…!一体、あの戦いから貴女は何処に行ってしまったのですか………」

「失礼します。……駅長。そろそろ愛オーナーご一行がお戻りになられます。」

「…もうそんな時間でしたか。わかりました、ご報告ありがとうございます。もう戻って大丈夫ですよ。」

「はい、失礼致します。…あの、余計なお世話かもしれませんが、どうか根を詰めすぎないないでください……。最近寝ていない様ですし……」

「そう…ですね。すみません…ご心配をおかけしてしまって……。

「いえ、それでは……」

 

 

「………はぁ。職員の方にも心配されてしまうとは……いけませんね、本当に………」

 




キングライナー6号館の駅長とは一体誰なのか・・・・?
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