たった1本のお酒から起きた過ち   作:黒トリガー使い

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始まりの日

ある日501部隊の基地の格納庫に何時ものように支援物資が送られてきた。

 

 

配達員 「それじゃあ、これで全部です。箱の中身はこのリストに書いてますので。」

 

 

ミーナ「ええ、何時もありがとうございます。」

 

 

ミーナは受領のサインをすると、リストを受け取った。

 

配達員が帰った後にミーナがリストを見ていると一つだけ気になるものがあった。

 

 

ミーナ 「あら?ウイスキーって確かお酒よね?誰が頼んだのかしら。」

 

ミーナが疑問を抱いていると、格納庫にリーネがやって来た。

 

 

リーネ「あ!ミーナ中佐。物資が届いんたんですか?」

 

 

ミーナ「ええ、貴方が受け取る物はあるかしら?」

 

 

ミーナはリーネにリストを渡した。

 

 

リーネ 「え〜と。あ!ウイスキーとハーブティー届いたんですね〜。ここで貰ってもいいですか?」

 

 

ミーナ「ええ、構わないけどウイスキーは貴方が頼んだの?・・・まさか、飲んだりはしないわよね?」

 

 

リーネ「まさか。ウイスキーはちょっと料理に使いたかったので〜。(これで、芳佳ちゃんに日頃のお返しでイタズラができるな〜)」

 

 

リーネはそう言うと箱の中からウイスキーとハーブティーを取り出してウキウキで格納庫から出ていった。

 

その日、晩御飯が終わった後

 

 

リーネ 「ねぇ、芳佳ちゃん。これ、ブリタニアから仕入れたハーブティーなんだけど、飲んでみてくれる?」

 

 

リーネはそう言うとハーブティーが入ったコップを宮藤に渡した。

 

 

宮藤「え!ありがとうリーネちゃん!・・・ん?でもこれなんだか、アルコールの匂いがするような?」

 

 

リーネ 「え?もしかしたら、そのコップ昨日、アルコール消毒したせいかもゴメンね。取り替えるね。」

 

リーネは申し訳なさそうに頭を下げ、宮藤の前に置いたコップを取ろうとした。

 

 

宮藤 「ううん。大丈夫だよ。気になるような匂いじゃないし。それにせっかくリーネちゃんが入れてくれたんだから、粗末に出来ないよ。」

 

宮藤は笑顔でそう言うとハーブティーの入ったコップを口に近づけて飲み始めた。

 

 

リーネ「(よしよし、計画通り)どう、芳佳ちゃん美味しい?」

 

 

宮藤「う〜、なんでか頭がフラフラするよ。これ本当にハーブティー?」

 

 

宮藤は少し顔を赤くしてリーネに聞いてみた。

 

 

リーネ 「うん。結構良いハーブを使って、濃ゆくしてみたんだけど、芳佳ちゃんには合わなかったのかな〜。」

 

宮藤「いや、折角リーネちゃんが出してくへたんだからしゃいごまで飲むよ!」

 

宮藤は何故か呂律が回っておらずコップに残ったハーブティーを飲もうとするとバルクホルンが取り上げて匂いを嗅いだ。

 

バルクホルン 「?おい、リーネ。これ、ハーブティーじゃなくてお酒じゃないか?」

 

バルクホルンがそう指摘すると、ミーナが更に口を挟んできた。

 

 

ミーナ 「まさか、リーネさん。貴方今日ウイスキーを受け取ったけど、それを飲ませたんじゃ!」

 

2人がお酒だと指摘するとリーネではなく宮藤が反論した。

 

宮藤「え〜?何言ってるんでしゅかバルクホルンしゃん。ミーナ中佐これは、リーネちゃんが入れてくれたハーブティーにゃんですから〜。」

 

宮藤は先程より顔を真っ赤にして呂律がまわらない状態で話していた。

 

バルクホルン 「おい宮藤、もう随分とへべれけじゃないか!水を持ってきてやるから待ってろ!」

 

バルクホルンはそう言うと机にコップを置いて厨房に行くと、宮藤はバルクホルンが置いたコップを取ってまた飲み出した。

 

 

宮藤「バルクホルンしゃん。ありがとうごじゃいます〜。」

 

 

バルクホルン「おい、宮藤それは違うぞ!水は今持ってくるぞ!」

 

バルクホルンが慌てて水入りのコップを持っていくと宮藤はバルクホルンに引っ付いてきた。

 

宮藤「お姉ちゃ〜ん。にゃんだか身体がポカポカしてくるの〜。」

 

 

宮藤はその場で服を脱ぎ始めた。

 

 

バルクホルン「!!!落ち着け宮藤!とにかく、部屋で休むぞ!すまないミーナ。宮藤を部屋に連れていくから後は頼んだ。」

 

ミーナ「ええ、気をつけてね。トゥルーデ。リーネさんにはきつく言っておくから。」

 

バルクホルンは宮藤を抱えて、食堂を出てから宮藤の自室に行った。

 

宮藤「ん〜、お姉ちゃん。こんな所に私を連れ込んでどうしゅるの〜?お姉ちゃんのケダモノ〜♪」

 

 

バルクホルン「なっ!誰がケダモノだ。私はそんな事は断じてしない!ほら、水を飲んでしっかりと寝るんだぞ妹よ。」

 

 

バルクホルンは顔を赤くしながらも宮藤に水を渡す。

 

 

宮藤「うん。ありがとうねお姉ちゃ〜ん。・・・・・・ンッ」

 

 

バルクホルン「?!?!?!?!?!?!・・・キュ〜。」

 

 

宮藤はバルクホルンからコップを受け取ると水を飲んだが、まさかそれをバルクホルンに口移しで飲ませたのだ。そのせいでバルクホルンは気絶してしまい。半裸の宮藤もそのまま倒れてしまった。

 

 

翌朝、中々起きてこない宮藤達とバルクホルンを起こしに行くためリーネとペリーヌが宮藤の部屋のドアを開けると衝撃の光景を目にした。

 

リーネ、ペリーヌ「「!!」」

 

宮藤「あれ?リーネちゃん。ペリーヌさんおはよ〜。」

 

 

宮藤が目を覚まして挨拶をするも、リーネは笑顔でペリーヌは怒った顔でこう答えた。

 

リーネ 「芳佳ちゃん。弁解の余地を与えてあげる。返答次第じゃタダじゃすまないよ?」

 

 

ペリーヌ 「この豆狸!なんてふしだらな事をしてるんでの!」

 

 

2人が怒ってる事に気付いた宮藤は慌てて返答した。

 

宮藤「え?え!なんで2人とも怒ってるの?私何もしてないよ!」

 

 

宮藤がそう言うと同じベットに寝てたバルクホルンに気付いたようだ。

 

宮藤「!!なんでバルクホルンさんが私の部屋で寝てるんですか!」

 

宮藤が戸惑っているとバルクホルンの目が覚めたようだ。

 

 

バルクホルン「ん?なんで私の部屋に宮藤がいるんだ?」

 

 

リーネ「バルクホルンさん。ここは、芳佳ちゃんの部屋ですよ。昨夜バルクホルンさんが酔っ払った芳佳ちゃんを寝かせる為と行って連れていったじゃないですか!」

 

 

バルクホルン「ああ、そういえばそうだったな。」

 

 

ペリーヌ「もう、挨拶はいいですの?早く食堂に行って昨夜宮藤さんが何をしたか。そして、この部屋で何をしてたかを教えてもらいますわよ!」

 

 

宮藤 「私何もしてないのになんで〜。」

 

宮藤は嘆きながらもみんなが待つ食堂に向かった。

 

食堂に着くと既に他の隊員も集まっており、ミーナ中佐が最初に口を開いた

 

ミーナ「宮藤さん。昨夜の事覚えてますか?」

 

 

宮藤「・・・いいえ、覚えてません。」

 

 

リーネ 「覚えてないの〜?芳佳ちゃん。昨日私があげたハーブティーで酔っ払ってバルクホルンさんにセクハラしようとしたんだよ〜。」

 

 

宮藤 「え!なんでハーブティーなんかで酔っ払うの!それに、私バルクホルンさんにセクハラ行為を働いたの?!」

 

 

宮藤が戸惑っているとペリーヌから叱責が飛んできた

 

 

ペリーヌ「全く。酔って覚えてないなんて言い訳は通用しませんでしてよ!先ずはしっかりとバルクホルン少佐に謝るべきですわ!」

 

 

宮藤 「そうだね。ペリーヌさん。・・・ゴメンなさい。バルクホルンさん。セクハラ行為を働いてしまって。」

 

 

宮藤はバルクホルンに向かって謝罪しながら頭を下げると、バルクホルンは目を逸らして答えた

 

バルクホルン「あ、ああ宮藤。もう二度とあんな事するなよ!私も驚いてしまったからな。」

 

 

宮藤「はい。ありがとうこざいます。バルクホルンさん。・・・それにしても、一体何処でお酒なんて呑んじったんだろう。お酒は危ないから飲まないって心から決めてたのに。」

 

 

ペリーヌ「そうですわよ!お酒は適量を飲まなければ痛い目に合うらしいですからね。扶桑人はお酒に弱い人が多いから尚更ですわ!」

 

 

ペリーヌがそう言うと宮藤と同じ扶桑軍人の坂本さんが反論してきた。

 

坂本さん 「何を言うペリーヌ。私はお酒に弱くなんてないぞ!ハッハッハッ!」

 

坂本さんがそう言うとペリーヌが手のひらを返したように答えた

 

 

ペリーヌ 「流石少佐ですわ!人の上に立つからこそお酒には負けないという気構え、尊敬出来ますわ!」

 

 

宮藤「いや、ペリーヌさん。幾らなんでも現金すぎるよ。」

 

 

宮藤が軽く呆れながら言うとペリーヌは更に坂本さんを褒めたたえた。

 

ペリーヌ「お酒に負ける豆狸には関係ありませんわ!私の少佐は素晴らしいのですから!」

 

 

宮藤 「うぅ。なんだか、釈然としないよ。」

 

 

ペリーヌ「宮藤さんはまだまだお子ちゃまですからね。高貴な私にしか少佐の素晴らしさは分からないんですわ!」

 

 

ペリーヌが少し宮藤を小馬鹿にしてくると宮藤は少しムッとした表情になって返した。

 

 

宮藤 「いや、ペリーヌさんと私ってあまり年変わらないじゃん!」

 

 

ペリーヌ「ノブレス・オブリージュの差ですわよ宮藤さん!」

 

 

ペリーヌがそう言うと宮藤はむくれた顔で返した。

 

 

宮藤「む〜!そんな難しい事私には分からないもん!どうせ私はお子ちゃまですよ〜だ!」

 

 

宮藤がむくれているとバルクホルンが宥めてくれた。

 

 

バルクホルン「そう怒るな宮藤。お酒の強い弱いで人の価値は決まらん。ペリーヌは見えを貼ってるだけだ。」

 

 

バルクホルンが宮藤を宥めていると宮藤はいきなりバルクホルンに抱きついてきた。

 

 

宮藤 「うぅ。やっぱり私を分かってくれるのはバルクホルンさんしか居ません!」

 

 

バルクホルン「お、おい宮藤!私は嬉しいがみんなの前で抱きつくな!リーネと服部がこっちを憎悪の目で見てるぞ!」

 

 

バルクホルンが慌てて宮藤を剥がそうとするが宮藤は離れなかった。

 

 

宮藤 「関係ありません!501で私の事を1番に理解してくれてるのはバルクホルンさんだけなんです!もう、バルクホルンさん無しじゃ生きていけません!」

 

 

宮藤が告白に近い言葉を発するとリーネは笑顔で服部は怒った顔で近づいてきた。

 

 

服部「宮藤少尉!ふしだらですよ!軍人たるもの身を引き締めて己の行いを省みるべきです!」

 

 

リーネ「へぇ〜芳佳ちゃんはバルクホルンさんを選ぶんだ〜。それなりの付き合いだったのに残念だな〜。所で左胸と右胸どっちを射抜かれたい?」

 

 

2人がそう言っていると坂本さんは宮藤の手にあった1つの瓶に目がいった。

 

 

坂本「?おい宮藤。お前が手に持ってるそれなんだ?まさか、厨房にあったリーネが頼んでたウイスキーなのか?」

 

 

宮藤「これは、リーネちゃんが私にくれたハーブティーです!決してお酒なんかじゃありましぇん!」

 

宮藤はお酒じゃないと否定するが、顔は赤くなってるし呂律が少し回っていない。

 

バルクホルン 「宮藤。少し失礼するぞ?」

 

バルクホルンは宮藤の手に持たれてる瓶を取り上げて匂いを嗅ぐ。

 

バルクホルン「クッ!この匂いはハーブティーなんかじゃない。お酒だぞ!これは、私が処分しておく!後は頼むぞリーネ!服部!」

 

バルクホルンはそう言うと酒瓶を手にして食堂から出て行った。

 

宮藤「バルクホルンしゃん!それ返してくだはい!それは、身体が暖かくなるんですから!」

 

 

リーネ「はいはい。芳佳ちゃん。おねんねして休みましょうね〜」

 

リーネは宮藤を眠らせる為にみぞおちに1発入れて気絶させる

 

リーネ「それじゃあ、私は芳佳ちゃんを別室に連れていきますね。」

 

服部「私は、バルクホルン大尉のところに行ってお酒の処分を手伝ってきます!」

 

 

そして、リーネは宮藤を担いで食堂を出ていき、服部は食堂を出たバルクホルンの後を追った。




取り敢えず、纏まったかな?これからも駄文になるかもしれませんが、こんな感じの作品でも良かったら付き合ってもらえると助かります!
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