たった1本のお酒から起きた過ち   作:黒トリガー使い

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宮藤が501を旅立ちます!


お別れ会をします!

宮藤、サーニャ、ミーナ中佐の3人は裁判所から基地に戻ると、会議室にみんなを集め、宮藤が脱退する旨を伝えた。

 

ミーナ「という事で、宮藤さんは今日付けで、501統合戦闘航空団を脱退する事になりました。みんな、色々と言いたい事があると思いますが、先ずは宮藤さんに自分の口からも脱退する旨を伝えてもらいます。」

 

ミーナ中佐は端で待機してた宮藤を壇上の方に連れてきた。

 

宮藤 「皆さん。今迄お世話になりました!これから私はウィッチとしてじゃなくて、医者としての道を進んで、多くの人を救いたいと思います!急ですが、今までお世話になりました!」

 

宮藤はそう言うと、頭を深々と下げた。

 

ルッキーニ「うう…、宮藤…、達者で暮らすんだよ〜!」

バルクホルン「妹の船出は笑顔でなければならないのだが…、涙が込み上げてくるぞ!」

 

ペリーヌ「豆狸がいなくなったら…、ちょっと寂しくなりますわね!」

 

宮藤 「皆さん、ありがとうございます!・・・それと、さっき帰ってきてから、サーニャちゃんに見てもらいながらですけど、久しぶりに料理を少し作ってみました。この後みんなで食べませんか?」

 

ルッキーニ「久しぶりの芳佳の料理だー!待ってましたー!」

 

ペリーヌ「本当に久しぶりですわね!」

 

ミーナ「フフッ。それじゃあ時間も丁度いいから食堂に行きましょうか。」

 

ミーナ中佐がそう言うと全員、食堂に移動した。

 

食堂に着くと、サーニャが厨房から大皿に乗った料理を持ってきた。

宮藤「前みたいに、美味く作れたか分かりませんけど、どうでしょうか?」

 

バルクホルンが1口食べると、即感想を返した。

 

バルクホルン「大丈夫だ!安心する宮藤の味は出てるからな!」

 

宮藤「ありがとうございます。バルクホルンさん。・・・あの、そういえば私が入院してる間って誰がご飯を作られてたんですか?」

 

バルクホルン「………一応持ち回り制だったんだが…、シャーリーやペリーヌ、私の時はまだ良かった。ルッキーニやハルトマンはろくに調理をしないし、エイラはシュールを持ってくる。ミーナの日は1番の地獄だったぞアハハハハハ。」

 

バルクホルンは何かを思い出したかのように虚ろな目をしていた。

 

ミーナ 「みんな、なんでか私が当番の時は缶詰めを消費しようとしてたのよね。なんでかしらね〜。折角美味しく作ろうって張り切ってたのに。」

 

バルクホルン「そりゃあ、隊長業務も忙しいミーナを厨房に立たせたくないという配慮を皆が働かせてくれたんだろ」

 

バルクホルンは若干棒読みでミーナの疑問に返すと、宮藤がバルクホルンの耳元で発言した。

 

宮藤 「・・・バルクホルンさん。これから、頑張ってくださいね」

 

バルクホルン「あ、ああ、とりあえず静夏を鍛えられないか試してみる」

 

宮藤「医学校から、みんなの体調の無事を祈ってますね。」

 

服部「ありがとうございます宮藤少尉!。なんとか宮藤少尉のの意思は継いでいきます!」

 

宮藤「ありがとうね。静夏ちゃん。」

 

そして、宮藤のお別れ会も終了して、宮藤とサーニャの部屋にて。

 

宮藤「サーニャちゃん。荷物の片付け迄手伝ってくれてありがとうね。・・・自分で決めた事だけど、なんだか、悲しいな。」

 

サーニャ「芳佳ちゃんが選んだ道だから…、病む事は無いよ…。また辛くなったら…、なんでもいいから私達を頼っていいんだよ…?」

 

宮藤「うん。ありがとうね、サーニャちゃん。大好きだよ!」

 

宮藤は泣きながらサーニャに抱き着いた。

 

サーニャ「芳佳ちゃん…、こちらこそありがとう…」

 

サーニャも宮藤を抱き返して、涙を流した。

 

そして、翌日。格納庫前にて。

 

宮藤 「皆さん、態々お見送りに来てくれてありがとうございます。」

 

宮藤はまた深々と頭を下げた。

 

ルッキーニ「芳佳~!達者でね~!」

 

ペリーヌ「た、たまには宮藤さんの学校に遊びに行ってもいいんですわよ?」

 

宮藤 「はい!皆さん、本当に今までありがとうございました!」

 

宮藤はサーニャに持ち上げられゆっくりと迎えの車の助っ席に乗せられた。

 

宮藤 「何からなにまでありがとうね、サーニャちゃん。」

 

サーニャ「大丈夫だよ。…芳佳ちゃん。元気でね。」

 

バルクホルン「皆、宮藤の門出に、敬礼!」

 

全員が敬礼してると、服部、ルッキーニ、サーニャの3人が涙を流していた。

 

宮藤「皆さん。本当に。ありがとうございました。」

 

宮藤も車の中で大量の涙を流していた。

 

運転手「では、宮藤さん、そろそろ出発です」

 

運転手がそう言うと、宮藤は涙を拭いて答えた。

 

宮藤「はい、お願いします!」

 

車が出発して、段々と見えなくなった。

 

ルッキーニ「…行っちゃったね…、今生の別れではないけど、何だか寂しくなるよぉ…」

 

サーニャ「…けど、芳佳ちゃんは自分で決めた道を頑張って進もうとしてる。…応援してあげよう。」

 

バルクホルン「ああ!大切な家族で仲間の門出は、晴れやかに送り出さないとな!」

 

バルクホルンが涙を堪えてるとハルトマンがハンカチを差し出した。

 

ハルトマン「トゥルーデ。泣きたいなら泣いていいんだよ。」

 

バルクホルン「…そうか。…分かった」

 

バルクホルンはハンカチを受け取ると大粒の涙を大量に流していた。

 

そして、宮藤はヘルウェティア医学校に着くと、お迎えのアルテアが待っていた。

 

宮藤 「アルテアちゃん。態々お迎え、ありがとうね。この間はああ言ったけど、やっぱり私、医者への道は諦めきれないかな。」

 

アルテア「まあ、まだ根本的な視力回復の道が開けてないからねぇ。・・・そうだ!精神科医とか目指してみない?基本的に外科技術は要らないし、患者と向き合う事が最大の治療だから、目が見えなくてもそんなに苦労はしないと思うよ?」

 

宮藤 「精神科医か・・・確かに、今の私がなれるのはそれしかないね。・・・うん!私、頑張って精神科医の資格を取って、沢山の人の心の支えになりたい!」

 

アルテア「芳佳ちゃんならきっとできる!まあ、最初は基礎的な生物学や化学の勉強からだよ!これをクリアしないと専門科に進級できないからね!・・・あとこれ、一応勉強用にと思って度は弱いけどメガネを用意したんだけど…、使う?」

 

アルテアは手に持ってた袋から1つのメガネを出して宮藤に渡した。

 

宮藤「ありがとうアルテアちゃん」

 

宮藤は眼鏡を受け取ると早速掛けてみた

 

宮藤「・・・!アルテアちゃんの顔、まだぼやけてるけど、前と輪郭が違って見えるよ!」

 

宮藤はメガネをかけると涙を流し出した。

 

アルテア「あくまでも日常用だから、多分医者として使うならもうちょっとしっかりした本格的なのを作らないといけないかな。でも、少しは明るくなれて良かったよ!」

 

宮藤 「うん!お金は軍の時のがそれなりにあるから、時間がある時に作りに行くね。それと、生物学や化学は前から勉強してたから、直ぐにでも精神科の方に進学できるかも。だから、今から書類を出しに事務室に行きたいから付いてきてくれる?」

 

アルテア「それじゃあ専門科編入の試験を申請しないとね。それに合格出来れば編入できるよ?内容は確か、生物学基礎と化学基礎、それと数学と英語、あとは小論文だね。編入も事務室で受け付けてるよ」

 

宮藤 「うん!頑張って、試験に合格してくるよ!・・・ねぇ、アルテアちゃん。事務室まで、連れて行ってくれない?」

 

アルテア「うん、いいよ。えっとね、こっちだね」

 

アルテアは車椅子を押して事務室に向かった。

 

そして、事務室に着くと事務員さんがいる受付に向かった。

 

事務員 「宮藤さん、アルテアさん。こんにちは。要件はなんですか?」

 

宮藤「精神科の編入試験を申請したいのですが。書類を頂けますか?」

 

事務員 「わかりました。編入試験は毎月行われています。1番最速で試験日は来週になりますが、そこにします?」

 

宮藤「は、はい。大丈夫です!ありがとうございます!」

 

事務員 「分かりました。それでは、書類は試験日の2日前までに提出をお願いします。…ああ、それと宮藤さんは軍医としての実務経験がありますので試験科目の生物学基礎、数学、英語のどれか1つが免除に出来ますが、どれにしますか?」

 

宮藤「分かりました。それじゃあ、…免除は数学にします。」

 

事務員 「分かりました。では、試験内容は生物学基礎、化学基礎、英語、小論文の4つになります。頑張って下さいね。」

 

宮藤「はい、ありがとうございます。頑張りますね!」

 

アルテア「それじゃあ、芳佳ちゃん。私の部屋で書類を書きに行こうか。」

 

2人は書類を持っていき、事務室を後にした。




次回、宮藤が編入試験を受けます!宮藤芳佳は無事に合格できるのか!
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