たった1本のお酒から起きた過ち   作:黒トリガー使い

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編入試験を受けます!

宮藤の精神科への編入試験日

 

試験官 「それでは、今から編入試験の数学を始めます。宮藤さんは数学が免除ですので、その間は別室で待機してもらいます。」

 

宮藤「分かりました、次の英語からの参加ですね。」

 

宮藤は試験会場から出ていき別室に向かった。

 

そして、全試験終了後

 

試験官 「これにて、全ての試験が終わりました。今回は受験者が少なかったので、今日の夕方には合格者の発表が出来ますので、そのまま控え室でお待ち下さい。」

 

宮藤「うーん、やっぱり専門科向けだけあって難しいなぁ。これでダメなら、1年次から積み直しだね。」

 

そして、夕方になり控え室に試験官がやって来た。

 

試験官 「それでは、編入試験の合格者を発表します。先ず、合格者は7人中1人だけでした。」

 

宮藤「…1人なのが怖いなぁ…」

 

試験官は1呼吸置いて合格者を発表した。

 

試験官「合格者は・・・・・・精神科希望の宮藤芳佳さんです。」

 

宮藤「え、あ、ありがとうございます!宮藤芳佳、精一杯頑張らせていただきます!」

 

宮藤が合格した事に喜んでいると同じ編入希望者が突っかかって来た。

 

モブ子 「意味がわかりません!なんでそこの車椅子女が合格者なんですか!怪我を治す医者が怪我をしてるなんて笑い物ですよ!」

 

そう言うと、付き添いで来てたアルテアちゃんが反論した。

 

アルテア「果たしてそうかな?芳佳ちゃんは、きちんと試験で実力を出しただけだと思うよ?自分の実力が及ばなかった事を他人に擦り付けるのは、敗北者だと思うかな」

 

モブ子「何よ貴方!何時もこの子に引っ付いてるひっつき虫のクセに!」

 

アルテア「あら、私は芳佳ちゃんをお手伝いしてるだけよ?貴方、言動を見る限りは医者に向いていないようね?芳佳ちゃんと違って、貴方には他人を思いやる心が無いようね?」

 

モブ子「チッ!もういいわよ!」

 

モブ子はそう言うと控え室から走って出ていった。

 

宮藤「アルテアちゃんありがとうね、あれだけ啖呵切るのも凄かったよ~」

 

アルテア 「まあ、これからもああいう芳佳ちゃんの事を気に入らない輩は出てくるかもね。でも、一々真面目に相手にしてたら疲れるから適当にあしらえばいいと思うよ?」

 

宮藤「そうだね、ああいうのは変に相手にしない方がいいかもね」

 

アルテア 「うん。それと、芳佳ちゃん。合格おめでとうね!」

 

宮藤「アルテアちゃん、ありがとう!まさか受かるとは思わなかった!ダメなら1から入学するつもりだったから!」

 

アルテア 「芳佳ちゃんなら、受かるに決まってるよ!これから卒業まで科は違うけど、頑張ろうね!」

 

宮藤「私も、お医者さん目指して精進するよ!アルテアちゃんありがとう!」

 

2人は仲良く部屋を出ていった。

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

宮藤が編入して3年後、ヘルウェティアの卒業式の日。

 

アルテア「遂に私達も卒業だね。何だか、あっという間だった気がするよ。」

 

 

宮藤「いやあ、3年ってあっという間だね!私もついに研修医だよ!年齢的にはもうすぐウィッチとしては峠だけど、私の場合はちゃんと学んだ医学を活かせるいい機会だと思うから、そんなに深刻とは思ってないかな。」

 

アルテア 「そういえば、今日の朝の新聞見た?カールスラントが解放されたって記事?」

 

アルテアちゃんは新聞の一面を広げて宮藤に見せた。

 

宮藤「バルクホルンさんにミーナ中佐、それにハルトマンさんも!すごい笑顔ですね!ついに南部も取り戻して完全解放ですか!あっでも、中佐とバルクホルンさんはもうあがりの時期に…」

 

アルテア「・・・ねぇ、芳佳ちゃん。今日卒業式が終わったら研修の病院に配属されるまで2週間ぐらい時間があったよね?明日、久しぶりに会いに行かない?私もちゃんと会ってみたいから」

 

宮藤「そうだね、とりあえず会いに行ってみよっか。皆さんにきちんと挨拶もしたいですし」

 

アルテア「それじゃあ、早く式場に行くよ!それと芳佳ちゃん。卒業生首席の挨拶しっかりね。」

 

宮藤「うん、答辞作り手伝ってくれてありがとうね!私、胸を張って代表を務めるから!」

 

そして、卒業式にて。

教頭 「では、卒業生による答辞。卒業生首席代表 。精神科 宮藤芳佳」

 

宮藤「はい、本日はこのような晴れの舞台で卒業生代表を務めさせていただいた事、誠に光栄でございます。私はこれまで幾多の困難と戦い…」

 

以下、宮藤は完璧に答辞を読み上げる

 

卒業式が終わると2人の自室にて

 

アルテア 「芳佳ちゃん。答辞とても良かったよー!」

 

アルテアは泣きながら宮藤に抱きついた。

 

宮藤「アルテアちゃんありがとう!私1人じゃ絶対堂々と読めなかったよ!」

 

アルテア 「それじゃあ、サントロンに出かける為の荷物を纏めるよ!」

 

宮藤「うん!手伝ってくれるのありがとう!」

 

そして、翌日サントロン基地に向かった。

 

アルテア「芳佳ちゃ〜ん!基地に着いたよ〜!」

 

宮藤「懐かしいです…、皆さん今頃どうしてるのかなぁ。」

 

2人が基地の中に入ろうと進んでいくとハルトマンが偶々通りかり宮藤達に気付いたようだ。

 

ハルトマン「え!み、宮藤!久しぶりーー!」

 

ハルトマンは宮藤達の所に猛ダッシュでやって来た。

 

宮藤「ハルトマンさん!お久しぶりです!カールスラント完全解放おめでとうございます!」

 

ハルトマン「ありがとうね宮藤。なんとか上がりを向かえる前に解放できて良かったよ!」

 

宮藤「私も、無事に医学校を卒業できました!」

 

ハルトマン「おめでとう宮藤!そうだ!中に501の皆がいるから会いに来てよ!それとね、宮藤が抜けた後にウルスラが501に入ったんだよ!」

 

ハルトマンは少し興奮気味に話していた。

 

宮藤「ウルスラさんが入隊したんですか!ぜひ会話したいですね!」

 

ハルトマン「話す事は沢山あるよ!・・・あぁ、けどトゥルーデとミーナは今嬉しさのあまり泣き疲れて寝てるから少し会うのには時間がかかるかな〜」

 

宮藤「おふたりはもうあがりになりますからね…、悲観叶った労をねぎらいます」

 

宮藤がそう言うとハルトマンは何かを思いつ様な悪い顔をした。

 

ハルトマン「・・・ねぇ、宮藤。寝てるトゥルーデの耳元でさ『お姉ちゃん大好き〜』って囁いてきたら?そしたら一気に疲れが吹き飛ぶはずだがら。」

 

宮藤「いいですねぇ、ちょっとやってみましょう」

 

宮藤もノリ気で笑顔で返した。

 

そして、バルクホルンのお部屋につくと、小声で会話しだした。

 

宮藤「バルクホルンさん。ぐっすり寝てますね」

 

ハルトマン「そうだね…ほら宮藤、やっちゃっていいよ」

 

ハルトマンがそう言うと宮藤は寝てるバルクホルンに近付いて耳元に口を寄せた。

 

宮藤「コホン…、お姉ちゃん、大好きだよ〜」

 

そう言うとバルクホルンは身体を起こし宮藤に抱き着く。

 

バルクホルン「私も大好きだぞ!妹よ!」

 

宮藤「バルクホルンさんおはようございます!お久しぶりです!カールスラント完全解放おめでとうございます!」

 

バルクホルン「え!え?みや…ふじなのか?」

 

宮藤「はい!本物の宮藤芳佳です!医学校を無事卒業しました!」

 

バルクホルン「うおー!会いたかったぞ。我が妹よ!たった3年でこんなに大人びた女性に成長してくれてお姉ちゃんは嬉しいぞ!」

 

宮藤「バルクホルンさんは大丈夫ですか?時期的にもう魔法力はなくなっているようですが…?」

 

バルクホルン「残念な事にもう飛ぶ事が精一杯でな。シールドを張ることもできないな。この間のカールスラント解放戦も殆どが後方支援しか出来なかった。だが、カールスラントが解放出来た事はそれを凌ぐ嬉しさだ。ミーナも嬉しさで泣きまくってたからな。」

 

宮藤「これでもう3人目なんですね…、次はシャーリーさんが危ないですね。」

 

バルクホルン「そうだな。だが、嘆いてもしょうがない。それがウィッチの運命なんだからな。」

 

宮藤「しかし、ミーナ中佐も本当にあがりを迎えちゃいましたけど、その事でからかわれたりは流石にしませんでしたよね?」

 

バルクホルン「流石のアイツらもその辺の節度はあったようでな、ミーナのあがり直前は特に気を使っていたよ。」

 

宮藤「流石に本当にあがりが来たら他人事ではないですからね。シャーリーさんも時期的にもうすぐあがりですから、少しは考えるようになったみたいですね!」

 

バルクホルン「さ、あとの話は皆とするとしよう。おそらく今は食堂に居るはずだからな。」

 

そう言うと4人は部屋を出ていき食堂に向かった。

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