たった1本のお酒から起きた過ち   作:黒トリガー使い

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みんなと楽しくお喋りです!

4人は食堂の入口に着くと、バルクホルンとハルトマンが先陣を切ってドアを開けた。

 

バルクホルン「お前たち、今日はカールスラントの完全解放を祝してスペシャルゲストが来てくれたぞ!」

 

シャーリー「スペシャルゲスト?誰の事だ?」

 

ペリーヌ「もしかして、少佐が!」

 

サーニャ「誰が来たんだろう。」

 

エイラ「私も気になるんダナ!よし!こうなったら、私の未来予知で〜」

 

エイラが未来予知でスペシャルゲストが誰かを読もうとすると、サーニャに停められた。

 

サーニャ「エイラ、せっかくのサプライズなんだから、楽しまないと。」

 

エイラ「ウッ…確かにそうなんダナ。」

 

バルクホルン「よし、それじゃあ入ってくれ!」

 

バルクホルンがそう言うと、ドアの所に居たハルトマンがゆっくりとドアを開けると、車椅子に乗った宮藤とアルテアが入ってきた。

 

宮藤の姿を見ると、サーニャが真っ先に飛び付いた

 

サーニャ 「芳佳ちゃん久しぶり!元気だった?ゴメンね、1度も会いに行く事が出来なくて」

 

宮藤「サーニャちゃんお久しぶり~!私、ちゃんと医学校を卒業してきたよ!」

 

サーニャ「おめでとう芳佳ちゃん!私、芳佳ちゃんなら必ずできるって信じてたから!」

 

宮藤「サーニャちゃんありがとう!これからもっと色んな人を救えるように努めていくよ!」

 

2人が抱き合いながら話してるとシャーリーも話しかけてきた。

 

シャーリー 「おーい、サーニャ。私も宮藤と話をしたいぞ〜!」

 

宮藤「シャーリーさん!お久しぶりです!中佐にしばかれる回数は減りましたか?」

 

宮藤はシャーリーに笑いながら問いかけた。

 

シャーリー「3年ぶりに会って開口一番それかよ!流石の私も回復役が居ないのに無茶はしないさ。」

 

宮藤の質問にシャーリーも笑いながら返した。

 

宮藤「だって、シャーリーさんも流石に自制するようになったと聞いて心配だったんですから」

 

シャーリー「流石の私だって、あがりの件で中佐達を弄ったりしないよ。あがりは私にとっても人事じゃないからな。」

 

宮藤「ですよね。シャーリーさんもいよいよあがりですからね。そうなると、私たちももうすぐ半分を切るんですね」

 

シャーリー「そうだな〜。もうこの部隊も殆どの奴が18を迎えてる。ルッキーニはまだ16だから余裕はあるだろうが、もう1年もしたら部隊の総入れ替えがあるか、501が解散になるかもな。」

 

宮藤「それは寂しいですね。確かに最年少はルッキーニちゃんとサーニャちゃんだけでしたから…。それに、欧州はほぼ奪還完了で、大規模な巣はモスクワのみらしいですからね、私たちの役割も、まもなく終了でしょうか?」

 

サーニャ「…私はオラーシャが解放される迄は頑張る!」

 

宮藤「サーニャちゃんならあがりの前にモスクワの巣を倒せる気がするよ!」

 

エイラ「私もサーニャの加勢をしたいけど、私はもう19で、厳しいかもしれないんダナ。」

 

宮藤「エイラさんもあと1年…、モスクワ戦に間に合うかはギリギリですね…。おそらく502も大半があがりですから…、今動けるウィッチはだいぶ少なくなりましたね…」

 

エイラ「そうなんだナ。けど、残りの巣がモスクワだけなら残ったウイッチを総動員したら勝てない事ないかもしれないんダナ。」

 

宮藤「ただ、ガリアやロマーニャ、ベルリンの時と違って短期決戦になりそうですね。固有魔法持ちはさらに少ないですし」

 

エイラ「そうダナ。恐らく501からはサーニャとルッキーニ、服部の3人、502からはひかり、ニパ、良くて菅野の3人しか出せないだろうナ。」

 

宮藤「6人は少し不安ですね…、501と502部隊の統合も有り得そうですね…」

 

バルクホルン「そうだな。軍も戦力を出してくれるだろうが、ウイッチが少ないと取れる手も少なくなるな」

 

宮藤「残存ウィッチはどのくらいなのでしょうか?もうかき集めても10人もいないのですかね?」

 

バルクホルン「固有魔法を持たない軍人ウィッチも含めたら20は超えるだろうが、熟練度は低いだろうな。」

 

宮藤「なるべく人員を惜しまず、短期決戦でモスクワを解放しないといけませんね。時間がかかれば、動ける人はさらに減りますから」

 

バルクホルン「そうだな。人類側はもう長期決戦をできる余裕は無くなってるようなモノだな。」

 

宮藤「なら、ウィッチがまだ残ってる間に決めるしか無さそうですね」

 

バルクホルン「だが、奪還作戦のタイミングは我々じゃなくて上層部が決める事だ。・・・さて!この話は辞めてみんなで飯を食べるとしよう。」

 

宮藤「そうですね!楽しくない雰囲気は重いですから!今日は無礼講パーティーといきましょう!」

 

ハルトマン 「そうだよ。久しぶりの再会がしんみりしちゃったら嫌だしね。」

 

ハルトマンはドアを閉めようとすると、廊下の奥から1人、来てることに気付いて、中に招き入れた

 

ハルトマン「宮藤〜、ミーナがやって来たよー。」

 

宮藤「ミーナ中佐お久しぶりです!宮藤です!カールスラント完全解放おめでとうございます!」

 

ミーナ「宮藤さん!久しぶりねー!どうしたの急に?」

 

宮藤「医学校を卒業したので、皆さんに挨拶に来たんですよ!」

 

ミーナ「そう。おめでとうね。私はもうウイッチじゃなくなったけど、カールスラントの解放の任務にサポートとしてでも立ち会えただけで嬉しかったから昨日は久しぶりに泣いてしまったわね。」

 

宮藤「本当におめでとうございます!中佐の精神は、サーニャちゃん達が受け継いでいきますよきっと!」

 

ミーナ「ええ、サーニャさんとルッキーニさん。服部さんの3人なら501みんなの想いを継いでくれるって信じてるから。」

 

宮藤「静夏ちゃん達なら必ずやり遂げてくれますね!」

 

ミーナ「そうね。・・・さ!宮藤さんが居るのならパーティーをしましょう!私が色々作るから!」

 

バルクホルン「いや待てミーナ、疲れているだろうから私たちが準備するぞ。そもそも佐官が雑用じみた事なんて、上が嘆くだろう」

 

シャーリー「大丈夫ですよ中佐!料理なら私たちが準備しています!大事な中佐のお手を煩わせるような事は何もありません!」

 

宮藤「そうですよ中佐!それに、私もまた皆に手料理を振る舞いたいんです!」

 

ルッキーニ「久しぶりに芳佳の料理食べたい!3年も我慢したの!」

 

宮藤「分かりました。ルッキーニちゃん!腕によりを掛けて作りますね〜!」

 

アルテア「それじゃあ芳佳ちゃん。厨房に行こっか。」

 

宮藤はアルテアに車椅子を押してもらい厨房に向かった。

 

それから、1時間もすると宮藤達が料理を持って厨房から出てきた。

 

宮藤「みなさん、お待たせしましたー!腕によりを掛けて沢山出来ましたよ〜!」

 

ルッキーニ「やったー!3年ぶりの芳佳のごはんだ〜!」

 

シャーリー「いっぱい食べるぞぉ!」

 

アルテア「そういえば私、芳佳ちゃんの料理食べるの初めてかも。」

 

宮藤「腕によりをかけたから、アルテアちゃんもたくさん食べていいんだよ!」

 

アルテアが大皿にあった料理を掬って口に運んだ。

 

アルテア「・・・うん!ものすごく美味しいよ芳佳ちゃん!この味、お店を出せるレベルだよ!」

 

宮藤「褒められると照れるな~。まあでも、病人食を突き詰めるのも悪くないかな?お医者さんも時々食事の話をするしさ?」

 

アルテア「芳佳ちゃんならそっちの方面でも上手くやりそうだね。私が独立して病院開いたら調理師として来てくれたら助かるな〜」

 

宮藤「それもいいかもね~、進路が広いって、いい事だね~」

 

バルクホルン「宮藤の作る病人食だったらどんな重症患者でも一瞬で治るかもな」

 

バルクホルンは高らかに笑いながらそう言った。

 

宮藤「そこまで言われたらちょっと頑張ってみたいですね~」

 

ハルトマン「もし、本当に宮藤が病院の調理師になったらトゥルーデは毎日病院通いするかもね〜。」

 

バルクホルン「な、何を言う!私は常に健康体!病院にお世話になる事などない!」

 

ハルトマン「へぇ。じゃあトゥルーデは怪我しても行けないのかー。残念だね〜」

 

バルクホルン「いや待て!流石に怪我をした時は行くぞ!あくまでも、普段通いはしないという意味であってな!」

 

ハルトマン「分かってるよ。少しトゥルーデをからかっただけだからさ。・・・それにしても、宮藤は来月から研修医なら私より先に本格的な医者になるね〜。」

 

バルクホルン「ハルトマン、お前もコツコツ医学の勉強はしてるだろ?編入を受けて軍医になるのも悪くないだろ」

 

ハルトマン「たしかに、軍医も悪くないけど、私はどちらかと言うと宮藤達のように病院に務めたいんだよね〜。」

 

バルクホルン「なるほど、しかし、勤務医はかなり規律と時間にうるさいぞ?お前に勤まるか?」

 

ハルトマン「ウッ!・・・なら、個人病院にしたら診察時間とかも自分で決めれるからそっちにしようかな〜。」

 

バルクホルン「その前に医学校の卒業だな。医師免許を取ってから考えるんだな。」

 

ハルトマン「あ〜、私も退役したらヘルウェティアに通うべきかな〜。」

 

バルクホルン「適性は果たして大丈夫かな?医者は清潔感も大事だからな?」

 

宮藤「清潔感は大丈夫じゃないですかね?私達の同期には自室がハルトマンさん以上に汚い人が1人居ましたけど、その人は無事に卒業しましたから。」

 

ハルトマン「私より部屋が汚いって…、ちょっと一周まわって逢いたいよその人に…」

 

宮藤「ハルトマンさんの部屋はまだ足場を選べば歩けたんですけど、あの子の部屋だけは歩ける所すら無かったようです。」

 

バルクホルン「ほう、ハルトマン以上のだらしない人間がいるのか。1度逢って躾をしに行きたいものだな」

 

アルテア 「そういえば、あの子、顔付きが芳佳ちゃんにそっくりでメガネをかけさせたら瓜二つで髪色以外で、見分けがつかなかったね」

 

アルテアは思い出したように答えた。

 

ハルトマン「トゥルーデ、そんな子に説教なんて出来るの?」

 

ハルトマンもからかうようにバルクホルンに問いかけた。

 

バルクホルン「よし!宮藤今すぐその子を紹介してくれないか?会いに行く!」

 

宮藤「その子は確か、ブリタニアで勤務医になるって言ってましたね。どの病院かまでは分かりませんでしたが。」

 

バルクホルン「ムム…なら仕方ないな。説教はまた今度だな。」

 

ハルトマン「いきなり押しかけたら、向こうも迷惑だろうからね」

 

シャーリー「そういえば宮藤ってどの科に配属されるんだ?」

 

宮藤「実は、精神科なんですよね。主に精神病やメンタルケアを扱います」

 

ハルトマン「意外だね〜。宮藤なら外科か内科を選ぶと思ってたよ」

 

宮藤「目が見えにくくて手術が不安って言ったら、アルテアちゃんが「メスを使わないお医者さんもあるよ」って、アドバイスしてくれたんだ~」

 

バルクホルン「たしかに、今の宮藤を考えるとそれがいいかもな。・・・宮藤のような精神科医が居ればリーネも間違えを起こさずにすんだかもな。」

 

宮藤「確かにそうですね…。私がその道を選んだのも、もしかしたら一種の未練かもしれません…」

 

バルクホルン「まぁ、宮藤が悔やむことでは無い。あの件に関してお前が責任を感じる必要は無いからな。」

 

宮藤「そうですね。暗くなるのでこの話はやめましょう」

 

シャーリー「なぁなぁ!そこの君は何処の科に配属されるんだ?」

 

シャーリーがアルテアに向けてさっきの宮藤と同じ質問をなげかけた。

 

宮藤「確かアルテアちゃんは、内科に行くんだっけ?」

 

アルテア「うん。そうだよ。将来的には心療内科を目指してるの。」

 

宮藤「アルテアちゃんならきっと名医になれると思うよ!ところで、ハルトマンさんの志望診療科って何ですか?」

 

ハルトマン「私?私は小児科を希望だね。」

 

ルッキーニ「もしかして、ハルトマンってロリコン?」

 

宮藤「さすがにそれはないと思いすよ。もし本当にロリコンなら3年前の時点でサーニャちゃんやルッキーニちゃんに手を出してるはずですから」

 

ルッキーニ「だよねぇ、ごめんね~、ちょっとからかってみたんだ~」

 

それからも他愛の無い話を続けて1時間が経過した。

 

バルクホルン「ふぅ〜。久しぶりの宮藤の料理も美味しかったな〜。」

 

宮藤「皆さんに喜んでいただけて光栄ですよ!頑張って作った甲斐があったものです!」

 

ハルトマン「宮藤はこれから、病院に行くまでどうするの?時間的に扶桑に戻るのは難しいと思うけど?」

 

宮藤「今は、ヘルウェティアとローザンヌのどっちかで悩んでるんですよね。」

 

アルテア「私も、芳佳ちゃんと同じ病院に志願するつもりだよ。ずっととは言えないけど、まだ芳佳ちゃんと一緒にいたいからね。」

 

ハルトマン「なるほどね〜。2人とも頑張ってね〜。」

 

バルクホルン「それは、そうと宮藤達は今日どうするんだ?あれならもう夜も遅いし泊まっていくと良い。空き部屋ならまだあるしな」

 

宮藤「泊めてもらえるんですか?!なら泊めてもらいたいですねぜひ!」

 

ミーナ「ええ。部屋ならあるし、皆まだ、宮藤さんと話し足りないでしょうからね」

 

宮藤「久しぶりなので、皆さんともっと、色々お話したいです!」

 

ルッキーニ「それじゃあ、芳佳。一緒にお風呂に入りに行こうよ〜!」

 

宮藤「ルッキーニちゃんありがとう~、身体洗うのとか任せちゃおうかな~」

 

ルッキーニ「ニッシシシ。この3年で大きくなってる芳佳のおっパイ沢山揉んじゃおうかな〜」

 

宮藤「ルッキーニちゃん、洗いっこしようよ!私もルッキーニちゃんの成長を堪能したいからさ~」

 

シャーリー「たしかに。宮藤の胸大分大きくなったな。ハルトマンは3年で全く変わってないけどな〜」

 

ハルトマン「うう…、どうして私だけ何も変わらなかったのか…。この世界は残酷だ…」

 

バルクホルン「全くだな。双子だと言うのにウルスラの方が成長してるんじゃないか?」

 

バルクホルンはウルスラの方を見て話した。

 

ハルトマン「この世は不条理だ…。私にもその胸を分けて欲しい…」

 

ハルトマンは軽く憎悪を込めた目でウルスラの胸を見る。

 

ウルスラ「ダメですよ姉さま。いくら私でもやれない物もあるんです。」

 

ハルトマン「悲しいなぁ…、どうして姉妹でこんなに差が…」

 

宮藤「大丈夫ですよ、ハルトマンさん。まだ希望はありますから」

 

宮藤がハルトマンに近づいてそう言うと宮藤の成長した胸が軽く揺れた。

 

ハルトマン「今私は闇堕ちしそうだよ宮藤。豊胸系の手術受けられる医者を紹介してよ。」

 

宮藤「すいません、豊胸系の方面の医師はあの時の土偶ぐらいしか、思いつきません。」

 

宮藤がそう言うと、トラウマを思い出したの如くハルトマン達は口にした。

 

ハルトマン「うっ、頭が…、あの土偶はもう見たくない…。あれは恐ろしい事件だった…」

 

宮藤「私もですよ。あんな事は金輪際勘弁です。」

 

サーニャ「あれはある意味この世の地獄…」

 

バルクホルン「ああ、あの時は部隊が崩壊する危機だったな…」

ペリーヌ「もう二度とあんな思いはしたくないですわ!」

 

アルテア「一体何があったかきになるけど、聞かないでおくよ・・・」

 

ミーナ「それが良いわよ。それじゃあ、一晩だけだけど仲良くやってくださいね。」

 

アルテア「はい!」

 

宮藤「それじゃあそろそろ、お風呂に行きましょう!」

 

バルクホルン「そうだな、行くとするか!」

 

バルクホルンがそう言うと、宮藤を先頭にお風呂に向かった。




少し長くなりましたが、区切りが良いのでここで停めますね
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