たった1本のお酒から起きた過ち   作:黒トリガー使い

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すいません。少し間隔が空いてしまいました!


捜索します!

宮藤達がウルスラの研究所を隠れ家にして数日後、再び隠れ家にやって来てた。

 

宮藤「扶桑にいる坂本さんから昨日電話がありました。ついに明日ブリタニアに対して連合軍が総攻撃を仕掛けるらしいです。」

ヴェール「ついにこの時が来ちゃったかぁ。とりあえず列車砲のメンテナンスは済んでるけど、いつ頃投下されるかまではまだ不明だね」

 

宮藤「一応、一昨日シャーリーさんに電話してみたら基地にツァーリ・ボンバがあるのは確認したけど発射時刻までは分からないって言ってました。」

 

ヴェール「まあ、正確な時刻はトップシークレットだよね。妨害されたら元も子もないから。本当に勘で狙うしか無さそうだよ」

 

ハルトマン「カールスラントの陸軍は明日の明け方にロンドン側から潜水艦を使って上陸作戦を行うみたいだよ。空軍の方までは教えてくれなかったけど」

 

宮藤「どうにかして戦争は止めたかったけど、やっぱり無理だったね…」

 

ハイネ「この状況だと…、ウィッチ兵は連合軍の相手に回るわよね?こう言ったらナンだけど、今シャイタン教授を守るものは、リーネちゃんとアルテアちゃんしかいないんじゃないかしら?」

 

ハルトマン「リーネとアルテアだけでもキツイでしょうね。ダブルコアを持つ大型ネウロイが2体いるようなものだからね。」

 

ヴェール「イルミナは破壊するだけでいいとはいえ、その破壊方法が難儀だね。やはり、真っ向勝負はイバラの道かも。大丈夫?」

 

宮藤「私は極力2人とは真っ向勝負で決着をつけたいんですけど、2人がそれを望むかなんですよね。」

 

ヴェール「2人は、宮藤くんに勝てれば手段は問わないって雰囲気を出していたよね。そうでなければ、わざわざ宮藤くんに指輪を見せつけたり、遠距離からレールガンで狙うなんて発想はしないと思う。だから、彼女達の思惑を出し抜く発想力は必要かもしれない」

 

宮藤「けど、私には遠距離狙撃をする腕は無いです。・・・一か八かでお守りと大量のダイナマイトを持った上で自爆特攻をするのはどうでしょうか?」

 

ヴェール「うーん、それも難しいだろうね。イルミナの改良具合がどの程度か分からない以上、下手したら何も出来ずに終わる可能性があるし」

 

宮藤「確かにそうですね。・・・困りました完全に手詰まりです」

 

ヴェール「まあ、全く手詰まりって訳でもないよ。一応、ピットレとポトリーに頼めば、宮藤くんの死を偽装する事は可能だから。腹を探るための身代わりを任せてみる?」

 

宮藤「確かに、あの二人に私が死んだと思わせれば動きやすくなりそうですね。・・・お願いできますか?」

 

ヴェール「任せてね、2人に連絡しておくから」

 

ハルトマン「それにしても、死体を偽造するって相当な固有魔法を持ってるんですね〜。」

 

ヴェール「偽造というか、まあポトリーは誰かにそっくりな人形を作れるんだよね。あとピットレには、描いた絵を実体化させる能力がある。それらを組み合わせて、リーネ達に『宮藤くんを殺した』と誤認させようと思うんだ。一時しのぎかもしれないけど、時間は稼げるはず」

 

ハルトマン「それは、凄いですね。その2人の能力を合わせたら短時間でも誤魔化しが出来ますね」

 

ヴェール「そうだね。特に、遠距離砲とか使ってきたならしばらく誤魔化せるかも」

 

宮藤「分かりました。とりあえず私はここに潜んでいた方が良いですかね?」

 

ヴェール「そうだね。なるべく表に出ないで、司令役になって欲しいかなって」

 

宮藤「了解しました!皆さんが生きて帰って来れるように頑張ります!」

 

ヴェール「さて、宮藤くんの再現をするから、髪の毛1本だけ頂くね?あとはポトリー達に依頼しておくから」

 

ヴェールは宮藤の髪の毛を1本抜いた。

 

宮藤「イテテ。精巧な私の人形ができるなんて。こんな状況じゃなかったら1度見てみたいですね!」

 

ヴェール「まあ、やれるだけの偽装は果たしてみるよ~」

 

宮藤「ハルトマンさん達はこれからどうするんですか?」

 

ハルトマン「とりあえずまずはシャイタン教授の部屋を探ったら、他の診療科の現状も調べてみるよ。勢力がまた変わる可能性もあるからね」

 

宮藤「そうですね。1番最高なのはシャイタン教授の心臓を発見できる事なんですけど、難しいでしょうね。」

 

ハルトマン「金庫のパスワードなんかも、定期的に変えてるだろうね。だから、狙うなら何かの一瞬を突くしかなさそうだよ」

 

その時、研究所の電話が鳴った。

 

宮藤「・・・このタイミングで電話が鳴るという事は大戦絡みでしょうか?」

 

ハルトマン「気をつけて、リーネかアルテアかもしれないから」

 

ウルスラ「念の為、私が出てみますね・・・もしもしウルスラです。」

 

???「おお、ウルスラか!そこに宮藤はいるノカ?」

 

電話口からは聞き覚えのある声が聞こえた。

ウルスラ「その話し方と声…、もしかしてエイラさんですか?!」

 

エイラ「ああ、今サーニャの家から電話をかけてるんダナ。ていうか、それより大変な事になったんダナ!」

 

宮藤「電話変わりましたエイラさん、そんなに慌てて何があったんですか?」

 

エイラ「実は、スオムスがブリタニア側に、正確に言ったらシャイタン側に付いてしまったんだな!」

 

宮藤「何でそうなったの?!やはり、元帥が対立したから?!」

 

エイラ「昨日、スオムス軍に居る知り合いから聞いた事だけど、どうやら元帥とその直属の部下が全員シャイタンの優生思想に共感してしまったんダナ!それで、連合軍を抜けてシャイタン側に付いたんダナ!」

 

宮藤「あの人は確か、大戦は静観すると言ってたはずでは?!これは大変ですね…、打つ手を考えないと、大戦の結果も変わりかねませんから!」

 

エイラ「取り敢えず既にカールスラントと扶桑には連絡を入れてるんダナ。私はあのままスオムスに居たら巻き込まれそうだったから、サーニャの家に逃げてきたんダナ。」

 

宮藤「それが正解ですよエイラさん。何せ、リーネがエイラさんを人質にしたと嘘をついてまで、私達を揺さぶろうとしたんですから。下手に残れば本当に人質になるか、イルミナの力でシャイタンの手駒にされるだけです」

 

エイラ「今の所、シャイタン側から攻めるという情報は入ってないんダナ。けど、シャイタン側はツァーリ・ボンバの情報や上陸位置の情報をスオムスから聞いてるからどうなるか分らないんダナ」

 

宮藤「まあ、連合軍側がブリタニアの市街地を叩くという情報は、シャイタンも把握しているでしょうから、基本的には人造ウィッチで連合軍の各個撃破というプランだと思います。問題は、ツァーリ・ボンバの投下地点ですね。ホワイトマン基地も、シャーリーさん曰く知らされていないらしいですから」

 

エイラ「残念だが、私の占いでも何処に落とされるかや時間までは分からないんダナ。」

 

宮藤「という事は、既にエイラさんの影響力の範囲外にいる可能性もありますね…。ただシャーリーさん曰く、スピリットオブリベリオンの動力は特殊なもので、長時間飛行には向かないそうです。燃料満載でも、最大加速まで約10分かかり、飛び続けられるのはせいぜい2時間らしいです」

 

エイラ「あくまでも、私の予想だが、投下タイミングは開戦の序盤か連合軍がおされたら投下すると思うんダナ。」

 

宮藤「それは濃厚ですね、問題は、投下地点でしょうか?」

 

エイラ「これも予想だが、ブリタニアの中心に近いクランウェルに落とすと思うんダナ。」

 

宮藤「なるほどです、ヴェール教授にはそう伝えておきますね?」

 

エイラ「頼んだんダナ。こっちでも何か出来ないか限界まで足掻いてみるんダナ!」

 

宮藤「エイラさんも頑張ってください!こちらも手を打ってみます!」

 

エイラ「ああ、宮藤達も気をつけるんダナ。」

 

エイラは電話を切り、宮藤も受話器を戻した。

 

宮藤「とりあえず、最有力候補はクランウェルだそうです」

 

ヴェール「とりあえず今はそこに列車砲の照準合わせだね」

 

ハルトマン「それじゃあ私達はシャイタン先生の部屋を探ってくるね。」

 

宮藤「気をつけてくださいね、危険を察知したら退避してください!」

 

ハルトマン「うん。ちゃんとお守りも持ったし無茶はしないよ。」

 

ヴェール「行ってらっしゃい~、こっちも何とかしとくね~」

 

そして、ハルトマンとウルスラはローザンヌ病院に向かった。

 

ハルトマン「さてと、病院には着いたけど、先ずは地下に行く道を探さないとね。」

 

ウルスラ「おそらく、かなり巧みに偽装していると思います。案外病院ならどこにでもあるもので、扉を隠しているかもしれませんよ」

 

ハルトマン「取り敢えず慎重に行くよ。私達が捕まってイルミナを埋め込まれたら無条件でシャイタン側に着く事になるからね。」

 

ウルスラ「そうですね。そうなればもう自害するしかありません」

 

ハルトマン「自害する暇を与えてくれたら幸運なんじゃない?多分、イルミナを埋め込まれたらそんな事も出来ないと思うよ。」

 

ウルスラ「確かにそうですね。この手のものは、自害防止のプログラムくらいありそうですから」

 

ハルトマン「それじゃあ、もし私がシャイタン側に落ちたら躊躇わず殺してね。ウルスラ達を殺すのは嫌だからさ。」

 

ウルスラ「私も同じですね。姉様に引導を渡してもらいたいです」

 

1階のとある廊下を歩いてると・・・

 

ハルトマン「?ねぇウルスラ。ここの床なんか変な音しない?」

 

ウルスラ「少し軋みますね。まるで床下に空洞があるみたいです」

 

ハルトマン「・・・今誰かに見られたり、監視カメラがあるとかはないよね?」

 

ウルスラ「この辺りには無いようです。あるとすれば、この床の下でしょう。私ならば、無意味に病院内には置きません。置くにしても、ありふれたモニュメントで隠したりします。…そこのようにね!」

 

ウルスラは消化器に向けてナイフを投げると消火器に刺さった。消火器から泡は出ず、内部のレンズのような部分に直撃した

 

ハルトマン「うぉ!全く気づかなかったよ。流石ウルスラだね!」

 

ウルスラ「ただしあれがシャイタン教授の仕掛けたものとは限りません。アルテアあたりが独断で仕掛けたか、もしくはシャイタンとべったりな泌尿器科の連中の私物かもしれません。ただ少なくともこの位置から見るなら、この床に何か隠したいものがあるのは間違いないでしょう。さて、ズラかりますか。おそらくここに来た事は誰かに見られています」

 

ハルトマン「そうだね。ここに地下への入り口があるのが分かっただけでも収穫としようか。」

 

ウルスラ「では、離脱ですね姉様」

 

2人は走ってその場を後にした。

 

2人が去った後、その場に1人の人物がやってきた。

 

???「逃げられたカ。でもまさかこのカメラに気づかれるとは思わなかったんダナ。取り敢えず、シャイタン様に報告ダナ。」

 

ウルスラ「姉様、とりあえずエルデ教授に連絡しましょう。1つ引っかかる事があります」

 

ハルトマン「引っかかる事?まぁ、ウルスラの勘は当たるからね。良いよ。取り敢えず研究所に戻ってから電話しようか。」

 




最後に現れた人物とは一体誰なのか!
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