第1話で階級について間違えがあると報告を貰ってので直します!
翌日、ハルトマンとシャーリーは医師に呼ばれて宮藤について話を聞こうとしていた。
医師 「おはようございます。宮藤さんはまだ寝てますので、目が覚めたら連れてくるように看護師にお願いしてます。なので、先に始めましょうか。」
ハルトマン「はい。私達は宮藤の支えになる覚悟は十分に出来てます。」
シャーリー「私もできてるよ。どんな現実でも受け入れるよ。」
医師 「分かりました。先ず、視力の件ですが、これは今後これ以上低下する事はないと思います。ですが、視力は著しく落ちてる為恐らく宮藤さんは貴方達の顔を正確に認識出来ず、宮藤さんからしたら、恐らくは誰がいるかも分からない状況です。」
ハルトマン「うん…、それは受け入れて生きていくしかないね…」
医師「それと、声についてですが、昨日喉に関しての医学書を見ていたら一つだけ可能性がありました。」
シャーリー「な、何ですか?!その可能性があるなら縋りたいです!」
医師の発言に2人が慌ててると医師は1つの小さな機械をテーブルの上に置いた。
医師 「それは、人工発声機を使った方法です。これを使えば元通りとまでは言えませんが、日常生活に不便が無い程度の会話が可能です。」
医師がその内容を話すとハルトマンの表情が少し曇った。
ハルトマン「うーん、人工声帯かぁ…、少し考えてみますね。本人の意思もありますので…」
そう話してると看護師が車椅子に乗った宮藤を連れてきた。
看護師「先生。宮藤さんをお連れしました。」
部屋にやってきた宮藤の目からは前のような光が感じられなかった。
ハルトマン「宮藤…、おいたわしい…、ここまで来ると、無理やり生きててもらうのが幸せなのかも分からなくなるよ…」
シャーリー「こうなるとなぁ…、宮藤の意思をきちんと聞かずに私達だけで決める事はできないね…」
医師 「念の為に、確認しておきましょうか。宮藤さん。あなたの同僚であるハルトマンさんが座ってる側の手を上げてください。分からないなら首を横に振ってください。」
医師がそう言うと、宮藤は暫くして悲しそうな顔をして首を横に振った。
ハルトマン「宮藤…、悲しいよ…、私が見えないなんて…」
その時、5人がいる部屋にバルクホルンが勢いよくドアを開けてやって来た。
バルクホルン 「宮藤!大丈夫か!リーネの奴にはちゃんとした罰を与えてきたぞ!もうお前を苦しめるやつは居ないんだ!」
バルクホルンが部屋に入ってきてそう言うが、宮藤には聞こえているがバルクホルンの姿が見えてない為、声のした方を見てキョロキョロとしていた。
ハルトマン 「あっ、トゥルーデ…、実はね…、宮藤はもう目がほとんど見えないらしくて…、声も出せないらしくて…、もうどうしたらいいか…」
バルクホルン「そんな!バカな!」
バルクホルンはショックのあまり、膝から崩れ落ちた。
医師「ええと、すいませんが、貴方は?」
医師がバルクホルンに尋ねるとショックで落ち込んでるバルクホルンの代わりにハルトマンが答えた。
ハルトマン「ああ、この人は宮藤の直属上司のような人です。妹のように可愛がっていたので、ショックだったのでしょう」
医師「成程、・・・えっと、念の為確認ですが宮藤さんの実姉ではないんですね?」
医師がハルトマンに尋ねると、崩れ落ちていたバルクホルンが立ち上がり答えた
バルクホルン「私がっ!宮藤の姉君であるっ!だからっ!私が話を聞くぞっ!」
バルクホルンの勢いに圧倒されそうになるも、医師は続けた。
医師「はい。…ええと、血縁関係は?」
バルクホルン「そんなものが必要なのかっ!愛があれば姉妹になれるはずだっ!」
ハルトマン「はいはいトゥルーデ、お医者さんが困ってるから下がろうね。」
ハルトマンはバルクホルンを押して部屋の隅にやった
ハルトマン「診断書とかは、厳封したものを上司経由で送らせたいと思います。すぐに来れるような所に住んでいないので…」
医師 「そうですか。分かりました。・・・それじゃあ、念の為確、宮藤さん本人に聞きます。貴方は人工声帯を付けたいですか?首を振ってもらうだけで結構です。」
宮藤は暫く考えていると、首を縦に軽く振った。
医師 「・・・分かりました。ですが、あなたは未成年なので、親の同意も必要となります。ハルトマンさん。この同意書を診断書と同封させますので、宮藤さんのご両親の元へ送ってあげてください。同意書が来しだい、手術を行います。」
医師は診断書と手術の同意書を入れた封筒をハルトマンに渡した。
ハルトマン「分かりました。上司の承認を経て故郷に送付させていただきます。ありがとうございます」
医師「それと、宮藤さんの病室ですが個室を用意させてもらいますので、面会等は時間内でしたらご自由にどうぞ。・・・それでは、私達これにて失礼します。それと、病室の方は502号室となります。ここから、出てすぐ右手にありますので、お帰りになる際は宮藤さんを連れて行ってからお願いします。」
医師と看護師は部屋を出ていく。
ハルトマン「さて、シャーリー、これを少佐達に届けないとね。」
シャーリー「そうだな。バルクホルンは宮藤に付いててくれるか?」
シャーリーがバルクホルンに尋ねると、バルクホルンは壊れた人形のようにうわ言を繰り返してた。
バルクホルン 「宮藤が…宮藤が…」
ハルトマン「うーん…、これは放置して大丈夫なのかなぁ…?変な過ちを犯したらまずいから、連れて帰ろうかな」
その時、偶々諸用で立ち寄っていたアルテアちゃんが宮藤を見かけて部屋の中に入ってきた。
アルテア「芳佳ちゃん!久しぶり〜!どうしてヘルウェティアの病院に?しかも車椅子に乗ってるの?何処か、怪我したの?」
ハルトマン「あ!そういえば、ここ、ヘルウェティア病院だった!」
アルテアは矢継ぎ早に話すも宮藤は当然受け答えが出来ない為、代わりにハルトマンが答えた。
ハルトマン「ねぇ、アルテア。…今の宮藤はちょっと人とお話が難しいんだ…。後にしてくれるかな」
アルテア 「そんな!どうしちゃったの芳佳ちゃん!ほら私だよ。覚えてる?」
アルテアがさらに宮藤に近づくと、宮藤は徐に手を伸ばすが、上手く見えてない為、宮藤の手は空を切った
アルテア 「・・・もしかして芳佳ちゃん。私の事が見えてないの?」
アルテアがそう言うと宮藤はゆっくりと頷いた。
アルテア「そんな!芳佳ちゃん…」
アルテアはショックのあまりか、そのまま倒れ込んでしまった。
ハルトマン「やっぱり皆ショックが大きすぎるね…。宮藤の実家に連絡するのもつらいよ…」
シャーリー 「ハルトマン。取り敢えず2人とも基地に連れて帰ろう。アルテアもここに放置するには行かないからな」
ハルトマン「そうだね、放置したら色々大変だから。あと、宮藤を病室に連れて行って、診断書と同意書を無くさないようにして…、とりあえず帰還だね」
そして、シャーリーが魔法力を使い、バルクホルンとアルテアの2人を抱えて、ハルトマンは宮藤を病室に連れていき、ベッドに横にした。
シャーリー「じゃあな、宮藤。毎日、誰かしらをお見舞いに寄越すからな。」
宮藤はなみだをながして、2人に手を振りながら、頷いた。
え〜、宮藤がいる病院はヘルウェティアにしてます。距離なんて、気にしたらダメです。物語の関係上仕方ないんです!