たった1本のお酒から起きた過ち   作:黒トリガー使い

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みんなとの再開です!

3人はハルトマンの運転で基地に戻り、食堂に行くと、ミーナ中佐、リーネ以外の全員が待っててくれた。

 

宮藤「皆さん!宮藤芳佳、ただいま帰還しました!今まで通りに行けるか分かりませんが、よろしくお願いします!」

 

宮藤はみんなに向けて頭を下げる。

バルクホルン「宮藤!帰ってきて嬉しいぞ!私は今猛烈に感動している!」

 

静夏「例えどうなろうと、宮藤少尉は宮藤少尉です!帰還をお待ちしていました!」

 

ルッキーニ「芳佳ー!待っていたよー!おかえりー!」

 

宮藤 「バルクホルンさん。静夏ちゃん、ルッキーニちゃん。みんなの事は殆ど見えてないけど、ありがとうございます!」

 

そこまで言うと、宮藤が少し間を開けてバルクホルン達に質問した。

宮藤「・・・あの、リーネちゃんは今、何処にいるんですか?」

 

バルクホルン「リーネか?彼奴はまだ隔離室の中だな。徹底的に制裁したから、少々五体が満足でなくてな」

 

静夏「リネット軍曹なら、当然の罰を受けて今も隔離室の中です。私は宮藤少尉同様に喉と目を潰すべきではないかと提案したのですが、ゲルトルート大尉から『手脚を完治不能なまでに砕いたから、これ以上はいいだろう』と言われたので、提案を下げたのですが」

 

ルッキーニ「だから今のリーネは、簡単には動けない身体なんだよね…」

 

宮藤 「そうなんですね。・・・あの、もし可能ならリーネちゃんに伝えて欲しい事があるですが良いですか?」

 

バルクホルン「何だ?宮藤の頼みなら可能な限り聞くぞ?」

 

宮藤 「ありがとうございます。えっと『私から沢山の物を奪ったリーネちゃんの事を一生許さない。例えリーネちゃんがいくら謝ってもリーネちゃんの身体がボロボロになろうが、私の身体が元通りになる事はないんだから』って伝えて下さい。本当なら会って伝えたいんですが、まだリーネちゃんと面と向かって話せる勇気がないので・・・」

 

バルクホルン「ああ、それくらいならお易い御用だ。あいつも宮藤からそう言われたら、少しは自分の行いを省みるだろうからな」

 

宮藤 「ありがとうございます。バルクホルンさん!」

 

また少しすると、宮藤が思い出したようにもう一度バルクホルンに聞いた。

 

宮藤「 ・・・あの、そういえば、私が喋れてない頃にアルテアちゃんが来てくれてた筈ですけど、今はもう医学校に戻られたんですか?」

 

バルクホルン「あぁ。彼女はもう戻っているな。相当ショックを受けていたようで、どうやら今でも引き込もっているらしい。宮藤なら、彼女を励ませないか?」

 

宮藤「はい!アルテアちゃんは私の大切な友達です!・・・明日にでもヘルウェティア医学校に行ってみます!」

 

バルクホルン「そうだな。友達は大切にしろよ?」

 

そして、執務室に居たミーナ中佐も食堂にやって来た。

 

ミーナ「宮藤さん、おかえりなさい!ゴメンなさいね、色々と執務が忙しくて、1度もお見舞いに行けなくて。」

 

宮藤「あ、ミーナ中佐!大丈夫ですよ。ミーナ中佐は501の隊長ですからね。」

 

ミーナ「ええ、なんとか、一段落着いたのよ。・・・それと、宮藤さん。今日からはサーニャさんと相部屋をしてもらっても大丈夫ですか?」

 

宮藤「はい。構いませんよ中佐。それと、色々うちの家族に手配していただいてありがとうございます。」

 

ミーナ「それくらい、上官として当たり前よ。・・・本当は最初は何か異変が起きてもいい様にハルトマン中尉と同じ部屋にしようとしたんだけど、流石に目が不自由な宮藤さんをあのゴミ部屋に置く訳にはいかないものね。それで、色々考えた結果トゥルーデとサーニャさんとの二択でこれからの部隊の事も考えてサーニャさんとの相部屋にしたんです。」

 

宮藤「なるほど、私の為に態々、ありがとうございます!」

 

宮藤はもう一度、感謝を込めてミーナ中佐に頭を下げる。

 

ミーナ「いいえ、宮藤さんは大切な部隊の人間ですもの。・・・えっと、エイラさん。どうして、そんな殺気の篭った様な目で私を見てるの?」

 

ミーナ中佐は先程からエイラに見られてる事に気付いて言葉を出すと、エイラからではなくサーニャかエイラに声を掛けた。

 

サーニャ「…エイラ最低ね…。今はまず芳佳ちゃんの安否が大事なのに。…」

 

エイラ 「分かってるんダナ!宮藤が大変な事は。・・・けど…」

 

エイラが言葉に詰まるとサーニャが言葉を返した。

 

サーニャ「嫉妬は醜いよエイラ。…エイラもリーネさんみたいに手脚を失いたいの?」

 

エイラ 「・・・少しだけ、1人にさせてほしいんダナ。」

 

エイラは俯いたまま、1人で食堂を出ていく。

 

サーニャ「ちょっと言いすぎたかな…。中佐…、上官にこんな事言うのはおかしいかもしれませんが、エイラが変な気を起こさないか見張っててください…」

 

ミーナ 「分かったわ。まあ、サーニャさんと宮藤さんを相部屋にするって発表したら十中八九エイラさんが噛んでくるって思ったけど、予想どおりだったわね。あ!宮藤さんが気にする必要は無いからね」

 

ミーナ中佐はエイラの後を追って足早に食堂を出て行った

 

宮藤「…まぁ、エイラさんならあんな反応になっちゃいますよね。」

 

サーニャ 「芳佳ちゃん。取り敢えず、お昼ご飯食べる?今日はバルクホルンさんが作ってくれたみたいだから。」

 

宮藤「食べる食べる!ちょっとお腹空いてたから!それに、バルクホルンさんなら安全だよ!」

 

食事と言われるとさっきまでの暗い顔から一転。明るくなり、子供のように喜んでいた。

 

バルクホルン「私も、宮藤に喜んで貰えるなら頑張ったかいがあったぞ!」

 

バルクホルンは嬉し涙を流しながら食堂から全員分の食事を持ってきた。

 

サーニャは宮藤の乗った車椅子を食卓に近付けて、皿に乗った料理をスプーンで掬った。

 

サーニャ「はい。…芳佳ちゃん。」

 

サーニャはゆっくりと宮藤の口にスプーンを運んだ。

 

宮藤「むぐむぐ…、美味しいよサーニャちゃん!バルクホルンさんも腕を上げたみたいですね!」

 

バルクホルン「当たり前だ!ここ1ヶ月かなりの数の食事当番をこなしたからな!」

 

サーニャ 「ありがとうね。芳佳ちゃん。…でも、慌てて食べちゃダメだよ。しっかり噛まないと消化に悪いから。」

 

サーニャはもう一度、料理をスプーンで掬って宮藤の口に運ぶ。

 

宮藤「そうだね、慌てちゃダメだよね。サーニャちゃんありがとう」

 

宮藤は口の中に料理を入れると今度はゆっくりと噛んで飲み込んだ。

 

そして、昼食を食べ終わった後

 

宮藤 「サーニャちゃん。…なんだか、眠くなって…きた」

 

宮藤はサーニャにもたれ掛かるように眠りにつく。

 

サーニャ「芳佳ちゃん。疲れちゃったのかな?…お休みなさい。ベッドに運んであげるね」

 

バルクホルン「全く。食事早々に寝るとはな。」

 

ハルトマン「あれ〜?トゥルーデ、私が食後にすぐ寝る時と反応が違うじゃ〜ん。やっぱり、可愛い妹には強く出れないのかな〜?」

 

ハルトマンが揶揄うような口調でバルクホルンに返すとバルクホルンは慌てたような口調になってる

 

バルクホルン「な!宮藤は退院直後で疲れてるだろうから仕方ないんだ!お前は疲れてもないのに、寝てるだろう!」

バルクホルンが途中からいつもの怒鳴り口調になりかけるとハルトマンが制止した。

 

ハルトマン「トゥルーデ、あまり大きな声出すと宮藤起きちゃうよ?」

 

バルクホルン「は!・・・確かにそうだな。」

 

ハルトマン 「にしし。やっぱり甘いね〜・・・ねぇ、サーニャン。体だけには気をつけてよね。無理せずに私達も交代で宮藤のお世話やるから。もし、サーニャンが疲労で倒れたら宮藤は自分のせいだって悲観するはずだから・・・」

 

サーニャ「ありがとうございます。ハルトマンさん。…私が夜間哨戒の時にはお願いするかもしれません。」

 

ハルトマン「オッケ〜。その時は責任持って預かるからね〜。・・・それと、後はエイラだけど、あの状態じゃ時間が解決するのを待つだけかな?」

 

サーニャ「そうだね…。エイラが変な気を起こさないように監視はつけてるけど…取り敢えず、芳佳ちゃんを部屋に運ぼうかな。」

 

ハルトマン「それじゃあ、私も手伝うよ〜!」

 

ハルトマンは椅子から降りると入口近くに居たサーニャと宮藤の元に行った。

 

サーニャ「ありがとうございます。ハルトマンさん。」

 

2人は宮藤の車椅子を押しながら食堂を出て行った。

 

ハルトマン 「流石にエイラも自傷行為はしないと思うけど、なんだか心配だな。」

 

サーニャ「1度、502が居るペテルブルクにやって、頭を冷やして貰おうかなって思うな。」

 

ハルトマン 「それとも、エイラの姉の所に連れて行く?どっちが良いかは分からないけどね。」

 

サーニャ「…お姉さんだと何か拗れそうな気がするな…」

 

そんな話をしてると、2人が歩いてる廊下の奥からエイラを引っ張るミーナ中佐が来ていた。

 

 

 




全員を平等には出せませんがすいません!何人かは空気になってる時があります!
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