たった1本のお酒から起きた過ち   作:黒トリガー使い

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前書き・・・思いつかないな。


リーネちゃんは裁かれます!

サーニャとアルテアちゃんは急いで宮藤を病院に連れて行き、遅れてハルトマンもやって来た。

 

医師 「酷い出血量だな。それに、アキレス腱を銃弾で斬られている。一応、直せない事は無いが、こんな風にアキレス腱が切れた事例が全くない。治せても歩行に障害が出るかもしれないな。」

 

ハルトマン「なんて残酷な事をするの…!これじゃあリーネは罰せられた意味が分かってないじゃん!」

 

数時間後、脚の手術は無事に終了した。

 

医師 「取り敢えず、接合自体は出来ましたが、ですが、やはり通常の切断と全く違いました。歩くのは難しいかもしれません。」

 

宮藤「リーネちゃん…、アンタはもう…、存在してはいけない生き物だよ…」

 

宮藤は虚ろな目で泣いていた。

 

そして、その頃軍法会議の場にてリーネの裁判が行われていた。

裁判長 「リネット・ビショップさん。貴方は何故、同僚で戦友である宮藤芳佳さんに2度も手を掛けたのですか?」

裁判長が問掛けると、リーネはおちゃらけな声で返した。

 

リーネ「手をかけたなんて人聞きが悪いですね~、ちょっと芳佳ちゃんをからかったら拒絶されたので、少しおしおきしただけですよ~」

 

裁判長 「じゃあ何かね。君は拒絶されたおしおきをして、同僚の目と喉、足を潰したのかね?」

リーネ「私も色々あって両手両足を失いましたからね~、その辛さを知ってほしくてやったんですよ~」

 

リーネの態度にイラついたのか扶桑軍上官が反論した。

 

扶桑上官 「話にならんな。そんな事で優秀な回復魔法を持つ宮藤少尉を手にかけるとは。しかも、なんだその態度は反省の態度が全く見られないぞ!裁判長、我々はリネット・ビショップに死刑を求刑します!」

 

扶桑軍上官が具申すると、ブリタニアの上官も返した。

 

ブリタニア高官「うむ、我々も当初は、殺人にまでは至ってないので、無期禁錮でよいと考えていたが、彼女の態度は我々に対する挑発の意図も含まれる。綱紀粛正の意を込めて、極刑を望む事もやむ無しだな」

 

裁判長 「うむ。両国の言い分は分かった。では、最後にリネット・ビショップの部隊の隊長であるミーナ中佐に聞いてみるとしよう。」

 

裁判長はリーネの後ろに居たミーナ中佐に意見を求めた。

 

ミーナ「私は彼女の上司ですが、あくまでもカールスラント軍人であるため、ブリタニアと扶桑のどちらに与する事もありません。ですが、リーネさんの一連の態度は、法廷及び両国の将官級に対する侮辱的態度であると言わざるを得ません。なので、両国が求める最高刑の折衷案を支持するものとします」

 

裁判長 「分かりました。判決は明日行います。その前に明日、被害者でもあられる宮藤さん本人をこの場に呼び出して、彼女の事をどう思ってるか聞きたいと思います。」

 

ミーナ「分かりました。ただし彼女は今両脚と眼を患っているため、1人で出廷が出来ません。同行人の立ち会いを認めてください」

 

裁判長 「ええ、許可します。では、本日はこれにて閉廷します。」

 

ミーナは閉廷すると少しして部屋を出て、1人呟いていた。

 

ミーナ「やっぱり極刑は免れなさそうね。私だって、美緒が手にかけられたら、犯人の極刑を望むわ」

 

翌日、軍法会議の場に車椅子に乗った宮藤はサーニャと同伴してやって来た。

 

裁判長 「宮藤芳佳さんに聞きます。貴方はリネット・ビショップさんの事をどう思ってますか?正直に答えて下さい。」

 

宮藤「そうですね、今のリーネちゃんには失望しています。私を騙した上に、逆恨みで私を痛めつける。その上反省なしですからね」

 

裁判長「成程。・・・では、因みに聞きますが貴方はリネット・ビショップさんにどんな刑を望みますか?被害者である貴方が無罪を望めばそうなりますが。」

 

宮藤「そうですね、なるべくなら死罪であってほしいです。もし、判決が死罪でないなら、せめてリーネちゃんの目と喉は潰してもらいたいです」

 

裁判長「分かりました。・・・では、貴方の意見を最大限反映しましょう。・・・判決を言い渡します。リネット・ビショップさんは先ず、目と喉を潰した後に死刑とします!」

 

裁判長が判決を言い渡すとミーナは少し驚いていた。

ミーナ「随分変則的な判決ね、前例がないんじゃないかしら?」

 

裁判長 「ええ、私でも変則的だと思います。私情が入ってるようにも思えるでしょうが、反省を見られない彼女を見ると、ただの死刑でも何も感じないでしょう。ならば、宮藤さんと同じ思いをさせる必要が思いました。」

 

ミーナ「なるほどね、まあ目と喉を潰した後にどうなるかは分からないわね。さて、リーネさん、思い残しはありますか?」

 

リーネ「思い残しですか〜?それなら沢山有りますね〜。だってまだ芳佳ちゃんの身体をボロボロにするっていう目標が達成出来てませんからね〜」

 

リーネはミーナ中佐の質問に高笑いして返すと、ブリタニア側が怒って返した。

 

ブリタニア高官「我が国の恥だ!今すぐ目と喉を潰せ!我々が許す!」

 

ミーナ 「・・・分かりました。今から彼女を処刑場に連れていき目と喉を潰してきます。」

 

リーネはやって来た軍人に腕を捕まれ処刑場に連れて行かれて、ミーナ中佐はその後を追った。

 

ブリタニア高官「扶桑の皆さん、うちの代表ウィッチがとんでもない事をしたようで、申し訳ありませんでした。」

 

ブリタニアの高官達は扶桑の高官に対して頭を下げると、扶桑側は申し訳なさそうに答えた。

 

扶桑高官「いや、謝罪してくれたならそれで構わない。私達も逆の立場なら、同じように極刑を言い渡すしな」

 

高官達がそんな話をしていると、宮藤はサーニャに1つお願いをした。

 

宮藤「・・・ねぇ、サーニャちゃん。私を処刑場に連れていってくれる?見えなくてもリーネちゃんが私と同じ目に会う所をきちんと聴いておきたいから。」

 

サーニャ「…ガラス越しの立ち会い室までだね…。一応声は聞こえるはずだけど…」

 

宮藤「ありがとうね、サーニャちゃん。そこまで連れていってくれる?」

 

サーニャ「うん…、任せて。」

 

2人は部屋を出ていき、立ち会い室に向かった。

 

サーニャ「確かこの部屋だよ…。ガラス越しで…、ここから見える…」

 

宮藤「ねぇ、サーニャちゃん…今どんな状態?」

 

サーニャ「…今リーネちゃんが入って来た…、もう少ししたら執行されると思うよ…」

 

宮藤「じゃあ、執行が終わったら教えてくれる?」

 

サーニャ「うん…あっ…、そろそろ始まるみたいだよ…」

 

サーニャの言う通り、処刑場に入れられたリーネは壁に縛り付けられ、その目の前にライフルを持った、執行者がやって来た。

執行者 「リネット・ビショップ。これより貴様の目と喉を潰します。医者は配置してますのでこれで、死ぬ事はありません。」

 

リーネ「…はい、ついにこの時が来たんですね」

 

リーネはライフルを突き付けられると先程までのテンションが嘘かのように、大人しくなってる。

 

ミーナ 「リーネさん。今更後悔しても遅いですよ。貴方の犯した罪、しっかり償いなさい!」

 

執行人「では、執り行います」

 

執行人はリーネの右目を撃ち抜くと間髪入れず、左目、喉を撃ち抜いた。

 

リーネ「グッ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

リーネからは今まで聞いた事ないレベルの悲鳴を聞いたが、喉が潰れた為一瞬で静かになった。

 

執行人「執行完了。これより、貴様を医療施設で止血を行った後、独房に入ってもらう。」

 

処刑場に待機してた医師が入り、リーネをストレッチャーに乗せて直ぐに出ていった。

 

サーニャ 「…芳佳ちゃん。無事に執行が終わって、リーネちゃんの目と喉が潰れたよ」

 

宮藤「声と薄らな像でしか分からなかったけど、作業自体は残酷なものなんだね。ますますリーネちゃんがこんな事をした理由が分からなくなったよ」

 

サーニャ 「そうだね…でも、私は大切な仲間の芳佳ちゃんがこれ以上傷つけられなくなったと思うと安堵しちゃったんだ。…これって酷いことかな?」

 

宮藤「それは私にも分からないかな。リーネちゃんはやった罪への報いを受けただけだから」

 

サーニャ「取り敢えず、ミーナ中佐の所に行こうか。これからリーネちゃんは予定通りなら牢屋に入れられる筈だから」

 

宮藤「そうだね。大事な所は見届けましたから。」

 

2人が立ち会い室を出ると、ミーナ中佐が待っていた。

 

ミーナ「2人とも、今日はありがとうね。リーネさんは今日付けで不名誉除隊となり、死刑の日まではカールスラント軍の独房に入れられます。もう、宮藤さんに近付く事も出来ないでしょう。」

 

宮藤「ありがとうございます。これで全て終わったんですね」

 

ミーナ 「ええ。・・・それと宮藤さん。ずっと聞こうと思ってたんだけど、宮藤さんはこれからどうしたいですか?上層部は戦闘要員ではなく、衛生兵としてなら、501に在籍していいと言っていますが、どうしますか?」

 

ミーナ中佐が宮藤のこれからについて尋ねると宮藤は少し考えてから答えた。

 

宮藤「・・・そうですね、まずは医学を学んで、何かしらの別な貢献が出来ないかを考えてみます。」

 

ミーナ 「とういう事は、また医学校に戻るの?それとも、501に残って衛生兵をしながら、医学の勉強をしていくの?」

 

宮藤「幾ら、回復の固有魔法があっても、今の私は弱視なので、現場は厳しいと思います。なので、一旦ヘルウェティア医学校で座学を学ぶつもりですね」

宮藤の答えを聞いたミーナ中佐は少し悲しそうな顔をした。

 

ミーナ 「そう。…なら、私からヘルウェティア医学校と上層部に連絡を入れておくわね。」

 

宮藤「ありがとうございます。皆さんの恩義は決して忘れません。それと、今でも皆さんの事は家族だと思ってますから」

 

サーニャ 「芳佳ちゃん…寂しくなるけど、ちゃんと会いに来るからね。私たちの事忘れないでね!」

 

サーニャは涙を軽く流しながら宮藤に抱き着いた。

 

宮藤「サーニャちゃん…、ありがとう!」

 

宮藤も涙を流しながら、サーニャを抱き返した。

 

サーニャ「…ミーナ中佐、最後に501で芳佳ちゃんのお別れ会をしませんか?」

 

ミーナ「そうね、一区切りつけないと、皆の気持ちの整理もつかないものね」

 

宮藤 「サーニャちゃん、ミーナ中佐。ありがとうございます。・・・多分、静夏ちゃんはすごい泣くだろうね。」

 

ミーナ「まあ、服部さんは宮藤さんをだいぶ信頼してますからね。後は、トゥルーデもかしらね。今生の別れではなくても、悲しむでしょうね。」

 

そして、3人は裁判所を出ていき、501基地に帰還した。

 




裁判所の詳しいルールーなんて知りません!判決がその日に出るのかも知りません!ですが、これで勘弁してください!
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