TSオリ主のヒーローアカデミア   作:山切 遥雅

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はじめまして。山切 遥雅と申します。読み専だった作者がノリと勢いで執筆しましたが、作者は今まで学校の作文くらいしか書いてこなかったので文章力、構成力共に壊滅的だと思いますが物語とともに成長していきたいと思っておりますので応援のほど、よろしくお願い致します。
………ちなみに作者は褒めると伸びるタイプです(小声)

本編を読む前にあらすじを御一読ください。



幼少期
オリ主、転生する


「はぁ…。これからどうしよう……」

 

そう言いながら俺は会場だった大学の敷地をとぼとぼ歩く。

俺の名前は佐倉 たまき、高校三年生だ。なんで高三の俺が大学になんかいるかと言うと、今日は大学入試共通テストの追試験(・・・)だったからなんだ。そんな日に俺は、

 

「これ絶対インフルだなぁ…」ズビッ

 

……めちゃくちゃに風邪をひいてしまった。

朝起きた瞬間に絶望したよ。あ、完璧だったからじゃないよ?めちゃくちゃ頭痛がしてアホほどだるかったからだ。受験生なら体調管理くらいしっかりしろや!と言われるかもしれないけど、どこにいるにしても適切な温度管理をした服を着て、ゴミ捨て程度の外出にもマスクをつけ、ことある事に手洗いうがい消毒をし、こまめにスマホさえも消毒してたんだ。この風邪対策に勝るものなどあんまりない!!

 

…まあこれが本試験なら休めばよかったんだが、追試験だとそうはいかない。全力で休めと警告してくれている体に鞭打って試験を受けに行ったんだけど、案の定出来は壊滅的。これではどこを受けても合格は難しいだろう。

……あ、ちなみに本試験は一日目に急性盲腸炎になって搬送された。我慢の男佐倉たまきでも耐えきれなかったぜ…!

 

「はぁ…。新しいバイト探して就活もしないとな…」

 

2度目のため息をつきながらひとりごちる。俺の親は俺が幼い頃に事故で死んでしまい、親戚もいなかった俺は国からの補助を受けながら1人で生活していたのだが、国からの補助金では私立の大学はとても通えず、国公立を受かるしか道はなかった。……のだが、現実はこの有様だから大学はもう諦めて仕事をするしか無さそうだ。大卒資格を得て奨学金をさっさと返そうと思っていたんだけどな…

 

「あぁ、不幸だ…」

 

某イマジンをブレイクする右手を持つ高校生と同じセリフを吐き捨てながら青になった信号を渡る。

 

「坊主!!危ねぇぞ!!!!」

 

「………………………え?」

 

風邪で頭の働かない俺はその言葉が俺にかけられているものだと理解するのに時間がかかっt……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽▽▽

 

 

 

 

 

 

 

「……?ここは、どこ…だ?」

 

なんだ?このハリーと死んだはずのダンブルドアがベンチの下にいる悍ましい何かを見ながら「あれは我々には救えぬものじゃ…」とか言ってそうな一面真っ白な世界は…?

俺、試験会場から帰ってたはずだよな?風邪であんまり頭働いてなかったけどこんなとこまで来た覚えはない……。ん?てか俺めちゃくちゃ元気になってないか?全然だるくないし頭も冴えてる。今なら数ⅠAだろうが満点取れるわ!

 

「すまんかったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ズサァッ!

 

「なにごとぉぅ?!?!」

 

くだらないこと(割と死活問題)を考えてたらいきなり大声で謝罪をしながらスライディング土下座をしてくる老人が現れた。めちゃくちゃに驚いたけど老体でその体勢を続けるのは辛いだろうからやめてもらおう。

 

「なんで謝ってるのかは分からないですけどとりあえず顔をあげてください…!!」

 

「ああ…なんて優しいんじゃ…。こんなに優しい若人をワシはッ…!」

 

と言いながらも立ってくれた。よかった。良かったついでに聞いてみるか。

 

「それであなたはどちら様ですか?というかここはどこなんですか?」

 

と、一番気になるふたつの質問を老人にぶつけてみる。

 

「ああ、君の質問にはいくらでも答えよう!」

 

「簡単に言うとここは死後の世界、もうちっと詳しく言うなら転生の間じゃのう」

 

「ワシは地球の生命の管理を担当している君たちで言うところの、神様と言うやつじゃ」

 

「…は?」

 

え?死後の世界??転生???神様????え、俺死んだの…?あ、でも確かに最後の記憶には目の前いっぱいに結構なスピードで突っ込んでくるトラックが見えてるな。…………ワケガワカラナイヨ

 

「え…俺は死んだんですか…?」

 

と、神様に聞くと申し訳なさそうな顔をしながら答えてくれた。

 

「そうなるのう…。居眠りで信号無視をしたトラックに撥ねられ即死じゃった…」

 

やっぱりあのトラックか…てかトラックに撥ねられて転生ってテンプレすぎて今日日某なろう系でも聞かないんじゃないか…?しかも転生って、よくあるあの転生なのか…?だとしたらちょっと、というかだいぶテンション上がるな!!

……しっかしまあ、

 

「居眠り運転に轢かれるとか、人生の最後までついてないな…」

 

そう、何を隠そう俺の不運は大学入試の体調不良だけじゃない。両親が死んだのもレンタカーのパンクが原因だし、走れば靴紐が切れて転び、引っ越せば隣の住人の寝タバコでアパートが燃え3日で退去せざるを得なくなり、少し路地裏を歩けば不良に絡まれ、体育祭が近くなると自転車が溝にハマり腕を骨折してきた。疫病神が憑いているどころか、俺自身が疫病神になることだ状態の人生だった。

 

「あ〜…それについて、なんじゃがな…」

 

神様なんですかその顔は。エ〇同人誌を隠し持ってたのをお母さんにバレたみたいな顔してるじゃないですか。俺の不幸人生についてですか?同情してるんですか?同情するなら金をくれッ!!!!!!

 

「最初に謝った理由でもあるんじゃが…ワシの手違いで君の人生不幸まみれにしちゃった!☆」テヘッ

 

おじいさんのテヘペロとかどこに需要があるんだy………

………………………………………………ん?

 

「はあぁぁぁああぁぁぁああぁぁぁぁぁああ?!?!?!?!?!」

 

今までの人生でいちばんでかい声出たわ!!!(もう死んでるけど)

 

 

 

………………少年困惑中………………

 

 

 

「お、落ち着いたかね?」

 

「ええ、まあ、一応」

 

神様の地雷発言を聞いて俺はしばらく戸惑いまくったが神様は何も言わずに待ってた。最後の方は若干早く落ち着けよみたいな顔してたけど。お前のせいやぞ、お前の。

 

「では、改めて説明するぞい」

 

「ワシは普段地球上のあらゆる生命を管理しておる。一口に管理と言っても色んな仕事があるんじゃが、そのうちの一つに幸・不幸の調整というものがあってじゃな?生命というのは生まれてすぐの時点では幸・不幸の両方を同じだけ抱えておる。ワシはそれを善い行いをした生き物には幸の比重を大きくしたり、悪い行いをした生き物には不幸の比重を大きくしたりするんじゃ」

 

「じゃが、お主の場合はだな…わしの手違いで幸が0、不幸が100の状態で地球に送ってしまってのう……幸が1でも残っていれば無理をすれば人並みの幸運に戻すことも出来たんじゃが……」

 

「0を1にするのも 生まれてしまってはいかに神様でも出来なかったと」

 

「そういうことになるのう…」

 

「なるほどねぇ…」

 

「本当に済まなかったと思っておる」

 

そう言って神様は頭を下げた。確かにショックだ。神様の不注意で俺の18年間はめちゃくちゃになってしまったと思うと目の前の神様に怒りを覚えないでもない。でも俺の予想が正しければ、

 

「頭を上げてください。やってしまったものはもう仕方ありませんから。それにお詫びの品も用意してもらっているみたいですし?俺は気にしないですよ!!」

 

「!!!!……本当に済まなかった。君は良い人柄をしておるな」

 

そう言ってもう一度深く頭を下げた神様は今度はすぐに顔を上げて「君の言うお詫びの品はこれから説明するぞい」と笑顔で言った。

 

「最近の書き物では神から特典を受け取り転生するというものが流行っているのを少し目にしてのう。君もそういう類の創作物をよく見聞きして憧れを持っていたようなのでな、それをやろうと思うとるんじゃ!!」

 

よし!!!やっぱテンション上がるなこれ!!若干知識が古い気がするのはこの際触れないでおこう!!どんな世界観かな?ファンタジー?近未来?世紀末?出来れば非日常的な世界がいいなぁ!!

 

「なるほどですね。それで俺はどんな世界に転生できるんですか?!」

 

「本当は君が選べるようにしたかったんじゃがのう、特典の関係でこっちまで力を回せなかったからくじ引きになってしもうた…」

 

それを聞いた瞬間顔が引き攣ったのが分かった。「え。。」とか言っちゃったしな。この神様俺に運が絡むものやらせようとしてんのか…??

 

「…?あ、安心して良いぞ!!もう君の幸・不幸のバランスは人並みになっておるからな!!」

 

よかったぁ…死んだことによりリセットでもされたんかな?まあなんにせよそういうことなら確定で地獄みたいな世界に転生!みたいなことはないんだな!

 

「このくじの中には、人と魔族が戦争している世界や、剣と魔法の世界、暴力が物を言う世界、スクールアイドルをプロデュースできる世界などたくさんあるが、そういうものに加えて今地球上に存在する創作物──漫画や映画などじゃな──の世界もたくさん入っておる!!憧れのあの世界を憧れのキャラたちと堪能できるぞ!!!」

 

おおぉ……これぞ神様転生…漫画の世界に入れるだと…?!あのキャラ達と生活ができる…だと…?!?!神様万歳!!誰だ神は死んだとか言ったやつ!!失礼すぎるだろ生き返って訂正しろ!!!!

 

「さあ、このくじを引くのじゃ!」

 

そう言ってブラックボックスを差し出す神様。緊張してきたな。来い来い来い来い来い!俺の大好きな王道的な世界線!!

 

「これだぁぁぁぁぁ!!」

 

「ず、随分気合い入れて引くんじゃな。え〜とどれどれ?」

 

神様と二人で仲良く引いた紙を覗き込むとそこには

『僕のヒーローアカデミア』と書かれていた。

 

「いいぃ…よっしゃああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

ヒロアカといえば俺が生前最後にハマった漫画だ!高三になってから新しく出来た友達がすごくハマっていて押しに負ける形で読んだ作品だったが見事にどハマり。高三にもなって友達とワンフォーオール…フルカウル!!とかやってた()

 

「なるほど。『個性』と呼ばれる異能が日常となった近未来日本が舞台の漫画か。これは大当たりを引いたのう!」

 

「はい!!これも神様が俺の不運体質を直してくれたおかげです!それで、神様?特典っていうのは何を貰えるんですか…?」

 

確か結構無理したって言ってたからな。結構期待して大丈夫だろ!!

 

「おおそうじゃった。まだ説明していなかったな。ワシから君に渡せる特典は最大三つ!今回は創作物の世界に転生するから、世界観を著しく破壊しないもの、既存のキャラクターに憑依しないことを守れればなんでもありじゃ!!」

 

三つも貰えるのか…!それに条件もだいぶ緩い!!こりゃあ破格だな。神様には感謝してもし足りないぞ!?

 

「三つですか。少し考える時間をください」

 

「よかろう。存分に悩んで良いぞ、時間なら沢山あるからのう」

 

 

 

………………少年思考中………………

 

 

 

「決めました。特典はこの三つでお願いします」

 

 

一、個性を東方Projectの十六夜咲夜と同じ能力に

二、原作知識の定着と最新話の更新

三、原作開始前の時点で主人公の緑谷出久と知り合えるようにすること

 

 

「なるほどのう、確実に反映させるために具体的な説明をしてもらってもいいかのう?」

 

「はい、もちろんです。まず一つ目の咲夜の能力についてですが、時を操る程度の能力に加えて咲夜自身の飛行能力や弾幕の生成能力などもお願いしたいです」

 

「二つ目はそのままですね。俺が今持っている原作知識を忘れないように定着させてもらって、ヒロアカ自体がまだ完結した作品ではないので地球の方で最新話が更新されたら新たに定着させてほしいです。出来れば漫画の形のまま脳内で再生できるような形にしてもらえるとありがたいです」

 

「三つ目は原作で1番最初の、ヘドロ事件が起きる日よりも前に緑谷出久と俺が仲良くなれるような状況を作ってほしいです」

 

「なるほど、う〜む…能力の話なんじゃが、程度の能力の方は問題ないが弾幕の方はちと制限がかかるかもしれん。使えなくなるわけではないぞ!」

 

「その程度でしたら問題ありません!」

 

「よしきた!それならこの三つなら反映できるぞ!」

 

よし、綺麗な弾幕ぶっぱなしたかったけど全くできないわけじゃないなら工夫しだいでどうにかなるだろ!!

 

「では、佐倉たまきくん。君をこれから唯一神ゼウスの名において『僕のヒーローアカデミア』の世界に安全に送り込む。次目覚める時は赤子になっているだろうから混乱しないようにのう!」

 

遠のく意識の中神様の言葉が頭に響く。

 

「ゼウス?!?!おじいさんそんなえらい神だったんですか?!?!」

 

「おっほっほ!第二の人生大いに楽しんできてくれ!!!」

 

そんなすごい神様だったのか。最後に言うなんて神様もエンターテイナーだな!

無神論者だったけどこれからは寝る前にお祈りするくらいはしようかな。

 

そんなことを考えながら俺はついに意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして俺、佐倉たまきはヒロアカの世界に転生した。




ここまでお読みいただきありがとうございました!誤字脱字報告、感想、評価などもしてくださるととても嬉しいです!!

実は、オリ主君の名前佐倉たまきですけどイニシャルにするとT.S.なんですよねぇ…君がTS転生するのは生まれた瞬間から決まっていたのだよ!!!

オリ主「な、なんだって〜?!?!」カミナリビシャー!!


一人称ってこれで書き方合ってますかね……
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