TSオリ主のヒーローアカデミア   作:山切 遥雅

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評価や感想ありがとうございます!!自分が作ったものを人に褒められたり続きを期待されたりするのってめちくちゃ嬉しいですね……
期待に応えられるように頑張ります!

▽▽▽……場面転換や大きく時間が飛ぶ時に出てくる
side.〇〇……一人称視点の変更
………少女(少年)〇〇中…………ちょっとだけ時間が飛ぶ時に出てくる

上の設定の把握よろしくお願いします!

《前話のあらすじ》
オリ主受験大失敗→トラックに轢かれる→神様と話して転生権と特典をもらう→転生する←イマココ


オリ主改め咲夜、生まれる

………………知らない天井だ。

俺は一言目のテンプレをこなしつつ覚醒する。……そうか、俺本当に転生したんだな…。なんか感慨深いわ。でもずっと感傷に浸っている訳にもいかないし、とりあえず動けるか確かめてみるか。神様赤ちゃんになるって言ってたけど生後何ヶ月かまでは言ってなかったからな。

 

「おいお!」(よいしょ!)

 

……ダメだ、欠片も動かん!!立つのはおろか、寝返りすらうてないとは…

神様を疑ってる訳じゃないが、このままだと本当にヒロアカの世界に転生できてるのか確認が出来ない!こういうのっていきなり立って親にめちゃくちゃ驚かれるのがテンプレじゃないんか?!

 

「うおう…」(クソう…)

 

「あら〜さくやちゃんどうしたの〜?」

 

寝返りをうとうとして上手く動けずに唸ってたら扉の方から声が聞こえてきた。

…?咲夜『ちゃん』だと…?俺まさか女の子になったのか?!しかも俺の名前咲夜?!いやまて、俺は今赤ちゃんなんだちゃん付けは全然有り得る…!それに咲夜という名前。十六夜咲夜のイメージが先行しすぎてるけど朔也とかだったら全然男の子の可能性もある!!まだ音しか聞いてないし漢字は違う可能性も大いにある!!!

 

「おもらしでもしちゃったの〜?」ガチャ

 

俺が寝返りうとうとしながら頭をフル回転させてそんなこと考えてるとさっきの声と同じ声の女性が部屋に入ってきた。

 

「お母さんが来たからもう大丈夫だよ〜」

 

どうやら母親らしい、原作関係者なのかの確認がしたいな…。気張れ俺の体ぁぁぁ!!!

 

ゴロンッ!!

 

あ、寝返りうてたz……?!?!?!

 

「あら〜!もう寝返りうてちゃったの?!この前首座ったばかりなのにすごいのねぇ!!」

 

そう言いながら抱き上げてくれた母親の顔は……それはもう、ものすごく十六夜咲夜に似ていた。

 

あまりにもびっくりした俺は感情が肉体年齢に引っ張られてるのか大泣きしてしまった。

 

 

…………寝返りで驚かれるって転生あか様界隈では微妙だよなとか思ってないし。

 

 

 

▽▽▽

 

 

 

「時子山さ〜ん、待合室にてお待ちくださ〜い!」

 

俺が転生してから三年ほどが経った。すごいぞこの体!!前世の経験があるからかもしれないけど他の赤ちゃんよりも早く歩けるようになったし、泣くのが話せるようになるには重要だと知ってた俺は恥を捨てめちゃくちゃに泣き叫んだから(なるべく夜泣きは避けた!)、すぐに話せるようにもなったんだぜ!そしてここがいちばん重要なところ。────俺男だった。ちゃんとついてた。今世もよろしくな相棒!!

 

 

それと、この世界はヒロアカの世界で間違いないみたいだ。母さんに個性使ってるところ見せてもらったから間違いない。神様若干とはいえ疑ってごめんな!!ちゃんと寝る前お祈りしてるから許して!さらに、この三年で分かった俺の生まれた家の事なんだが…いややべぇわ俺ん家。何がやべぇって両親がすごすぎる。

 

 

まず母さんなんだが、名前は時子山小夜(とこやまさよ)。個性は『魔女』、魔力を消費することで魔法を打てるらしい。何その強固性。職業はなんとヒーロー!!しかも《魔女っ子メイドヒーロー サヨシグレ》の名でもう何年も連続でヒーロービルボードチャートJPでTOP10入りしてる超有名ヒーローだ。なんでも出産・育休中のヒーローがTOP10入りしたのは史上初らしい。その要因はこの個性社会をして創作から出てきたと言わしめる強固性、そして御年40歳とは思えぬ美貌にあるだろう。ってヒーロー特集がやってた時に評論家の人が言ってた。

 

 

────そう、俺の母さんどこからどう見ても18歳にしか見えない。しかも見た目が完全に十六夜咲夜なんだよなぁ…。髪の毛は銀髪のボブカットで、もみあげの辺りから三つ編みを結ってあり、先は緑色のリボンで結ばれてる。優しそうな雰囲気を感じる目は綺麗な赤色をしていて綺麗な白い肌。まさに俺の想像通りの十六夜咲夜だった。目だけは最初違和感あったけどな。咲夜って黒みがかった青とかじゃなかったっけ?まあ三年もあれば慣れるってもんよ。

 

 

ヒーロー活動してる時の映像を見せてもらったことがあるけど、凄かったなぁ…。何がすごいって、メイド服着て箒に跨りマスパぶっぱなしてたんだぜ?俺の目には十六夜咲夜が霧雨魔理沙の魔法を使ってるようにしか見えなくてすごく変な感じしたわ。

 

次に父さん。名前は時子山月夜(とこやまつくよ)、個性は『時間停止』。自分と自分に触れているもの以外の時間を止めることが出来るらしい。父さんは個性が完全に十六夜咲夜だな。時を止めることが出来るだけで時を加速させたり遅くさせたりすることまではできないらしいけど。見た目は、グレーの髪(元々は黒だったらしい)を短く切っていて顔の掘りは深く、体型はがっちりとしてる。壮年の偉丈夫という言葉がとても良く似合うイケおじだな。俺も将来は父さんみたいな歳の取り方をしたいものだぜ。

 

 

しかも父さんただの強固性イケおじじゃない!!なんと、サポートアイテム会社『時子山コーポレーション』の社長を務めているんだ!この会社は父さんが一代でたたき上げた会社で、質のいいアイテムやコスチュームを短い時間で提供することを強みにして急成長を遂げたらしい。しかも!あのオールマイトのコスチュームも手掛けていることで知られており、現在は注文が常に殺到している超人気会社だな。

 

 

そんな父さんは雄英OBなんだけど、実は経営科やサポート科の卒業ではなくヒーロー科を卒業しているってんだから驚きだよな!元々はヒーロー志望だったんだけど、高三の時にインターン中に(ヴィラン)による攻撃を受け足をダメにしてしまい諦めざるをえなかったらしい…。その時は相当に落ち込んだらしいんだが、ヒーロー関係の仕事を諦めきれなかった父さんは個性もフル活用して猛勉強。そして会社を立ち上げ今に至るというわけだ。ちなみに母さんとは三年間同じクラスだったらしく、元々仲は良かったけど落ち込んでた時に前を向くようにしてくれたのが母さんで、それが理由で父さんが猛アプローチ…する間もなく一回目の告白で母さんが了承して付き合い始めたらしい。

 

 

まったく、俺の両親すごすぎ。まじで存在感デカすぎんだろ、って感じだわ。んで、そんな両親から生まれたのが転生者の俺ってわけ。

そんな俺の名前は時子山咲夜(とこやまさくや)。父 月夜と母 小夜の間に生まれた一人っ子。両親としてはお互いに子供は欲しかったけど二人とも忙しすぎてそんな時間はなく、齢40にして初めての子供だから(母体の小夜は身体が18歳なので特に問題はなかった)めちゃくちゃ甘やかされて育ってます!!容姿は髪は父に似て黒髪でなかなかのイケメン顔、目は母に似たようで優しそうな雰囲気を感じる赤い目を持ってるぜ!背はそんなに高くないけどまだ三歳だからな!まだまだこれからさ!!

 

 

 

そして今、TOPヒーローと社長とその息子の転生者という属性もりもり家族は一家総出で病院に来ている。用件は俺の個性の鑑定?だ。昨日夕飯を食べてる時(両親は忙しいけど朝ご飯と夕飯は絶対に三人で食べている)に体に違和感、なんか力が湧いてくるような感覚を覚え、それを両親に話したら個性が発現したかもしれないっていう話になって父さんが「明日(今日)にでも病院に行こう」と言い、父さんは仕事を社員に任せて家族全員で病院に行き、検査を受けた。今はその結果待ちだな。待合室まで通されたしそろそろ、

 

「時子山さん、お入りください」

 

ほら呼ばれた!さあ俺はどんな個性なんだろうな。いや咲夜の能力なのはわかってるんだが完全に同じかは分からないしな。こういうのはドキドキしてる時間が楽しいし!!

 

 

「しつれいします!」ガララッ

 

俺は礼儀正しく挨拶しながら入って先生の前にある椅子に座……りたいが、たっけーなこの椅子。あ、母さんが助けてくれた、ありがてぇ!

 

「せんせい!おれのこせいはなんなんですか?!」

 

「一つずつ説明するから少し落ち着くといいね?」

 

ウッキウキで先生に聞いた俺は大人の対応された。

恥っず!!!いや三歳児ならこんなもんかもしれんけど前世合わせて21歳児の俺にはクるものがあるな…

てかこの先生どっかの学園都市の医者みたいなカエル顔だな。話し方も似てるし。

 

「まず、個性は個性因子の構造によってきまるんだね?個性因子っていうのはDNAと似たようなもので、ある特定の物質が色んな配列で並んでいてその並び方によって個性の情報がきまるんだね?で、君のような子供は後ろにいるご両親のような親の個性因子を半分ずつ貰う事で個性因子を形成するんだね?…まあそれが原因で昔に個性婚なんて言う悍ましいものが流行ったりしたんだけど、これは君には関係ないね?と、ここまで聞いて疑問とかはあるかい?」

 

「はんぶんくらいしかわからなかったです!!」

 

セイブツムズカシイネ。

 

「……まあ、その歳で半分も理解出来れば上出来だね?このくらいだったらご両親も知っているだろうから今後気になったら聞いてみるといいね?」

 

「さて、本題に入ろう。さっき言った通り、子には親の個性因子が半分ずつ受け継がれ組み合わさるから、子供の個性は母親の個性か父親の個性、もしくはその両方をハイブリットした新しい個性になることがほとんどなんだね?」

 

「しかし、君の場合は少し特殊なんだね?まず、君のお父さんの個性因子にはあったけど発現はしなかったものが君のお母さんの個性因子と反応することで君の体で発現してるね?恐らく君のお父さんのお父さん、つまりはおじいさんの個性も発現していると思うね?」

 

「端的に言うと隔世遺伝、俗に言う先祖返りだね?」

 

「!!!!」

 

うおおおおおお!!!!!!先祖返りとか胸アツじゃん!!よくある強力な力得られるやつじゃん!!………でも先祖返りって強大な力過ぎて迫害の対象になったりするのがテンプレ…?

!!!もしかして俺家追い出される?!

 

「せんせい…せんぞがえりっていうのはめったにないものなんですか…?」

 

「ん?いや隔世遺伝自体はそんなに珍しいものじゃないね?過去にいくつも例があるね?」

 

なぁんだ…そこまで珍しいものじゃないなら優しい二人なら追い出したりはしないだろ!

……ん?でも、だとしたら

 

「でも、さっきせいんせいおれはすこしとくしゅだっていってましたよね?」

 

「うん、それは今から説明するんだね?」

 

「今までの隔世遺伝の場合、隔世遺伝先の個性が引き継がれて親の個性は発現しないのが通例なんだね?でも君は親の個性、しかも両親の個性も発現しているようなんだね?これが君が特殊な例の正体なのさ。」

 

「……?つまりどういうことですか?」

 

「つまり、君の個性は三つの個性が合わさった超ハイブリット個性ってことなんだね?」

 

「……はは」

 

なんだそれ。強すぎだろ。原作のエンデヴァーの話によれば両親の?二つの個性が引き継がれるのも中々低い確率なのにそこにじいちゃんの個性まで?チートかよ。こりゃ上手く使いこなせるようにたくさん訓練しないとな…。

 

「失礼、ご両親は第4世代だね?御二方の個性とお父さんはあなたのお父様の個性も教えて頂けますかね?」

 

と、言いながら先生が二人に目線を送る。

 

「私は、魔力を消費することで魔法を打つことができます〜」

 

「私は、自分と自分に触れているもの以外の時間を止めることが出来ます。親父の個性は『遅延』で指定した物や範囲の時間を遅めることができます」

 

じいちゃんも中々の強固性だな…。ヒーローだったのかな?

 

「!?お母さんはサヨシグレだったんだね?!…なるほど。これは推測になるけど、君の個性は魔力を消費することで時間を遅延させて最終的には止めることが出来る。というものになりそうだね?さしずめ『時間遅延』と言ったところか」

 

「じかん…ちえん…」

 

「まあ、君のお母さんの個性はできることの幅が広いようだから他にもできることがあるかもしれないけれど、現時点でそれは分からないから今回は『時間遅延』で役所に提出するんだね?」

 

「わかりました。ありがとうございました!!」

 

「僕は医者として当然のことをしただけだね?またなにか困ることがあったら来るといいんだね?」

 

やだ、先生がイケメン!!カエル顔は訂正させてもらいます!!

 

「ありがとうございます!ではしつれいします!!」

 

俺は個性が発現し、しかも超強個性だったのも相まりウッキウキで病院を後にした。その後自分の実力に絶望するとも知らずに……。




ここまでお読みいただきありがとうございました!誤字脱字報告、感想、評価などもしてくださるととても嬉しいです!!

個性因子のくだりは、特に原作で深く掘り下げられていなかったので作者なりの自己解釈です。エリちゃんの話や、エンデヴァーの個性婚の話からこんな感じやろなぁ…って雰囲気で書いてます。もし作者が原作で読み落としがあって違うところがあったり、アニメで深く語られていたりしたらすみません…。報告があれば適宜修正致します!!

お母さんは東方紅魔郷の咲夜がモデルです。オリ主は特に原作ゲームはやっておらずネット上の二次創作で東方知識を養っていました。だから目に違和感を感じたんですね。ちなみに作者は紅魔郷だけプレイしたことがあります。
お父さんはSAOのベルクーリ・シンセシス・ワンの髪の毛をグレーにしたイメージです。奇しくもベルクーリも時にまつわる剣使ってますね。時穿剣かっこいい。ちなみにこれはたまたまです()

オリ主がTSするのは二、三話後になる予定です。期待されていた方には申し訳ありませんがもう暫くお待ちくださいm(_ _)m
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