TSオリ主のヒーローアカデミア   作:山切 遥雅

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感想や評価、お気に入り登録等々ありがとうございます!ひとつ増える度にモチベが爆上がりしてます!!

今回からオリ主以外の視点も描写されます。特に断りがなかった場合はオリ主視点、side.〇〇の表記があれば〇〇の視点になります。
把握よろしくお願いします!

オリ主のフルネーム決定の経緯。
十六夜咲夜だとひねりないよなぁ

ヒロアカって個性ありきの名前多いし苗字を時が入るやつにしよう!

(苗字一覧を眺めながら)時枝とかいいなぁ…金時とかあるやん銀魂かよ!笑……ん?時子山…?とこ…やま…?戌亥とこッ!!これしかない!
………調べながらいぬいの歌枠を聞いてた作者が全て悪いのです…!もっと調べれば他にもかっこいいのがあったのかもしれませんが見つけた瞬間決めてしまった……
転生してもイニシャルがT.S.(正確にはS.T.ですが)なのは完全にたまたまです。実はこれに気付いてから転生前の名前変えてます。最初名前を刀也にしようかと思ったけどそのまますぎるので自重しました()
両親には咲夜と同じ夜の文字を入れてます。ちなみにおじいちゃんは丁夜(ていや)です。

《前話のあらすじ》
オリ主転生する→母親が咲夜そっくりでびっくり→家族構成確認→三年経って個性発現→病院に行き説明受ける→帰宅←イマココ


咲夜、課題を出される

side. 時子山 小夜

 

お医者様から咲夜の個性の説明を受けた私たちは、月夜さんの提案と咲夜の希望で個性発現のお祝いとしてお寿司を食べたわ〜。サーモンを口いっぱいに頬張りながら満面の笑みを浮かべてる咲夜はすっっっっごく可愛かったのだわ〜。思わず写真撮っちゃったわ!それで今は我が家まで帰ってきて家族三人久々の団欒をたのしんでるの。月夜さんと二人で談笑をしている咲夜は尊いわ〜。そんなこと思ってたら咲夜が私と月夜さんの二人を交互に見たあとおもむろに口を開いて、

 

「とうさん、かあさん、おれヒーローになりたい」

 

やっぱり、そうなるわよね…。個性の説明を受けてる時からずっとソワソワしてたから何となくわかっていたけれど…

トップヒーローの立場からいえば、こうやって子供たちがヒーローに憧れてくれるのは素直に嬉しいわ。でも、母親としては素直に応援出来ないわねぇ…。なまじヒーローの裏側も知っているだけ尚更複雑だわ…。

 

私が月夜さんに目配せすると月夜さんはひとつ頷き咲夜に向かい合った。

 

「咲夜、咲夜はどうしてヒーローになりたいと思ったんだい?」

 

「びょういんのせんせいのせつめいだとおれのこせいはすごくつよいとおもうんだ」

「おれはそんなこせいをつかいこなしたい。ヒーローになればそれができるとおもうんだ!それにヒーローってかっこいいだろ!!」

 

そう言ってニコッと咲夜は笑う。可愛いわ。…でも、それが理由なら…

 

「じゃあ聞き方を変えるわ、咲夜。」

 

「あなたはどんなヒーローになりたいのかしら?」

 

「どんな…ヒーロー…?」

 

咲夜はそこまで考えてはいなかったのか言葉に詰まってるようね。

 

「例えば私は、悪意に怯えてしまう人がいない世の中を作りたいからヒーローをやってるわ。例えばお父さんは、道を踏み外してしまった人たちを救うためにヒーローを目指していたわ。例えばオールマイトは、この世の全ての悪を挫き、平和な世界にするために、平和の象徴として活動しているわ」

 

私がここまで言うと月夜さんが、

 

「咲夜、母さんはもちろん父さんもヒーローを目指していたから知ってるが、ヒーローをやっていると輝かしいことだけがある訳じゃあない。自分の力が及ばず命の危機に陥ることもあるし、助けられなかった命を見ることもある」

 

左足の義足を擦りながら月夜さんは話を続ける。

 

「ヒーローっていうのは、憧れだけで成り立つ仕事じゃあない。個性を使いこなしたいから、かっこいいから、っていう理由だけじゃあ父さんたちは咲夜がヒーローという職業に進むことを応援できない」

 

「ヒーローになって自分はどうなりたいのか、それを今説明できるかい?」

 

咲夜は私たちの話を静かに最後まで聞き、考えているようだわ。

 

「いまの…いまのおれにはどんなヒーローになりたいのかわからない…」

 

偉いのだわ。ここで適当なことを言って説得しようとしてたら一生ヒーローの道には進ませないつもりだったのだけれどね。

理由さえ見つけられれば咲夜はとってもいいヒーローになれるわね!!

「目指すヒーロー像が咲夜の中で固まらない限り、あなたをヒーローの道に進ませることは出来ないわね」

 

すると咲夜がとても悲しそうに項垂れたわ。厳しいかもしれないけれど中途半端な気持ちでヒーローを目指しても必ず良くない結果になるから仕方ないのだわ。小夜、心を鬼にするのよ!!

 

「でも、その個性は制御出来ないと咲夜の身に危険が及ぶかもしれないね。母さん、個性の把握と制御の訓練くらいはさせてもいいんじゃないかな?」

 

月夜さんがそう言いながらこっちを見てウィンクしたわ。……この人には適わないわねぇ。咲夜が元気を取り戻してるのだわ。

 

「それもそうね、そしたら咲夜。来週から土日は私のヒーロー事務所で練習するわよ〜!」

 

「………うん!!父さんありがとう!母さんもよろしくお願いします!!!!」

 

ああ…本当に可愛くていい子なのだわぁ…。

 

 

 

▽▽▽

 

 

 

side. 時子山 咲夜

 

「じゃあこれから咲夜の個性を把握・制御する訓練を始めるわよ〜!」

 

「「おぉ〜!!」」

 

あの話し合いから初めての土曜日。俺は両親と三人で母さんのヒーロー事務所の訓練場にきてる。あの日、俺のヒーローという職業に対する認識の甘さを二人に指摘された時、自分の考えの無さを自覚すると同時に、文字通り命懸けでヒーローという仕事をしている母さんや、不本意な理由で断念せざるを得なかった父さんに対して半ば侮辱するような考えをしていたなとものすごく後悔を覚えた。

あの日は直後父さんが雰囲気を変えてくれたから言い出せなかったけど、こんな俺にもこんな機会を設けてくれたんだ。この環境を享受する前にちゃんと謝ろう。

 

「とうさん、かあさん、はじめるまえにすこしいい?」

 

「どうした?咲夜」

 

「怖くなっちゃったかしら?大丈夫よ〜!万が一、個性が暴走しても父さんと母さんがいるからね〜」

 

「いや、そのしんぱいはしてないよ」

「はなしたいのはびょういんいったひのことなんだ」

 

俺がそう言うと二人は真面目で、でも優しさを感じる表情をして話を促してくれた。俺は咳払いをひとつしてから、

 

「二人の仕事や夢を軽んじるようなことを言って…いや、そんな考え方をしていてごめんなさい」

「みんな母さんたちみたいに信念を持って仕事をしていて、その仕事に誇りを持っているということを考えてなかった」

「俺なりの答えが見つけられるように頑張るから、これからもよろしくお願いします」

 

ここまで言って二人に頭を下げる。……けど、二人の反応がいつまでたってもないから思わず顔を上げてしまう。二人は口をポカーンとあけて見合ってた。俺なんか変なこと言ったかな…?

 

「咲夜、おま、そんなはっきり喋れるようになったのか?!」

 

「そ、そうよ!ついさっきまであんなに辿々しくて可愛い喋り方だったのに!」

 

……?あ。まずい!?!?!?申し訳なさが先行しすぎて、今までやってた全部ひらがなに聞こえる三歳児風な話し方するの忘れてた!!ヤベェなこれ……。転生してることまではさすがにバレないだろうけど怪しまれそう…。

 

「「うちの子天才かよ(だわ)!!!」」

 

あ、大丈夫そう。

 

 

 

………………両親興奮中………………

 

 

 

「「ふぅ…」」

 

「お、落ち着いた…?」

 

「もう大丈夫よ、咲夜」

 

「取り乱して悪かったな」

 

やっと落ち着いた…。この人ら10分間は二人で俺の事で語り合ってたんだが。恥ずかしくて聞いてられなかったわ。

 

「さて、息子の成長を感じて取り乱しちゃったけど」

「咲夜、あれはあなたが謝ることじゃないわ」

 

母さんは優しい顔を俺の方に向けてこう続けた。

 

「将来の夢の始まりなんて憧れがほとんどよ。それを悪い事だと言ってしまったら咲夜みたいな子供たちは夢を見ることを許されなくなっちゃうわ。でも、ヒーローっていうお仕事は他のお仕事よりも命の危機が近いのよ」

「そのことを母さんたちはほかの人たちよりも深く理解してる。憧れだけで目指して道半ばで諦めてしまう人たちを見てきてる。それがダメな事だとは言わないわ。でもその人たちの辛そうな顔を見てきた母さんとしては咲夜にあんな顔をして欲しくないの」

「明確な目標や目的が出来たあとでもヒーローを目指すのは遅くない。母さんたちはそう思ってるから咲夜にあの話をしたのよ」

 

ここまで言って母さんはにこりと微笑んで、

 

「母さんたちがあなたに与えた課題は経験者だから出せるものよ。だから咲夜が思い至らなくて当たり前だし、そのことで咲夜が謝る必要はないわ」

 

「………そっか」

 

改めて、親に恵まれてるなぁと実感する。こんな小さい時の将来の夢に対してここまで真剣に考えてくれる親がどれだけいるだろうか。この期待を裏切らないためにも目標探し頑張らないとな!!!

 

「咲夜のペースで頑張ればいいからね」

 

「うん!!母さんありがとう!俺頑張るね!!」

 

「よし!!それじゃあ改めて!個性の把握と制御の訓練を始めるぞ〜!」

 

「「お〜!!」」

 

 

 

▽▽▽

 

 

 

「ここが会場か〜。……デケェな。」

 

五歳になった俺はオオカミ男の格好しながらハロウィンパーティーの会場になっているとある邸宅に家族で訪れている。え?急展開すぎてついていけないって?仕方ないな〜。一回しか説明しないぞ?

 

個性の把握と制御の訓練を始めてから二年経ち、暴発の危険性が無くなる程度には制御できるようになった俺は、目標探しのためにヒーローが活動している動画やヒーロー特集の雑誌などを手当たり次第に見ていたんだ。そんな時に父さんから、「今度仕事先の人達で子供たちを集めてハロウィンパーティーをするんだが咲夜も来る?」とお声がかかり、特に断る理由がなかった俺は二つ返事で了承して、仮装して参上してるわけなのだ!!

 

「最初はちょっと挨拶に付き合ってもらうけど、それが終わったら自由に遊んでいいからな」

 

「わかったよ、父さん!」

 

「咲夜はわかってると思うけど、自由っていっても羽目を外しすぎちゃダメよ〜?」

 

「もちろんわかってるよ!」

 

二人と楽しく会話しながら会場についた俺は、父さんの言う通りに最初は挨拶回りをしてた。…だけど、途中で見つけちゃったんだなぁ…!早く話しかけたい!!!

 

「はい、今日は家族一同楽しませていただきます。……ふぅ。これで終わりだな。咲夜、付き合わせて悪かったな!遊んできていいぞ。途中からソワソワしてたもんな!楽しんでこい!!」

 

「父さんありがとう!大好きだぜ!!」

 

なんて調子のいいことをいいながら父さんに許可もらった俺は一目散で一人の女の子のところに向かっていく。

 

「トリックオアトリート!お菓子くれなきゃイタズラしちゃうぞ〜!!」

 

………まだ幼い八百万 百の元へと。

 

 

 

side. 八百万 百

 

「はぁ…。つかれましたわ。」

 

おとうさまのおつきあいですからしかたないのですが、おないどしのとのがたはくだらないことしかしないからあまりすきじゃないのですよね…。こんなことならおうちでほんをよみたいですわ…。

 

「トリックオアトリート!お菓子くれなきゃイタズラしちゃうぞ〜!!」

 

またとのがたのこえですわね。おかしをおわたししてはやめにおとうさまのもとにもどりましょうか…。

 

「イタズラはいやなのでおかしをおわたしいたしまs……」

 

そういいながらわたしがふりかえったさきには、すこしながいくろかみをうしろでひとつむすびにしてるやさしそうなあかいめをした、その…とてもかっこいいとのがたでしたの……。

 

 

 

side. 時子山 咲夜

 

「イタズラはいやなのでおかしをおわたしいたしまs……」

 

…どうしたんだ?途中で言葉を止めて固まっちゃった。

 

「お〜い?大丈夫〜??」

 

「はっ!!すみません、ぼーっとしてしまいましたわ。」

 

「そうだったのか!俺の名前は時子山咲夜!君の名前は?」

 

まあ知ってるけどいきなり呼んだら怪しすぎるからな。

 

「とこやまさんですわね、わたしのなまえはやおよろずももともうしますの!」

 

「ももちゃんね!よろしく〜」

 

「!!ももちゃん?!」

 

あ、気軽に下の名前で呼んじゃったけどよくなかったか?

 

「ごめん!いやだったかな…?」

 

「…!いえ!!いきなりでおどろいただけですわ。どうぞももちゃんと、そうおよびください。わたくしはとこやまさんをなんとおよびすればよろしいですか?」

 

「うーん、幼稚園では咲夜君って呼ばれてるかな〜。あ、でも仲良いやつはとこちゃんって呼んできたりする!」

 

とこちゃん何気にオキニなんだよな〜。

 

「そうなんですのね。………わたくしもとこちゃん…とよんでもよろしいですか?」

 

「全然いいよ!!改めてよろしくな、ももちゃん!」

 

「ええ!よろしくおねがいいたしますわ、とこちゃん!」

 

「おう!…で、ももちゃん。お菓子くれないならイタズラするけど、いい?」

 

おちゃらけてそんなこと言ったらももちゃんは顔真っ赤にした。可愛い。

 

「そ、そうでしたわね!!はい!これおかしですの!」

 

…………めちゃくちゃ高そうなクッキー貰った。

 

 

 

side. 時子山 月夜

 

う〜ん、我が息子ながらやりよるな。八百万さんの娘さんあれ絶対咲夜に惚れてるよ。まあ俺に似てイケメンだからな!

 

「…月夜さん?いま余計考えてるわね〜?」

 

「カンガヨロシイコトデ」

 

「まあ、咲夜が楽しそうでよかったよ。最近ちょっとこん詰めてる感じだったからな」

 

「そうね〜。月夜さんがちょうどよくこの場を持ってきてくれて良かったのだわ〜」

 

まあ完全にたまたまだったんだけどな。

 

「咲夜が無事楽しめてるのを確認できた事だし俺達も楽しむか」

 

「そうね〜。今日は飲むの付き合って貰うわよ〜?」

 

「……お手柔らかにな」

 

 

 

………………両親晩酌中………………

 

 

 

ドゴォォォォン!!!!

 

「「!?」」

 

二人で晩酌をしながら談笑していた時、唐突に爆発音が響きわたった。

 

「キャァァァ!!」

 

「!月夜さん、会場の皆さんの避難誘導をお願いします。爆発音は恐らく厨房からですね。そこには私が行きます」

 

「ああ、わかった。気をつけてくれよ、まだ全然話し足りないんだ」

 

「ふふ♪大丈夫ですよ、月夜さん。直ぐに戻ります」

 

そう言って俺たちは二手にわかれて行動を始める。

 

「皆さん!!落ち着いてください!爆発音が起きた現場には私の妻である『サヨシグレ』が急行しています!!今会場にいる皆様はあわてず!落ち着いて!わたしの指示に従って避難してください!!」

 

慌てて外に出ようとしていた人たちも『サヨシグレ』の名を聞くと落ち着きを取り戻したようだ。やっぱりこういう時にトップヒーローのネームバリューはすごく効力を発揮するな。

 

………………父避難誘導中………………

 

避難誘導を半分ほど終えた頃、(ヴィラン)を捕らえた小夜が戻ってきた。

 

「現場にいたのはこの方一人だったわ。月夜さん、悪いのだけれどお願い出来る?」

 

「トップヒーローのサヨシグレにお願いされちゃあ断れないな!」

 

「もう、一応非常事態ですよ?よろしくお願いしますね」

 

「おう、まかせろ」

 

そういった後に俺は(ヴィラン)の方に手をそっと置いて

 

……個性を発動させる。すると俺とヴィラン以外の時が止まり世界がモノクロに変わる。ヴィランはいきなり変わった世界に戸惑っているが、気にせず俺は話しかける。

 

「よお。残念だったな?まあお前も運が悪かったよ、仕掛けた場所にトップヒーローがいるなんて普通思わないもんなぁ?」

「運が悪かったついでに教えてくんねぇ?お前の目的は何?」

 

「は!!おしえるわけねぇだろ!しゃちょーさんはお仕事忙しすぎて頭パーになってんのかァ?!」

 

「はぁ…。これでもお前のためを思って言ってるんだぞ?早めに教えてくれや。俺も早く奥さんとお酒飲みてぇんだわ」

 

「何言ってんだ?おまえ。俺の唾でも飲んでろよ」ペッ

 

「そうか。それじゃあいまからお前の肉体の時間を止める。肉体だけな?お前の精神は止めない。お前は悠久に等しい時間を朽ちることの無いはないが動かない肉体と共に過ごすことになる。発狂したくても許されない。随分ときついらしいぜ?」

 

「!!……んなこと出来るわけ「出来ないと思うか?」?!」

 

「世界の時間を止めちまうよな個性だぜ?なんなら二人で見て回るか?どこも止まってるからなんも面白くないだろうけどな?こんな世界の理に干渉できる能力がそんな簡単なことできないと、本気で思ってるのか?」

 

「……チッ。チート野郎が」

 

まあ出来ないんだけどな。

 

「俺の他にもう一人潜り込んでるヤツがいる、俺の目的はそいつが動きやすくする陽動だ。それとあんたさっきトップヒーローが居合わせたことを運が悪いって言ってたな?俺たちは知ってたぜ?…………俺たちの真の目的はトップヒーローサヨシグレの子供を誘拐することだからなぁ!!!」

 

「……!?」

 

俺はヴィランが最後まで言い切るより早く周りを見渡す。咲夜と八百万さんの娘さんの姿が見えない。避難誘導が完了した人の中にはいなかったから会場にはもういない…?

 

俺は個性を解除して小夜に情報の共有をする。

 

「まずい、小夜。咲夜と八百万さんの娘さんがヴィランに連れ去られたかもしれない…!」

 

「…!!…分かりました。事態は一刻を争います。月夜さん、まだ個性は使えますか?」

 

「ああ。小夜と俺だけならまだあと10分くらいなら使える」

 

俺の個性は一人だけなら結構長い間止まった時の中で動けるんだが自分以外が加わると途端に燃費が悪くなる。

 

「十分です。二人で庭に歩いていくのを襲撃前に見ました。今すぐ向かいましょう」

 

俺は再び個性を使って時を止め、小夜と共に庭へと走った。

庭について目に入ってきた光景は気絶した八百万さんの娘さんと、それを庇いながら立っているボロボロの咲夜だった。

 

「「!!」」

 

俺たちは走る速度を上げ、俺は二人を庇う位置、小夜はヴィランと相対する位置に着いたタイミングで個性が切れ世界に色が取り戻される。

突然現れた俺たちに驚いている咲夜の方を見て、俺は笑顔でこう告げる。

 

「よくやった、咲夜。あとは母さんに任せろ」

 

「もう大丈夫よ、咲夜。どうしてって?」

 

 

「私が来たからよ!」




ここまでお読みいただきありがとうございました!誤字脱字報告、感想、評価などもしてくださるととても嬉しいです!!

前半の会話ですが、とても三歳児にするような話でも要求するレベルでもないと作者も思います。しかし両親は子育てが初めてだし、咲夜は咲夜で話を理解出来てしまうために三人とも三歳児にする会話レベルの高さではないことに気付いていません。せいぜい本編で言ってた通りうちの子賢い!!くらいです。まあ、そうであっても周りに聞かれた時に驚かれるくらいなので特に実害は無いですし、今後ストーリー上で何か問題として出すつもりもないので転生者特有のそういうものだと思っていただければ幸いです。
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