七慾のシュバリエ ~ネカマプレイしてタカりまくったら自宅に凸られてヤベえことになった~   作:風見ひなた

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休載期間も長い作品なので、ここらで改めて人物紹介します。


登場人物紹介(119話時点)

【主人公】

 

○スノウライト/大国(おおくに)虎太郎(こたろう)

 

この物語の主人公。

 

ゲーム内では極めてワガママで破天荒に振る舞う、鬼のような腕前を持つプレイヤー。戦い方は極めて悪辣で、他人の武器を奪ったり煽ったりは日常茶飯事。

 

大体の武器を上手に扱えるが、いざというときは環境ギミックに頼りがち。

 

好きなことは、強い相手と戦うことと相手を煽ること。

嫌いなことは、他人の事情に縛られることと見下されること。

 

主なあだ名はSHINE(シャイン)/強盗姫/メスガキ/こそ泥野郎/狂犬

 

愛機の名前はシャイン。

前作『創世のグランファンタズム』で使用していたキャラネームを機体につけたため、前作での関係者からはスノウではなくシャインと呼ばれることが多く、混乱の元になっている。前作ではトラップを多用するシーフキャラだった。

 

 

 

容姿:

13~14歳くらいの、非常に可憐な顔立ちをしたスレンダーな美少女。

天使か妖精が人の形をとって舞い降りたかのような愛くるしさを持つ。

 

髪型は見ようによって紫にも青にも見える、不思議な色合いのロングヘア。

胸は割と控えめ。

 

 

素の見かけは上記のように非常に可愛らしいが、中に虎太郎が入って動かすと、その邪悪な性格と煽り癖によってとても生意気に見える。

一部の人間からは『大人を舐めやがって! わからせてやる!』と強烈な執着を引き寄せてしまうことも。

 

作者の虎太郎はスノウの外見を世界一かわいい力作と思っているが、自分が中に入ったときにどう見えるのか考えていなかった。今もまだ、理解しきれていない。

 

衣装スキンを買うお金がないのでいつもパイロットスーツだが、いずれお金が入ったらいろんな服を着てみたいなあと思っている。

 

愛機の名前は“シャイン”。

白銀色で流線形のボディを持ち、重力制御銀翼“アンチグラビティ”と蜘蛛糸ワイヤー射出アーム“スパイダープレイ”による投げ技が切り札。

 

 

 

※※※

 

 

 

リアルでは都内の私立大学に通う大学一年生。

地方から出て来たばかりで、貧乏な一人暮らし中。

ゲーム内とは打って変わって、なるべく目立たないように暮らしたいと思っている。

初対面の相手には基本的に礼儀正しいが、それは余計な波風を立たせないためである。

 

“特区”という特殊な環境で育ったため、ゲームとリアルを極端に分けて考える傾向が強い。

本来は優しい性格で、決して常識をわきまえていないわけではないが、前作でのクラン【シャングリラ】のメンバーに合わせるために、ゲーム中では傲慢な性格を演じている。

この時代はネットとリアルが既に不可分なほど混じりあった価値観が一般的なので、周囲からはリアルでも傲慢な異常者か分別の付かない子供なのだろうなと思われている。

 

ネット文化に疎く、世間知らずな一面も強い。

 

前作と称される『創世のグランファンタズム』において日本最強と呼ばれたクラン【シャングリラ】トップ7のひとり。

当時のキャラネームであった“シャイン”は今作での機体名として流用。おかげでいろいろややこしいことになっている。

 

 

 

容姿:

地味で目立たない顔立ちに、適当に切りそろえた黒髪。

身長は男性としては低め。

実は顔のパーツ自体は整っているのだが、地味な雰囲気がそれを台無しにしている。

 

 

 

 

【相棒】

 

○ディミ

 

スノウによってチュートリアルから拉致されてしまったサポートAI。

現在はオプションパーツ扱いで同行し、スノウの奇行にツッコミを入れまくる日々を過ごしている。物知りでちょっぴり毒舌。

 

ペット型オプションパーツのメイドタイプに偽装しているので、初対面の相手からサポートAIと見破られることはない。

 

好物はVR極上いちごパフェ。

趣味はネットサーフィン、特に匿名掲示板をオチること。

 

やたら真顔で運営の味方をするときは“運営の手先ちゃん”モードと呼ばれている。

 

 

容姿:

緑色のサイドテールに、古式ゆかしいヴィクトリアンスタイルのメイド服。

理知的で端正な顔立ち。身長は小さいが胸自体は実はそこそこある。

黙っていれば冷たく見えがちな無機質な雰囲気だが、スノウと一緒にいるといつも賑やかにツッコミを入れたり悲鳴を上げていたりと、愛嬌がプラスされている。

笑うとかわいい。パフェを食べさせると幸せそうな顔をする。

 

 

 

 

 

【ヒーロー/ヒロイン】

 

 

○ペンデュラム/天翔院(てんしょういん)天音(あまね)

 

ゲーム内では、大手企業クラン【トリニティ】の美丈夫(イケメン)指揮官。

常に自信たっぷりに振る舞うオレ様キャラ。

戦闘の腕はまあまあだがカリスマ性に優れており、兵士の士気を引き上げるのが非常にうまい。

 

愛機の名前はセンチネル。

真っ赤な騎士甲冑を思わせる厳めしいデザインに、装飾がゴテゴテとくっつけられている。自身が戦うのではなく鼓舞することを優先したスタイル。

装甲特化のタンクタイプ。大楯とランスを装備してのチャージはなかなか強力。

 

本当は自分で戦うより金と政治力で戦う方が得意。

 

 

容姿:

ウェーブがかった黒髪を肩まで伸ばした男性。端正な顔立ちにいつも自信たっぷりの表情を浮かべている。

体格は長身で、筋肉がついて引き締まった頼りがいのある風格。目力が強い。

中の人の好みを反映して、たくましい手の甲や腕に浮かぶ筋肉の影と血管が強調されている。

 

戦場ではパイロットスーツだが、ロビーでは胸元を開けて着崩したスーツで過ごす。

 

 

 

※※※

 

 

 

リアルでは国内有数の巨大資本である五島グループの創設者一族の末裔。

グループの基幹企業である五島重工の後継者の座を、他の候補と争っている。

 

エスカレーター式の名門大学の3年生。

 

少女マンガと乙女ゲームが大好きだが、恋愛経験自体はまだない。

 

 

容姿:

赤みがかった髪を肩までのセミロングにした、清楚な雰囲気の女性。

可憐というよりも綺麗な顔立ちを持つ、聡明そうな美人。

普段はきっちりとしたスーツを好んで着こなし、あまり女性的な服装はしない。これは会社で男性の重役を相手にするときにナメられないため。

胸は普通のサイズだが、プロポーションが整っていて特に脚線美がきれい。

 

家では割と普通にお嬢様的な格好をしている。

 

 

 

 

 

 

○ジョン・ムウ/鈴花(すずはな)鈴夏(すずか)

 

 

ゲーム内では、医療系NGOクラン【アスクレピオス】に所属するルーキー。

真面目でひたむきだが、その性格故にブラック体質な【アスクレピオス】の上官に嫌われていた。

反射神経が非常に鋭く、空間把握能力も高い。今後成長を続ければ、スノウに匹敵するエースになる未来もあるのかもしれない。

特技は中国拳法。

最近スノウに弟子入りした。

 

愛機の名前は番龍(ばんりゅう)

スノウからもらった、中国拳法での格闘戦に特化した機体である。

 

 

容姿:

年齢は12歳ほどで、灰色の髪をボブカットにしている。

幼げだが真面目さが滲み出るような顔立ちの少年。

 

飛行中隊に所属していたときは気弱な雰囲気を浮かべていたが、スノウと戦っている間は内に秘めた意思の強さを感じられるキリッとした瞳になっていた。

 

衣装スキンを買うお金がないので、いつもパイロットスーツ。

 

 

 

※※※

 

 

リアルでは虎太郎と同じ大学に通う貧乏学生。

虎太郎と同じ学部で、現在2年生。

 

中国拳法の道場を経営していた父が突然の病に倒れてしまい、父の入院費を負担してもらうという契約で【アスクレピオス】の兵士として戦うことになった。

 

幼い頃から父に仕込まれて中国拳法(形意拳)の心得があるが、本人は他人と争うのは好きではない。

ゲームにもあまり興味がなかったが、虎太郎との出会いで変化が生じていく。

 

好みの男性像は真面目そうなショタっ子。

アパートの隣の部屋に住む虎太郎が気になっていたが、弟子入りしたスノウの正体が虎太郎であることを知ってものすごく浮かれている。

 

 

小学校の頃から友達に「りんりん」とあだ名を付けられているが、本人はまったく気に入っていない。

 

 

容姿:

栗色の髪を大きなおさげにして前に垂らしている。

いかにも優しそうなお姉さんといった顔立ちの、長身の女性。

普段からトレーナーやセーターといっただぼっとした服装をしているが、幼い頃から鍛えられたその体はしなやかな筋肉がついている。

そのバストは豊満であった。

 

虎太郎と出会った当初は栄養不足と生活への疲れからやつれた雰囲気があったが、スノウとの交流を通じて生来の明るい雰囲気に戻った。

 

年下のかわいい子を抱きしめたり、額を人差し指でつつく癖がある。

 

別にオシャレに興味がないわけではないのだが、なにしろお金がないので普段の服装はトレーナーやジャージで済ませている。

高校時代まで持ってた服は、バストがさらに成長したせいで着れなくなりました。

 

 

 

○アッシュ/芦屋(あしや)香苗(かなえ)

 

大手チンピラプレイヤークラン【氷獄狼(フェンリル)】の元エースプレイヤー。

 

腕は立つものの弱い者いじめが大好きで、晒しスレの常連だった。

ガチャで入手した激レア武器の性能でブイブイ言わせていたが、スノウと出会ってしまったことで、何もかもが崩壊していく。

 

このゲームの立ち回りから武器の入手法、環境ギミックの利用法まで、あらゆる基礎をスノウに教えてくれたディミちゃんを超えるチュートリアルキャラクター。

 

スノウとの幾度もの激戦を経てライバルと認定されるまでに腕を高めたが、【氷獄狼】がカイザーの支配下になったことを機にクランを離れてフリーになった。

近接・遠距離ともに万能だが、狙撃手としても優秀で待ち狩りが得意。

 

スノウライトファンクラブ会員NO.3。

 

愛機は狼とバイクをモチーフにした漆黒の機体“ブラックハウル”。

 

 

前作『創世のグランファンタズム』ではエルフの弓使いキャラを使っていたらしい。

 

 

 

※※※

 

 

リアルでは24歳の美人会社員。まだ若手ながら大変仕事ができ、主任の座と大型プロジェクトのリーダーを務める。

多忙のストレスをガチャにブッ込んで晴らしている。運営からも天井課金することを1アッシュと呼ばれる始末。

大型バイクが好きだが就職を機に手放してしまったので、今はガチャが唯一のストレス発散方法。

最近はニュージェネレーションAIパビリオンという展示会の準備に追われて、ログインする時間を取れていない。

 

家に執事AIがいる。わりと毒舌。

 

出先でヒールの踵が折れたところを虎太郎に助けてもらったことがある。

 

容姿:

いかにも仕事ができそうなオーラを漂わせる長身の美人。

虎太郎と会ったときは栗色に染めた髪を内側にカールさせた髪型で、スーツ姿だった。

胸は豊満。

 

 

 

 

 

○ゴクドー/桜ヶ丘(さくらがおか)詩乃(うたの)

 

【桜庭組(サクラバファミリア)】のクランリーダー。

引きしまった筋肉質の長身にサラシを巻き、着流しの着物を羽織った任侠。

スノウのことをAIだと思っている。

 

桜神(おうじん)流剣術というこの世界の日本で双璧をなす二大武術の使い手。

愛機はサテライトアームによる遠隔二刀流を得意とする鎧具足風の機体“桜華(オウガ)”。

 

 

リアルでは17歳の女子高生にして、桜ヶ丘AI工房のCEO。

AI調律師として高い技量を持っている。

性格は煽りメスガキだが老人には優しく、ボランティア精神も旺盛。

 

容姿:

青みがかった黒髪を腰まで伸ばしたロングヘアの美少女。

オフではよく制服を着ている。名門校のブランド効果で下手な私服を着てるよりもオシャレだと思ってもらえるとのこと。

胸が豊満。

 

 

○バーニー/稲葉(いなば)恭吾(きょうご)

 

前作『創世のグランファンタズム』で虎太郎が所属していたクラン【シャングリラ】に所属していた大親友。

現在は誰も訪れることができないパーツショップ『因幡の白兎(ラッキーラビット)』でメカニックをしている。

 

スノウがいつ訪れてもログインしており、常にお菓子を貪っている。

とても口が悪いが面倒見はよい。

しかしパーツコレクションには血道を挙げており、欲しいものを得るためなら相手を襲って強奪することも辞さない一面もある。

 

どう見てもスノウに欲情しており、幼女化したことをいいことにセクハラの限りを尽くしている。

 

稲葉(いなば)流古武術というこの世界の日本で双璧をなす二大武術の使い手。

 

 

容姿:

ツナギ姿にウサミミ飾りのついたメカニックキャップを被った9歳前後の少女。

髪は赤く、三つ編みにしたおさげを背中に垂らしている。

つるぺた。

 

リアルではモリモリのマッチョだったようだ。

 

 

 

氷獄狼(フェンリル)

 

○血髑髏スカル

 

【氷獄狼】の副クランリーダー。

人格者でもめ事の仲裁が得意。

アッシュとは前作からの付き合いがある兄貴分。

なんか機体や言動や頭部がやたら僧侶モチーフっぽいけどただの一般人です。

前作では殴りプリーストをしていたので、その名残なのかもしれない。

 

変貌したヘドバンマニアを放っておけず、滅びゆく【氷獄狼】に居残った。

愛機は錫杖による近接戦を得意とする“ヘッドバッシャー”。

 

 

○ヘドバンマニア

 

【氷獄狼】のクランリーダー。

温厚な人物で、他の大手クランを追われた素行の問題のあるプレイヤーたちの受け皿として【氷獄狼】を設立した。

 

バランス感覚に優れた人物だったが、ある日を境に突如カイザーを盲目的に信仰する怒りっぽい性格になってしまった。

【氷獄狼】をカイザーに捧げると宣言し、従属クランとしてしまう。

 

 

 

【トリニティ】

 

○メイド隊

 

リアルでもゲーム内でも天音のサポートに勤しむ、働き者のメイドさんたち。

ミーハーな性格で、主人が演じるペンデュラムに萌えまくり。

 

副官1名と参謀2名がいつもきゃいきゃい言っているが、メイド隊のほとんどのメイドは大体似たようなノリである。

戦闘は不得意だが、得意分野に関してはめっぽう有能。

 

 

 

メイドリーダー

黒川(くろかわ)(こずえ)

交渉担当。通称クロ。

企業買収や派閥工作はお手の物。その才覚でここまで天音を守り通してきた。

艶のある黒髪に眼鏡。まじめ。

ゲームはやりません。

 

副官

昼川(ひるかわ)白乃(はくの)

索敵担当。通称シロ。

真っ白な髪と赤い瞳を持つ神秘的な女性。巫女の一族。でもミーハー。

おっとりとした口調のお姉さん。

天音とは小さい頃からの幼馴染で親友。

アバターとリアルがほぼ同じ姿。

 

参謀1

三家(みついえ)有紗(ありさ)

諜報担当。通称ミケ。

茶髪に黒と黄色のメッシュ入り。忍者の子孫。でもミーハー。

古めかしい口調の不憫枠。忠義の人。

アバターとリアルがほぼ同じ姿。

 

参謀2

橘川(きっかわ)珠子(たまこ)

工作担当。通称タマ。

茶髪おさげ。見た目はおとなしい文学少女だが、ミーハーなうえに腐っている。

少女マンガと乙女ゲーを天音に勧めたすべての元凶。

かつてはある軍隊の工作部隊に所属していたようだ。

いい歳こいて語尾にニャをつけるアホに見えるが記憶力が抜群によく、暗号解析スキルを持つ隠れ知性派。

アバターとリアルがほぼ同じ姿。

 

 

 

 

 

○カイザー/天翔院(てんしょういん)牙論(がろん)

 

五島重工の後継者の座を天音と争う、天音の弟。

 

まだ19歳だが凄まじいまでのカリスマ性を持ち、大の大人と渡り合う。

他人の魂までを支配するような印象的な瞳を持ち、洗脳によって多くの味方を得ている。趣味は有能なパイロットのコレクション。

オクトを父と呼び、とても信頼している。

 

金髪美少年であり、自分の容姿に絶対の自信を持っているためリアルとアバターはほぼ同じ姿。

 

マザコンとファザコンをこじらせたチワワ。

 

 

 

【ナンバーズ】

 

〇オクト(旧ネーム:tako)

 

腕利きばかりが集まる傭兵クラン【ナンバーズ】のクランリーダー。

顔に深い傷跡が付いた、苦み走った初老の男性。

他人に自分の怒りを植え付けることで支配下に置く能力“憤怒の種(ラース・シード)”を持ち、それを利用してカイザーに忠誠を誓わせている。

“憤怒”の罪業を持つ代償として怒りと憎悪を抑えづらくなっており、ある人物への復讐に駆り立てられている。

愛機は複数の腕を操り同時に攻撃を繰り出す異様な機体、“虚影八式(ホロウ・オクト)”(通称“八裂(やつざき)”)。

 

【シャングリラ】ではシャインの師匠の一人であり、愛弟子の虎太郎を大変可愛がっていた。

 

 

リアルでは27歳の女性。かつては優しくおっとりとした雰囲気のお姉さんだったが、現在は冷たい雰囲気を纏い、顔にはアバターと同じ位置に傷痕がある。

 

前作では【二重影(デュアルシャドウ)】という彼女以外誰も扱いきれなかった魔法を駆使して【魔王】の称号を得ていた凄腕プレイヤー。

鉄柱を素手で曲げる筋密度と常人の枠を越えた反射神経を持つ一種の超人。

 

 

 

 

騎士猿(ナイトオブエイプ)

 

○チンパンジー1号

 

「各自がやりたいことをやる」がモットーの趣味クラン【騎士猿】のクランリーダー。

眼鏡をかけた知的な印象の男性。髪は緑色。

 

いつもおどけたような態度で振る舞い、論者口調で気持ち悪く笑う。

しかしその態度の裏では冷静な計算を行っている切れ者。

大変頭がいいが、ひとつのことに熱中すると周りが見えなくなりがち。

 

信頼できるお友達が合流するのを待っているとのこと。

 

愛機は“森の賢人(ウッドセージ)”。素手で戦うパワーゴリラ機体。

 

 

 

○メルティショコラ

 

遊撃部隊の隊長。

いつもポップキャンディを口にしているギャル。

だるそうな口調だが、結構面倒見がよいのでママみを感じるとクランメンバーに評判。

1号氏をイッチ、ネメシスをネメっち、スノウをスノっちと呼ぶ。

ピンクのツインテール。

愛機は“ポッピンキャンディ”。レーザーサブマシンガンを乱射するトリガーハッピー仕様。

 

 

 

○ネメシス

 

狙撃部隊の隊長。

優しい大人の女性だが、銃を握ると人が変わったように冷静になる。

 

銀色のロングヘアで長身。

愛機は“北極星(ポールスター)”。ビームライフルによる狙撃が得意。

 

 

 

 

 

【白百合の会】

 

璃々丸(りりまる)(れん)早乙女(さおとめ)凛花(りんか)

 

金髪縦ロールの頭の悪いお嬢様で、【白百合の会】のクランリーダー。

お嬢様ぶっているが大変口汚い。

愛機は弓術を駆使する“胡蝶蘭(こちょうらん)”。

 

リアルは五島重工と関係のある大手電機メーカーの令嬢、御年12歳。

日本人形を人間にしたような和風なお嬢様。

 

スノウのことをゲームが超絶うまい小学校低学年がイキリ倒しているのだと思っており、自分たちが守ってあげなきゃと考えている。

スノウライトファンクラブ会長。

 

 

 

 

【俺がマドリード!!】

 

〇サッカーゴッド/坂本(さかもと)優也(ゆうや)

 

チャラ男みたいなカッコした、サッカー系クランのクランリーダー。

言動は痛いがサッカーには真摯。愛機は爆弾ボールと蹴り技が得意な機体“NO.5(ナンバーファイブ)”。

 

リアルは上り調子の大手家電メーカーの令息で御年12歳。

美少年だがスノウに股間を蹴られる性癖に目覚めてしまった。

スノウライトファンクラブ副会長。

 

 

 

 

 

【鉄十字ペンギン同盟】

 

○ペンギンリーダー

 

【鉄十字ペンギン同盟】のクランリーダー。

ペンデュラムとの戦いを経て、その軍門に下った。

何故かコウテイペンギンをアバターにしている。

フライングスキーで空を飛び、編隊による爆撃が可能。

 

 

 

【シルバーメタル】

 

〇レイジ/須原(すばる)銀治(ぎんじ)

 

シルバー人材派遣会社を母体に持つ企業クラン【シルバーメタル】のエース。階級は中尉。

古のアニメオタクであり50年以上の経験を持つ筋金入りのゲーマー。

勇者を冠するアニメシリーズの大ファンで、いかにも合体しそうなバリバリっとした機体を愛用している。

勇者を地で行く正義感が強い熱血漢。

 

愛機は“銀星剣(シルバースター)”。

 

リアルは齢68歳になるおじいちゃん。

チャキチャキした性格で曲がったことが嫌い。生涯独身。

 

天音に戦う理由を与えられ、彼女の軍門に下った。

 

 

【シャングリラ】

 

○ハルパー

 

ナンバー1。

銀色に染めた長髪の、イケメンだが目つきが悪くてガラの悪いあんちゃん。

自称プロゲーマー、ニートと呼ばれるとすごい勢いで怒る。

俺様キャラで、憧れの目で見てくる虎太郎を邪険に扱っていた。ツンデレ。

 

虎太郎が一番尊敬していて、いつか打ち勝って鼻からうどんをたべさせることを誓っている憧れのゲーマー。

 

 

○エッジ

 

煽り性能に特化した根暗な少女。

ハルパー曰く、「生まれたときからゲーム漬けの生活を送ってるクソニート」。

tako姉曰く、「陰キャ丸出しの根暗なむっつり淫乱」。

~ッス口調。

虎太郎のエイム技術の師匠。

 

 

○エコー

 

生まれつき病弱で、入院している病室からログインしていた少女。

線が細く儚げな容姿だが、極めて攻撃的な煽り性能の持ち主。

虎太郎の工作戦の師匠。

 

 

○教授

 

【シャングリラ】のクランリーダー。エコーの父親。

60代頃の外見の知的な紳士。虎太郎が実の父親以上に慕っていた。

クランメンバーたちのことをよく理解しようと努める温厚な人物だが、クソアニメを他人を勧める悪癖がある。

takoは彼がみんなを裏切って殺害したと考えている。

 

 

 

 

 

【レイドボス】

 

 

〇“強欲(グリード)黒鋼の鉄蜘蛛(ウィドウメイカー)”。

 

“強欲”の眷属に属する巨大な黒蜘蛛。

黒鋼(クロガネ)峡谷の深部を縄張りにしていた。

 

とてつもなく強固な装甲に加えて、数千体の小蜘蛛を子機として従える能力を持つ。

子蜘蛛は高速回転による電磁ソーで侵入者を撃退するスピナー形態のほか、倒したシュバリエが持っていた武装をコピーしてとりつくことが可能。

無数の兵器群による猛攻でスノウとアッシュ、【騎士猿】の一団を苦しめた。

 

 

 

 

○“怠惰(スロウス)・慟哭谷の羆嵐(アンタッチャブル・ベア)”

 

“怠惰”の異名を持ち重力を自在に操る高貴なるレイドボス。

 

膨大なHPとガチガチの装甲に加え、重力操作による圧倒的な攻撃力と防御力を持つ不敗のチートキャラ。

 

素の実力はとにかく高かったのだが、“傲慢”の系統でもないくせに人間をナメ腐ったせいでボコボコにされ、スノウにMVP報酬を剥ぎ取られた。

やっぱり鮭食ってるやつはダメだな。

 

攻撃技として“グラビティキャノン”“マイクロブラックホール”“プラズマスラッシュ”、防御技として“グラビティシールド”を発動した。

 

 

 

 

――七罪冠位の真の力を資格無き者に示すことは、許可されていない。


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