七慾のシュバリエ ~ネカマプレイしてタカりまくったら自宅に凸られてヤベえことになった~   作:風見ひなた(TS団大首領)

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登場人物紹介(1章終了時点)

【主人公】

 

○スノウライト/大国(おおくに)虎太郎(こたろう)

 

この物語の主人公。

 

ゲーム内では極めてワガママで破天荒に振る舞う、鬼のような腕前を持つプレイヤー。戦い方は極めて悪辣で、他人の武器を奪ったり煽ったりは日常茶飯事。

 

大体の武器を上手に扱えるが、いざというときは環境ギミックに頼りがち。

 

好きなことは、強い相手と戦うことと相手を煽ること。

嫌いなことは、他人の事情に縛られることと見下されること。

 

主なあだ名はSHINE(シャイン)/強盗姫/メスガキ/こそ泥野郎/狂犬

 

愛機の名前はシャイン。

まだ初期パーツで構成されている。

スピード・装甲特化のため下半身が大きくずんぐりむっくりした、やや不格好なバランス。初期機体といえどもバーニアの性能はなかなか高い。

装甲特化にしていなければ、ジョン戦・レイドボス戦を乗り切れなかっただろう。

 

 

容姿:

13~14歳くらいの、非常に可憐な顔立ちをしたスレンダーな美少女。

天使か妖精が人の形をとって舞い降りたかのような愛くるしさを持つ。

 

髪型は見ようによって紫にも青にも見える、不思議な色合いのロングヘア。

胸は割と控えめ。

 

 

素の見かけは上記のように非常に可愛らしいが、中に虎太郎が入って動かすと、その邪悪な性格と煽り癖によってとても生意気に見える。

一部の人間からは『大人を舐めやがって! わからせてやる!』と強烈な執着を引き寄せてしまうことも。

 

制作者の虎太郎はスノウの外見を世界一かわいい力作と思っているが、自分が中に入ったときにどう見えるのか考えていなかった。今もまだ、理解しきれていない。

 

衣装スキンを買うお金がないのでいつもパイロットスーツだが、いずれお金が入ったらいろんな服を着てみたいなあと思っている。

 

 

 

※※※

 

 

 

リアルでは都内の私立大学に通う大学一年生。

地方から出て来たばかりで、貧乏な一人暮らし中。

ゲーム内とは打って変わって、なるべく目立たないように暮らしたいと思っている。

初対面の相手には基本的に礼儀正しいが、それは余計な波風を立たせないためである。

 

 

容姿:

地味で目立たない顔立ちに、適当に切りそろえた黒髪。

身長は男性としては低め。

実は顔のパーツ自体は整っているのだが、地味な雰囲気がそれを台無しにしている。

 

 

 

 

【相棒】

 

○ディミ

 

スノウによってチュートリアルから拉致されてしまったサポートAI。

現在はオプションパーツ扱いで同行し、スノウの奇行にツッコミを入れまくる日々を過ごしている。物知りでちょっぴり毒舌。

 

ペット型オプションパーツのメイドタイプに偽装しているので、初対面の相手からサポートAIと見破られることはない。

 

好物はVR極上いちごパフェ。

 

 

容姿:

緑色のサイドテールに、古式ゆかしいヴィクトリアンスタイルのメイド服。

理知的で端正な顔立ち。身長は小さいが胸自体は実はそこそこある。

黙っていれば冷たく見えがちな無機質な雰囲気だが、スノウと一緒にいるといつも賑やかにツッコミを入れたり悲鳴を上げていたりと、愛嬌がプラスされている。

笑うとかわいい。パフェを食べさせると幸せそうな顔をする。

 

 

 

 

 

【ヒーロー/ヒロイン】

 

 

○ペンデュラム/天翔院(てんしょういん)天音(あまね)

 

ゲーム内では、大手企業クラン【トリニティ】の美丈夫(イケメン)指揮官。

常に自信たっぷりに振る舞うオレ様キャラ。

戦闘の腕はまあまあだがカリスマ性に優れており、兵士の士気を引き上げるのが非常にうまい。

ローンチ時から活動して周辺から精強と呼ばれる軍を作り上げていたのだが、弟の牙論によって優秀な配下たちを引き抜かれてしまい、現状はかなりボロボロ。戦闘力に長けた兵士を切実に求めている。

 

愛機の名前はセンチネル。

真っ赤な騎士甲冑を思わせる厳めしいデザインに、装飾がゴテゴテとくっつけられている。自身が戦うのではなく鼓舞することを優先したスタイル。

装甲特化のタンクタイプで、大楯を所持する。

 

 

 

容姿:

ウェーブがかった黒髪を肩まで伸ばした男性。端正な顔立ちにいつも自信たっぷりの表情を浮かべている。

体格は長身で、筋肉がついて引き締まった頼りがいのある風格。目力が強い。

中の人の好みを反映して、たくましい手の甲や腕に浮かぶ筋肉の影と血管が強調されている。

 

戦場ではパイロットスーツだが、ロビーでは胸元を開けて着崩したスーツで過ごす。

 

 

 

※※※

 

 

 

リアルでは国内有数の巨大資本である五島グループの創設者一族の末裔。

グループの基幹企業である五島重工の後継者の座を、他の候補と争っている。

 

エスカレーター式の名門大学の3年生。

 

少女マンガと乙女ゲームが大好きだが、恋愛経験自体はまだない。

 

 

容姿:

赤みがかった髪を肩までのセミロングにした、清楚な雰囲気の女性。

可憐というよりも綺麗な顔立ちを持つ、聡明そうな美人。

普段はきっちりとしたスーツを好んで着こなし、あまり女性的な服装はしない。これは会社で男性の重役を相手にするときにナメられないため。

胸は普通のサイズだが、プロポーションが整っていて特に脚線美がきれい。

 

家では割と普通にお嬢様的な格好をしている。

 

 

 

 

 

 

○ジョン・ムウ

 

 

医療系NGOクラン【アスクレピオス】に所属するルーキー。

真面目でひたむきだが、その性格故にブラック体質な【アスクレピオス】の上官に嫌われていた。

反射神経が非常に鋭く、空間把握能力も高い。今後成長を続ければ、スノウに匹敵するエースになる未来もあるのかもしれない。

特技は中国拳法。

 

愛機の名前はまだない。

ヘルメス航空中隊仕様のスピード特化のフライトタイプ量産機を使用。エリート部隊のものなので、量産機といえどもスピード・ブレーキ性能が高い。

 

 

容姿:

年齢は12歳ほどで、灰色の髪をボブカットにしている。

幼げだが真面目さが滲み出るような顔立ちの少年。

 

飛行中隊では上司に威圧されて気弱な雰囲気を浮かべていたが、スノウと戦っている間は内に秘めた意思の強さを感じられるキリッとした瞳になっていた。

 

衣装スキンを買うお金がないので、いつもパイロットスーツ。

 

 

 

 

 

鈴花(すずはな)鈴夏(すずか)

 

虎太郎と同じ大学・同じ学部に通う貧乏学生。現在2年生。

年下のかわいい子を抱きしめたり、額を人差し指でつつく癖がある。

 

小学校の頃から友達に「りんりん」とあだ名を付けられているが、本人はまったく気に入っていない。

 

 

 

容姿:

栗色の髪を大きなおさげにして前に垂らしている。

いかにも優しそうなお姉さんといった顔立ちの、長身の女性。

普段からトレーナーやセーターといっただぼっとした服装をしているが、幼い頃から鍛えられたその体はしなやかな筋肉がついている。

そのバストは豊満であった。

 

虎太郎と出会った当初は栄養不足と生活への疲れからやつれた雰囲気があったが、本来は明るい雰囲気を持つ女性である。

 

別にオシャレに興味がないわけではないのだが、なにしろお金がないので普段の服装はトレーナーやジャージで済ませている。

高校時代まで持ってた服は、バストがさらに成長したせいで着れなくなった。

 

 

 

 

 

 

【氷獄狼(フェンリル)】

 

○アッシュ

 

大手チンピラプレイヤークラン“氷獄狼(フェンリル)”のエースプレイヤー。

腕は立つものの弱い者いじめが大好きで、晒しスレの常連だった。

ガチャで入手した激レア武器の性能でブイブイ言わせていたが、スノウと出会ってしまったことで、何もかもが崩壊していく。

 

このゲームの立ち回りから武器の入手法、環境ギミックの利用法まで、あらゆる基礎をスノウに教えてくれたディミちゃんを超えるチュートリアルキャラクター。

 

ありがとうアッシュ、永遠に。

 

 

 

容姿:

アッシュブロンドの髪を肩までのウルフカットにした、野性的な雰囲気を持つ青年。瞳は金色。

素の顔立ちはまあまあイケメンといえなくもないのだが、大体相手を煽りながら哄笑を浮かべていたり、チンピラ語をまくしたてて罵倒しているので、すさまじくガラが悪く見える。

というか顔を凝視するとガンつけてんのかゴラァ!と襲い掛かられるので、大体の人は顔を直視しない。

 

 

 

 

 

 

 

 

【トリニティ】

 

○メイド隊

 

リアルでもゲーム内でも天音のサポートに勤しむ、働き者のメイドさんたち。

ミーハーな性格で、主人が演じるペンデュラムに萌えまくり。

 

副官1名と参謀2名がいつもきゃいきゃい言っているが、メイド隊のほとんどのメイドは大体似たようなノリである。

戦闘は不得意だが、得意分野に関してはめっぽう有能。

 

 

以下はおまけ。

 

メイドリーダー

黒川梢(くろかわこずえ):

交渉担当。通称クロ。

企業買収や派閥工作はお手の物。その才覚でここまで天音を守り通してきた。

艶のある黒髪に眼鏡。まじめ。

ゲームはやりません。

 

副官

昼川白乃(ひるかわはくの):

索敵担当。通称シロ。

真っ白な髪と赤い瞳を持つ神秘的な女性。でもミーハー。基本的におっとり&丁寧語。

アバターとリアルがほぼ同じ姿。

 

参謀1

三家有紗(みついえありさ):

諜報担当。通称ミケ。

茶髪に黒と黄色のメッシュ入り。ミーハー。基本的に時代がかった口調。

アバターとリアルがほぼ同じ姿。

 

参謀2

橘川珠子(きっかわたまこ):

工作担当。通称タマ。

金髪ボブカット。ミーハーなうえに腐っている。テンション上がるとネコ語になる。きゃぴきゃぴ。

アバターとリアルがほぼ同じ姿。

 

 

 

 

○カイザー/天翔院牙論(てんしょういんがろん)

 

五島重工の後継者の座を天音と争う、天音の弟。

 

まだ19歳だが凄まじいまでのカリスマ性を持ち、大の大人と渡り合う。

他人の魂までを支配するような謎めいた人心掌握術を会得しており、クラン内外を問わず優秀な人材をかき集めている。

【トリニティ】が手段を問わず人材を集めているとヘイトを買っているのは、ほぼ彼のせい。

 

 

お前ってゲームキャラみたいな名前してるな。

 

 

 

 

 

 

【レイドボス】

 

○“怠惰(スロウス)・慟哭谷の(アンタッチャブル・)羆嵐(ベア)

 

“怠惰”の異名を持ち重力を自在に操る高貴なるレイドボス。

 

膨大なHPとガチガチの装甲に加え、重力操作による圧倒的な攻撃力と防御力を持つ不敗のチートキャラ。

 

素の実力はとにかく高かったのだが、“傲慢(プライド)”の系統でもないくせに人間をナメ腐ったせいでボコボコにされ、スノウにMVP報酬を剥ぎ取られた。

やっぱり鮭食ってるやつはダメだな。

 

攻撃技として“グラビティキャノン”“マイクロブラックホール”“プラズマスラッシュ”、防御技として“グラビティシールド”を発動した。

 

 

 

 

――七罪冠位の真の力を資格無き者に示すことは、許可されていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ゲームマスター】

 

見ているぞ。

いつでも。


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