七慾のシュバリエ ~ネカマプレイしてタカりまくったら自宅に凸られてヤベえことになった~   作:風見ひなた(TS団大首領)

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第89話 おもに食いつきが暑苦しい

「どうもー、物資の配給でーす」

 

「お、きたきた。いつもありがとねー」

 

 

 スノウが戦場へとログインして位置を知らせてから早々に、ペンデュラムのメイド隊が武器コンテナを届けにやってきた。

 中に収められているのは【トリニティ】最新鋭の武器の一式だ。スノウがいつも“万能工具”と呼んでいる高振動ブレードも含まれている。

 

 

「ペンデュラムの依頼はいつも武器用意してくれるからいいよね。敵の武器庫やエースから強奪しなくて済むから手間が省けるよ」

 

 

 与えられた武器を試し撃ちして使い勝手を確かめているスノウに、仲間たちとコンテナを運んできたシロが苦笑する。

 

 

「ああ、見ましたよこの前の動画。いつもああやって武器を奪ってるんですねぇ。あまり人様から怨みを買うのもどうかと」

 

『! 言ってやって言ってやって!』

 

 

 普段言いたいことを代わりに言われて、途端に元気付くディミちゃんである。

 しかしスノウは意に介した風もなく、軽くせせら笑った。

 

 

「PvPじゃ奪われる側が悪いよ。ボクがわざわざ手口まで教えてあげてるのに、それを警戒しないなんて怠慢じゃないかな」

 

「悪名が広まっちゃいますよ?」

 

「むしろ望むところだよ。依頼も増えるし、ボクを倒して名を上げたいって挑戦者も増えそうだし。もっと強い相手と戦えるんだから悪いことは何もないよね」

 

 

 心の底からそう思ってますという響きを受けて、あらあらとシロは頬に手を置いた。

 

 

「やんちゃな子ですねぇ」

 

『そこで諦めないで! もっと叱ってやって!』

 

 

 相棒とはいったいなんだったんだ。

 

 そんなことより、とスノウは頭上を見上げる。

 

 

「このマップ、天井があって動きにくいな……全域こんな感じなの?」

 

「ええ、そうですよぉ。ここ“マガツミ遺跡”はどこも天井が張り巡らされてます」

 

 

 スノウが見上げる視線の先には、ところどころ苔むした白い天井がどこまでも広がっている。薄暗い壁には煌々と照明が並べられており、周囲には大きな円柱が立ち並んでいた。

 全高10メートルのシャインのコクピットから見上げるほどの高さがある建築物は、現実のスケールから考えると異常な大きさだ。ドーム球場が10個ほど連結して設置されているくらいの規模になる。

 

 どことなく不気味さを感じさせる薄暗さやところどころに配された宗教的なレリーフと相まって、異教を崇拝する巨人の神殿というイメージがあった。

 

 

「……言うのもなんだけど、何の遺跡なのこれ?」

 

「さあ? 調べたこともないので……。何か設定はあるんでしょうけど、ペンデュラム様は興味がないので放置してますねぇ」

 

『興味あります? なんなら設定資料を取り寄せて説明しますけど? 実はいろんなオブジェクトに思わせぶりな説明文が書かれているんですが、それを合わせると過去にこの遺跡の地下で起こった凄惨な事件がほんのりと浮かび上がる仕掛けで……』

 

 

 ワクワクと設定を解説しようとするディミに、スノウはすげなく首を横に振った。

 

 

「いや、いいよ別に。そこまで興味ないし」

 

「このゲームリリースされてまだ1年ですからねぇ。できたてほやほやの新築遺跡の歴史を語られても困りますぅ」

 

『効率厨はいつもそうだ! 目先の利益しか考えないっ……!』

 

 

 地団太を踏んで悔しがるディミ。

 しかし何気に各地のマップの設定からあれこれ考察したがるマニアもいるので、別に作り込みが無駄というわけでもない。単に彼女の相棒がそういうタイプのプレイヤーではないというだけの話だった。

 

 

「そんなことよりも、天井が低いのが気になるな……。そこらへんの柱も邪魔だし」

 

 

 ドーム球場の高さは約55メートル。人間のスケールからすればとてつもない高さだが、シュバリエからすればそこまで高いわけでもない。

 ましてやスノウが得意とするのは最低でも100メートル以上の上空を自在に飛び回る空中戦だ。壁や柱といった障害物の多さも相まって、空中を高速移動するフライトタイプのメリットを殺されていると言っても過言ではない。

 

 

「確かにフライトタイプは大空を飛んでこそですからな。こういう地形はガンナータイプの得手でしょう」

 

「タマたちみたいな工作部隊にはやりやすいけどニャー」

 

 

 それまでスノウとシロの会話を聞いていたミケとタマが頷く。

 

 

「薄暗いし、隠れやすいのもいいにゃー。それこそミケちゃんみたいな隠形(おんぎょう)の達人なら見つけるのは困難だし。さすが忍者……」

 

「おいやめろ、(ころ)すぞ」

 

『ニンジャ? 今ニンジャって言った?』

 

「ニンジンって言ったでござるよ。ニンニン、拙者ニンジン大好き侍」

 

『なんだ、サムライかぁ。……サムライって“ニンニン”って言います!?』

 

「ミケちゃんは伊賀出身だからニャ」

 

「伊賀では一般的な語尾でござるよニンニン」

 

『伊賀の名物ってなんです?』

 

「忍者とかたやきせんべいですな」

 

『やっぱりニンジャだ! サインください!』

 

 

 同僚がAIとどうでもいい会話でキャッキャと戯れているのをスルーして、シロは小首を傾げた。

 

 

「天井が低いとやっぱりやりにくいかな?」

 

「いつも通りにはいかないかな……とはいえ、低空飛行ができないわけじゃないし。障害物もマップさえあれば簡単にかわせるから激突の心配もないからね。もちろんあるよね、マップ」

 

「ええ。今からデータを送るわね」

 

「ディミ、ちゃんと保存しといてね。……ディミ?」

 

『わーいサインだー……あ、はい』

 

 

 サイン色紙をもらって喜んでいたディミが、スノウに声を掛けられてそそくさとサインをしまう。サインには『かたやきは忍刀の(つば)で割って食すが粋』とコメントが添えられていた。ニンジャはサービス精神旺盛なのだ。

 

 マップを広げたスノウは、腕を組んで眉をひそめる。

 首筋をピリピリとした何かが這い上がっていた。ずっと親しんできた感覚だ。たとえば死角から狙撃される直前や、周到に隠されたトラップを踏み抜く直前に感じるもの。

 危機感がずっとスノウに警告を発し続けている。

 それはまるで、スノウから機動力という武器を奪うためにこのマップが選ばれたかのような。

 

 

「……敵って【シルバーメタル】でいいんだよね?」

 

「ええ、そうですよぉ。この前スノウちゃんが動画の中でやっつけた人たちです。指揮官も同じはずですねぇ。動員規模は増えてますけど」

 

「特に敵が助っ人を雇ったりはしていない?」

 

「そういう話は聞いていませんねぇ」

 

「そっかぁ」

 

 

 なら気のせいかな、とスノウは自分の中の危機感に蓋をする。

 【シルバーメタル】のあの勇者っぽい変なのがスノウを狙って自分に有利な条件でリベンジマッチを挑んできたという可能性も考えられたが、あの腕前では大したこともなさそうだ。

 

 スジ自体は悪くなかったが、反応速度がかなり鈍かった。

 いや、というかわざわざ攻撃する前に「超!必!殺!ブレイブコレダァーー!!」とかポーズを取りながら叫ぶのはどういう了見なんだ。

 ちなみにそれは、数十年前のアニメに出てきた勇者系ロボの必殺技である。

 

 元ネタを知らない現代っ子のスノウはサクッと撃ち墜としたのだが、後からちょっと面白くてベッドの中で思い出し笑いした。

 

 

「まああれが相手なら、率いている規模が大きくても関係ないか」

 

「そうですよねぇ。ペンデュラム様も一度彼らを蹴散らしたことがあるスノウちゃんなら、多少不利な地形でも楽勝だろうとおっしゃっていたので」

 

「で、そのペンデュラムはどうしたの? 今日は声を聞いてないけど」

 

 

 スノウがそう言うと、シロミケタマはぱあっと顔を輝かせた。

 

 

「ペンデュラム様の声を聞きたいのですね!? あらあらまあまあ!」

 

「ふふふ……これはいい傾向ですな……!」

 

「何度も依頼を出してる甲斐が出てきたニャ!」

 

 

 若い娘が恋してると悟った親戚のおばちゃんのような喜び方だった。

 お前らも若い娘なんですが、自分の恋はいつになったら始まるんですか?

 

 そんな3人の勢いをよそに、スノウはすげなく首を横に振る。

 

 

「いや別に聞きたくないけど」

 

「シャイン! 俺を呼んだか!」

 

 

 それまで別チャンネルで自分の部隊に指示を出していたペンデュラムが、ガタッと身を乗り出して嬉しそうに会話に参加してきた。

 

 

「呼んでないよ」

 

「フフッ……そう照れなくてもいい。相変わらずツンデレだな。だがそこを愛でるのがデキる男の包容力というもの……!」

 

 

 そう言ってペンデュラムはうんうんと頷く。

 二カ月ほど前にVRデートして以来、なんだかずっとこんな感じである。

 

 自分の男としての魅力でスノウを魅了して、軍門に下らせようとしているのだ。 

 ハニートラップ……! 狡猾な罠……!

 

 もちろんスノウの中身が男だと知らないからこその空回りであった。

 そもそもリアルで恋をしたこともないオボコが男の魅力の何をわかっているのか。

 当然そんな色仕掛けがスノウに通じるはずもなく、大体白い目を向けられていた。

 

 

「ペンデュラムってさ、最近なんか暑苦しいよね」

 

「!?」

 

 

 リアルで言われたら一晩ベッドの中で悶え苦しむこと確定の暴言であった。

 しかしペンデュラムとて当代を代表する傑物。他人からの悪罵には慣れっこである。むしろそれをなんともないように受け止めてこそデキる男だと言わんばかりに、爽やかな笑顔を浮かべた。

 

 

「フッ……そうさせているのは貴様だ。俺は貴様に釣り合う男でなくてはならない。『シャイン』……貴様の名前が俺にもっと輝けと囁いている!」

 

「ボクの名前はスノウライトなんですけど? いつになったら覚えてくれるのかなぁ!?」

 

「スノウ……良い名前だ。俺の情熱でその雪を溶かし尽くしてみせよう……!」

 

「良い名前だと思うんなら覚えてよ!?」

 

 

 バンッとコクピットを叩いて叫ぶスノウ。その頭の上で、ディミが腹を抱えて笑い転げていた。

 

 

『だ、ダメだ……引き付け起こしちゃう! 笑い死んだ世界初のAIとして歴史に残っちゃう……!』

 

 

 ペンデュラムはカッコいいセリフで口説いているつもりなのだが、参考文献は例によって乙女ゲーである。二次元キャラに限りなく近いほどの美形アバターだが、実際に口説き文句に使うと滑稽極まりなかった。

 

 なお指揮をほっぽりだして傭兵を口説きに行った総大将を部下がどういう目で見ているかというと。

 

 

「ペンデュラム様素敵……!」

 

「私もあの情熱を向けられたーい!」

 

「でも見ているからこその素敵さってあると思う……!」

 

「スノウちゃん可愛いし、お相手として申し分ないよね!」

 

「ドタバタラブコメ感ある」

 

 

 好評だった。大丈夫なのかこの軍。

 あと一番最後のヤツ、ドタバタコメディだとわかって見てるだろ。

 

 そして何より救えないのは。

 

 

「ふふ……そう言いながら顔が赤いぞ、シャイン?」

 

「はー!? これ単に怒ってるだけですし!? 調子に乗らないでよね!」

 

「ふふっ……俺に可愛いと言われたのがそんなに嬉しかったのか?」

 

「バカ言わないでくれる!? ボクが世界一カワイイのなんて当たり前だし!」

 

 

 スノウがアバターにどんどん影響されているという事実であろう。

 ぜひアッシュとバーニーに見せたい光景ですね!

 

 

「もういいから仕事に移らせてくれる!? それで、ボクはどうすればいいのさ」

 

 

 スノウが火照った顔を隠すようにそっぽを向きながら言うと、ペンデュラムはにわかに顔を引き締めた。

 

 

「うむ……貴様には指揮官機を奇襲してもらいたい。とはいえ今回の地形が貴様にとって不利だということはわかっている。いつものように超高度飛行という隠密手段も取れないから、奇襲も厳しかろう?」

 

「まあね。隠れ身の心得もないわけじゃないけど」

 

 

 何しろ前作ではシーフキャラを使っていたので、暗闇に隠れるステルス技術はお手の物だった。どちらかといえばステルスキルなんかよりも派手に爆殺ばかりしていたが。

 

 

「それにしても多勢に無勢だ。そこで俺の副官3人を一時的に支援に付けようと思ってな」

 

「この3人を?」

 

 

 スノウが顔を向けると、メイド隊は笑顔のピースサインでアピールしてきた。

 見た感じアホっぽさがすげえ。

 

 

「知っての通りシロは索敵、ミケは隠形、タマは工作のスペシャリストだ。専門分野にかけては他の追随を許さない。うまく使ってくれ」

 

「まあ、以前もお世話になったしね。専門分野の腕前は信用してるよ」

 

 

 こんなアホっぽい子たちだが、クロダテ要塞の基部を破壊したり、ペンギンスキー部隊を罠に掛けたりと大活躍したのを見ている。そう、専門分野にかけては彼女たちは一流の人材なのだ!

 

 ところで2人とも、さっきから「専門分野にかけては」と連呼するのは何故ですかね?

 

 

「指揮官を奇襲とは言ったが、正確には敵の後方を脅かしてもらいたい。先日の貴様の動画を見させてもらったが、またああいう感じでリスポーン拠点や武器庫を襲うのがメインだ。そうして敵が浮足立ったところを、俺が指揮する正規部隊で踏み潰す」

 

「でも指揮官をやっつけちゃっても構わないんでしょ?」

 

「ふっ……貴様ならそう言うだろうと思ったさ」

 

 

 胸を張って自信満々に言い放つスノウが、ニヤリと笑う。

 そしてその放言を受けたペンデュラムが、ニヤリと笑い返す。

 ニヤリニヤリ。

 

 

「でっけー死亡フラグ立ててきたニャ……」

 

 

 その光景を見ていたタマが密かに呟くが、もちろん2人は届かなかった。

 

 

「もちろん構わん。指揮官の首は貴様が獲るがいい。こっちは敵部隊を踏み潰したという事実があれば十分メンツは保てるからな」

 

「それにキミの副官たちが同行したのなら、ボクが指揮官を討ち取っても副官たちの活躍だとも言えるしね?」

 

「フッ……言いにくいことを軽く言ってくれる。だがその通りだ」

 

 

 またしてもニヤリニヤリと笑い合う2人。

 

 

「まあボクは別にいいよ。1人でも楽勝の相手だと思うけど、取れる手段は多いに越したことはないからね」

 

「頼もしいことを言うじゃないか。では、期待させてもらおう。……さあ、行くぞ! 我々の支配地を脅かす侵略者どもを後悔させてやれ!」

 

 

 ペンデュラムの激励に、配下の兵たちが雄叫びを上げる。

 そして遺跡へと侵入してきた【シルバーメタル】のシュバリエたちに向けて進撃しようとしたそのとき……異変は起こった。

 

 

「こ……これは!? 【シルバーメタル】の機体の反応が、どんどん消えていきます!」

 

 

 前線に送り出した斥候兵が、ペンデュラムに報告を送る。

 

 

「何? ステルスか? それともジャミングを受けたか?」

 

「い、いえ……撃墜です! 【シルバーメタル】のシュバリエが、どんどん撃墜されていきます! 所属不明機、多数!」

 

「なんだと、馬鹿な……どこから現れた!? 一体どこの機体だ!?」

 

「わ、わかりません……あっ! いえ……! 肩に数字!? ではあれは……きゃあああああっ!?」

 

 

 斥候兵が悲鳴を上げ、通信が途絶する。

 

 予想外の事態にペンデュラムが唇を噛みながら、別の斥候を送り出そうと命令しようとしたとき、通信が入った。

 青白いホログラムが像を結び、1人の初老の男を浮かび上がらせる。

 

 

「おやおや……ついうっかり誤射してしまった。戦場ではよくあることですがね。一応謝罪しておきますよ、ペンデュラム」

 

「貴様は……!」

 

 

 男の顔を見たペンデュラムは、険しい顔で叫んだ。

 

 

「【ナンバーズ】のオクト! カイザーの腰巾着が何のつもりだ!」

 

「何の用も何も、見てお分かりになりませんか? 頼もしい援軍ですよ」

 

 

 右目の周囲に刻まれた戦傷を和らげながら、オクトはニコリと笑う。

 

 

「我が主君からの命でお助けに参りました。カイザー様は【トリニティ】の支配地域への侵略に大層お怒りでしてね。ペンデュラム様と協力して【トリニティ】のエリアを守れとのご命令です。左様な理由で我等【ナンバーズ】を援軍に差し向けたというわけですよ」

 

「白々しいことを……! 無用だ、帰ってもらおう」

 

「そういうわけにもいかないんですよ。何しろ我々【ナンバーズ】は傭兵クラン。依頼された内容は確実に遂行せねば、信頼が損なわれますのでね」

 

 

 チッチッと指を振るオクトの芝居がかった仕草に、ペンデュラムが凄まじい形相を浮かべて睨み付けた。

 

 

「我々よりも先に【シルバーメタル】を駆逐して、こちらのメンツを潰そうという腹か?」

 

「滅相もない。カイザー様はただ貴方を心配しておられるのですよ。何しろ貴方の兵はかつての名声の見る影もない弱兵ですからな。……おっと、これは本人を前にして失礼な発言でしたか」

 

 

 何がかつての名声の見る影もない、だ。

 腕利きたちを残さず引き抜いておきながら、いけしゃあしゃあと……。

 ギリッと奥歯を噛みしめるペンデュラムに笑顔を向けながら、オクトは続けた。

 

 

「カイザー様は私たちにこう命令なさいました。【トリニティ】の支配地から不遜な部外者を1騎残らず叩き出せ、と。我々【ナンバーズ】はその命令を忠実に遂行しましょう。細大漏らさず、迅速に。一切の誤謬なく。【トリニティ】に属さぬ者を処分いたしましょう」

 

「…………!」

 

 

 ペンデュラムは様子を見守っているスノウたちのチャンネルに向けて叫んだ。

 

 

「逃げろ!」

 

「ああ、そこにも虫けらが1匹いるようですな」

 

 

 そうオクトが呟いたのと同時に、スノウの周囲の床が爆発する。

 床板を跳ね上げて現れた漆黒のシュバリエたちが、スノウに向けて銃弾を浴びせかけた!

 

 

「虫けら? 今ボクを見下したよね」

 

 

 爆風と白煙の中で青白い光が軌跡となって、その内の1騎を切り裂いた。

 返す刀で高振動ブレードを振るい、別のシュバリエに向けて疾走しながらスノウは見知らぬ男に向けて叫ぶ。

 

 

「上等だ。見下されるべきはどちらか教えてやる!」

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