迷宮都市で悪事かますと真実な話、忍者が来襲る 作:37級建築士
裏社会で悪事をかますと真実な御伽噺、忍者が来襲る。とある世界、帝都と呼ばれた極東の島国でいい伝えられた言葉だ。
……忘れない、あの日々を僕は
反社会勢力の極道、対して悪を滅し正義を成す極道の宿敵、忍者。
両者の歴史は
……そう、そここそが僕が、かつていた世界だ
信じられないかもしれない、ホラ話と揶揄されるのも無理はない。しかし、僕はあの世界にたどり着いたのだ。
迷宮都市オラリオ、そこで僕は死んだ。ミノタウロスと呼ばれるモンスターとの戦いで、僕は命を落とした、かに見えたが。次に目を覚ました時、僕は違う世界の病床についていた。そう、帝都にだ
オラリオで死んで、もう一度生まれ変わった世界で、僕は忍者になった。厳しい修行を経て、極道を打倒す忍者として、皆の後に並んだ。
極道最強勢力、
僕は見た、共に戦い、多くのものを失い、それでも前にへと進み続けて、そして
忍者は、極道に勝利した。
八極道最強の侠との決戦、涙なしでは語れない因縁、運命、宿命の果てにしのは君は戦いを終わらせた。世界は平和になった、そう確信した時
……しのは君、危ない!!
……——―ッ!
亡骸を抱え、動けずにいた
でも、最後の力を振り絞って、駆けつけ放った暗刃。
……ベル、バカ野郎!!
そして、僕は二度目の命を失った。
× × ×
二度目の生、生まれ変わって得たあの帝都での日々。
本当に、良い人生だった。二度目の生を、僕は忘れない。
……と、思っていた。だけど、ぼくはまたも
目を覚ました。そこは、またも病院のベッド。だけど決定的に違うのは、僕の隣に神さまがいたこと。神ヘスティアが僕の手を握って、こう何度も繰り返した
———よかった、三日も目を覚まさないから、ぼくは心配でどうにかなりそうだったよ
三日、あの世界で過ごした長い月日が、三日
目を覚ました時、僕は夢を見ていたのかと疑った。だけど、そんなことはなく、僕の体はあの世界で得た力、忍者のそれのまま
理解せざるを得ない、ぼくはまた
……あの世界で僕は死んだ。そして、今はこれが、僕の三回目の人生だ
〇
「……」
月のない夜、ベルが見下ろす先には変わり果てたオラリオの姿が在る。
冒険者を志し、この街に居続けてみた一ヶ月。その頃の面影はない。今、ベルが立っているのは街を見下ろす高さのある城壁、ではなく。
かの世界、帝都と呼ばれたあの町にある電波塔、それと酷似したものである。
……変わった、この街が、あの世界と同じにように
オラリオは城壁に閉ざされた街だった。しかし、今はその城壁が全て解体され、街はより広く大きく、道は地面に敷かれるだけでは足りず、街の上にいくつも張り巡らされた石の道が続いていて、その道を鉄の馬車が駆け抜ける。
オラリオ高速道路、通称オラコー。そしてオラリオで生まれ定着しつつある魔石動力の自動車。さらに、魔術道具技術の発展で生まれた通信設備。電波塔ならぬ魔力塔、そうここまで全て、あの世界、日本国の帝都で見た異界の技術が、今このオラリオで溢れかえっているのだ。
「……変わった。いや、変えられた。誰かが歴史を変え、この世界を歪めた奴がいる」
ベルの手ひら、そこにあるのは、先の極道を倒した際に回収したもの。複数に束ねられた切符のようなそれには、向こうの世界の言葉でこう書かれている。
「
疑念の余地はない。今、このオラリオにはこの麻薬がはびこっている。そして、これがあるということは、必ず
「いる、奴らが……この世界にも」
天国への回数券、それの改悪版。接種したものに超人の力を与えるドーピングアイテム、
……
力がいる。またあいつらと戦うなら、僕一人じゃだめだ。集めなければ、もう一度、この世界に
「帝都八忍、見つけるんだ! この世界で、忍者になれる強者を!!」
新・帝都八忍。この迷宮都市で復活させ、また裏社会で名を馳せさせる。そして、正面から迎え撃つ、いや
「殺す……極道たちは一人残らず、ブッ殺す」
誓う。あの世界で重ねた闘いの日々に、失った同胞の亡骸に
……もう一度、決めるんだッ
「忍者と極道…………どっちが
この街に潜む極道たちよ、もう一度あの御伽噺に怯えてすくめ。
忍者が、
行ったり来たり、ややこしい設定晒しています。
破壊の八極道のリベンジマッチ、オラリオで悪事かます悪ガキどもに暗刃でわからせたいベル君であった。