第3話
「なっ・・なあああ何これー!?」
私が目を開けるとピンクのフリフリした格好に変わっていた。
「ホントに魔法少女なの!?恥ずかしい!なんかすごくみっともないよー!」
『いえいえキマってますよイリヤさん!やっぱり魔法少女はローティーンがベストマッチですね!どこぞの年増魔法少女とは大違いです!』
ルビーがそんなことを言った瞬間お風呂の窓から
「誰が・・・・・」
腕が出てきてルビーを掴み
「誰が年増だってーッ!?」
「きゃあああッ!?今度はなに!?」
そのまま私ごと引っ張った。
「あうッ!?」
『あらまあ誰かと思えば・・・・』
私が顔を上げるとそこには、
『凛さん生きてたんですねー』
「えーお陰さまでねー・・・本当に生きてるのが不思議なくらいの体験だったわ・・・」
黒髪のツーサイドアップてボロボロの女性が立っていた。
ってゆうかとてもキレていらっしゃる!?
「こっちへきなさいルビー!誰があんたのマスターなのかみっちり教えてあげるわ!」
『わたしのマスター・・・ですか?そんなの教えられるまでもありませんよ』
ルビーはそう言って私を指?差した。
『こちらにおわしますイリヤさん!彼女こそがわたしの新しいマスターです!』
「はあ!?ちょっとあんた・・・・?」
「ちちちち違うよ!詐欺です!騙されたんです!」
私は必死に説明をする。
「私は何も望んでないのになんかすごいトントン拍子でこんなことに・・・・!」
「あー・・・もういいわ・・・だいたいわかったから」
なんとか私の気持ちは届いたようだ。
「とりあえずそのステッキ返してくれる?ロクでもないものだけどわたしには必要なのよ」
「は、はぁ・・・どうぞ」
「ありがと・・・ん?」
「あ、あれ?」
「なに・・・・まさか・・・・」
「手が・・・離れないよ!?」
『ふっふっふーダメダメ、ダメですよ~お二人さん。すでに
マスター情報は上書き更新済みなんです。本人の意思があろーとなかろーと・・・』
そう言ったルビーを凛さんは、
「ダッシャー!!」
『ゆあっしゃー!?』
「きゃあッ!?」
壁に叩きつけたって、壁に罅が入ってるよ!?
「随分とナメた口きいてくれるじゃない、ルビー・・・!それなら今すぐマスター変更したくなるようにかわいがってあげるわ!」
『相変わらず情熱的な方ですねー。そんなにあの魔法少女服が恋しいんですか?」
「恋しいわけあるかー!!あんな姿人に見られたら自殺モンよ!」
「(わ、私今自殺モンの状況なのかな!?)」
そんなやりとりをしていると
「イリヤ!大丈夫か!?」
「ふぇッ!?」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。私が後ろに振り向くとそこには、
「し、詩織君!?」
「イリヤ誰その人それに、その格好・・・」
私はどうやら自殺モンの格好を好きな人に見られてしまったようです。
イリヤが凛に問い詰められていた頃。
「イリヤさん遅いですね。そろそろでてきてもいい時間なのですが?」
イリヤがあまりにも長くお風呂に入っていたのでセラさんが心配しだす。
「確かに少し遅いですね」
「ん。確かに遅い。詩織、イリヤの様子見てきて」
俺やリズさんも同じ思いでいたところリズさんがそんな提案をしてきた。
「イ、イヤ、イヤイヤ流石にまずいですよ!俺よりもリズさんがいってきたほうが」
「大丈夫イリヤは、詩織にきてもらったほうが嬉しい」
「私からもお願いします詩織さん。今少し手がはなせないので」
俺が流石にまずだろうと思い拒否したがリズさんになぞの理論を言われセラさんにもお願いされた。ここまで言われたらいかないわけにもいかず俺は承諾してしまった。
「イリヤー、結構時間たったけど大丈夫?」
声をかけたが返事がなく俺は風呂場に入った。
「イリヤ入るぞーガラガライリ・・・あれ?いないどこ行ったんだ?」
そんな風に思っていたら窓が開いていた。そこからよく知る声と知らない声が聞こえてきた。
「ちょっとあんた?」
「ちちちち違うよ!詐欺です!騙されたんです!」
「イリヤ!?」
俺はイリヤが連れていかれたかもしれないと思い急いで外に向かっていった。
「イリヤ!大丈夫か!?」
「ふぇッ!?」
そこにはなにやらアニメなどで見る魔法少女のような服装をしたイリヤとステッキに向かって怒鳴り散らしている女性がいた。
「し、詩織君!?」
「イリヤ誰その人それに、その格好・・・・」
俺はあまりのことに呆然としてしまった。
「はぁ!?もうあんたがさっさっとしないから目撃者増えちゃったでしょ!?」
『凛さんがさっさっとあきらめてくれればよかったんです~』
そしてやっとのことで出てきた言葉が
「と、とりあえず中に入って話しませんか?状況がわからないので」
「えっとまず、俺の名前は天精 詩織です」
「私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルンです」
「それでどういうことですか?」
とりあえず俺は説明を求めた。
「そうねまず、私は
凛さんは自分を魔法使いと言った。
「まほーつかい・・・?・・・ってつまり魔法少女ってこと?」
「全然違う!!」
凛さんはそう言って質問したイリヤの頭にチョップした。
「痛ぁ!?」
「大丈夫かイリヤ?っとそれで?なんで魔法使いの凛さんとイリヤが外で話してたんですか?」
「それはねって、その話しをする前に私がなんでここにきたかを話さなきゃね」
そうして凛さんはどこからかメガネを取り出しかけた。
「「(なんで・・・・メガネ?・・・)」」
「私たちはカードを回収するためにこの町に来たのよ。時計塔からの要請を受けてね」
「その前に時計塔ってなんですか?」
「んーそうね?魔術師が魔術を研究する大学って認識でいいわ」
なるほど何らかの任務を受けたってことだな。
「そして、そのカードってのがこれ」
そう言ってイリヤに渡された。
「
「弓兵?の絵かな?」
「そういうカードじゃない!そして詩織その認識であってるわ。それはおもちゃのカードじゃないの極めて高度な魔術理論で編み上げられた特別な力を持っているカードなのよ。悪用すればそれこそ町ひとつ滅ぼせるくらいの・・・ね。そんな危険物がこの冬木の町に眠ってるのよ」
「つまり・・・町に仕掛けられた爆弾を秘密裏に解体していく闇の爆弾処理班みたいな感じだね!?」
「あ~なるほど」
「やけに斬新な比喩だけど・・・だいたい合ってるのがちょっと悔しいわ。そんな感じでその爆弾を生身だとキツいから特別に貸し出されたのがこのバカステッキってわけ」
そして指差した方向にいる物が
『最高位の魔術礼装をバカステッキ呼ばわりとは失礼な人ですねー。それはそうと、初めまして詩織さん!わたしはマジカルステッキ、マジカルルビーちゃんです!』
「よろしくルビー」
『はいよろしくお願いいたします!そして凛さん、わたしたちだって(扱いやすい)
「本当ならわたしも無関係の人間を巻き込みたくはないのよ。でもこの通りコイツは私の言うことなんか聞きやしない」
「今会ったばかりの俺でも無理だとわかる」
「私もすごく困難だってことはわかるよ・・・」
「でしょうねだから、いい?今から大事なことを言うからよく聞きなさい」
そう言って凛さんは立ち上がりイリヤに指差した。
「命じるわ、貴方は私の
「拒否権はないわ。恨むんならルビーを恨みなさい。これから私の代わりに戦ってもらうから・・・覚悟しておくように!」
「えっ?ええ!?」
どうやら俺の友人は奴隷宣言されたあげく、とんでもなく面倒なことに巻き込まれてしまったようだ・・・