第5話
「な‥‥なにこの空‥‥?」
ううん空だけじゃない‥‥さっきと同じ場所のはずなのに‥‥雰囲気が全然違う!
「詳しく説明してるヒマはないわ!カードは校庭の中央!構えて!」
「っ!?何だこの感じ!?」
凛さんと詩織君が向いている校庭の中央の空間が割れてその中から紫色の長髪をした女性が出てきた。だか、特徴的な眼帯をしているせいで人間っぽさがなく恐怖が体を駆け巡る。
そしてやっぱり‥‥‥
「キモッ!?な、なんか出てきた!?」
「ヤバい奴なのはわかるね」
「報告通りね‥‥実体化した!くるわよ!」
凛さんが叫びその瞬間接近してきた女性は地面に腕を叩きつけた。
「わわっ!?」
「うおっ!?」
私と詩織君は避けて回避し、凛さんは避けた詩織君の腕を掴み宝石を指の間で握って
「
女性に向かって投げた。
「爆炎弾三連!!」
女性に当たった瞬間爆発した!でも中から女性が傷らしき物が無い姿で出てきた。
「やっぱり魔術は無効か‥‥!高い宝石だったのに!」
そう言った凛さんは詩織君の腕を掴んだままこっちに顔を向けた。
「じゃ後は任せた!私たちは建物の陰に隠れてるから!」
「うおっ!?」
「ええっ投げっぱなし!?」
『イリヤさん2撃目きますよ!』
凛さんが詩織君を抱えて逃げたところを女性は鎖に繋がれた杭を投てきしてきた。
「おひゃあッ!?かすった!今かすったよ!」
『接近戦は危険です!まずは距離を取ってください!』
「キョリね!そうね取りましょうキョリ!キョリーーー!!!」
私は全速力で女性から離れた。そんな姿を凛さんは呆れながら詩織君は心配そうに校舎の陰から見て
「逃げ足だけは最強ね、アイツ」
「イリヤはそこら辺の小学生より圧倒的に速いよ」
そんな会話をしていた。
っていうか凛さんは失礼すぎるよ!!
「たっ、戦うってホントに戦うことだったんだね!ファンタジーすぎるよ。アハハハハ!」
『落ち着いていきましょうイリヤさん!とにかく距離を取って魔力弾を打ち込むのが基本戦術です!魔力弾はさきほど練習した通り!攻撃のイメージを込めて
「あーもー!」
私は半ばやけくそな気持ちで女性の方に振り返り
「どーにでもなれーッ!!」
思いっきり振った。そしたら広範囲のビームみたいなのが出てきて敵が吹っ飛んでいき煙が立ちこんで姿が見えなくなった。
「スッ‥‥スゴッ!?なにコレ!?滅殺ビーム!?」
『いきなり大斬撃とはやりますね!』
そして煙が晴れた。その中から敵が負傷した姿で少しよろついていた。
「効いてるわよ!間髪入れずに速攻ー!!」
「「(遠いなぁ‥‥)」」
それから私は何回も女性に向かって攻撃したが相手が速すぎてまったく当たらない。その後ルビーの指示で広範囲の散弾のようにイメージして女性に向かって放った。
「や‥‥やった?」
『いいえおそらく今のでは‥‥』
そんな風に会話してると煙の中から杭が今までより圧倒的な速さで飛んできた。私はあまりの出来事で体が動かなかった。
「ヤッ、ヤバい!!」
私が目を閉じて衝撃に備えると衝撃が来なかった私は恐る恐る目を開くとそこにはさっきまで凛さんと一緒にいた私のよく知る人がいた。
「し、詩織君!?」
「大丈夫イリヤ?」
彼は私を抱っこして杭を避けた。
いや!この距離どうやってっていうか近い!?!?
「あとは俺がやる」
そう言った彼は私を降ろしたあと右手を空に向けた。
『詩織さんそれはどういう‥‥‥』
彼がそう叫んだ瞬間に彼の服は崩れ始めそこから紫色の鎧とドレスが混ざった物が装着され、彼の姿も変化していた。いつもの青い男の子にしては長い髪と金色の瞳ではなく髪は膝まであると思うほどに長いきれいな夜色の髪を黒い大きなリボンで結ばれていてそしてまるで水晶のような瞳に変化していた。そして彼は空に向けていた右手を前に出して声に出した。
その瞬間彼の手に光が集まり大剣ができていた。私はあまりの光景にうまくしゃべれないでいた。
「‥‥ヘ?‥‥し、詩織君?」
『マジですか!?詩織さんが女の子に!!』
「さあ―俺との