カオスなメガテン世界で頑張る土師さん 作:名無しの土師
ショタおじが『中華街裏路地大迷宮』を攻略する前日、俺はアトリエ工房に設置されているメールボックスから溢れている大量の注文用紙の確認を行っていた
その用紙には作製する埴輪の大きさ、使用する武器の種類、運用法について、男性型か女性型か、希望の魔法属性等、様々な記入項目等が書かれている
(尚、呪術や占術防止対策の為、特製パソコンによって印刷されているという謎技術が使われているらしい)
それら用紙をそれぞれ属性毎に分け、使用する霊的素材の購入と俺専用の倉庫にある異界の土の運送をお願いした
素材が来るまで、アトリエの端に置かれておる試作型の埴輪を確認することにした
ここにある埴輪は俺専用に作製したハイスペック埴輪と、様々な霊的素材を使用した試作型が置かれていた
限界まで小さくした埴輪、四肢が太く長い格闘型の埴輪、近未来的な……ロボットに似た造形をした埴輪、腕が何本もある埴輪、ゲームやアニメの造形をした埴輪等々、手当たり次第に作った埴輪が設置されていた
(因みに、俺の趣味全開で作った埴輪なので性能は度外視な為、強さはLv5~10相当である)
そんな埴輪達を確認していた時、ふとある埴輪に目がいった それは埴輪の中でも一際目立つ女性型であり、とても美しかった……
髪は長髪で服装は巫女型埴輪に似ているが、どこか神聖な雰囲気を出していた
(あれ? こんな埴輪なんてあったけ? ……手にとって良く見なくては……)
不思議に思い、手に取ろうと腕を伸ばそ『はい、精神分析(物理)』
「ごふぁっ!?」
何故か突然誰かに腹パンされ、俺は痛みに悶え苦しんだ……
そうして痛みから回復し、誰にやられたか確認するために視線を下手人へと向けたら……
「やぁ土師君、典型的な罠にかかりそうになるなんて、駄目だよ」
そこにはショタおじが先程の埴輪を手に取り作業用机の上に腰掛けてこちらを見下ろしていた
「ショ……ショタおじ!? で、でも俺には状態異常無効なのでは?」
そう、俺にはあの地獄の苦しみによって得た力『地獄のマスク』という状態異常に対して強い耐性を持っていた……
そして今までのレベル上げと修行によって、ありとあらゆる状態異常、呪い、なんだったら放射線に耐える究極の能力を得た筈では……?
(尚弱点属性はそのままで、戦闘魔法は未だに覚えていない……)
そう俺がショタおじに伝えると彼は呆れた表情で頭に手を当てて、溜め息混じりに俺に説明した
「状態異常無効でも、無意識下での思想誘導は無効化されないよ」
「それに、この埴輪はただの埴輪じゃあないしね……」
そう言いながらショタおじは机から飛び降りるように立ち上がり、側にあったホワイトボードに書き込みながら説明した
(どこから出したんだこの人……てか腹がまだ痛い……)
「先ずは君の身に宿している存在についておさらいしようか」
ショタおじはボードに2つの人形を描いた
片方は茶色の棒人間、もう片方は黒色の棒人間
「君の中にいる存在。神『アラハバキ』悪霊『野見宿禰』」
「『野見宿禰』は君に取り憑き、『アラハバキ』は君を護るために取り憑いた」
そう言いながら黒色の棒人間にイガイガマークを……
茶色い棒人間に十字架マークを書き込んでいた……
(う、ウィルスとワクチンを意味しておるのかな?)
「それにより、土師君は埴輪による造魔製造能力を……アラハバキから『ドリー・カドモン』創造能力を得た……」
黒色の棒人間の横に鎧らしき物を着ている棒人間と犬? 見たいなナニカが書かれ
茶色い棒人間の横に小さな棒人間が書かれた……
(マジで下手なんだなショタおじ……)
書き込みが終わるとショタおじは振り返り、手に持った謎の埴輪を回し投げながら話しかけてきた
「そして、覚醒者として成長して……造魔師、もとい埴師として成長した君の前に、まるで花に誘われて舞い降りてきた蝶のようにこいつが現れた……まったく、まさかこんなヤバイ存在が出てくると思いもよらなかったよ……ま、俺の占術で来ることはわかったけどね!」
そう言いながら迫真のドヤ顔をかました
……とりあえず、拍手しとこ……パチパチパチ……あ、めっちゃニヤついている
(最新忙しいらしいし、ストレスが貯まっていたのかな?)
「ところで……結局この埴輪は何なのですか? 見たところ美しい巫女型埴輪なのですが……」
「あ、これ? 『イナルナ姫』の作った埴輪」
「…………え? ……」
マジで?
そう俺が困惑している俺を他所にショタおじは器用に埴輪を指で回しながら話を続けた
「だから『イナルナ姫』の埴輪、デビルサマナーに出てくるラスボスの『イナルナ姫』」
それを聞いて俺は思わず憔悴し、頭を抱えてしまった
なぜそんな厄ネタが俺のアトリエに……
「は、はい……それはわかりましたが……何故それがここに?」
「ああ、これはね……」
そう言いながらショタおじは心底めんどくさそうな表情をしながら教えてくれた
「『イナルナ姫』は君の造った埴輪を使用した人間達に対し、どうやら心奪われたらしくてね……」
「心奪われて……???」
なんか……嫌な予感がする……
「そんな素敵な埴輪を作製した君を、どうやら気に入られちゃったらしいぞ!」
その言葉を聞いた瞬間、俺の心の中で何かが壊れるような音が聞こえ、視界が真っ白になった……
「え……女神転生世界のラスボスに気に入られちゃった? う、嘘だよね?」
そう、この世界は女神転生の世界……悪魔により人間は食べられ、天使により洗脳させられるおぞましい存在がそこかしこに存在する
そんな中でもラスボスと呼ばれる悪魔に気に入られるという事は……
「う、うわぁぁぁあああ!!!!?」
最悪な未来を想像し、俺は悲鳴をあげてしまった
狂いそうになる恐怖に身を蝕まれた……が、俺に宿る状態異常無効スキルによって直ぐに正気に戻り、冷静に考える余裕ができた
(落ち着け! もし、本当に危険だとしたらショタおじはこんな態度で話す人じゃない!!)
(大丈夫……大丈夫……!!)
そう自分に言い聞かせ、気分を落ち着かせる事に成功した
そして俺は、ショタおじから情報を教えて貰うことにした
「ショ、ショタおじ……『イナルナ姫』ってどんな感じの悪魔なのですか? ……」
そう質問するとショタおじは何故か嬉しそうに語り始めた
「おぉ、一瞬発狂したけど直ぐに立ち直るのは流石だね!」
「良いだろう、少し長くなるけど話すとしよう」
そう言いショタおじは説明をしてくれた……
・
・
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「つまり……『イナルナ姫』は本来は憤怒と憎悪により悪霊だった……」
「でも、俺の作った巫女型埴輪の視界が何故かイナルナ姫に視界共有されてしまったと……」
「式神の登場で姿を消してしまった埴輪が現世に甦り、埴輪達と現世の住人達による悪魔退治の様子、埴輪に対し恐れ、敬い、感謝されている姿を見たこと、埴輪によって救われた命と人間達の様子を見て悪霊から神霊へと変異したと……」
「そして、そんな埴輪を作った君に会う為にこんなものを寄越したんだよねぇ~」
そう言いながら今度は埴輪に対して何かしらの呪いを行っていた
「それで、この埴輪は一体……?」
「これはいわゆる発信装置みたいな物で、土師君が触ると『イナルナ姫』との繋がりが出来てしまう代物だね」
「へぇーそうなんですか……え? じゃあ、もしも俺と『イナルナ姫』が繋がってしまったら……どうなるのですかね? まさかまた取り憑かれてしまうなんて……」
予想できてしまう俺が怖い……
「そりゃぁ勿論……土師君、滅茶苦茶取り憑きやすい体質だし、なんだったら転生者という超高スペックの身体だからヤバイことになるよ!」
と、溜め息混じりに教えてくれた
「えぇ……」
思わず呟いてしまった……
そうして、しばらく説明されて意気消沈した時、ショタおじは立ち上がり扉を開けながら話しかけてきた
「まぁ、こんなことする相手だ……しかも相手は悪霊から解放された神霊、相手のいる場所は呪いで把握済み……後は任せて」
そう言いながらショタおじは部屋から出ていった
いきなりの事で反応に遅れてしまい、後を追いかけてアトリエから出ると、いつの間にか姿を消していた……
そして次の日……ショタおじはとんでもない美女を引き連れてやってきた……
誰!!?
アンケート終了です
ネタ枠で入れたショタおじに丸投げがまさかの一位でビックリしましたw
後程ショタおじに丸投げした結果を投稿しますのでお楽しみ…
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