カオスなメガテン世界で頑張る土師さん   作:名無しの土師

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21話です

モンハンがやりたい今日この頃、ハンタープレイしている転生者出そうか出さないか悩みますね…

今回は前回の続きです
楽しんで貰えたら幸いです


第21話

 ショタおじが謎の美女を連れて来て直ぐ、俺の仕事場であるアトリエの中で壮絶な言い争いを繰り広げられていた……

 そして俺は、不機嫌なショタおじと涙で眼を腫らした謎の美女の口喧嘩に巻き込まれていた……

 

『返して! 私の可愛い子供達を返してよ!!』

 

 そう言いながら謎の美女は、ショタおじが施したであろう封印を軋ませながら泣き叫んでいた……

 ていうか、ショタおじの封印を軋ませているってヤバくね……それよりも……

 

「え……ショタおじ……?」

 

 もしかして……やっちゃった? 

 

「違う、誤解だ!! 俺が倒したのは埴輪と土偶の造魔だ……決して子殺しはしていない!」

 

 と、ショタおじは怒りに顔を歪ませて反論した……

 やべぇ、ショタおじの怒りでアトリエ内が……霊的素材が……

 

『封印解いて貰ったのは感謝するけど……私の作った最高傑作である子供達と我が居城である遺跡、そして配下達と我が忠臣である『オオマガツ』『ヤソマガツヒ』を目覚める前に殺したのは許せないわ!!』

 

 謎の美女がそう叫ぶと、封印の一部が弾けとんだ……

 その度にショタおじが封印を重ねかけているけど怖すぎる……

 

「御約束は破るもの……俺は◯ッシー◯イランドのビッグ◯ックンを変身させずに倒す派だ」

 

 見下しながらショタおじは、言い切った……ちなみに俺はきちんと倒す派だ

 

『酷いわ!! 彼等は偉大なる大自然のあらゆる災厄であり大いなる母なる大地の一部でもある守護者なのよ!』

『私が神霊へと至り、彼等を更に強化するために改良中だったのに……酷いわ!!』

 

 え、確かその悪魔って、れ、Lv75とLv80だったような……

 もし、ショタおじがやらかさなかったら……

 

「知るか!! あんな極端悪魔を更に強化させてたまるか!!」

 

『この外道! 子供の姿をした爺!!』

 

「黙れ、鬼畜化石姫」

 

『な……何ですってぇ!!?』

 

 二人の言い争いが更にヒートアップし、周囲の空間が歪んでいった……こっそりと保護していた貴重な素材と特注の造形道具を懐に入れ、俺は部屋の角まで這って避難した……

 あぁ……ただの言い争いなのに、アトリエが……素材が……作りかけの埴輪達が融解、凍り、激しい電撃により荒れ果てていく……てか何でこの部屋に来たの!? こ……こうなったら……

 意を決した俺は、震える身体を無理矢理抑え込み、二人の破壊の暴風地帯に近付きながら叫んだ

 

「う、うぉわあああ!!! 静まりたまえ! 静まりたまえ!! さぞかし名のある神霊と見受けたがなぜそのように荒ぶるのか!? ショタおじもなぜそのように怒れるのか!! どうかお二方、何卒……何卒!! どうか怒りを沈めたまえ! 俺のアトリエが……埴輪が!!」

 

 俺の声に反応したのか二人は怒りを霧散させ、こちらに視線を向けた

 

「『あ……』」

 

 なんとかなったようだ……

 

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 ・

 

 

 ・ 

 

 大嵐が過ぎたように荒れ果てたアトリエをショタおじが連れてきた式神達に清掃を頼み、無事だった部屋の中で説明を受けることになった

 神霊であるらしい謎の美女について、何故俺のアトリエに連れてきた理由について……

 

「まぁ簡単に言うと……『君に預けたい』というか、『預けるしかない』というわけだよ……」

 そう言いながらショタおじは謎の美女……『イナルナ姫』を睨みながらそう呟いた

 

「いや、そんな急に言われても……やはり彼女は『イナルナ姫』なのですか……」

「それよりも何故この姿に?」

 

 ショタおじが連れて来た謎の美女『イナルナ姫』……しかし彼女の姿は東方Projectのキャラクター、『埴安神 袿姫』へと変容しているのであった

 そんな彼女『イナルナ姫』は自身の姿……『埴安神 袿姫』の身体を見るために俺のアトリエに飾ってあった銅鏡で少し機嫌良さそうに見ていた

 正直、滅茶苦茶ヤバイ……俺は『杖刀偶 磨弓』をこの手で作り上げる事を目標にしている……

 そして俺は『埴安神 袿姫』を……袿姫様と心の中で敬うべき存在だと認めてしまっているのだ

(だって、推しの創造主を敬ってしまうのは仕方ないではないか!!)

(それに……物凄く美人だし……)

 そう、彼女はまさしく神の如く美しい姿をなされていた……

 鮮やかで美しいマリンブルーのロングヘアーはまるで希少結晶のアズライトマラカイト

 瞳は赤紫色のラスブベリルキャッツアイの宝石如く輝いていた……

 そんな俺の心境を他所に、ショタおじの話しは続いた

 

「理由についてなんだけど、この世界の人間には『観測の力』という概念……答えなき事象に答えを与え、形なきものを器に封じ、順わざるものに方向性を与える、人間のみが持つ力……『存在を定義する力』という人間が望めばその方向性を変容させる力があるんだ」

「これは所謂『第一印象』によってかえることができるんだよ」

 

 そう言いながらショタおじは、ホワイトボードに掻き込もうとした……しかしショタおじよ、俺のホワイトボードは貴方のせいで解けてしまったよ! 式神達がどう処理しようか悩んでいるぞ! 

 少し残念そうな表情をしながらショタおじは話を進めた

 

「本来であれば『イナルナ姫』は恐ろしい悪霊であった筈だったんだけど、土師君のおかげかせいか、神霊へと変異した事で式神/神霊『埴安神 袿姫』へと定義付けることが可能になったんだよ」

「まぁ、神霊変わって多少弱くなった筈だけど、元が元だから最低限の誓約しか結べなかったのは正直予想以上に手強かったよ……」

 

 と言いながら給仕式神から受け取った煎餅をバリバリと食べ、湯飲みのお茶を飲んだ

 やはりラスボスクラスはヤバイな……でもそれをなんとか出きるショタおじはもっとヤバイが

 

「そうなのですか……ところで何故私のアトリエに連れてきたのですか? ショタおじの部屋で話せなかったのですか?」

 

 多少の怒気を含ませながら俺はショタおじに追求した

 ショタおじの部屋だったらショタおじの怒りで部屋は滅茶苦茶にならないだろうに何故なんだ? 

 まぁて辛うじて無事だった素材はショタおじと『イナルナ姫』こと『埴安神 袿姫』様の力でとんでもないレア素材になったのは予期せぬ幸運だったが……

 

「実をいうと、一部の転生者達が俺の部屋や良くいるところを盗撮した人が出てね……」

 

 ……は??? 

 

「いやぁ……霊視ニキが指摘しなければ気付かなかったよw……ハハッ…………ハァ……」

 

 そう言いながらショタおじは少しやつれたように話した……

 袿姫様は良く分かっていないようで、ショタおじの様子の変化に少し戸惑っていた

 

「ちなみに、盗撮犯は?」

 

「死なない程度の呪詛と一部記憶の消去、霊的素材アイテム製作3ヶ月の無料奉仕を受けさせているとこ」

 

「あ、ハイ……」

 

『うわぁ……』

 

 聞くだけで恐ろしい……あのショタおじが死なない程度の呪詛……どんな目に合っているんだか……

 ショタおじと実際に戦ったであろう袿姫様は顔を歪めていた……

 

「ところで、『袿姫』様の今度は一体……『預けるしかない』とは一体?」

 

「彼女は所謂日本人最初造魔製造の始祖、それも埴輪と土偶の神……そんな存在を滅するのはデメリットがでかすぎる……もしかしたら式神製造に影響が出てしまうかもしれないし、ガイア連合の大切な収入源でもあり現地霊的組織の戦力でもある土師君の埴輪が使えなくなってしまったら、それこそ下手したらそれが終末を引き起こす引き金になりかねない」

 

 そう言いながらショタおじは、真剣な表情でこちらを見ていた……

 普段の様子とは違い、本当の本気の真剣な表情……そんなショタおじの顔を見て俺は腹をくくった

 

「ショタおじ……『埴安神 袿姫』様を、私の式神へと契約をお願いします」

 

 そうショタおじに宣言すると、ショタおじは少し申し訳なさそうな顔をして呟くように話した

 

「ありがとう……助かるよ」

 

 俺は『イナルナ姫』改め『埴安神 袿姫』様を預かることにした……

 正直、俺自身も目標である『杖刀偶 磨弓』を完成させられるか分からない身の上であるため、『埴安神 袿姫』様を迎え入れるのはメリットがある

(もちろん推しであるというのも理由である)

 それに、式神達の創造主であり、俺達の師匠にして恩人であるショタおじのためだ……俺自身が出来る限り頑張ろうと思う

 

 ちなみに『イナルナ姫』様は、こちらの事情を察してくれたらしく、『埴安神 袿姫』になることを受け入れてくれた

 まぁ、目の前にいる『埴安神 袿姫』様は本人そのものではなく、半身であるらしいので気にしていないらしい

 

「じゃあ、早速契約するよ……二人共、前に……」

 

 ・

 

 

 ・

 

(儀式中)

 

 ・

 

 

 ・ 

『わたしは 式神/神霊 埴安神 袿姫 

 こんごともよろしく・・・』

 

 こうして、俺は式神/神霊『埴安神 袿姫』を仲魔にする事になった

 この先どうなるかなんてわからないけど……とりあえず今は、俺の埴輪達と共に、ショタおじの力になれるよう努力しよう……

 

 

 

 

 

 

 数日後のアトリエにて、

 

「ショタおじ……俺のアトリエは……?」

 

「えっと…………異界化しちゃってるね……」

 

 俺の元アトリエは、ショタおじと『埴安神 袿姫』のマグネタイトとマガツヒ、それと部屋に置かれていた大量の異界の土、各種霊的素材と変異した埴輪によって、巨大な異界へと変貌してしまっていた

 

「…………」

 

「…………」

 

『あらぁ……』

 

「……ショタおじ」

 

「な、なんだい?」

 

 慌ただしく動き回っているガイア連合員と式神達を他所に物凄く焦っているショタおじに俺はたった今書き上げた数枚の書類を手渡しした

 それは、俺の持つ資産1億円をショタおじに提供する手書きの書類と各種要望の書かれた書類であった

 

「あの……その……えーっと……」

 

「ショタおじ……」

 

 狼狽えているショタおじに対し有無を言わさず畳み掛けるように話した

 

「異界の改装、オネガイシマスネ?」

 

「は、ハイ……スミマセン……」

 

『m9(^Д^)プギャーwww』

 

 ショタおじの苦労は終わらない……




本作の『イナルナ姫』は神霊化によってLv70へと変異してしまっています

式神こと『埴安神 袿姫』様は主人公操作時はLv20へとダウンしています


尚、ショタおじがRTAしなかった場合主人公単身で古墳攻略されていた模様
おまけに鬼強化版『オオマガツ』『ヤソマガツヒ』Lv99が相手になっていたとかないとか

主人公の投資先はどこか?

  • 青森支部のイタコの里
  • 青森支部のりんご農家転生者
  • 瀬戸内海支部鬼ヶ島攻略前線
  • 対大破壊用避難所を建設に資金提供
  • ガイア連合のスポンサーになる
  • ショタおじに丸投げ
  • 東京根願寺に(ry
  • 自衛隊と繋がりのある自衛官ニキに(ry
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