カオスなメガテン世界で頑張る土師さん 作:名無しの土師
読んでくれている皆様と【カオス転生ごちゃまぜサマナー】の作者どくいも様に感謝を!!
「やっぱり無理ですよ……こんな高レベル悪魔が闊歩する異界をアトリエに改造なんて」
「あ、やっぱり?」
ガイア連合会議室にて、異界をテラフォーミングする土木建築部門の現場視察チームからの報告を受け、ショタおじは困った顔でプレゼンを視聴していた
どうやらショタおじと神霊との怒りのぶつかり合いで生じた異界は予想以上の結果をもたらしてしまったようである
「この異界『パンクハザード』はその名前の通り、異界の半分が灼熱の地と極寒の地で分かれた特殊異界で、それぞれ2属性に寄った悪魔が闊歩する特殊異界です」
「また、異界名について『氷炎結界異界』という意見もありましたが、幸いにも魔法封じ、及び戦闘能力低下は見られなかったため、このような名前に決まりました」
資料には異界内部の写真が3枚添付されていた
一枚は常に噴火し続けている火山と絶えず流れる溶岩流、そして高レベル悪魔『精霊サラマンダー』、『凶鳥スチュパリデス』、『幽鬼エンク』がそこかしこに存在する灼熱地獄
もう一枚は白銀の銀世界が広がる巨大雪原とオーロラ輝く空であった……そこの悪魔は無数の『妖精ジャックフロスト』を率いる『魔王キングフロスト』、『妖鬼ヨモツイクサ』、『鬼女リャナンシー』『魔獣ショウジョウ』がそこに記されていた
最後の一枚は比較的温暖な巨大湖、平和そうに見えるがそこは異界、やはりそこにも悪魔が存在し、『精霊ウンディーネ』、『妖樹スクーグスロー』、『妖樹マンドレイク』、『妖精ローレライ』が写し出されていた……
「うわぁ……」
「こりゃあかんわ……」
「上位精霊おるやん!」
「女性悪魔おるやん!!ちょっとトークをしようかな?」
「そこはアカンw」
会議室内でそれぞれ感想の声が飛び交っていた……
そんな会話を他所に一人の転生者が難しい表情で意見を唱えた
「正直一億ぽっちでは足りないです……異界安定化に高レベルの人手が大人数必要ですし、環境のテラフォーミングにはかなりのマッカがかかります……」
現場監督である技術主任は頭を抱えながら報告した。配られた資料には詳細な必要経費が記された書類があり、そこには膨大なマッカの数字が書き込まれていた……それを聞いたショタおじは額に手を当てて悩み始めた
「マジかぁ……土師君のアトリエ、どうしようか……」
「こうなったらいっそのこと、異界を消滅させれば……」
ショタおじが物騒なことを言い、他のメンバーが賛成を表明し、決議を決めようとした瞬間……
「ちょっと待った! それはアカン!! 絶対にアカンでぇ!!!」
会議室の扉を蹴破るように一人の転生者が乱入してきた
その姿はつい最近まで戦闘したであろう悪魔の血と何かがこびりついており、異臭を撒き散らしていた
酷い悪臭に顔を歪ませ、入り口近くの転生者が苦言を申し立てた
「えぇ!? いきなり誰ですか?! 異界をこのままにしておくと被害が出てしまう可能性があるのですよ!!」
いきなりの部外者の乱入で会議室内がざわつき始め、乱入者に罵声と非難の声を浴びせられていたが、侵入者は物怖じせず会議室にいる全員に対し見せつけるように大きな石の塊を掲げた
「これを見てもかぁ!! 見よ! このレア素材を!!」
会議室のテーブルの上にぶちまけるように石の塊を放り投げ、ショタおじにドヤ顔を晒した
ショタおじと分析班による調査の結果、微少ではあるもののあの御方の刀の材質である幻の金属『ヒヒイロカネ』だった……
その発言を聞き、会議室は大混乱になったが、ショタおじによる威圧によりなんとか場を収めた……
(尚、石の塊を放り投げた彼は傷が付いたテーブルの代金を支払う罰則を受けた)
そして後日、ショタおじと土師、神霊との話し合いにより、異界のアトリエ改造についてはお流れとなった……
ちなみにこの騒動の後、ショタおじと運営は、埴輪注文の依頼の納期遅延のお詫びに翻弄されるのであった……
そして後日、土師の工房にて……
「うーん……仕方ないとはいえ、ショタおじ達には迷惑をかけてしまったな……」
『良いではないか? 彼の者は私の大切な配下を壊した故、正直もっと苦しめば良いのよ!!』
「……ショタおじは俺の為にしてくれたんですよ……怒りはショタおじではなく俺に向けてください……」
『むぅ……許しはしないけど、現世で行動できる身体をくれたことだしね』
土師はマイ式神となった『埴安神 袿姫』様を宥め、仮設となる小さな工房にて運営から配達された資料を読み上げた……
資料にはつい最近まで自信のアトリエだった異界『パンクハザード』の現在の様子が描かれていた……異界の中心には超巨大な樹木がそびえ立っていた……
その樹木には大量の葉とりんごが生い茂っており、そこからは大量の精霊型悪魔が誕生していた
そして幹には何故か巨大な埴輪顔を有していた
「これって、あれだよね?」
『そうねぇ……間違いなく……』
「やっぱりそうだよね」
『えぇ……』
「「『埴輪だ』!!」」
そう……俺が試作品として作った埴輪、超巨大なウイスピーウッズが堂々といたのだ……
どうやら樹木の葉から傷薬の材料が……果実にはかなりの栄養が含まれているらしい……
また、大樹の枝には、精霊の力を宿し、様々な属性を有しており、武器防具の素材として優秀であるとか
「俺の埴輪……稼働して生きているんだ……」
異界化によって変異してしまったアトリエに残された試作品の1体である初期型ウイスピーウッズは稼働して生き残っているんだ……もしかしたら他の埴輪も稼働して異界のどこかにいるのかもしれない!
『ところで土師よ……埴輪作りはどうするのかしら?』
『ここだと製作道具が足りないし、何よりも狭いわ……』
「うぐぅ……と、とりあえずショタおじがどうにかしてくれるまで今の設備で頑張りましょう……」
とりあえず、今ある設備で頑張るしかない……あぁ、ショタおじ……早く新しいアトリエを……依頼の延期し過ぎると顧客の信用がぁ……
こうして、俺は初期の設備と小さな工房で埴輪作りを開始するのであった……
ちなみに、『埴安神 袿姫』様のお陰で埴輪の最大レベル、及び習得スキルをパワーアップすることが出来たのだが……依頼人のLvの低さでは扱いが難しいので現時点の運用は保留となってしまっている
「せめて施設が整えてあれば……!!」
『愚痴は良いから真剣に手を動かす……どんな設備でも全力で埴輪を作ること!』
『例え弱い埴輪でも一生懸命作り上げれば立派な埴輪に仕上がれるのよ!』
「……!!」
「はい!! がんばります!!」
『埴安神 袿姫』様のお叱りを受け、俺は気合いを入れて埴輪を作り始めるのであった。
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次の日、ショタおじ達が別の異界の安定化に動いたとの報告があった
これで数日経てば新しいアトリエが出来るのだと俺は信じている……
だが、それはそれとして……
「もしかしてこの異界……」
『あら……ここ私の古墳がある異界だわ!』
「まじかぁ……」
そう……なぜか旧『中華街裏路地大迷宮』の異界テラフォーミングが執り行われているらしい
……
なんでも、異界化したこの世界を管理していた中国系霊的組織が本国に撤退するらしく、その代表が異界を手放すというか放り出したらしい
そしてショタおじがこれ幸いとして、巨大異界をアトリエ兼神奈川支部に改造するらしい
どうやら中華街自体をガイア連合に取り込んでしまうらしい……
それと同時に俺はその支部に所属、引っ越しすることになるとか
「どうしてこうなった!!!」
俺の叫び声と共に、俺のアトリエで埴輪作りが始まるのだった……
この先、俺はどこまでいけるだろうか?
ちなみに、異界『パンクハザード』に出没する悪魔の平均レベルは『30』前後です
埴輪は何体かそこらに点在しており、日夜悪魔と戦闘を行っております
(いわゆる埴輪の二宮金次郎と同じ状態になっております)
★『神樹』ウイスピーウッズ Lv34
ステータスタイプ 『体型』
耐性ー物理 氷結 破魔 呪殺
弱点ー火炎
スキルー暴れまくり、ウィンドブレス
ラクカジャ、デカジャ、
メディラマ、道具の知恵・癒
耐性 無効 毒 魅了 虚弱 病 睡眠
弱点 呪い
解説
土師のアトリエに置かれていた小型ウイスピーウッズの埴輪がイナルナ姫こと埴安神 袿姫のマグネタイトが強く作用して変異して稼働した元埴輪
小型であり試作品であった非力であった存在から変異し、強大な『神樹』としてハイレベルアップした存在
しかし『神樹』へと変貌しても己の霊基に刻み込まれた使命は忘れず、人類のため、ガイア連合の転生者達の仲魔になる契約を結んだ
尚、最近の悩みは自信の創造主である土師を見下ろしてしまっている事と、灼熱地獄地帯にいる『妖精ジャックオランタン』が木の枝に住み着いてしまっていることである
主人公の投資先はどこか?
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青森支部のイタコの里
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ショタおじに丸投げ
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