カオスなメガテン世界で頑張る土師さん   作:名無しの土師

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投稿遅れて申し訳ございません…

異界突入前回です

視点はハーレムニキの相棒の○○○ニキです


第34話

 異界攻略当日……俺達異界攻略チームは熱海城の改装工事というバックストーリーの元、城内に幾つかの機材と大勢の埴輪を連れてやってきた

 熱海城の入り口前には大型トレーラーから下ろされた埴輪達の起動を順序行っている男……通称『埴輪ニキ』と彼のマイ式神である女性式神、『埴安姫 袿姫』らの作業を離れた所から見ながら、彼等は話をしていた……

 

「いやーまさか異界攻略でここまで戦力が充実したチームで挑める日が来るとはのう……埴輪ニキの連れている埴輪達、一体何体連れているのだろうか?」

 

「そうね、ざっと30体は超えているんじゃないかしら? ……いくら消費MAGが少ないとはいえ……末恐ろしいわ……」

 

 話をしている二人は、味方に降り掛かる敵悪魔の脅威を庇う事に掛けては随意一、若い女性に馬鹿にされたり、踏まれるのが大好きな変態中年タンカーこと『変態オジ』が愛用ドリンク片手に隣の女性に話し掛けている

 その女性は、マイ式神である『ポチ』を……その人間を遥かに越えた強靭な筋肉と人ならざる故に造り出された肉体美を兼ね備えた屈強なヒゲ男を四つん這いにさせ、その黒光りする筋肉質な肉体の上に腰掛け、埴輪の集団を見て苦笑いを浮かべる女、『女王ネキ』はそんな会話をしながら隣にいる変態オジの話を聞き流していた……

 ちなみにだが、彼等の言う通り埴輪ニキの使役する埴輪の数は尋常ではなく、彼等でも多くて3体までが限度であった……まぁ、戦闘に参加させない運搬用埴輪なら追加で3体使役出来るとかヤバイ人達である

 

 

 

「確かに凄い数だな『ハーレムニキ』……これならあの時みたいに苦戦する事なく異界の主も倒せるかも……!」

 

「あぁ……そうだといいんだが……」

 

 俺は隣にいる相棒の『ハーレムニキ』と埴輪軍団を見ながら呟く……そういえばコイツ、異界攻略前なのに元気ないな……何かあったのか? 

 

「どうしたんだよハーレムニキ……いつもより元気がないじゃないか」

 

「あぁ、『情報通ニキ』……実はな……昨日、俺の彼女の1人と一夜をホテルで過ごしていたら、もう1人の彼女がやって来て……修羅場になって大変だったんだよ……」

 

「…………そいつはまた大変な事で……」

 

 ……うん、聞かなきゃよかった

 俺は心の底から後悔し、ため息をつく……

 

「でもさぁ……どっちも大切にしたいと思うのって普通じゃない?」

 

「……(タヒねば良いのに……)」

 

 そう語るハーレムニキの目には哀愁漂うものがあった……モゲロ!! 

 ……あ、ちなみにだが相棒ことこの下半身野郎は以外にもか・な・り強く、俺と共にいくつもの異界を攻略してきた猛者である。ちなみに『情報通ニキ』とは俺が得意の観察眼で、奴のハーレム女子達の抱えている悩みやハーレムニキに対しての評価、好きな食べ物から嫌いなシチュエーション等、噂の霊視ニキの下位互換敵な事が出来るのだ! 

(でもこの異能……自分で自分を占えられない制約があるから俺自身、モテられないのはキツイ……)

 

「でも彼女達は所属組織から送られてきた同盟のために婚約しに来た娘達とは違って俺を愛してくれてる訳だから……まぁ、誰が本妻になるかで揉めるのはしょうがないよね……?」

 

「……(それ、お前が言う?)」

 

「それで結局、俺は2人に迫られて、3人で一晩を過ごしたんだけどな……!」

 

「あーはいはい、お幸せにね……」

 

「ふっ、ありがとう……!」

 

 俺は内心呆れながら適当に祝福すると、ハーレムニキは嬉しそうに微笑む……

 こいつ、異界攻略前なのに本当に余裕あるよな……まぁ、こいつのメンタルが鋼なのは今に始まった事ではないが……

 

 そんなこんなで雑談をしていると、背後から一体の女式神がやってきた……彼女は、黒真珠の輝く黒色の黒く長い水流みたいな髪をたなびかせ、その身にまとう衣装は背中や横乳丸出しなセクシーなバニーガールであった

 そんな妖艶な美女、変態オジのマイ式神である『かぐや』は鉄扇で口元を隠しながらこちらに近づき、話しかけてくる

 

「ハーレムニキ様、情報通ニキ様、本日は我が主との異界攻略の協力に応じて頂き誠に有り難うございますわ……今日という日を迎えられた事を私はとても感謝しておりますの……これから共に戦う仲間としてどうか宜しくお願い致しますわ……」

 

「おっと、これはご丁寧にどうも……」

 

「いえいえ、此方こそよろしくお願いします……(フッ、ナイスバディな姉ちゃんじゃねぇか……!)」

 

 彼女は優雅に一礼した後、胸を揺らしながら俺達に握手を求めてきたので、その手を取り握る……

 

 うぉ……すげぇ……式神なのに人間と同じ体温と柔らかさだ……それにマジで女優顔負けの美貌だな……! 

 俺はその柔らかさに感動しつつ、女性式神の美しさに感嘆していると、いつの間にか少し離れた所に来ていた変態オジは、俺達の彼女の美貌に対する反応を見て得意げになっていた

 

「ほっほほ……情報通ニキとハーレムニキ殿はかぐや嬢の虜になってしまったようですな……無理もない、彼女は女性式神の中でもトップクラスの美貌の持ち主故……!」

 

「いやぁ~マジで驚いたわ……こんな美人さんは初めて見たぜ……!」

 

「ははは、そんな褒めても何も出ないぞ? ……だが、そんなに気に入ったのならかぐやとわしとの夜の宴……共に参加しても良いのじゃぞ? (ニチャァ……)」

 

「あ、遠慮しときます」

 

「SMプレイは耐性ないんで……」

 

「むぅ……残念じゃのう……」

 

「複数人で宴をしたかったが……残念じゃ……」

 

 残念そうな表情を浮かべた二人は、異界攻略の準備のために城内の奥へと向かった……

 俺は思わず、この変態オジの誘いを断った後、ふと思った……

 そういえばこの人……プレイに誘ってくるけど……もしかしてホモなのか!? ……もしかするときっとアレだ……多分、俺達を利用して、自分の性癖を満たすために利用しようとしているんだろう……ぜっっったいにお断りだ!!!! 

 

 そう確信した俺は、さっきまで感じていたかぐやの美しい容姿への興奮を一気に冷めさせた……

 危ない危ない……魅了耐性があってもこういう純粋な誘いに乗らないように気を付けなければ……

 

「ところで情報通ニキ、今日の作戦はどんな内容なんだ?」

 

「おいおい、昨日の作戦会議を忘れたのか……? 今回は異界の主を倒すのではなく、異界内部のマップ埋めが目的だって言っただろう……?」

 

「あぁ悪い悪い、そうだったな……」

 

 俺はハーレムニキの質問に答えると、彼は苦笑いを浮かべながら頭を掻く……

 

「まったく、しっかりしてくれよハーレムニキ……いくら埴輪ニキによるサポートがあるとはいえ、今回の探索は高レベル異界……命懸けだからな……?」

 

「わかってるって! 任せろ!」

 

 俺の言葉に対し、ハーレムニキは自信満々で親指を立てる……はぁ、不安しかない……

 そうこう話しているうちに埴輪達の準備が終わり、俺達は異界へと続くゲートの前へと向かうことにした……

 

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 エレベーターで異界入り口である展覧室の入り口前に立つと、異界攻略の手順について最終確認が行われていた……ちなみに階段にはぎっしりと埴輪達が並んでおり、滅茶苦茶威圧感があってヤバイ……

(いくら低レベル帯の埴輪でもここまでいるとヤバイな……)

 そう思いながら周りを見渡すと、まるで大名行列のような光景に背筋に冷たい汗が流れる……

 そんな緊張感の中、俺は先程からずっと疑問に思っていた事を隣にいた埴輪ニキに聞いてみることにした

 

「あの、埴輪ニキ……? その抱えている赤子の埴輪と背負っている背負い箱は一体……? それに、何で埴輪ノッブがここに? この見慣れない埴輪達は一体……?」

 

 俺の問い掛けに反応してか転生者専用販売サイトに乗っていなかった埴輪達は、何故か誇らしげな反応をしていた……

 

「えっと……その……」

 

「ハニョ?」

 

 

「??」

 

 俺の隣にいる埴輪ニキ……その男は古代の鎧の一種である挂甲を身に纒い、兜を被っていた……その姿は古代の兵のようで、腰には見事な宝石があしらわれた飾り刀を帯刀していた……

 そんな男の姿は、一見すると悪趣味な豪奢な侍に見えるのだが……彼の装備は、各種属性耐性が優秀であり、特に飾り刀は魔法使いの杖の様に優れた魔力増幅装置であった……

 彼の背中の背負い箱は霊木で作られたであろう立派な箱で、金で封印の模様が描かれている……その中身が何なのかは不明だが、見た目だけで判断するならばかなり貴重なナニかが入っている事がわかる……

 また、件の埴輪達は他の埴輪達と比べても明らかに作り込みが明らかに違い、強そうだ……

 そして何より一番の特徴は、その武装であり、鉄の塊のような巨大な武装を装備しており、一目見ただけでも彼らがただの埴輪ではない事だけはわかった……

 もう一体は豪奢なマントを身に纏い、なんと宙に浮いていた……

 そんな彼らの存在は、まるでファンタジー世界の傭兵団のように見えて、少しだけワクワクしてしまう……

 そんな俺の視線に気付いたのか、隣の埴輪ニキはどこか嬉しいしそうに頬を掻きながら

 答えてくれた

 

「えへへ……この子達ですか? 俺の大切な仲魔であり、子供達ですよ……彼らは、山梨第2支部の特殊異界『パンクハザード』の所で仲魔にしたのですよ」

 

「ハニョ!!」

 

「えぇ! ……あそこの埴輪、連れ出せたのですか……」

 

 俺は驚きの声を上げてしまう……

 何故なら、あそこの埴輪達は仲魔に出来ないといわれていたのだからだ……

 あの異界では、大量の埴輪が常に徘徊していて、更には特殊な魔法やスキルを使用してくるが、その矛先は俺達人間ではなく、異界内の悪魔に対して振るわれていた

 その為俺達に敵対行動をしない為、彼等を仲魔にするために色々と交流してはみたが、決して仲魔にはならなかったのだ……

(代わりに倒した悪魔のフォルマや、レアアイテムをくれたが……)

 

 なので、俺達の中では、このパンクハザードは一種の稼ぎ異界となっており、支部に引きこもっている転生者達の出稼ぎ式神達と良くパーティーを組んでいるそうだ……しかし、まさかここでパンクハザードの埴輪を目にするとは……! 

 それと、埴輪ノッブを仲魔にしているの羨ましい! 

 

「ははは、凄いでしょ? ……実は、パンクハザードは俺の元アトリエですからね……彼等は俺の作った試作品の埴輪だったので、仲間を手に入れることが出来たんですよ」

 

「そうだったんですか……」

 

「はい、ですから戦闘面でかなり活躍できますよ! それに、皆さんの事も守れますよ!」

 

 そう埴輪ニキが言うと、埴輪ノッブの胸をドンと叩くと、どこか誇らしげにドヤ顔をかましてくる…………良いなぁ……

 

「へー、それじゃあ頼らせて貰おうかな……」

 

「はい! 任せて下さい!」

 

 俺の言葉に気をよくしたのか、埴輪ニキは鼻息荒く返事をする……

 しかし、話をそらされました……彼の抱えている赤子の埴輪は一体……? 

 俺が質問しようとしたその時……

 ピンポンと音を立ててエレベーターの扉が開き、中からは白衣を着た男性が現れる……

 彼は手に持ったタブレット端末を操作しながら俺達の前に立つと、不機嫌そうな表情を浮かべた……彼は異界探査チームの現地民の男であり、俺達のサポート役だ そんな彼は、俺達を他所に異界の入り口を睨み付けるようにしながら言葉を発する

 それは、俺達に対する忠告だった……

 

「……準備は出来たようですね? ……よし、全員いますね……いいですか? これから先はかなり危険です……まさに地獄そのもの……必ず集団で行動してくださいね……? あと、何かあった時は迷わずに撤退するように……貴方達が死んだら世界の終わりですから……」

 

 彼の言葉を真剣な顔つきで聞き入る俺達……そして、全員が理解している事を確認すると、最後にもう一度注意をして話を終える……

 

「では、行きましょうか……? ……さぁ! いざ、異世界へ!!」

 

 その言葉と共に異界内部に乗り込む俺達……

 

 こうして、俺達は異界攻略へと乗り出したのであった……

 

 

 ちなみに埴輪ノッブは、件の赤子と何故か黒く染められている埴輪と共に入り口を守護するようである……




ちなみに黒い埴輪は、初期に土師が作った土偶を埴輪に作り直した存在の為、色々とアカン性能しています
(ショタおじ使用許可済み)



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