カオスなメガテン世界で頑張る土師さん 作:名無しの土師
オリジナル悪魔注意です
高校を卒業して山梨支部へ引っ越すことになった俺は、先輩から提供されてたアトリエに居を構え、そこで造魔を作製していた
作製しようとしている造魔は戦闘用埴輪であり、個人用で使用するためでなく量産性に特化した造魔である
何故わざわざ量産型の造魔を作製しているかだが、今年の夏に開催される対悪魔装備の展覧会で俺は埴輪造魔専門の土師としてデビューする予定であるからだ
ここまで来るまでの道のりはとても大変であった……
俺は他の転生者とは違い攻撃魔法が使えない為、ショタおじから異界攻略によるレベル上げを制限されている
しかも、俺の覚醒能力の造魔作製は、他の転生者へ下手に能力を明かしてしまうと注文が殺到してしまい、これからの行動に制限がかかり、自由に行動が出来なくなってしまうと考えられるからだ
それを危惧したショタおじは俺にこれからの生活と造魔師としての特訓と、レベル上げのアドバイスを教えてくださった
レベル上げについては口の固い霊視ニキと親友である武田君との異界攻略による特訓
造魔創造の為に必要な材料である良質な霊的資源であるフォルマやマッカを本部から貰うために先輩と共に行った交渉
(毎月一定数の埴輪と土偶を納入することで、格安で仕入れをさせて貰うことが出来た)
そして更にキツくなった降霊術と造魔製造の修行、高位悪魔『ネコマタ』との模擬戦という名の拷問
ショタおじとの修行は特に辛く、あの7日間の修行と同じく造魔作製に馴れて貰うための埴輪製造修行と、ネコマタとの模擬戦がヤバかった……
埴輪を創り続ける修行はとにかく簡易式神と同レベルの埴輪と土偶を創り続ける物で、造魔作製による生体マグが消費され続けられる感覚を感じ続けるという修行で、酷い飢えと渇きが身を蝕んむ精神的苦痛を受けていた
そしてネコマタとの模擬戦は特に酷く、マリンカリンを効かない俺に対しまるで玩具のように翻弄され、全身を切り刻まれた
(四肢を切り落とされ、最後に首を切り飛ばされた時は泣き叫んでしまった)
レベル上げについては霊視ニキとの肉弾戦についての注意事項や、式神をどのように扱っているか、どんな性能が必要か等、貴重な情報を得ることが出来て良かった
そして、霊視ニキと友人から埴輪と土偶を購入したいという事を聞けて嬉しかった
(霊視ニキは回復用を、友人は補助用を希望された)
そうした日々を過ごした結果
俺はレベル4にレベルアップした
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ステータスタイプ 『技・速型』
耐性ー呪殺・破魔
弱点ー火炎・電撃・衝撃
スキルー地獄のマスク、ラクカジャ、ディア、突撃
解説
本作の主人公
ステータスと耐性は変化無し
地獄の修行で土偶作りは馴れた
埴輪製作でレベル1の仲魔作成可能に
土偶製作で低効能の魔道具作製可能に
レベルアップでラクカジャ、ディアを取得
(ラクカジャはネコマタとの模擬戦で覚えた)
(突撃は霊視ニキとの戦闘指導で取得)
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こうして俺は、今までレベル0しか創れなかった俺の造魔術の才能が遂に完全に開花した
埴輪についての歴史は古く、古墳時代の3世紀の後半から誕生された土器であり、古墳に眠る死者の魂を守り鎮めるものと考えられている
その姿は人型から馬、船、家等様々な種類が存在しており、それからは古代の日本人達の生活の様子を知ることが出来る、古代からのメッセージである
しかしこの世界は女神転生の世界、先ほど述べた埴輪はあくまで表で世界で伝えられている用途の埴輪である
この世界での埴輪本来の用途について、ショタおじから教えてくれた
古事記に記される太古の時代、つまり国津神が日本を支配していた時代に、埴輪は豪族や国津神の配下として扱われる造魔であった
時には悪魔や敵対する人間と戦う武人として、ある時は神と豪族の世話をする労働力として存在していた
埴輪はまさしく人と神々の生活を支える従者として古代日本を支えていた
しかし、天津神による国譲りによる国津神の弱体化により土師職人が減少してしまった
そして平安時代の式神の登場で、遂に埴輪の造魔技術は途絶してしまったとか
だが俺という転生者が宿禰という悪霊に取り憑かれアラハバキという太古の国津神に憑依された結果、埴輪の造魔師として覚醒したのである
この技術を持って、大破壊に対し行動しようと俺は誓った
(ちなみに、土偶については記録自体が完全に消失してしまっており、何がモチーフなのか、何の目的で作られたかについては不明である)
俺の創る造魔、埴輪はショタおじ達が創る式神とはちがい、霊地や異界で手に入れた特殊な土と粘土、そしてベンガラと呼ばれる
ベンガラは青森県に住む農場を経営する転生者グループに依頼して入手出来た
最初は星霊神社の隣に施設を建てる際に出た霊地の土と石を粘土に混ぜて利用しようとしたが、数が限られているので量産化は無理だと考えた
しかし異界の土を使用するのはどうかとショタおじからの鶴の一声で、無事に量産化の目処がついた
そして遂に量産型戦闘用埴輪が完成した
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★『造魔』量産型凡庸個体 埴輪 Lv0.5~5
ステータスタイプ 『万能型』
耐性ー火炎
弱点ー氷結・衝撃・呪殺
スキルー道具の知恵(癒・攻)
ディア(Lv3)、物理耐性(Lv5)
状態異常
耐性 無効 毒 魅了 虚弱 病 睡眠
弱点 呪い
解説
誰でも使えるをコンセプトに設計された埴輪
アイテム使用によるサポーターとして設計
低レベル量産型故の性能だが状態異常耐性は優秀
ショタおじ製の式神よりも安価に仕上げたのが長所
しかし安全上の理由から思考能力が皆無
その為、随時行動指示しなくてはならない
武器防具装備可
★『造魔』量産型戦闘個体 埴輪(武人) Lv1~5
ステータスタイプ 『体・技型』
耐性ー火炎
弱点ー氷結 衝撃
スキルーグラム・カット、ニードルショット (Lv1)
アギ(Lv3)、物理耐性(Lv5)
耐性 無効 毒 魅了 虚弱 病 睡眠
弱点 呪い
解説
誰でも使えるをコンセプトに設計された埴輪
攻撃魔法と物理攻撃によるアタッカーとして設計
低レベル量産型故の性能だが状態異常耐性は優秀
ショタおじ製の式神よりも安価に仕上げたのが長所
しかし安全上の理由から思考能力が皆無
その為、随時行動指示しなくてはならない
武器防具装備可
★『造魔』量産型補助個体 埴輪(巫女) Lv2~8
ステータス 『魔特化型』
弱点ー氷結 衝撃
スキルーディア、 ポズムディ、カースディ(Lv4)
ラクカジャ(Lv5)、ハマ(Lv7)
耐性 無効 毒 魅了 虚弱 病 睡眠
弱点 呪い
解説
誰でも使えるをコンセプトに設計された回復型埴輪
低レベル量産型故の性能だが状態異常耐性は優秀
回復用に作られた故か武人埴輪3体分のコスト
しかし安全上の理由から思考能力が皆無
その為、随時行動指示しなくてはならない
戦闘能力はほぼ皆無だが回復要因として優秀
武器防具装備可
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今回展覧会に発表する3体の特筆すべき所は、低コストによる購入のしやすさと思考能力を制限する事による扱いやすさである
確かに思考能力があると様々な面で性能は劇的に上がるが、俺の作製出来る埴輪は精霊から取得したフォルマを試用した埴輪であるため、式神のような自我をもつ事は難しい
更に、俺の作製する埴輪は霊基が純粋過ぎるせいで下手に上位の悪魔との繋がりが出来てしまい、そこから変異してしまう可能性がある
その為、思考能力を制限することにより埴輪の乗っ取りを防ぐ枷をかけ、干渉を防ぐ事に成功した
(ショタおじとの修業で、特にここ大変であった)
後は、展覧会までにもう何体か作製するだけである
各種レベルの埴輪を5体程仕上げなくては……
もちろん、霊視ニキと武田君、先輩用の埴輪も作製しないといけないし、フォルマ購入用の代金の支払いとしての雑用埴輪と警備用埴輪の製造……
展覧会の期限まで後1週間、間に合うと良いなぁ……
ちなみに、主人公はショタおじに高級式神を依頼していません
(その代わりに自分専用の埴輪を作る際、全面的に手伝って貰う約束をしてもらいました)
それと、武田君はくノ一型の高級式神を作って貰いましたw
性能は後日…