プリズマ ☆イリヤ イリヤのペットのイーブイです 作:古明地こいしさん
「さて、貴女の目的、狙い、全て洗いざらい吐きなさい」
「断るわよ。そんなの言っても信じないだろうし、理解されて欲しくないもん」
「イリ...あぁもう...黒イリヤだから...クロ、貴女の名前はクロね」
拾ってきた子犬みたいな名付け方だよリンさん...
「こっちも立て込んでるの、言わないのであれば、先にイリヤへの抑止力を作っておくわ」
「?」
「しょっと、イリヤ、採血するわよ〜」
「え?」
私の乙女な叫び声が響いた。採血嫌いなのに...
「ただの注射じゃない、子供ね」
「子供だよ!?」
「な、何をするつもり!?」
リンさんがクロに私の血が着いた石を地面に落として呪文?みたいなのを呟いてる。それにクロのお腹のところに紋章みたいなのをつけて、えっ!?ルヴィアさん!?どうして私を押すの!?
「なに!?何をしたの!?」
私の手がクロのお腹に触れた瞬間、クロの体に模様が一瞬広がって、そして
「イリヤ〜、こっちにおいで」
「?...ゲンコツゥ!?」
「ふぎゃ!?」
えっ?どうしてクロが痛みを感じてるんだろ?
「それで、クロの方を抓っても...」
「痛い痛い!!やめてやめてぇ!!」
「イリヤに痛みは通じない。痛覚共有ってやつよ。イリヤが感じた痛みを、貴女は一身に受ける。つまり、クロ、貴女がイリヤを殺せば貴女も同時に死ぬ。これでイリヤを狙えなくなったでしょ?」
「ヒキョーものーー!」
「はいはい、こっちは立て込んでるんだから、これくらいにして、上に上がるわよ。クロ、貴女はそこでじっとしておきなさいよね」
「...」
上に来ちゃった。なんだろ?話すこと他にあるのかな?
「さて、これから話すことはブイの事よ」
「ブイちゃんのこと?」
「えぇ、ルビー、どうせ貴女の事だからデータでも取ってるんでしょ?」
『はーい。ではこれをどうぞ』
見せられたモニターはブイちゃんの形をしたもの、そして絡まってる何かも見える
「これは...遺伝子構造?」
『美遊さん正解です。ブイさんの遺伝子構造です。どうにも不安定な構造で、特にわざを使う時などはかなり振れ幅が大きいのです』
「極めつけとしてはあの赤色の姿ですわね」
『はい。その姿になった瞬間、遺伝子構造は安定し、このようになりました』
凄く...赤い...何かに特化してるのかも?
『この状態だと火の属性のエレメントが強く出てます。そして戦闘中にブイさんは炎を使いました。イリヤさん、例の石を』
「あ、うん」
私は3つの石を出した
「これ...嘘でしょ!?」
「こんなものがあるなんて...大師父が絡んでいそうですわね」
大師父って、リンさん達が師匠になってもらおうとしてる人だよね。その人が関係あるのかな...
『ブイさんは通常時は遺伝子が複雑で、安定せず、何か力を秘めている...と、考えるのが妥当かと。そしてこの石を使うと変化...ここは仮定として進化と呼称しましょう。新しい姿になってますしね』
「進化したあとのブイがクロの言うことを聞かなかったのも気になる」
ミユが言うけどそれは私も気になったかも
『恐らくイリヤさんがこの石を持ってるため、明確な指示者がいると理解出来たのでしょう』
うーむ。それだと私がおやになるのかな?でもクロも私から分裂したからおやになるのでは...
「石は3つ、残り2つは謎ですが、形的に水、雷と想定できますわね」
「使い所を考えなさいよ。イリヤ」
「は、はい!」
『とにかく、これからもブイさんの調査はしますので、逐一報告をします。万が一があるので』
「そうしてくれると助かるわ」
「イリヤ、もし良ければ1つ石を貸してほしい。もしかしたら私とブイでタッグを組むかもだし」
「うん!この水っぽいやつ渡すね」
これでブイちゃんの考察は終わったけど、やっぱりブイちゃんは私たちのペットというか友達でいてほしいな