プリズマ ☆イリヤ イリヤのペットのイーブイです 作:古明地こいしさん
「ん〜...」
主の声で、目が覚める。耳が敏感ってのも考えものだな
「ブィ...」
眠い...けど自分が寝ちゃあ、イリヤを起こす人がいなくなる。人じゃないけど
「ブイ」
ぺちぺちとイリヤの顔を叩く、肉球が柔らかいため、気持ちいいだろう。俺はもふもふしてるからぁ!?
「ブブイ!?」
抱きとめられる。人形じゃないぞ!?抱き枕でもないぞ!?
「もふもふ...ブイちゃん気持ちいい...」
し、仕方がない。ここは"わざ"を使わざるえないな。あまり使いたくなかったが
[イーブイのしっぽをふる!イリヤのぼうぎょがさがった!]
「くすぐったいよブイちゃん!」
起きたか、毎回これやって起こしてるから懲りないものかと思ってる。
ベッドから飛び降りて扉に近づく。
そのままジャンプしてドアノブを回して扉を開ける
この身体になって、分かったこと
俺って絶対6Vだな
と
「ブイブイ!」
下で待ってると言って、階段を飛び降りる
「ブ〜イ!」
前足をあげてみんなに挨拶する。とことこと歩いて
「おはよう。ブイ、イリヤ起きたのか?」
首を縦に振り、頷く。そのままリーゼリット(リズ)のとこに来るといつものをねだる
「んー?ブイブイ、ご飯だよね。待ってて〜」
イーブイになってよかったかもしれない。結構快適な暮らしだ。
ただし太らないように気をつけないとな。デブブイになっちゃう
「ほい、肉だぞ〜」
「...」
しかしこの待遇は許せん。リズは人を...ポケモンをなんだと思ってるんだ?...あ、愛玩動物だったわ
「...ブイ」
リズを無視して士郎の所に行く、ズボンの裾を引っ張って気を引く
「リズ、やりすぎだ。ブイ、俺が取ってきてやるよ」
座って待ってる自分は完全に犬だ。いや、そもそもイーブイって、ペット専門みたいなとこあるから...???
「はい、おあがり」
「ブイ!」
右前脚をあげてお礼を言うと食べ始める。しばらくするとイリヤが降りてくる
「おはよ〜...」
「おはよう。イリヤ」
「おはようございます。イリヤさん」
「グッドモ〜ニング。イリヤ」
みんなバラバラだな。そんな中、自分の挨拶は...
「ブイブブイ!!」
ピッピカチュウみたいな挨拶だが、これが自己流の挨拶なのだ。
「おはようブイちゃん。今日ももふもふだね」
撫でられて自分も気持ちよくなっている。猫や犬が撫でられるってこういう気持ちなんだな。主に撫でられると嬉しいって気持ちはでかいな
さて、これからの議題なんだが、自分はどうやってこの世界を生きていくか...だ
なんせ魔術師がわんさか...なのかは知らんがいる世界で、この身体は地球上に存在するものではない。
一種の神話生物にも等しい(知らんけど)
だから、隠れて生きてく必要がある...が
「ブイちゃん、散歩に行こ」
これである。確かに太りたくないし、運動は大事だけど...いや、イリヤが犬と言い張れば!
「ブイ!」
主には逆らえないのである
「私、ペットとか初めてだからお手柔らかにね?」
その意味深な言い方どうにかなりませんか?
さて、散歩用の服を着る。
え?なぜ服を着る必要があるかって?
士郎が用意してくれた!
「ブ〜イ!」
嬉しくて飛び跳ねる。
あれから分かったことだが、直ぐに感情が行動に出るようだ
「行こっか!」
「ブイ!」
リードがないのは嬉しいな。リードがあったら完全なるペットだったからな。いやまぁ愛玩動物ってのは変わらないんだが
これが今の日常である。
しかし、こんな日常も壊れるのを、イーブイは忘れていた