プリズマ ☆イリヤ イリヤのペットのイーブイです   作:古明地こいしさん

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今話少し長くなります。VS....戦なので
前半はお菓子回、後半はドロドロとした話になります。
そしてZwei編を終わらせます。終わらせてのんびりできる時間を作ります。ええ、作るんですよ。絶対に!
先に書きます。
よろしければお気に入り登録お願いします。モチベのため...減ったりするとモチベが下がりつつあるので...最近は上がってくれてるので嬉しいのですが減った所を見ると書き直そうかなと悩む...清き一票を!


21話 クロとの共闘。絆の力を身に宿す

「ぶ、ぶぃ...」

 

困惑を隠せない。なぜなら今目の前にイリヤとクロが作ってきたお菓子が置いてあるからだ

このクッキーを食べろと...一応ポケモンだからなんでも食せるはずだけど...

 

「ブブイ」

 

自分は白っぽいところもありつつ、焦げているミントのタブレットは...なんなんだ...お菓子に混ぜるものじゃないだろ...

 

「そ、それはケンコーにいいものだから!」

 

呆れ顔隠せない。クロはニコニコしてるし...えぇ...これ、士郎にするイベントだよね?

自分はただの一般ポケモンです。

相棒枠として優しくされるのは分かるけど...ええいもう!

 

「ブグブグ」

 

「「食べた!」」

 

「私のからね、やっぱりブイは私の事認めてるのよ」

 

「なにおぅ...ブイちゃん!私のも食べてくれるよね!?」

 

甘いなぁ...自分は塩分がきいた味が好きなのだが...けど美味しい。久しくこんな感覚を味わったことなかったな

次!

 

「イブブブ...っブイ!」

 

「私のも食べてくれた!ブイちゃん!どっちが美味しかった?」

 

いや、それ動物に要求するものか?言葉が分かるといえど、選べないんだが

 

「2人とも、何してるんだ?ってブイにお菓子あげてたのか」

 

チャンス、ここは

 

「イッブイ!」

 

士郎の肩に乗り、士郎の頬を叩く

 

「「まさかのお兄ちゃんだった!?」」

 

「あとで遊んでやるから荷物置いてきさせてくれ」

 

なんとかなった。後ろの痛い視線がどうにも気になるが

 

 

 

 

「...」

 

「ブイって、何かする時とああやって寝てる時の2つよね」

 

「んー?そうだっけ?というかどうしてクロがいるの?」

 

「私だってブイのおやよ?ちゃんと見てないとダメだからね」

 

話を無視して考える。クロとの連携はどうするか...射抜く力と自分の攻撃のコンビネーションは...

 

「そういえば水着は決めたの?」

 

「んー、新しい水着は欲しいんだけど、セラが買ってくれるかどうか......何か聞こえなかった?」

 

「なにって、ブイの寝息ぐらいしか聞こえないわよ?宿題もちゃんとしないと」

 

「って、クロの宿題はどうしたの?まさか終わった...ブイちゃん?」

 

聞こえた...何か、地震のような音が。この耳が聞き取った

 

「何か...あったの?」

 

知らせるために窓まで歩いて跳び上がる。

そして窓を割れない程度に叩く

 

「ルヴィアさんの家で何かあるの?」

 

「まさかイリヤが聞こえたのって...行くわよ。イリヤ、ブイ」

 

「あ、うん。ブイちゃん。ルビー」

 

『はいはーい。ではブイさん。運んでください』

 

「ぶぃ...」

 

なぜ自分に乗るのか。まぁ行くか、走ってイリヤとクロに続く

 

「何もなってないよ?」

 

『この家には認識阻害の魔術がかけられています。何がどうなってるかは開けないと分からない状態です』

 

「開けるわよ...」

 

クロが開けた瞬間、呼吸するのを止めてしまった...

目の前にいる女は...バゼット・フラガ・マクレミッツ...人であり人間以上の異常な強さを持つ女

 

「警報が鳴らない...壊れていなければ、恐らく関係者か...」

 

ッ!?一瞬で詰め寄って

 

「ブイ!ッ!素手!?イリヤ!応戦するわよ!コイツはヤバいわ」

 

クロが守ってくれた。身体が反応しないほどの速度、速さを求めるなら

 

「ブイッ!!」

 

でんこうせっかで詰め寄り、アイアンテールで攻撃...するも尻尾を掴まれ地面に叩きつけられる

 

「ブゥアッ!...ブゥウウイ!」

 

力任せに掴んでいるバセットを今度は叩きつけようと尻尾を振り上げる

 

「っ、見たこともない生き物...キメラか、あるいは何かの魔術生物。いずれにせよ、貴方の報告もしなければなりませんね...」

 

その言の葉が自分に突き刺さる。コイツを帰せば自分はイリヤ達の元で暮らせない。でも、そんなことはどうでもいい。イリヤ達を守らないと

 

「よそ見してる暇はないわよ!」

 

「無論、あなた方を忘れるはずがありません」

 

クロの後ろからの奇襲に即座に反応してる。クロがダメでも自分が

 

「ッ!?」

 

唐突な蹴りが襲いかかった。あまりにも速すぎたため瓦礫に当たる

 

「ブイちゃん!?ルビー!戦わないと!」

 

『...彼女と戦うのはいけません。戦いを回避しなければ』

 

「ルビー?」

 

「イリヤがダメでも、私とブイがいるわ」

 

「ブイと言うのは先程の獣の事ですか?残念ですが一撃入った時点であの獣はッ!!」

 

イカズチの如く速い、音速の速さでバセットにとっしんした。これは"とっしん"ではなく、"こうそくいどう"なため、その勢いを利用した突進だ

 

「ダース...」

 

「それって私の!」

 

「ゴメンなさいね。1つ貰ったわよ。細かい話はあとで!」

 

クロの狙撃と自分の"ミサイルばり"が飛んでいくが

バセットは全て避けて、拳で撃ち落としている

 

「無駄です」

 

クロが干将莫耶で防ぎ、自分は"こうそくいどう"後ろに回って体内の電気を纏い突進するが

 

「貴方はここで...終わらせます」

 

「ダスッ...ブ...イ...」

 

サンダースからイーブイに戻ってしまう。こうそくいどう中に拳で殴られ、止められて戦闘不能に...有り得ない強さ...

 

「ブイ!キャッ!」

 

「クロ!...ルビー、やるよ」

 

『ですが「ルビー!」...仕方ないですね』

 

「私の大切な友達たちを傷つけた...私が戦う理由はそれだけで十分!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...イ...」

 

気を失ってたのか...まだ背中や頭が痛む...治療に専念しないといけないだろうに...っ!

 

重い瞼を開けると、目の前では美遊が倒れていた。バセットが持っていたケースが開かれている。まさか斬り抉る戦神の剣(フラガラック)を使われたのか。

息は...ある。あとは

 

「最後のカードはどこですか?」

 

「...ここよ」

 

クロが自身に手を向けて、自分自身がカードだと言ってしまった

この先を知ってる...

イリヤがなんとかする...けど、肝心のイリヤはまだ立ててない...いや、気を失っている。

最悪の事態すぎる。

イレギュラーな自分がどうにかしたいところだが、進化の石を使う美遊にイリヤは戦闘不能で使用できない。

そして唯一戦えるのはサンダースになれるかみなりの石を持つクロのみ...勝てない

 

 

 

 

 

 

 

負け?

 

 

 

 

 

 

敗北?

 

 

 

 

 

 

死ぬのか?

 

 

 

 

 

 

 

クロが殺される?

 

 

 

 

 

「ブゥ......イィイイイイ!!」

 

最後の力を振り絞って"でんこうせっか"でクロの前まで行く

 

「邪魔です」

 

「ブッ」

 

痛みすら忘れそうなほど感覚が麻痺してる...

 

「ブイ!...1つだけ約束して」

 

「なんですか?」

 

「私を殺してカードを奪ったとしても、ブイだけは...この子だけは見なかった事にして。そうすれば抵抗せずにカードを渡すわ」

 

何言って...そんなことしたら、みんなが笑っていられないじゃないか

 

「...いいでしょう。約束します。元よりその生物の報告は私がすべきことではないので」

 

「...それじゃあね。ブイ。楽しかったわ、イリヤ達を頼んだわ」

 

その時、自分の中の何かが...否、心が揺れた

 

「...え」

 

「なっ!」

 

バセットの攻撃をその身に受けつつも跳ね返し、クロの前に立つ

 

「ブイ...貴方は...いいえ。貴方が可能性を引き出すなら...私も戦うわ!先の言葉は忘れてちょうだい。貴女を全力で倒す!」

 

「姿が変わった所で、先の二の舞いになるだけ!」

 

確かに速さは失った。この黒き姿ではできることはせいぜい防ぐことだけだ。

でも他にもできる事がある

 

「コフッ!?この一撃は...まさか...私と同じ威力を!?」

 

殴られる前に尻尾で腹を叩いた。それだけで強烈なダメージを出す。

ブラッキーの姿となって、なぜバセットをも吹き飛ばすほどのダメージを出したかなんて答えは1つ、"イカサマ"を使った。

イカサマは自身ではなく、相手の攻撃の値でダメージを出すわざ

常に必殺一撃を入れているバセットにはもってこいのわざだ

 

「時間稼ぎ、頼むわよ」

 

「ブフルッ!」

 

軽く鳴いて、バセットをにらみつけて、"かげぶんしん"を使う

 

「分身体...囮になろうというわけですか...(否、これは目くらまし。本命は後ろに携えている彼女の弓)」

 

かげぶんしんが各々の行動をとり、バセットを翻弄する。蹴飛ばされ、殴られと受けるがアンサラーと呟き、フラガラックを使おうとしている

このタイミングで発動させないためには

 

「ブララッ!」

 

全力の"ほしがる"でフラガラックを自分の物に変えた

 

「なっ!?」

 

今度こそ本物の焦りが混じった驚愕。そして

 

「イリヤと美遊とルヴィアやリン...そして!私とブイの一撃よ!」

 

エクスカリバーを矢にして放った一撃はバゼットを消し炭に...はしなかった。

地面を抉り、壁にして爆風で後ろに下がっていた

 

「うっ...みんなは...?」

 

『イリヤさん。大丈夫です。ブイさんとクロさんが戦ってくれてます』

 

「サファイア...戦うよ」

 

『無茶です!美遊様!治療に専念してください!』

 

「「ブイちゃんが戦ってくれてるから...戦わないと!」」

 

イリヤと美遊が立ち上がり、3人と自分1匹で取り囲む形になった...が

 

「そこまでよ」

 

「リン!」「リンさん!」「凛さん」

 

「...」

 

黙って凛をチラ見するとまたバセットをにらみつける。いつでも止められるように

 

「とりあえず、これでも見てもらえるかしら?」

 

「...それは?」

 

「この街の地脈図、経過観察のため撮ったレントゲン写真のようなものよ。左下の方、見て分からない?」

 

「地脈の収縮点に...正方形の場...まさか」

 

「カード回収の前任者なら分かるわよね?正確には正方形ではなく立方体。虚数域からの魔力吸収。そう、8枚目のカードよ」

 

「8枚目!?」

 

イリヤの痛覚共有の下りはなく、穏便に事を済ませようとしているようだ。

これなら...

 

「貴女の任務が全カード回収だとすれば、これも数に入るんじゃない?残念だけれど、カードの正確な位置を知れるのは冬木のセカンドオーナーである私だけ、停戦協定...結ばないかしら?」

 

「...いいでしょう。そちらが言いたいことは大方予想は着きます。そこの獣の事ですね」

 

「ええ、よく分かってるじゃない。ブイの報告をしないこと」

 

なんとまぁ自己強制証明(セルフ・ギアス・スクロール)まで用意して...バセットはスラッと読み上げると印を押した。何が書かれてたのかは分からないが、これで凛にもギアスの呪いがかかり、枷ができたのでは...

 

「そちらが持ち出した件の3枚です。ですがこの停戦協定は8枚目が回収でき次第「消えるわ。それまでの時間なのだから」...分かっているのであれば...」

 

バセットは去った。力が抜けていくように自分もイーブイに戻りその先は記憶になかった。あるのはクロを想う気持ちが強くなった時、月を見上げた瞬間に進化出来たこと...クロが月ならイリヤは...

 

 

 

 

Fate/kaleid liner プリズマ ☆イリヤ 2wei Herz編へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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