プリズマ ☆イリヤ イリヤのペットのイーブイです 作:古明地こいしさん
「来てくれたわね」
「ブイちゃんに用があるって、何か?」
「そうね、クロもいる事だし、この間は聞きそびれたブイの力、ルビーの事だから真実までたどり着いてるんじゃない?」
『いきなり核心に着きますか〜』
またブイちゃんのことなんだ。
でも確かにブイちゃんが黒い姿になってたのは驚いたな。
黄色い姿はまだ分かる。
あの石を使ったから変身できたんだと私でも思う
「ブイ、貴方は一体...なんなの?」
「イッブァイ?」
ブイちゃんは私の腕の中で首を傾げるだけ
何か、というのは明確に分からないのかな
『では昨夜の戦いで分かった事を幾つか上げていきます。皆さんいいですか?』
「うん。話して、ルビー」
『まずこのモフモフした姿は炎のエレメントを宿しています。炎を出す事に関しては恐らく半永久的に出せるでしょう。そしてこちらの水色の姿、こちらは打って変わった水のエレメントを宿しています。その名の通り水を出すことができるのですが...』
「水に溶けることができる。そう言いたいのでしょう?それに氷撃も可能と、私はそれを受けたから分かるわ。ブイにはまだ可能性があるって」
ブイちゃんの可能性...それはきっとこれから戦う時に必要な事だと思う
『そして昨夜の最後の姿、黒色の何も使用していない姿、あの姿はまだまだ判明していないものがありますが、防御面が優れており、月の光で回復していたのを確認しました。これは恐らくですが...』
「なによ。もったいぶって。言いなさいよ」
『...絆の進化。ブイさんとクロさんの絆で変身できたものかと』
「なんですか、その非科学的で非魔術的な発言は。カレイドのステッキが言うセリフではありませんわね」
『それ以外に考えられないことなんです。昨夜、クロさんが自分の身を差し出す事をして、それはブイさんのためにした行動、それがブイさんの中で何か揺れたものだったのかと』
「そうね...」
「リンさん、何を?」
「魔術師なら実験でしょ?ブイをテーブルの上に置いてくれる?」
ブイちゃんは物じゃないのに...とりあえず言う通りにする
「あとでたくさん遊ぼうね。ブイちゃん」
「イッブイ!」
「まずはイリヤのもつ炎の模様石...炎の石を」
ブイちゃんの姿は変わり、赤くモフモフした姿に
「次は美遊、貴女のもつ石を使いなさい!」
な、なんでルヴィアさんっていつも上から目線なんだろ...まぁ、そりゃお金持ちだし当たり前なんだろう。ミユが使った水が描かれている石を使うと人魚みたいな姿に
「次はクロ、クロは2つ分お願い」
「できるか分からないわよ...ん、まずは石の変身は成功...次、元に戻ってもらえる?」
「ダース...ブイ!」
「戦う必要はないけれど...私の想いを汲み取ってくれるなら、今だけ変身してもらえる?」
すると、青色の光と共に姿が変わり、黒色の姿になった
「こればっかりは分からないわね...強いて言うならブイの心情変化でなったとしか」
『まぁ、戦力になるなら大丈夫だと思いますよ?』
いつの間にか元の姿に戻ったブイちゃん。でも
「...私はあんまり、ブイちゃんを戦わせたくないな...でも、ブイちゃんは無理でも戦いに来るんでしょ?」
「ブイ!」
「これからもよろしくね。ブイちゃん...というかどうして先にクロとの絆で進化してるの!?」
「そんなの私に言われても」
「イリヤ、落ち着いて...」
「こういう子供たちの未来を考えると」
「悪いものではありませんね...ブイ、貴方もあの3人を支えてあげなさい」
「ッブイ!」
こうしてZweiHerzが始まる...