プリズマ ☆イリヤ イリヤのペットのイーブイです   作:古明地こいしさん

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なんか眠れずに頭にずっとあった案を使ってみた


GW限定夢のポケモン編 えっ...世界中にポケモン達が...

「ブイ...」

 

朝のアラームで起きる。そして起きない飼い主、それを起こすのが自分の役目だ

 

「わわっ、ブイちゃん、おはよ〜」

 

全く、この寝坊癖はなんとかしないと将来的にも問題だな。

自分は家を下る様に階段から飛び降り挨拶

 

「イッブイ!」

 

しかし思わぬ相手、帰宅...してたのか...いつ日本に来たのかわからないけど...切嗣!!

 

「おはようブイ。イリヤは起きたかい?」

 

なんか...抱っこが手馴れてるというか...赤ちゃん見上げるお父さんに...いや、お父さんだわ。切嗣は

 

「ブイ」

 

とりあえず頷いておく。いつ射殺されるか分かったもんじゃない。美遊も出会ってたらって昨日は美遊泊まってってたんだ!?どうすんのこれ!?

 

「おはよう、お父さん。ブイ」

 

わー!?美遊さん来ちゃったよ...えっ、今お父さんって?なん

 

正直何が何でどうなってるのか分からない...そのまま朝ごはん食べる事になったが居ないものに気づく。士郎だ。でも、存在しない訳じゃないようだ

 

「今朝、シロウから手紙が届いてたわ。ボランティア活動、してるんですってキリツグ、貴方に似てきたわね?」

 

「ああ、僕もマニューラと共に色んなとこで人助けをしていたな...」

 

話を盛って...え?マニューラ?ポケモン?自分以外にもいたのかと思ったが、既にその考えは消え去った。なぜなら窓の外に...野生と思しき鳥ポケモンが見えたのだから

 

「ブイ...」

 

「なんだかブイちゃん元気ないね。どうしたんだろ」

 

「イリヤが昨日ミユの番なブイの世話を取った事に不満を持ってるのかもね」

 

そんなことじゃないし、なんならその情報は要らなかったよ...知らなきゃ良かったこの世界...

 

「散歩じゃないかな?昨日雨で行けなかったし。それにほら、今日は晴れてる」

 

「3人で散歩に行ってくるといいよ」

 

「「「はーい!」」」

 

散歩、散歩、いちにーさんしー...散歩か。ここで乗り気にならないのも自分らしくないのでこの世界を楽しむ!

 

「だ〜れっがいっちばん早いかな?」

 

「待ちなさーい!」

 

「2人とも!前!」

 

自分も後ろ見て走ってたから何かとぶつかる。

 

「ブ、ブイ...(いたた)」

 

「ピ...ピカァ...(い、いたた....)」

 

「ピ!(む!)」

 

「ブ!(む!)」

 

なんで会話出来てんだ???

 

「痛た...ピカチュウ。大丈夫か?」

 

「ピカピ、ビカピカ?(サトシ、大丈夫?)」

 

「ブ、ブイ?(ん?うん?)」

 

「ピカビッガァ!ビカヂュウ!(さっきから、怒るよ!)」

 

ダメだ。ピカチュウの言ってる言葉が理解できて頭の上が混乱してきた

 

「ピカチュウ。大丈夫そうだな。そっちは?」

 

「大丈夫です!ごめんなさい!」

 

「いや、こっちも走ってたからお互い様で。可愛いイーブイだな」

 

「うん。そっちも可愛いピカチュウ...クロ?」

 

っ!この空気は...いつもの殺伐とした魔術側の空気をクロが放ってる。いや、弓とか剣持ち出すの!?サトシ相手に!?いや、ガチで止めてきそうだからなんとも言えない相手だけどさぁ!?

 

「貴方、バトルの相手、しなさい!」

 

「クロ、バトルは...」

 

「分かってるわよ。あれを使わなきゃ別にブイの"まま"で戦わせるならそこら辺にいるのと変わらないでしょ?」

 

「...なら私からは何も」

 

「で、乗るの?乗らないの?どっち?」

 

「その勝負、乗った!やろうぜピカチュウ!」

 

「ピーカ!ピカピカチュウ!」

 

これ以上ピカチュウの言葉を聞くと脳内が燃え尽きそうなのでエーフィ能力で少し小細工

 

そして近くのバトル場を借りてやっているポケモンバトル。出るポケモン...こちらはもちろん自分と...まぁいつもとやることは変わらないでしょ

 

「ブイ!」

 

「ええ、勝ちに行くわよ...私はクロエ・フォン・アインツベルン、長いからクロでいいわよ」

 

「あー!クロが私のセリフとったー!?」

 

「どうせ姉妹同じ名前なんだしいいでしょ。ミユも使ってるんだし」

 

「え!?そなの!?」

 

「うん。イリヤがいる前ではあまり使わないけど...」

 

ありゃ、イリヤ完全敗北しちゃった...にしてもサトシの格好...新無印か?

 

「クロにミユにイリヤだな!俺はサトシ!相棒のピカチュウな」

 

「ピカピカチュウ!」

 

なんか挨拶されたのは分かった。ポケモンってなんか通じるものがあるんだな

 

「イブブイ、ブイ!(自分は、ブイ!)」

 

「うちはニックネームをつけてるわ。皆が呼びやすいようにね。さ、ブイ」

 

「ピカチュウ!」

 

「きみに決めた!」「やるわよ!」

 

「ピッカァ!」「イブイ!」

 

正直これは勝てる気しませんわ...なんて言ったって相手は歴戦の勇姿を飾るピカ様...善戦はなんとかしてみるか

 

「「でんこうせっか!」」

 

「ピッ!」「ブッ!」

 

お互いいる場所に跳んで跳び、移動するも当たりそうで当たらない

 

「「アイアンテール!!」」

 

「チュッ!ピカ!」「イッ!ブイ!」

 

あれ...なんか...目の前のピカチュウって...なんか...いや、そんなこと考えてる暇じゃない。一手でもこのアイアンテールを防げなかったらやられる!尻尾を器用に使いピカチュウから離れる

 

「やるな!」

 

「そっちこそ!ホントはブイなら初撃か2回目で並大抵のポケモンなら落とせるのに...そのピカチュウ...強いわね!」

 

「ああ!まだまだ行くぞ!10まんボルト!」

 

「ビッガ!ピーカ、チューウ!」

 

避けれない...追撃してくる!

 

「まもる!」

 

明確に指示されて発動した。今までもあったが、まもるは勝手に使えたのに...なんで...これがポケモンバトルだから...トレーナーとトレーナー、ポケモンとポケモンの真剣勝負だからか?

 

「飛び込んでとっておきよ!」「地面に向かってエレキネット!」

 

まもりながらも突進してピカチュウの目の前でとっておきを発動。当たったのを確認すると地面を見るといつの間にかエレキネットが...あらかじめ敷いておいてクッションに使ったのか...というより、このままじゃエレキネットに落ちる!

 

「こうなったら!」

 

「クロ、ダメ!」

 

「やるわよ!ブイ!」

 

「ピーカ!」

 

「進化!っ、かみなりのいし!?」

 

「そっちがでんきタイプなら同じ土俵で戦ってあげるわ」

 

助かったのだが...美遊はやっちゃったと言う顔、クロはしてやったりという顔、イリヤは呆れてる

 

「燃えてきた!」

 

「そうこなくちゃ...こうそくいどう!」

 

「でんこうせっかで迎え撃て!」

 

「ピッ!」

 

いくら早くなろうとも、でんこうせっかじゃこうそくいどうはとらえられない。上から

 

「ミサイルばり!」

 

ミサイルばりで土ぼこりが舞うほどの火力でゴリ押すもピカチュウは立っている

 

「10まんボルト!」「かみなり!」

 

「ビッガ!ピーカ、チューウ!」「ダァアアアス!」

 

純粋なる電撃勝負、しかしわざとしてはこちらが勝っているのだが

 

「ピカチュウ!回転しながらだ!」

 

「ピッガァ!」

 

なっ、回転して威力が増してる...押されてる!

 

「ブイ!戻りなさい!」

 

それがクロの戻れの意味に捉えられずつい、イーブイに戻ってしまった。だがこのままだと10まんボルトを受けることに

 

「ブイ、進化しなさい!黒く...月下に輝くものに!」

 

「イーブイに戻っ...いや、ブラッキーになった!?」

 

「ピカ〜...」

 

「ブル...」

 

「エレキネット!」

 

「構わないわ。あくび」

 

軽くあくびをする...そしてピカチュウを眠りに誘う

 

「ピカ...ピ...」

 

「ピカチュウ!」

 

「トドメよ!イカサマ!」

 

「ブフラッ!」

 

ピカチュウが戦闘不能になったのを確認したら、自分はイーブイの姿に戻る。そしてクロの下に行って尻尾を振って勝てた喜びを伝えたつもりが、クロはやっちゃったという感じ...

 

「ブイ?」

 

そして...目の前には寝てるイリヤ。更にはアラーム...

ここまでして夢オチって...とりあえずイリヤだけでも起こして寝よう。

 

「わわっ、ブイちゃんおはよ...あれ、眠そうだね...起きたら降りてきてね!」

 

「ブ〜イ〜」

 

おやすみと伝えて寝ることにした。あの夢の続きはきっと、ポケモン世界ならと考えながら




ピカチュウ語を基本として、会話に馴染ませてるが...いや無理があるくない!?と、書いてて思った。そりゃきちんとした台本がないわけだわな。ピカチュウ...もっと頑張ろ

ちなみに今じゃアレだけどサトシ、イリヤ、美遊、クロに共通するものは10歳(イリヤ達はだった)という作品登場時の設定である未成年とかカンケーなく事の発端って10歳から始まるんだなと他の作品見ても思ったりしなかったり...

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