今から約2年前。
俺の親友は姿を消した。
2年前のとある日。
俺は親友と共に街に遊びに来ていた。
その帰りのこと、俺は急ぎの用事があったので断ったが、親友は献血をしてから帰ると言っていた。
特に取り留めの無い話をして俺は帰った。
結果的にはその時の会話が親友との最後の会話になった。
次の日、学校に登校すると親友がボランティアで海外留学することが担任の口から告げられた。
おかしいとは思った。
曲がりなりにも親友だと言っていたのだ。
相談も無しに親友がいなくなるとは思えなかった。
親友は両親と離れて暮らしているらしく、親友の事情を聞くことは出来なかったが、何とかして親友に連絡を取ろうと思い床についた次の日は、1年後だった。
何の前触れもなく唐突に世界は地球のみを取り残して1年もの時を進めていた。
原因は不明。
そんなこんなで世間が騒がしい中、俺は親友がこの一件に関係があるような気がしてならなかった。
親友のいなくなったタイミングが良すぎるのだ。
しかし、ただの学生の身であった俺にはどうしようもなく1年の時が過ぎた。
1年も経てば流石に世間も落ち着き、大晦日を迎えていた。
アメリカの街1つが黒い球体に消えるというよくわからない事件が起きて解決されたりもしたが、俺には何の関係もなく、親友がいないことに違和感を感じなくなったことを寂しく思いながら新年を待っていた。
しかし、新年は訪れなかった。
世界中に一斉に聞こえ始めたキリシュタリアと名乗った男の演説が終わった後、人類はものの数舜の内に滅ぼされた。
俺も死を覚悟したが、死ぬことはなかった。
「ーーーま。ーーさま!騎士様!」
「ん?ああ、すまない。少し考え事をしていた。それで、仕事か?」
「はい、北の方に出たとのことです」
「わかった、行ってくる」
「行ってらっしゃいませ、
俺は今、妖精国と呼ばれる地にて騎士をしている。
おまけ
妖精騎士ベディヴィエール
汎人類史出身の青年の姿をした何か。
元々は間違いなく平凡な人間である。
右腕が魔術によって作られた義手であるが、右腕がないのは後天的なものである。
とある英霊の霊基が混ざっており、そのお陰で人間ではあり得ない程の身体能力や魔力を持つ。
宝具
「
汎人類史のベディヴィエールの宝具と同じもの。
ただし、妖精騎士である彼が持つものはマーリンではなくモルガンによって与えられた物である。
「
同じく汎人類史のベディヴィエールのものとさほど変わりはない。
「
彼自身が作り出した宝具。デッドエンド・アガートラムすらも越える魔力放出で切りつける。
「願い集う星の聖剣」
彼の身に宿る英霊の宝具に彼の精神が影響を与え、変質した宝具。
元の宝具と寸分変わらない能力を発揮する。
多分続かない。