リオ、ラティーファ、ネクサス、シンシアの4人がアマンドから再出発してから2日。
4人はガルアーク王国東部の国境を越え、未開地と呼ばれる領域へと向かおうとしていた。
だが、未開地に入った途端、最初の難関が4人に襲い掛かる。
それはネフィリム山脈と呼ばれる、標高が2000~5000メートル級の山々が連なる山脈で、シュトラール地方と未開地を縦断するようになっているため、シュトラール地方の人間族にとってはあまり旨味のある場所とは言えなかった。
さらにこのネフィリム山脈を越えた先には広々とした荒野や山が広がっているらしい僻地だ。
何故、リオはそんな未開地に向かうのか?
「なんでベルトラムを出奔したのに、未開地に向かうんだよ? 普通、他の国とかに亡命しね?」
ネクサスは興味本位で尋ねていた。
「「………………」」
リオとシンシアは黙って山道を歩く。
「おっと、無視は酷くね? 無視は…お兄さん、傷付くよ?」
そんなことを言う奴が果たして本当に傷付くものか?
という疑問が少なからずあったが、それをスルーして歩を進めていたリオだが、ラティーファの様子を見ながらこまめに休憩を取っていた。
「この中だと、俺が一番の年長者な気がするんだがな…今年で13なんだし…」
リオの塩対応に解せぬ、といった具合のネクサスが休憩中に愚痴る。
「俺と一つしか違わないじゃないか…」
呆れたような口調でリオがネクサスに答える。正直、このような適当そうな人間が年上なのが、少し心配なのだろうか?
「しかし、パスタだっけか? 思いの外、保存が利いて助かるな」
ネクサスは敢えてパスタを知らなかった風に装ってそのように言葉のキャッチボールを試す。
「そうだな。こうして旅支度も整えられたのは、アマンド…というよりもリッカ商会のおかげか」
「確かに…なかなか品質も良くて助かってたよ。ちと値は張るがな?」
「それでも買う価値はある」
「だな」
男2人で会話しつつもリオはラティーファ、ネクサスはシンシアをそれぞれ気にかけていた。
男同士の会話には些か華がない。というよりも、シンシアは元々無口無表情だったし、ラティーファも奴隷から解放されてもその時の傷が根深いのか、あまり喋らないし、どこかネガティブ思考だった。
近い年頃なのだから、話の一つもすればいいのだが…
「「………………」」
一向に話がない。というよりも疲れているのか、それともシンシアが怖いのか、ラティーファが委縮してるような気さえする。
(どうする?)
(どうするって…)
ネクサスとリオはアイコンタクトで意思疎通した。
このままでは休憩が休憩でなくなってしまう。
(しゃあないか…)
仕方ないとばかりにネクサスが動くことにした。
「にしてもあれだな。
先日の夕食時、ラティーファが咄嗟に口にした言葉を思い返しながらネクサスがラティーファに話題を投げた。
「ふぇ…? そ、そんなこと、ない、です…」
いきなり話題を振られたせいか、ラティーファはたどたどしく答える。
(意外とは失礼な気が…)
リオはネクサスの最後の一言に微妙な表情をするが、ともかく会話する流れは作られたので、それに乗っかることにした。
「ラティーファ。ネクサスの言うことだから気にすることはないよ」
出来るだけ優しい声音でリオがラティーファに声を掛けていた。
「ぁ…」
ともかく、ラティーファとの意思疎通を優先して言葉を紡いだリオだが、当のラティーファが何を言おうか迷ってる感じだ。
(こりゃ、しばらくは骨が折れそうだな…)
その様子を見ながら…
(しかし、スパゲッティ、か……もしかしたら…)
ネクサスはチラリとラティーファを見て憶測を考える。
(ま、リオの前では言えないか。それにデリケートな問題だろうしな…聞くにしても、もう少し時間を置いてからだな)
もしも、ネクサスの憶測が当たったとしても、それを今の状況で言うつもりはなかった。特に事情を知らないだろうリオやシンシアにどう説明するか、というのも問題だが…。
(いずれにしろ…しばらくは様子見かね…)
この時はそう考えていたネクサスだったが、その機会は思いの外、早く訪れるのだった。
………
……
…
その日の晩。
寝床を作ったリオがラティーファと共に就寝し、ネクサスとシンシアが外で交代で見張りをしていた時だった。
「ふぇええん!!」
寝床である簡易テントの中からラティーファの夜泣きが聞こえてきた。
「………………」
簡易テントの近くで毛布に包まっていたシンシアも突然の泣き声にバッと目覚め、ネクサスも何事かと中の様子を見ると…
『ひっく…ここどこ? 誰か、誰か助けてよぉ!!』
ラティーファが知らない言語で何かを言っていた。
「………………?」
当然、シンシアは意味が分からず、首を傾げていたが…
「お前、日本語…」
リオが微かに呟いた一言に…
「ッ!」
ネクサスも驚きの眼をリオに向いていた。
ネクサスとしてはラティーファがあの時、事故に遭った小学生の転生者のだと憶測でしか予想してなかったが、寝言とは言え、ラティーファの呟いた日本語をリオが理解していたことに驚いていたのだ。
(まさか…リオも転生者…?)
その憶測がネクサスの中で芽生えていると、リオが困ったようにラティーファに声を掛けたり肩を揺さぶったりしたが、起きた様子はない。
そこでリオはネクサスとシンシアに気付き…
「どうしよう?」
と問いかけてきた。それは本当に困った様子だったので…
「まぁ、そっと抱き締めて背中でも優しく叩いてあやしてやれ。何ならそのまま一緒に寝てれば落ち着くだろよ」
ネクサスは前世の忍だった時の記憶を引っ張り出し、まだ自分も小さかった頃に妹達の世話をした時にやっていたことを伝えていた。この時のネクサスの表情は、どこか優しかった。
「それで大丈夫なのか?」
「経験談だ。そこは信頼してほしいね」
「経験談?」
「その話はまた今度だ。今はラティーファちゃんを優先しな」
そう言うと、ネクサスは簡易テントの入り口から外に出る。それを見てシンシアも顔を引っ込める。
リオは困った表情をしながらも、ネクサスの言う通りにしてみた。
しばらくそれを続けていたらラティーファも落ち着いたのか、ゆっくりと寝息を立てていた。
リオも疲れがあったので、そのまま就寝したようだった。
ただ…
(ハルト、か……どこか和風な気がしないでもないとは思ってたが…もしかして、前世の名前か?)
ネクサスはリオが名乗った偽名の方を前世での名前なんじゃないか、と推測していた。
(でも、これで大体の所在はわかった。リオ、ラティーファ、リッカ商会、そして俺…転生したのはとりあえず4人か? まぁ、運転手を勘定に入れなきゃ、あの時バスに乗ってたのは俺を含めて4人だったしな…)
ネクサスは見張りをしながらも思考の海に潜っていた。
(この事実…どういう風に打ち明けるかな…?)
タイミングというものもある。それをどう見極めるか、ネクサスはそこを考えていた。
………
……
…
ラティーファの夜泣き騒動(と言っていいのか?)から早2ヶ月の月日が流れた。
4人はネフィリム山脈を越え、大荒野を抜けながら東へと進んでいた。
道中、野生の獣や魔物、亜竜などにも襲われたりもしたが、リオとネクサスが中心となって切り抜けていた。
その中でラティーファも徐々に心を開いていき、明るい感じになってきていた。また、ラティーファのリオ達の呼び名もリオは『お兄ちゃん』、ネクサスとシンシアにはさん付けとなり、積極的に喋るようになっていた。
そこから更に2週間が経過した頃のこと…。
4人は未開地中央の手前に位置する丘陵地帯で野営していた。小高い丘の上で寝床を作ったため、周りの景色はなかなかの絶景であった。特に東を見れば、広大な大草原が広がっていた。
「絶景だね~」
日頃から見張り役として外で寝てることが多いネクサスはその光景に感嘆の声を上げていた。
「ネクサス。手伝ってくれ。今日の朝食はリゾットがいいそうだ」
「はいよ」
簡易テントから出てきたリオに答えながらネクサスも料理を手伝う。
最近はよく見かける光景だ。というのもネクサスとシンシアは勝手についてきた身だ。だからリオとラティーファとは別々に食事を取ることも多かった。しかし、それだと寂しいだろうとラティーファから声を掛けたのがきっかけだ。この短期間で成長したと感じつつも、料理を作ってくれるのは申し訳ないとネクサスが手伝いを申し出ていた。結果、リオとネクサスは共同で料理を作るようになったのだ。
リオは最初、不安視していたが、ネクサスの手慣れた感じを見て杞憂だったと思い直したらしいが…。
「お兄ちゃんもネクサスさんも料理が出来ていいな~」
などとラティーファが言ってくると…
「今度教えてやろうか?」
ネクサスが何の気なしに答えていた。
「え、いいの?」
「おう。簡単なもんなら教えられるぞ。まぁ、今は旅の途中だし、食材も有限だからもっとゆったり出来る状況になったら、って条件は付くが…いいよな、リオ?」
「ん~…まぁ、いいけど…」
「お兄さんからも許可出たし、いつか教えてやるよ」
「ありがとう、ネクサスさん!」
「いいっていいって」
そのような和気藹々とした会話をしていると…
「ところで、ネクサス」
「なんだ?」
「あの樹は
料理をしながらリオがネクサスに尋ねる。
「俺はな。ただ、シンシアもラティーファちゃんも見えてなさそうだが…」
「やはりか…」
ネクサスの答えを聞いてリオは神妙な顔つきになる。
「俺達にあって2人にないもの。魔力の可視化か?」
ネクサスは確信めいたことを聞く。
この数ヵ月でリオとネクサスもそれなりに情報交換していたらしく、魔力の可視化についても情報を交換していた。それに伴い、ネクサスは自らの不可解な魔力の色についても伝えていた。
しかし、リオは最初こそ驚いていたものの、その後は特に気にしたようなこともなく接してきてくれた。それがありがたいことだとネクサスも感じていた。
「おそらく…空間の揺らぎが見えてそれを注視したら見えたから…魔術的な何かだと思う」
「結界系かね?」
「多分…」
そういう訳で同じ特異性を持つ2人はそれぞれの視点から考察を言い合っていた。
「となると…」
「あぁ…」
そして、2人は口には出さないが、それはラティーファとの別れが近いかもしれないということを示唆していた。
「リオは本当にそれでいいのかい?」
「………………」
「ま、時間はまだ少しある。ゆっくり答えを出せばいいさ」
少しは年長者っぽいことが言えたかな、と思いつつネクサスはリオと共に料理を運び、周囲を警戒してたシンシアと、料理の様子を見てたが、2人のちょっと難しい話の内容は流していたらしいラティーファと共に朝食を取るのだった。
そして、一行は丘陵地帯を抜け、大森林へと足を踏み入れていた。
大森林の中を進む中、野生の獣が襲撃したりもしてきたが、リオとネクサスが中心になって払い除けていた。
そうして大森林捜索から2日後の夜。
いつものようにネクサスとシンシアが簡易テントの外で見張り役をし、テントの中でリオとラティーファが休んでいる時だ。
ラティーファを眠らせてリオがテントから出てきた。
「ラティーファちゃんはいいのかい?」
シンシアがテントの近くで眠っているのを確認していたネクサスがテントから出てきたリオに尋ねる。
「眼が冴えてな。ちょっと夜風にも当たりたかったし…」
「そうかい」
そう言ってネクサスは焚き火からポッドを取って白湯をコップに淹れると、それをリオに手渡す。
「ありがとう」
渡された白湯を一口飲み、リオがホッとしていると…
ふさぁ…
風がふわりと吹いた。
「「?」」
リオとネクサスが揃って風の吹いた方向を見ると…
『………………』
一匹の銀狼が佇んでいた。
「っ!?」
「おいおい…いつの間に!?」
2人揃って意識を切り替え、臨戦態勢を取ろうとするが…
カッ!!!
突如として銀狼が光り輝き、リオとネクサスの視界を潰す。
「「ッ!!?」」
咄嗟に眼を瞑ったものの、回復するには少し時間を要するようだ。そのタイミングに合わせて複数の気配が現れ、囲まれていることに気付く。
「くっ…!!」
リオは地面を踏んで魔力を流し、土を隆起させて簡易テントを覆い被せるように防壁が構築されていく。
「ちっ!」
そんなリオを襲撃者達が狙ったようだが、ネクサスとリオが近くにいたためか、お互いを突き飛ばし合って仕掛けられた攻撃を回避する。
その行動を見た襲撃者達の空気が張り詰めたものになっていくのを肌で感じる。
(マズい。シンシアも流石に起きてるだろうが…この状況はマズい)
ネクサスは己の心配もそうだが、シンシアの行動を心配していた。リオが土壁の防壁を作ったから恐らくテントの近くにいた彼女もラティーファと一緒にいる可能性が高いが、もしシンシアがネクサスやリオよりも先行して襲撃者の誰かを殺せば些か面倒なことになる。
襲撃者の目的が自分らの捕縛の可能性が高い以上、下手な反撃はかえって逆効果になりかねない。しかもこちら側にはラティーファの存在もある。出来るだけ穏便に済ませれればいいが、そうでなれば…最悪の事態も想定しなくてはならない。
襲撃者の1人がそのままリオを追撃しようとすると…
「待ってくれ! 話を聞いてくれ!」
リオが必死に叫んで対話を望もうとしていた。それと同時にリオは『
(気配は…ひぃ、ふぅ、みぃ……5つか? それとリオはあっちで、シンシアとラティーファちゃんの動きは特にない。シンシアが不安の種だが…おそらくは機を狙ってるな?)
ネクサスはネクサスで組織で徹底的に仕込まれた気配を探る術で独自の索敵を行っていた。
「あなた達は
そのリオの一言に場の空気が少し険悪な感じになる。
(あれ~? もしかしてなんか地雷踏んだ?)
ネクサスがそれに気付くも、何が地雷なのかわからないため、いつでも動けるようにしながらも静観してしまった。
『サラ様! 人間族は卑怯者の略奪者です。見た目は子供でも、この深域まで入り込んだ手練れです! 何を企んでいるかもわからない以上、即刻ひっ捕らえてしまいましょう!』
襲撃者の誰かが知らない言語で別の誰かに何かを訴えてるようだ。
『……わかっています。ですが、彼らの言い分も聞かないとなりません。オーフィア、周囲に私達以外の魔力反応は?』
『う~ん…それがあの土壁から2つ反応があるの。一つは動いてないから
『まだ仲間がいる可能性もあると…』
『困りましたね。あまり大きな騒動にはしたくありませんけど…』
襲撃者達が何か話し合いをしているようだが、リオとネクサスにはそれがどんな内容なのかわからない。
『私が対話に応じて彼等の注意を引き付けましょう。その間にオーフィアがあの土壁の中をエアリアルにお願いして探ってください。アルマはそのサポート。ウズマとシアで彼等を拘束する準備をしてください。あの中に私達の同胞がいるのならば、必ず救助します』
襲撃者の1人が何やら決め、それを伝達すると、リオとネクサスの方に向き直って対話に応じた。
「……あなたの申し出を受け入れましょう。ですが、亜人などという蔑称で私達を呼ばないでください」
シュトラール地方の共通語を用いて襲撃者の1人がリオと対話すべく口を開いた。
「ご快諾いただき、感謝します。それと、呼び方に関してましては、心ならずも失礼を働いてしまい、申し訳ありませんでした。シュトラール地方では総称の代替的な呼称が存在しないので、もしよろしければお教えいただけないでしょうか?」
(亜人が地雷だったのか…)
とりあえず、リオが感謝と謝罪の言葉を口にし、情報収集の意味も込めて質問を投げかけた。その一連の会話を聞いてネクサスも『亜人』が地雷だったのだと理解する。
「……この場には様々な種族がいます。種族を区別しない時には『精霊の民』とでも呼んでください」
「なるほど。かしこまりました。ネクサスもいいな?」
「あぁ。わかった」
そうして会話が続くかと思った矢先…
『サラちゃん! この中に獣人の子供が精霊術で眠らされてるみたい! 他にもダガーを持った人間族がいるって…!』
リオとネクサスが理解できない言語で叫ばれた何かに2人が首を傾げていると、リオの傍に居た襲撃者の1人がリオの腹部を思いっきり殴りつけて空へと吹き飛ばしていた。咄嗟にリオは跳んで威力を殺そうとしたが、殺しきれずに吹き飛んで地面に落下していた。
『ウズマ?! 私はまだ何も指示を出してませんよ!?』
『ウズマさん…流石にやり過ぎなのでは…?』
リオを殴り飛ばした襲撃者に他の襲撃者が何か言っているようだったが…
「なんだ!? おい、リオ! 大丈夫か!?」
気配でリオが吹き飛んだのを察知したネクサスが動こうとするが…
『動かないでください!』
襲撃者の1人がネクサスの身体を3つの魔力で作られた輪っかで拘束してしまった。
「なっ!?」
拘束されたのがわかり、ネクサスがそれを解こうと藻掻く。
『こいつらの戦闘力は未知数。ならば安全策を取って気絶させるのが妥当で…』
『待って。何かの精霊術を使ってます!』
『なに!?』
何やら弁明っぽい言葉を紡いでいたが、リオが立ち上がったのを見て誰かが叫び、それに反応していた。
『ちっ、気絶させます!』
そぐさま行動に移る辺り、少し血の気が多いのか…ラティーファの存在を知ったから頭に血が昇りやすくなっているのだろうが、それをリオ達が知る由もない。
「待ってくれ! これはどういう……くっ!?」
治癒が万全ではないためか、リオが苦戦していると…
「突然、攻撃を仕掛けたことは謝罪します。しかし、その土壁の中に私達の同胞がいることがわかりました。さらに武装したあなた達の仲間らしき人物も確認しました。あなた達には誘拐の嫌疑があります。抵抗をやめて大人しくご同行をお願いしたいのですが?」
(嘘だろ!? どうやってそんな情報を手にしたよ!? しかもこの短時間で!?)
藻掻きながらもネクサスは驚愕の表情を浮かべていた。
「誤解だ! 俺達はその子を保護してもらおうと…」
『誘拐犯の戯言など、聞く耳もたん!!』
リオと襲撃者の1人が戦っていると、ネクサスが周囲に群がる多くの気配を感じた。
「っ、リオ!!」
ネクサスの声も虚しく、リオが襲撃者の攻撃をくらい、昏倒して拘束されたのを回復しつつあった視界に収めたネクサスは…。
「っ…シンシア! 絶対に手を出すな!! 武器を捨てて相手の指示に従うんだ!!」
精一杯の叫びを発し、歯をギシリと鳴らして抵抗の意思をかなぐり捨てたのだった。
その後、気絶したリオと、抵抗をやめたネクサス、武器を捨てたシンシアに拘束系の魔道具が着けられ、襲撃者達の住む里へと連行された。
リオ、ネクサス、シンシアは普段は使われていないだろう里の庁舎の牢屋へ、ラティーファは同じ建造物のゲストルームへとそれぞれ連れてかれたのだった。