超大国日本国召喚   作:一般通過愉悦部

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投稿めっちゃ遅れたので初投稿です。

理由は今まで本編をコピペして修正してから書いてたのが、コピペすると削除と知り、修正してたからです。

あとりっくんランド行ってきました。めっちゃ楽しかったです。人生には一度は行った方が良いです。
あと最新の20式小銃があって興奮しました。

あと、重要たのですが、先程のコピペの件で、これアウトじゃない?って思ったところはメッセージか活動報告で募集します。よろしくお願いします


誤字修正は第一連合艦隊さん(https://syosetu.org/user/305712/)に手伝って貰いました。心からの感謝を申し上げます。ありがとうございます


第9話 破壊神の創造

中央暦1640年8月6日 夜ーーー

パーパルディア皇国 皇都エストシラント 皇城

 

皇城では、日本の対策のための会議が開かれていた。

 

会議のメンバーは、  

 

○皇帝『ルディアス』

○皇族『レミール』

○パーパルディア皇国軍最高司令官『アルデ』

○パーパルディア皇国第1外務局長『エルト』

○パーパルディア皇国第2外務局長『リウス』

○パーパルディア皇国第3外務局長『カイオス』

○臣民統治機構長『パーラス』

○経済担当局長『ムーリ』

 

などの皇国幹部だ。

 

会議に先立ち、日本国の資料が配られる。

 

ロデニウス沖の海戦やエジェイの戦い、ロウリア王確保など、信じられないことばかりである。

 

歴史上我が国がこれほどの国家を認知していなかった現状を考えると、突如表れた国であることは間違いない。

各員は、配布資料を読み終わる。一様に顔は暗い。

 

 

「まずは軍の現状からご説明いたします」

 

 

軍の最高指揮官アルデは説明を開始する。

 

 

「海軍の状況については、主力が壊滅し、残存戦力は監査軍の第2級艦であり、戦力は乏しいです」

 

 

アルデの額には汗が滴る。2級戦列艦でも蛮族には役に立つが、日本国はムーを上回る戦力。

相手にするなどもってのほかだ。

 

 

「次に、陸軍の状況についてご説明いたします。皇軍3大基地の1つ、皇都防衛隊が全滅いたしました」

 

「壊滅理由としては、戦力を集中し過ぎたことだと思われますので、今後基地を作る際には、戦力を集中しすぎないように配慮する必要が生じました。

 

「ですが、本戦いには間に合いそうにありません」

 

 

アルデの説明は続く。

 

 

「皇都の防衛に大きな穴が開いてしまったため、属領統治軍を撤収し、皇都防衛の任に当たらせます」

 

「なお、属領統治軍を全て撤収したとしても、攻撃を受ける前の皇都防衛隊の戦力までは回復不可能です」

 

「ちょっ!ちょっと待ってください!」

 

 

臣民統治機構長パーラスはアルデの話に割って入る。

だが、すでに皇帝が指示を出しており、撤収が不可避と知ったパーラスは黙り込む。

 

 

アルデが話し終わった後、第3外務局長カイオスが手をあげ、話し始める。

 

 

「この状況から、日本を侮ってはいけないと皆さまはお分かりになりましたが…あと一つ必要な事があります」

 

 

カイオスは一呼吸置く。

 

 

「──今回の戦争の終わらせ方、いわば落としどころです」

 

「「「「ッッ!!」」」」

 

 

一同に衝撃が走る。

誰もが思っていて、最も口に出したく無い言葉を、この男は皇帝の前で口にしたのだ。

 

 

「アルデ最高司令殿にお尋ねする。」

 

「…何だ?」

 

「残存戦力で日本に上陸を行い、皇帝陛下の御指示である、日本人の殲滅をなす事は可能か?」

 

「陛下の御意思達成のため、全身全霊をかけて取り組む所存だ」

 

「精神論など聞いてはいない。現有兵力で可能かどうかを聞いている」

 

 

カイオスに尻尾を掴まれ、アルデは歯軋りする。

 

 

「……現有戦力では、不可能だ。海軍が全滅しているため、達成のためには、兵の数をそろえ、もっと船を作る必要がある。時間が必要だ」

 

「船だけでは不可能であろう。そもそも日本の兵器群に対し、有効な兵器を作れるのかね?」

 

「それは…」

 

「いずれにせよ、日本は待ってはくれまい。それでは……今回の戦端を開いた第1外務局長のエルト殿にお尋ねする」

 

「……何でしょうか」

 

「この戦争、どのように収束させるおつもりか?」

 

 

エルトは、皇帝ルディアスとレミールに視線を走らせる。二人とも、目を伏せていた。

 

 

「国家として、すでに日本殲滅を表明している今、皇国が意志を変更すれば、他国や属国に示しがつかないでしょう。国益を考えたとしても、このまま進むしかありません」

 

「エルト殿は、それが可能と思っておられるのか?」

 

「アルデ殿が時間をかければ可能と仰るのならば、それに従います。軍事における戦略的な事に私は口を出す立場にはありませんから」

 

「では、日本は我が国に何を求めているか、担当である第1外務局長にお尋ねしたい」

 

「日本は……フェン王国において、我が国が行った日本人の殺処分についての公式謝罪と、賠償、そして首謀者、参考人の身柄の引渡し。又、フェン王国に対する謝罪、賠償、物品の保障、人員に対する賠償、これを求めている」

 

 

レミールの顔が曇る。

 

 

「では、レミール様、この日本の要望についてはどう思われるか」

 

 

一時の沈黙。

 

 

「わ……私は……」

 

「──もうよい!!!!」

 

 

怒声が会議室で短く反響した。レミールの発言に割って入る怒声、すべての者はその声を誰が発したのかを瞬時に理解し、黙り込む。

皇帝ルディアスは第3外務局カイオスを睨みつけ、怒りに震える。

 

 

「カイオス、お前は何が言いたい!この列強たるパーパルディア皇国、その長である皇帝と、そこのレミールを、日本に差し出すといった屈辱的な完全敗北がお前の望みか!!」

 

「いえ、決してそのような。ただ私は、皇国臣民のためを思い、日本が何を求め、我が国としてどういった対策が出来るのか、目を瞑らずに洗い出す、あらゆる可能性の模索をしているのです」

 

 

一言間違えば一族の首が飛ぶこの状況下で、カイオスは慎重に言葉を選ぶ。

 

 

「日本は強い。私は本当に危機感を感じているのです。このままでは、もしかすると、皇国が倒れるかもしれないと、危惧を抱いているのです」

 

「ほう……確かに日本軍は強い。海軍を滅し、大規模陸軍基地の1つを潰した。しかし、未だ2つの大規模基地が健在であり、しかも我が国の武器を支える工業都市デュロも健在だ。武器が尽きる事は無い。そして、奴らは陸軍を上陸させる事は出来まい」

 

「何故そう思われるのですか?」

 

「陸軍の上陸……地の利を生かした列強国の大陸を制圧するとなると、とてつもない量の投入が必要だ。しかし、日本はまだ海軍と空軍しか姿を見せていない。それに日本は島国であろう?ならば海軍の力が強くとも、陸軍は数が少なく精強ではないだろう」

 

 

皆は頷く。皇帝の言葉に逆らえるはずもない。

しかし、皇国崩壊に関するカイオスの懸念はそこではないが、現時点の意見具申はカイオスの首がはねられかねないため、彼は言葉をのむ。

 

日本対策会議はつづく。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

数時間後ーーー

パーパルディア皇国 属領クーズ

 

 

「ハキは何も解っていない!!」

 

 

『クーズ王国再建軍』の長、『ハキ』の右腕『イキア』は憤慨していた。数分前ハキの家を訪れ、日本国によりパーパルディア皇国の基地が消滅し、駐留軍が帰還したと報告した時、ハキはすぐさま反乱を宣言した。

 

しかし再建軍の人々には当然家族もあり、命をかけるには納得できる理由が必要、反乱後一時的に統治が可能となったとしても、皇国が戦争に敗北するような事が無い限り、力を取り戻した皇国によって再度蹂躙されることは目に見えている。

イキアは反乱の暗号を魔信で流す前に、試しに1つの組織の説得のため、とある建物の前に来ていた。ドアが開き、建物の中に入る。

 

 

「……という訳で、本日午後3時00分から、国を取り戻すため、クーズ王国再建軍の一斉決起を行います。準備のため、暗号魔信は3時間前の午後0時00分に流します」

 

「一時的勝機はあるだろうが、その後の事を考えているのか?皇軍が戻ってきたら、あっさりと踏み潰されるぞ」

 

 

イキアと同じ懸念を示す組織の人間、やはり人の命を賭けるには、材料が少なすぎる。建物の中に沈黙が溢れる。

 

その時、ビロリンピロリンと、彼の家に設置してある壊れかけた映像受信機が光り始める。第1文明圏の魔信を拾っていたその受信機に、組織の人間とイキアは振り向く。

 

 

『……番組の途中ですが、臨時ニュースをお知らせします。アルタラス王国の元王女、現女王、ルミエス氏が全世界に向け、緊急記者会見を行うとの事です』

 

 

一時して、ルミエスが壇上に上がる。

 

 

『みなさん、おはようございます』

 

 

ルミエスはゆっくりと頭を下げる。その姿は美しく、品性を感じる。

 

 

『今から行う発表は、当事国の日本国には了解を得ています』

 

 

ルミエス王女の話は続く。

 

 

『先日、アルタラス王国の北方、パーパルディア皇国のエストシラント南方海域で、日本国とパーパルディア皇国の海戦が行われました』

 

 

初の公的機関からの重要発表、記者たちは体を乗り出して聞き耳をたて、映像受信機の前にいるイキアたちも、自分たちに関係する重要情報であるため、体を乗り出す。

 

 

『この海戦に、日本国は海上自衛隊の護衛艦隊と新世界連合軍(NWTO軍)約60隻を投入、一方パーパルディア皇国は、主力戦列艦等約600隻を投入いたしました」

 

 

噂では流れていた事象が、政府機関からの正式発表として行われる。マスコミ関係者たちは、必死に記録を行う。

 

 

『本戦いの結果、日本国の被害はゼロ、1隻たりとも、1人の死者も出ていません』

 

『一方、パーパルディア皇国は約600隻が撃沈され、パーパルディア海軍主力戦列艦は全滅。本戦をもって、パーパルディア皇国主力海軍はほぼ全滅いたしました』

 

 

会場がざわつく。

 

 

『又、日本国は、パーパルディア皇国本土の陸軍基地、皇都防衛隊に空から攻撃を行い、これを全滅させました。なお、この攻撃には、我が国の基地も使用されています』

 

 

話は続く。

 

 

『この皇都防衛の穴埋めのため、各属領から軍の引き上げが行われているという情報が入っています』

 

 

ルミエスの声に力がこもる。

 

 

『パーパルディア皇国の統治に苦しんで来た人々よ!!今が動く時です!!!今、皆が一斉に動けば、皇国にそれを止める力はありません!!!』

 

『いまこそ、力を合わせ、自分たちの国を!!平和と幸せ、そして何よりも誇りに満ちた自分の国を取り戻そうではありませんか!!!』

 

『パーパルディア皇国よりも、日本国の軍の方が強い事は、今回の戦いを見たとしても、火を見るよりも明らかです!!!皇国は日本と戦争をしている!そして、彼らは日本には勝てない!!』

 

『我々も共に戦うのです!!そして悪魔のような国、パーパルディアを倒そうではありませんか!!!あなた方が自分の国を取り戻すという行為そのものが、本戦いに大きく影響してきます!』

 

『戦うのです!!今なら……今なら戦いに勝つ事が出来るでしょう!!!今なら勝てる。そして彼らは列強の座から落ちる事となるでしょう。動くべきは今なのです!!!』

 

 

記者たちが質問をはじめ、緊急放送は終了した。

 

…沈黙。

 

皇国が手ひどくやられた事は本当だった。日本という国はとんでもない国のようだ。

 

 

「……わかりました。やりましょう」

 

 

組織の人間は同放送を聞き、ハキとイキアの方針に理解を示す。属領クーズは本日、皇国に対し反乱を起こし、その支配権を取り戻す事を決定した。

 

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中央暦1640年8月19日ーーー

パーパルディア皇国 工業都市デュロ デュロ防衛隊 陸軍基地

 

 

パーパルディア皇国最大の工業都市『デュロ』。

都市東部の沿岸部に工場が密集しており、北側・南側が居住区、西側には皇国三大基地の1つ・デュロ防衛隊陸軍基地が存在する。皇国の工業力の要であると共に、北方や南方からの侵略に備える拠点でもある。

 

 

デュロ防衛隊隊長である『ストリーム』は陸軍将軍『ブレム』と話をしていた。

 

 

「まさかエストシラントが攻撃されるとは…」

 

「未だに信じられません。日本はムーの兵器を使用しているのでしょうか?」

 

 

日本側の兵器がムーを超越しているとの情報は、首脳部で止められてしまっており、ストリームらは知らなかった。 理由は、神聖ミリシアル帝国やムーより強いとの情報が属領に流れれば、一斉に日本支持を表明しかねないとの警戒からである。

 

 

「いや…ムーは輸出などは行わない方針だ…報告を信じるならばムーは日本以上の実力を持つだろう」

 

「この戦果…第二種警戒体制に移行した方が良いかと」

 

「そうだな。たかが文明圏外国にここまでパーパルディア軍が追い詰められるなど…」

 

「諸君、私が言ったように『たかが』と侮るなよ。敵はヒュドラだと思え」

 

 

この日、デュロは第二種警戒体制に突入した。各々は、日本軍の攻撃に備える。

 

 

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中央暦1640年8月18日ーーー

パーパルディア皇国東部 工業都市デュロ 海軍基地

 

 

パーパルディア皇国東部工業都市デュロの海軍基地では、監察軍含む戦列艦42隻が出撃の準備を整えていた。

 

戦列艦『デアロング』所属の新人水兵『ハーゲルト』は先輩の『レンジ』に質問をしていた。

 

 

「先輩、なんで出撃するんですか?私たち水兵では日本軍の攻撃から避ける為に出撃するって噂が流れていましたが?」

 

「さあな?ベテランは油断しないのさ。ルトス司令も同じだろ」

 

 

日本と言うとフェンで監察軍、フェン沖で皇軍と文明圏外国の中では強い軍を保有していることしか知らなかった。

エストシラント沖の海戦の結果は上層部しか把握しておらず、下級水兵は全く知らなかった。

 

その時、船内放送が流れる。

 

 

『諸君、艦長のサクシードだ。我々は準備が完了次第出港。艦隊は北へ向かい、ガハラ神国・フェン王国を迂回して日本へ向かう』

 

『諸君らは日本から逃げる為に出撃するのだと噂しているが、我々は皇国を侮辱した日本を懲罰するために出撃するのだ』

 

『日本海軍基地がある都市『上海市』に我々の魔導砲を撃ち込み、火の海にするのが我々の任務だ』

 

 

パーパルディア上層部は日本がパーパルディア本土に集中している隙に、油断している日本国本土を攻撃する作戦をとった。第3国から『上海市』は海軍の大規模基地がある事がわかっている。

ここを攻撃し、殲滅すれば日本の力は弱まるであろう。そう言う考えだった。

 

『各員気を引き締めていけ!』

 

「「「おおっ!!!」」」

 

 

水兵達が声を上げている時、レンジはハーゲルトに耳打ちする。

 

 

「ハーゲルト、お前日本を文明圏外国と侮るなよ」

 

「えっ?」

 

「いいか、今聞いたことは他に言うなよ」

 

 

ハーゲルトは首を上下する。

 

 

「実は、日本はムーの兵器を持っている可能性がある」

 

「ええっ!」

 

「よく考えろ、フェン、フェン沖、アルタラス。最低でも3つは敗北している。最近上層部の様子がおかしいから他にも敗北しているかもしれん」

 

「そ、そうですね」

 

「第3文明圏最強の皇国海軍に勝つ海軍は『神聖ミリシアル海軍』と『ムー海軍』しかいない。それに回転砲塔艦や飛行機械の目撃情報もある。ムーが後押ししてるだろう」

 

「確かに…」

 

「間違いなくこの海戦は皇国史上最大の海戦になるだろう。だからハーゲルトお前、ーー死ぬなよ」

 

 

ハーゲルトは今聞いた言葉を噛み締め、拳に力を入れる。

 

パーパルディア皇国海軍東部方面隊の戦列艦42隻は日本国中華地方上海府の都市、上海を火の海にする為、堂々と出撃していった。

 

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中央暦1640年8月19日ーーー

パーパルディア皇国 工業都市デュロ沿岸部 約300km東の空域

 

 

そこには上に円盤を載せているような格好をした飛行機が飛んでいた。その飛行機の名は『E-3J』。アメリカのボーイング社が製造した早期警戒管制機(AWACS)である。

『E-3J』の約100km先にはアメリカ空軍の戦闘機『F-16CJ』が飛行する。『F-16CJ』のハードポイントにはAIM-9XとAIM-120Dが装着されている。

 

『F-16CJ』の後方50km、『E-3J』より50km前方には護衛の『F-15SE』『F-2E』とデュロ空爆の兵器『MOAB』を積んだ『C-2』輸送機3機が飛行している。

1発だけだとデュロ全域を破壊し尽くせないと判断した上層部は3発を使うことで全域を破壊できると判断した。核兵器の使用も考えたが、戦後統治を考えるとそれは難しい。

 

 

先ほどから『E-3J』のレーダーモニターには敵味方識別装置(IFF)に反応はなく、国籍不明機(アンノウン)と表示されている。

友好・近隣国には作戦行動中、当該空域の侵入を控えるよう通達しており、近くの国で最も有力な航空戦力を持つ『ガハラ神国』の風龍も人工衛星により全騎把握しており、当該空域は飛行していない。

 

そのことからパーパルディア皇国のワイバーンと判断し、『F-16CJ』に撃墜命令を出す。

 

 

『This is Yatagarasu. Launch an attack next to the US Air Force serval corps. Repeat, launch an attack《こちら八咫烏。アメリカ空軍サーバル隊に次ぐ、攻撃を開始しせよ。繰り返す、攻撃を開始せよ》』

 

『From the serval to Yatagarasu, I understand. Launch an attack《サーバルより八咫烏へ、了解。攻撃を開始する》』

 

『From serval 1 to all servals! Show our skill to our longtime friends! 《サーバル1より全サーバル達へ!長年の友に我々の練度を示せ!》』

 

『『『『Yes!Sir!《了解!》』』』』

 

『Fox-3!Fire!《AIM-120、発射!》』

 

 

『F-16CJ』のハードポイントからAIM-120が発射され、パーパルディア皇国のワイバーンへ向かう。

 

AIM-120の着弾は、デュロ空爆の先駆けとなった。

 

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同時刻ーーー

パーパルディア皇国 デュロ防衛隊陸軍基地所属 第11竜騎士団第1飛行隊第2飛行中隊

 

 

青く、透き通るような空。そこをワイバーンロード2騎が飛行していた。彼らは第11竜騎士団第1飛行隊第2飛行中隊、通称マグネ中隊。日本軍の攻撃を警戒する為、デュロ東の海上を警戒飛行していた。

彼らは2騎一組、一騎が低空、もう一騎が高空を飛ぶ不思議な哨戒方法で海と空を監視していた。

 

高空を飛ぶのは若い竜騎士の『サルクル』。下を見ると中隊を指揮する『マグネ』中隊長の姿も見える。

彼は日本軍へ対抗心を燃やしていた。

 

 

「(ムーの兵器を手に入れたからって調子に乗りやがって…まあ良い。俺の操縦技術で撃墜してやる)」

 

 

その時、

 

 

「ーーん?なんだ?あれは?」

 

 

透き通った青空に黒い点が浮かんでいた。

 

 

 

「!!」

 

 

常人なら反応できなかったが、竜騎士は目が良く、それが見えた。黒い点は異常な速度で彼に接近する。

本能的に危機感を感じ、手綱を動かして回避行動を取るが…

 

 

『ついてくる!』

 

 

黒い点ーーいや、近くに来ると矢のように見える物体は方向を変えてくる。彼は無意識のうちに魔信の送話スイッチを握っていた。

ついてくる矢。味方の障害となるであろう物を報告しなければ。その思いは届かず、矢は彼の近くで爆発する。

 

パーパルディア皇国の竜騎士『サルクル』は米空軍の『F-16C』から発射されたAIM-120中距離空対空ミサイルにより撃墜された。

 

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同時刻ーーー

 

 

バン!と大きな音が高空から聞こえ、中隊長『マグネ』は意識を上に向ける。

 

 

『な…!サルクル!サルクル!』

 

 

咄嗟に魔信で上空を飛んでいた部下『サルクル』に声を掛けるも反応はない。

上空にはワイバーンと竜騎士の肉片がバラバラに弾けている。おそらく撃墜されたのであろう。

 

そして、ワイバーンの上昇限界高度をワイバーンロード、いや、ワイバーンオーバーロードとも比べるのは烏滸がましい速度で矢のような物がマグネの後方へ向かう。

彼は『サルクル』を撃墜したのは日本軍の攻撃と判断し魔信送話スイッチを力一杯押して叫んだ。

 

 

『緊急!緊急!日本軍の攻撃だ!サルクルが撃墜された!サルクルを撃墜したものであろう物体は08分隊の方へ向かった!至急回避行動を取れ!!』

 

『こちら08分隊、攻撃の詳細をおくられt…ガキッ』

 

『!!08分隊応答せよ…応答せよ……クソっ!!』

 

 

通信中に猛烈な雑音が流れたということは…まさか…。マグネは身震いする。

彼の予想は的中した。

 

 

『アスタル!アスタル!!畜生!!08分隊!やられた!アスタルが!』

 

 

08分隊の新人竜騎士『アスタル』が3秒でやられる。未だマグネの上空では竜騎士2人を一瞬にして葬り去った矢が乱舞している。

 

 

『日本軍は高空のワイバーンを狙っている!高空のワイバーンは至急低空へ侵入せよ!』

 

『03分隊、り、りょうk…ザザッ』 

 

『畜生!ストールが!こっちもやられた!!』

 

『来るなあ…来るなあ…ヒィ!!やm…ガジャン』

 

『05分隊!残るは自分だけ!全騎やられ……ダン』

 

『クソっ!!!誰だ!ムーの飛行機械を使用しているって言ったのは!ムーどころじゃない!うわぁぁぁぁぁ!!』

 

 

魔信からあり得ないほどの戦死報告が上がる。竜騎士とは皇軍の中で一番殉職率が低かった筈だ!なのに…なのに…

 

 

『09分隊!2騎やられた!クソォ!!』

 

『て…敵騎は低空の騎にも攻撃し始めた!』

 

「畜生!何故だぁ!何故だぁ!!……ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

パーパルディア皇国デュロ防衛隊陸軍基地所属第11竜騎士団第1飛行隊第2飛行中隊長『マグネ』は米空軍の『F-16C』から発射されたAIM-9X近距離空対空ミサイルにより撃墜された。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 

数分後

パーパルディア皇国東部 デュロ防衛隊 陸軍基地ーーー

 

皇都エストシラントの建造物と同じく、豪華に作られたデュロ防衛隊陸軍基地デュロ防衛本部にある一室には、防空部通信司令課がある。

此処には魔力探知レーダーや、竜騎士への魔信の送受信、防空作戦系統司令部もあり、竜騎士と一緒に円滑に防衛をすることができる。

 

魔力探知レーダーにはデュロ上空を防衛する第1飛行隊本部、東の海上を飛行する第1飛行隊第2中隊が映っている。

西の山の先を第2飛行隊が警備しているが、山がレーダーの死角になり見えない。

 

通信司令課の司令台に座り魔信で交信する『グステン』はいつもの様に淡々と仕事をこなしていた。

 

 

『ーーーこちら第1飛行隊、デュロ上空異常無し』

 

『デュロ上空異常無し。了解、引き続き任務を続行せよ』

 

 

第2種戦闘配置にはなっているがいつもの日々と変わりはない。

日本とかいう国と戦争になっているが、文明圏外のワイバーンが単発攻撃を仕掛けても、此方はワイバーンロードの大量投入ができる。

本土上空という有利な防衛戦で皇国が負けることはあり得ないが、万が一デュロが攻撃された場合、パーパルディアの防空力は低いとあざ笑われる。

 

上司達はピリピリしているが、文明圏外国の蛮族に神聖なるパーパルディア皇国が負けることはあり得ない。彼はそう考えていた。

だがーー

 

 

『ッ!ついてくる!!ガギッ!!』

 

 

室内に耳を塞ぎたくなる様な大音量で、竜騎士の叫び声が響く。魔信を通じた声であるが、彼の声には生死の危機を感じたような叫び声だった。

一瞬グステンは固まるが、直ぐに我に帰り状況確認の為に魔信送話器を手に取る。

 

 

「グステン!何が起こった!!報告せよ!!」

 

「(こっちも分かんねえよ!!!)」 

 

 

グステンは内心で愚痴を言うが魔力探知レーダー技師が直ぐに報告する。

 

 

「反応消失!マグネ中隊01分隊1騎が撃墜された模様!!」

 

 

そして次の魔信を蓋切りに司令室は騒然となる。

 

 

『緊急!緊急!日本軍の攻撃だ!サルクルが撃墜された!サルクルを撃墜したものであろう物体は08分隊の方へ向かった!至急回避行動を取れ!!』

 

 

マグネは、正体不明な矢のような物体をいち早く報告し、回避させようとしたが、遠く離れた司令室では端折った報告では解らない。

 

 

「何だ今のは!!今の報告では何が何だか分からんぞ!!何が飛んでいった!!??」

 

「魔力探知レーダーには反応ありません!飛行機械の可能性が大です!!」

 

 

グステンがマグネに確認の魔信を入れようとした時、直ぐに08分隊から彼に確認する為に魔信が入る。

 

 

『こちら08分隊、攻撃の詳細をおくられt…ガキッ』

 

『!!08分隊応答せよ…応答せよ……クソっ!!』

 

『アスタル!アスタル!!畜生!!08分隊!やられた!アスタルが!』

 

「ば…馬鹿な!!01分隊から08分隊まで相当の距離があるぞ!!」

 

「落ち着け!!マグネが確認した物体が08分隊を攻撃したのであればあり得ない速度があるぞ!!ムーの『マリン』、いや神聖ミリシアル帝国の『エルペジオ』でも不可能だ!!」

 

「多方向からの攻撃だろう!!だとしないと説明がつかん!!」

 

「一体何が…何が起こっているんだ!!」

 

 

司令部は騒然とするが、この間にも魔信は入り続ける、絶望的な報告しか無いが。魔力探知レーダーにも味方を示す光点が光輝いた後に消滅する。撃墜された証拠だ。

 

 

『デュロ本部から各騎!敵攻撃の詳細を送れ!!!』

 

 

グステンは魔信で各騎に送信するが、無線は乱線しており一方的な報告が流れる。

 

 

『09分隊!2騎やられた!クソォ!!』

 

『て…敵騎は低空の騎にも攻撃し始めた!』

 

 

ついに低空を飛んでいたワイバーンにも被害が出る。

 

 

「広範囲の竜騎士が続々と…まさか…敵の大規模攻勢か?」

 

「しかし…敵がムーの飛行機械を使用してたとしてもワイバーンが魔信で報告することも許されずに撃墜されることはあり得ないぞ」

 

「そうです。敵の主力武器は機銃とか言うマスケット銃を連射できる物だったはず!ワイバーンの空戦性能では避けられない事などないはずです!」

 

「太陽を背にして竜騎士の目を潰して攻撃したのなら解るが、こんな一方的に攻撃されるなど…本格的攻勢と判断するべきです」

 

 

魔信を発する間もなく撃墜されたのは不可解だったが、広範囲の竜騎士が次々と撃墜された為、司令部では本格的攻撃と判断された。

ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ、という音と共に陸上基地全体に非常事態を知らせる警戒音が鳴り響く。

 

グステンは魔信のチャンネルを、デュロ全空域を哨戒中の飛行隊、待機中の飛行隊指示を出す緊急用チャンネルに切り替える。

魔信が届く範囲の全ての受信機に警戒音が流れ、その音を聞いたもの達は耳を傾ける。

 

 

『第1種戦闘配置!第1種戦闘配置!日本軍が大規模侵攻を開始した!第1飛行隊はデュロ上空の防衛に当たれ!西部訓練飛行場待機中の第3飛行隊は、至急離陸を実施せよ!!繰り返す。日本軍が大規模侵攻を開始したーーー』

 

 

緊迫した魔信連絡が続く。

 

 

『デュロ陸軍基地全隊、防御体制に移行せよ。対地攻撃に備え、対空防御兵器、全台稼働開始!!デュロ防衛飛行隊の支援に当たれ!』

 

 

基地内で兵士たちが武装を始め、備え付けの対空魔導砲の他に牽引魔導砲を引っ張り出す。兵士達は始めての事態に慌てて動き回る。

パーパルディア皇国デュロ防衛隊は戦闘配備に移行した。

 

防御体制を整えた基地内の兵士達は、上空を警戒監視する。大空の覇者たるワイバーンロードが離陸を開始し、堂々たる姿で飛び立つ。

デュロの市民も防衛隊が戦闘配置についていることに気が付き、何事かと騒ぐ。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 

同時刻ーーー

日本国 首都東京 官邸地下 内閣危機管理センター

 

 

『日本式シチュエーションルーム』と言われる内閣危機管理センターでは総理大臣以下、内閣の重要閣僚が集まっていた。

 

 

「米空軍の『F-16CJ』から発射されたAIM-120及びAIM-9X、デュロ東側海域上空のパーパルディア皇国のワイバーン全機撃墜。ミサイル全弾を撃ち尽くして帰還します」

 

「作戦は第2段階に移行します。『F-2E』が前に出ます」

 

「分かった」

 

 

総理はモニターを黙って見つめている。まるで『オサマ・ビンラディン』殺害作戦の時の様だ。

モニターには『F-2E』が前方へ進出していた。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 

数分後ーーー

パーパルディア皇国 工業都市デュロ 上空

 

 

第11竜騎士団第1飛行隊長『ジンス』は気を引き締めて防空任務についていた。今日は快晴で、目の良い竜騎士には絶好の天気だ。

いくら敵が魔力探知レーダーで補足できない飛行機械だとしても目で見えないわけがない。

 

マグネ中隊がやられたのは聞いた。おそらく敵は気付きにくい高度からきた為にやられたのであろう。

なのでジンスは普段は飛行しない部分ーー超高空と超低空に意識を集中させる。もしかしたら敵は気付きにくい迷彩、保護色を使用している可能性もある。

 

 

「………ん!?」

 

 

本能的に危険を察知し、見ると前方から超高速で向かってくる飛行物体を発見した。

それが敵の攻撃だと判断し、彼は部下に叫ぶ。

 

 

「避けろぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

指示を出したと同時に急降下して回避に移行する。その瞬間、先程まで自分と併進していた竜騎士が爆発する。

4発ほど飛来してきた矢のような物体は正確に竜騎士4騎を吹き飛ばした。

 

矢の爆発はいずれも導力火炎弾の威力を超えていて、ワイバーンを竜騎士ごと、この世界の存在証明を無くす。

不気味な爆発音がデュロ上空に木霊し、住民や建造物に竜騎士やワイバーンの肉片が雨のように降り注ぐ。

 

 

『なんだ!?一体何が起こっているんだ!!』

 

 

竜騎士達は状況が把握できずに狼狽する。

 

 

『ジンス隊長!あっちです!敵騎が来ます!』

 

 

部下の報告を聞き、部下の指先の方角に目をやると、2騎の飛行機械と思われる機体が超高速で此方に向かってきていた。

 

 

「たったの2騎だと!舐めやがって!!」 

 

 

ジンスは導力火炎弾の準備をワイバーンに命令する。敵は未だ射程距離の外側にいるが、烏滸がましいことに敵騎の攻撃可能距離はワイバーンよりも広く、何か牽制を行わなければならない。

隊員達が何も指示されていないのにも関わらず、ワイバーン各騎は導力火炎弾の発射体制になる。ワイバーンの口に火球が灯る。

 

 

『発射!』

 

 

火球が一定の大きさになった時、敵に向けて導力火炎弾を発射する。

発射された火炎弾は美しく幻想的だ。

 

 

『ーー敵騎!!何かを発射!!』

 

 

日本国航空自衛隊『F-2E ファイナル・ゼロ』2機も04式空対空誘導弾(AAM-5)をパーパルディア皇国のワイバーンに向けて発射する。

 

04式空対空誘導弾(AAM-5)はワイバーンを4騎撃墜するが、一方ワイバーンの導力火炎弾は虚空に消える。

続いて『F-2E』は夥しい数の光弾を発射し、2騎が身体中に穴を開けられ墜落する。

 

その後、『F-2E』は雷鳴のような音を出しながら、ワイバーンの上昇限界高度の遥か先まで上昇し、空の彼方へ消える。

 

 

「何で速度だ!」

 

「あれはムーなんかじゃ無いぞ、神聖ミリシアルか、古の魔法帝国並みだ…!!」

 

 

若い竜騎士は上昇し、追いつこうとするが、まるで赤子が大人のボディビル大会に出るが如き。たったの2騎に10騎がやられ、ジンスはやり場のない怒りを手にし、腿を殴る。

おそらくマグネ中隊はあの御伽噺のような飛行機械に一瞬でやられたのであろう。

 

どうしようもないほど兵器の性能差に絶望する竜騎士達。だが、戦場では考える時間などない。

 

 

『ッッ!飛行物体多数接近!!!』

 

 

部下が絶叫し、ジンスが左の空を見た瞬間、飛行物体を目視する暇無く竜騎士達が次々と爆発する。

 

 

「俺は何と!何と戦っているんだぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

その時、目の端を閃光が覆い、視界が反転する。そのままジンスの意識は戻ることはなかった。

 

パーパルディア皇国デュロ防衛隊、第11竜騎士団第1飛行隊長『ジンス』は、相棒のワイバーンと共に世界から消えた。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 

数分後ーーー

デュロ防衛隊 陸軍基地

 

最初にやってきた、猛烈な速度の敵騎2騎は、ワイバーンロード10騎を瞬く間に撃墜、途轍もない上昇力で空へ消えた。

その後、目視不可能の距離から謎の攻撃が第1飛行隊を襲い、当該飛行隊は全滅。飛来した敵機は確認できただけでも6騎。

 

西の山で待機中であった第2飛行隊が直ぐに駆けつけたが、敵騎は去った後だった。

敵機には、日本の国旗である赤い丸が描かれており、つまり敵機は現在戦争状態になっている『日本国』所属であることがわかる。

 

基地上層部は今後の日本国の本格侵攻について緊急的に会議を開き、議論していた。

 

 

「あれが日本軍か?あれがムーの兵器だなんて烏滸がましい、軍司令部はお粗末な嘘を吐いたな」

 

 

デュロ防衛隊司令の『ストリーム』は顔を引き攣らせている。

 

 

「あれほど高速の飛行機械…ムー最新鋭機の『マリン』の数倍、いや数百倍脅威です。我々が戦っているのは列強を超え、かの『古の魔法帝国』と戦っていると認識した方が良いでしょう」

 

 

多くの部下を失った竜騎士長『ガウス』の表情は苦悶に満ちている。悲壮感が漂う緊急会議で、陸将『ブレム』は冷静に日本軍の行動を分析する。

 

 

「司令、この後本格的な攻撃が行われるでしょう。何故なら皇都防衛隊が受けた対地攻撃が行われてません。竜騎士を撃墜したのは制空権を確保するためかと…」

 

「本格的な攻撃が近いという事か?」

 

「必ずあります、これは断言できます。また、魔導士達の『魔力増幅型対空火炎弾』は空を仰ぐばかりで、敵騎に対しては全くの無力です。そこで、『対空魔光砲』の使用許可をお願いします」

 

「た…対空魔光砲を使うだと!!」

 

 

『対空魔光砲』とは、誰もが認める世界最強の国『神聖ミリシアル帝国』。その軍で正式採用されている対空兵器である。   

帝国の技術に少しでも近づく為、また、現皇帝『ルディアス』が唱える世界平和で戦うであろう帝国の兵器を知る為に、秘密裏に密輸され、皇国最高峰の頭脳を持つ研究者が多数いるこのデュロに運ばれたのだ。

 

これまで長い調査が行われ、複製も試したが、魔術回路があまりにも複雑で、複製はおろか解析も難航していた。検証・解析用なので一門しかないが、試験でワイバーンロードに対して圧倒的な性能を見せつけていた。

皮肉なことにデュロにある兵器の中で一番高性能な物である。

 

 

「…ぬう…仕方あるまい。このまま何もできず陸軍基地が灰燼に帰すよりかは良かろう…あれを使えば、皇国も凄まじい兵器を使用していると敵も警戒するであろう」

 

 

ストリームはブレムに『対空魔光砲』の使用許可を認めた。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 

数分後ーーー

パーパルディア皇国東部 工業都市デュロ

 

 

デュロの市民の多くは、先ほどの精鋭防衛隊竜騎士団を死に追いやった超高速飛行物体に恐怖を持ち、今度はこの都市が狙われるのではないかと戦々恐々としていた。

今更どこに逃げても同じだ。敵はどこに逃げても必ず見つけ出し、我々を殺すに違いない。

 

その時、上空から不気味な音が聞こえ始めた。市民らは上空を見渡す。

 

 

「おい!おい!…あれを見ろ!!」

 

「な…何だあれは!???」

 

 

まるで高名な画家が書いたような空に、尾を引いた物がデュロに向かってくる。小さい物体の中央には灰色の大型の物体が君臨し、大きな音を立てている。

ある者は『どうせ死ぬなら、愛する家族、愛しき家の中で』とドアを閉めて家族で抱え合い、ある者は不屈と憎悪の表情で、空を見上げていた。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 

同時刻

デュロ工業地区 中央公園ーーー

 

デュロ工業地区の、ある研究施設から引っ張り出されたそれは広い公園の真ん中に設置されていた。

第3文明圏には無いはずの兵器『対空魔光砲』。

 

陸軍の新兵器研究開発部に所属する開発主任『ハルカス』は、発射位置固定、魔石接続作業、エネルギー充電作業を監督しながら、デュロに侵入してくる敵を睨みつけていた。

 

 

「かなりの高高度だな…しかもオーバーロード種よりもやたら速くないか?あの巨大であの速度…是非鹵獲して分解してみたいが…難しいだろうな」

 

 

ハルカスの忌々しそうな呟きに部下が答える。

 

 

「この兵器ならあの高さと速度でも対応できます!!奴らの度肝を抜いてやりましょう!!」

 

「だと良いがな…しかし…」

 

 

対空魔光砲に接続された人間5人入りそうな鉄の筐体6つ、モニターとして並ぶ魔導圧計や水晶版を眺め、ハルカスは苛立ちを隠せない。

 

 

「攻撃準備の時点からすぐに準備したのに、未だ魔力充電が終わらないのか!!??一体どんだけの魔力を使うんだ!?この兵器は!?」

 

「ミリシアル技術者も「魔力装填はすぐ終わる」と言っていたのですが…さすが世界最強・最先端の帝国ですね…」

 

 

皇国は第3文明圏では最強ではあるが、技術はミリシアルまで届きそうに無い。国に数人しかいない、大魔導師の称号を持つだけに、認めざるを得なかった。

 

 

「エネルギー充電….98%…99%…100%!!エネルギー充電完了!!」

 

 

空に向かって突き出された筒状の兵器。発射口が仄かに赤く光り、球状の小さな粒子が発射口に吸い込まれてゆく。

 

 

「属性比率、雷14、風65、炎21、呪文高速詠唱開始」

 

 

人には聞き取りにくいほどの速度で自動的に詠唱が開始され、人間が聴くと不快音となる声が流れる。

 

 

「詠唱完了!連射モード切り替え完了!対空魔導砲、発射準備完了!」

 

 

ハルカスは望遠照準機を通じて空を見ると、十字マークの真ん中に敵が来るよう調整していると、見たこともないような形の飛行機械が画面一杯に入る。

大型の飛行機械を狙いたいところだが、射程が足りない為、小さめの飛行機械に照準を合わせる。

 

 

「皇国は蹂躙させん!!」

 

 

彼は敵機に敵意を剥き出しにし、発射ボタンを強く押し込んだ。

光の弾が地上から超高速で、連続で上空に発射される。それはまるで地上から天へ光が昇るような光景で、美しかった。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 

同時刻ーーー

パーパルディア皇国東側 工業都市デュロ上空

 

パーパルディア皇国の都市デュロ。そこを攻撃せんとする航空自衛隊の編隊。その最後尾を飛行する『A-10C』パイロットの『長田達也』3等空佐はデュロを見ている最中、地上から光が飛び出したのを目にした。

地上からの光、つまり──対空砲火。彼は直ぐに無線を入れる。

 

 

『地上に敵の対空兵器を確認!繰り返す!敵の対空兵器を確認!各機、警戒されたし!』

 

 

その後、長田はサーマルで敵の対空砲を確認しようとするが、一歩遅く、横にいた『F-15SE』の真横を緑色の光弾が掠め、機体がブレる。

 

 

「不味い!」

 

 

そう叫ぶと同時に『F-15SE』の下部に光弾が直撃し、左のエンジンから炎と煙が出る。

 

 

「しまった!」

 

 

『F-15SE』のパイロットはそう叫ぶが、機体を制御する。幾つもの光弾に内装されていた爆裂魔法は、光弾分の爆発を生んだ。

機体後部左側の1番エンジンから炎と黒煙が噴き出すが、パイロットはエンジンを停止させ、炎を鎮火させる。

 

 

『こちらフェロン2、一番エンジン被弾、出力75%に低下。燃料漏れは確認できるか?』

 

 

長田は『F-15SE』の機体を見て、燃料漏れがあるかを確認する。エンジンから薄らと黒煙は確認できるが、燃料が漏れているような跡は確認できていない。

 

 

『タイガー1よりフェロン2へ、燃料漏れは確認できない。だが、大事を取り北京へ帰還せよ』

 

『フェロン2、了解』

 

 

『F-15SE』は反転し、北京基地へ帰還する航路を取る。

 

 

『タイガー1よりサンダーバード1へ、敵対空砲を確認。破壊する』

 

『サンダーバード1からタイガー1、やってくれ』

 

 

C-2(サンダーバード1)』に乗っている司令が許可を出し、長田か乗る『A-10C』は降下する。

 

 

「…生まれ変わっても『A-10』のGAU-8だけは喰らいたく無いな」

 

「そうですね」

 

 

司令の呟きに『C-2』のパイロットが同調する。

 

 

『敵対空砲沈黙状態、再装填中かと思われる。攻撃を開始する、FOX-3!!』

 

 

長田はスティックのボタンを押して、GBU-8を射撃する。毎分3,900発の機関砲が咆哮し、最初の1秒で50発を発射し、その後は毎秒65発となる。

直後、パーパルディアの秘密兵器『対空魔光砲』は『A-10C』のGAU-8から発射された30mm機関砲弾によって破壊され、開発主任『ハルカス』も対空魔導砲が撃破された時に出る色取り取りの爆発と一緒に死亡した。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

数分後──

デュロ上空 航空自衛隊第6戦術輸送隊所属『C-2』輸送機 貨物室

 

 

『C-2』輸送機後部の貨物室では、空中輸送員(ロードマスター)がある物をじっくりと見ていた。

 

 

「う~む、でかいな」

 

 

彼の目の前の物体は、『MOAB』(GBU-43/B )──『Massive Ordnance Air Blast bomb』。通常兵器としては史上最大の破壊力を持つとされる爆弾である。

あまりの破壊力から航空自衛隊内部では『全ての爆弾の母』や『バ○ターコール』『崩星○哮砲』『M8○光線』とも呼ばれている。

 

長さ約9.1 m、直径 1.03 m、重さ約9,800 kg、炸薬量8,482 kgという超大型爆弾。これを3発も落とすのだ。デュロは確実に灰塵になるだろう、敵が哀れに見える。

だが、我々は国民を殺された。正義は我々にあり、民意もそれを推している。

 

 

『残り1分で投下。空中輸送員(ロードマスター)は投下準備を』

 

『了解』

 

 

空中輸送員(ロードマスター)は最後の点検を終える。そうしてるうちに後部カーゴドアが開き、大空が見える。

 

 

『投下まで10…9……5…4…3…2…1…0!!投下!投下!投下!』

 

 

MOABから小さなドラッグシュートが投下された後、大きなドラッグシュートが開き、MOABをパレットごと投下させる。

『全ての爆弾の母』は自分の使命に応えるべく、GPS誘導により展開した格子状のフィンで方向を制御して降下してゆく。

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

同時刻──

パーパルディア皇国東側 工業都市デュロ 陸軍基地 通信室

 

 

『対空魔光砲!光弾を受け破壊!!』

 

『イルカス中隊全滅!イルカス大佐も戦死!』

 

『敵巨大機侵入!』

 

 

通信室で通信長のミルネスは狼狽していた。頼みの綱の対空魔導砲は撃破され、竜騎士隊は全滅。打つ手もない。

その時、屋上から見ていた部下が大声を上げる。

 

 

「敵が何かを投下!!」

 

「なんだぁ!?」

 

 

屋上に行き、双眼鏡で覗くと、敵大型機が転進していた。

 

 

「対空魔光砲を警戒したか?」

 

「いえ、何かを投下しました!」

 

 

よく見ると上空に布のような物に繋がれた板があり、そこに円柱状の物体が乗せてあった。それが3つゆっくり降下している。

 

 

「?なんだ?」

 

 

首を捻っていると、板から円柱状の物体が落下し、こちらに向かって来る。ミルネスはそれに本能的な恐怖を感じ、後ずさる。

部下も同様に後ずさっていた。彼は感情のままに大声を上げる。

 

 

「退避ぃぃぃ!!!逃げろぉぉぉぉぉ!!」

 

 

直ぐ様階段を降りて地上へ向かう。その時、窓を見ると円柱状の物体が地上へ落下するのが見えた。

 

 

「っっ!!」

 

 

ミルネスは防御体勢を取る。普通の爆弾であったら有効だが、この母親には効かない。彼が見た最後の光景は、壁ごと吹き飛ばされる自分と部下達であった。

 

パーパルディア皇国東側の工業都市『デュロ』は日本国航空自衛隊『C-2』輸送機から投下された『MOAB』3発によって全域が壊滅。陸軍基地・工業地区・住宅地区、全てが灰燼と化した。

 

だが、投下前に『F-15SE』が被弾。対空砲は『A-10』が撃破したが、敵が対空砲を持っている可能性が危惧され、『オペレーション・フリーダム』中に計画されていたパーパルディア皇国都市への爆撃は、高高度から無誘導爆弾による絨毯爆撃に切り替えられる事になった。

 

皮肉にもブレムとストリームが皇国の為、と決断した事は、余計にパーパルディアの被害を多くすることになった。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

同日午後──

パーパルディア皇国 皇都エストシラント 皇城

 

 

緊急御前会議は、一時の休憩を挟み、夕方である現在も続けられていた。会議の大きな流れとしては、日本に対して徹底抗戦する方向で話が進んでいる。

 

第3外務局長カイオスは、会議の進行に焦りを持っていた……結局このままでは皇国は滅んでしまう。

これほどまでの国力を誇り、幾多の国が存在するこの世界で5本の指に入った列強パーパルディア皇国が滅ぼされてしまう。

 

カイオスはこの会議で、命をかけたある事を決意するのだった。

 

 

「……であり、この国は危機的状況下にあり、経済担当局による大規模な支出を行い、工業都市デュロで徹底した兵器の量産を実行」

 

「さらに属領からの徴兵をもって再軍備を実施、今までの皇国主力軍の3倍の規模を作り出し、『量』をもって、日本の首都沖合いへ夜のうちに大船団を送り込み、奴らの首都を火の海にします」

 

「このような方向性で行きたいと思いますが、皇帝陛下、よろしいでしょうか?」

 

 

軍の最高司令アルデが、再建計画を出している。日本が何もしてこない事を前提とした完全なる机上の空論に、カイオスは頭が痛くなる。

会議の席では、皆自信を取り戻したかのような顔をしているが、カイオスには現実から目を背け、馬鹿が雁首を並べているようにしか見えない。

 

急に、軍の最高司令アルデに幹部が耳打ちする。幹部の顔は焦りに満ち、額からは汗が流れ、顔は青い。

 

 

「?」

 

 

皇帝が疑問を持ち、アルデに問う。 

 

 

「どうしたアルデ、何があった?」

 

 

アルデの額からも汗が落ち、手が震えている。答えに窮するアルデ。

 

 

「どうした?早く申せ」

 

「こ……皇国の大規模工業地帯デュロが、日本軍の空襲を受け、全滅いたしました。エストシラントからは黒い巨大な煙がディロから見え、ワイバーン隊が確認を行ったところ、デュロ全体は巨大な爆発があったように窪んでいると…」

 

「な……なに!!?」

 

「そ……そんな!!!」

 

「な……」

 

 

衝撃のあまり、沈黙する会議室、しんとしたその場所に音をたて、別の幹部が血相を変え、会議室内に飛び込んでくる。

 

 

「今度はいったいなんだ!!!もうアルデに耳打ちしなくて良い、お前がこの場で申せ!!」

 

 

皇帝は軍幹部を怒鳴りつける。

 

 

「は……はっ!!!」

 

 

軍の幹部は皇帝に平伏し、報告を始める。

 

 

「属領の『クーズ』、『マルタ』、『アルーク』が反乱いたしました。既に同3箇所の統治機構は壊滅、反乱軍の手に落ちました」

 

 

衝撃……幹部はさらに続ける。

 

 

「今申し上げた3つの属領は、すでに落ちたもののみです。現在15箇所の他の属領が反乱を起こし、統治機構は劣勢です」

 

 

話は続く。

 

 

「アルタラス王国のルミエス女王が、皇国の属領に反乱を起こすよう魔信で呼びかけています!!今回の反乱はその呼びかけに呼応したものと思われます」

 

「今後さらに属領が落ちれば、加速的に他の属領も反乱してくる事が予想されます!!!」

 

  

絶句する幹部たち……。

 

 

パーパルディア皇国は『恐怖』により他の国を属領とし、支配し、富を吸い上げ続けて来た。しかし、その恐怖を与えるための『力』が、日本国によって砕かれてしまった。

 

『恐怖』は今度は彼らに帰ってくる。皇都の防衛を手放し、属領軍を返す事も出来るが、その方法だと皇都が丸裸になってしまう。

それは出来ない。 

 

 

「お……おのれぇ!!!!」

 

 

ルディアスはもはや怒りを通り越した言葉を発することしか出来ない。日本対策会議は深夜まで続いた。

 




猿でも分かる今回のあらすじ──

ルディアス「皇軍無能すぎひん?†悔い改めて†」

アルデ「属領統治軍を撤退しても…いいかな?」

パーラス「まずいですよ!」

カイ♂「皇国は負ける、はっきりわかんだね」

みんな「ファッ!」

カイ♂「で、日本に勝てるの?(小並感)」

アルデ「いや~キツイっす」

ルディアス「カイ♂お前、嫌いじゃないけど好きじゃないよ」

IKIA「覇気は全く分かってない、はっきりわかんだね」

ルミエス「占領されたみんな!114!514!」

IKIA「そマ?」

C-2「ち~すwww」

デュロ「ちょっと待って!」

C-2「だめです」(MOAB投下)

デュロ「オォン!アォン!」(壊滅)

ルディアス「フゥン!ホォン!」(憤怒)

日本「なんだこいつら…」

◇◆◇


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