聖域の神殿の前にて内部の魔力が感じられない疑問を抱いていたが、ニーアはその理由を知っておりそこが聖域だと言っており、魔素をはじけるが魔物をはじくことができないのでそこに魔物が入り込み、魔獣化したため、その魔獣を討伐し、仲間を助けようとするが、内部で派手に魔法を使われてたため、時間がかかったが見つけることに成功したが、そこにいた魔獣は相性が悪い相手だった。
~聖域の神殿・内部~
リュート「ガドルゲイルか…厄介だな…」
???「あなた、人間?どうして?」
リュート「話は後だ。こいつにいくら魔法を撃っても効果はないぞ。あんたの仲間は全員千寿の霊木に着いてたぜ。俺は頼まれた来ただけだ。」
???「そう…よかったわ…」
その時、ガドルゲイルがツタを鞭のように振るい、あちこちにぶつけてきた。
???「!!バリア!」
精霊はとっさに防御魔法を発動し、防いだ。
一方リュートは二本の剣を器用に扱い、攻撃を上手く受け流したり、かわしたりし、反撃を仕掛けた。
リュート「こいつには直接的な物理攻撃しか効かない。魔法をいくら打ち込んでも全部食べられる。」
しかし、リュートのスキルの風も直接的な物理攻撃ではないため、一切効果がない。しかもボウガンなどの遠距離武器がないため、近づいて剣で攻撃するしかないのだが、ツタや根を巧みに使い、接近できずにいた。
???「ボルケーノ!」
火属性魔法を放てば大抵の植物系の魔物は燃えるが、ガドルゲイルには全く効果がなかった。
???「くっ…やっぱり魔法は効かないのね…」
しかし、この光景を見たリュートは打開策を見つけ出していた。
リュート「!!なあ!もっと火力が高い火属性使えるか!!」
???「魔法は効かないんじゃないの!?」
リュート「ああ、だが打開策が見いだせた。」
???「……わかったわ。バーニングプロミネンス!!」
この部屋一帯を高熱が包むぐらいの火炎魔法を発動させた精霊にリュートは自身のスキルを合わせてガドルゲイルにぶつけた。しかし、当然ガドルゲイルには効いていなかった。
リュート「そいつはおとりだよ…」
ガドルゲイルが魔法を食べている間は攻撃をしないことに気づいたリュートはそのスキをついて一気に距離を詰めた。
リュート「終わりだ!!」
二刀流での連撃を打ち込み、ガドルゲイルの体を切り刻み、討伐を完了させた。
リュート「ありがとな。おかげで助かった。」
???「別に何もしてないわ。私はただ任務を遂行しただけです。しかし、人間に助けられるとは思ってもいませんでした…それに…あなたは風を扱えるのですね。」
リュート「俺のスキルさ。まだ練度低いけどね。あ、自己紹介まだだった。俺はリュート。君は?」
???「ロア。ありがとうございます。リュート。おかげで助かりました。」
リュート「いいって。」
その時、部屋の奥から強い光が差し込んだ。
そこには出入り口とは別の扉があり、その奥には石の剣が刺さっていた。
ロア「そういえば、この神殿には一つの秘宝が眠っていると言われてきました。英雄が使ってた物と聞かされてはいましたが…」
リュート「この石の剣がそうだと?」
ロア「そうかもしれませんね。」
リュート「本当に眠っていたのかもな。ロアが使えよ。俺には必要ないから。」
ロアが剣に触れようとしたん、物凄い突風が吹き、二人の見ていた景色が変わった。
~???~
リュート「??」
ロア「どうやら剣がこの世界に引き込んだみたいですね。」
剣「その通りよ。」
剣から声が聞こえてきた。
剣「私は風の魔剣。風魔剣・ヤドリカゼ。銘はコノハ。」
その時、剣から人が出てきた。
???「コノハっていうのは私ね。私は剣霊なの。剣に宿る精霊。君たち精霊族とはぜんぜん違うけどね?」
リュート「随分キャラが強いやつが現れたな…」
黄緑色のツインテールと長髪でリュートに似た黄緑の瞳を持つ、かなりハイな少女だった。
コノハ「ねね、すごい風のエレメンターの気配がしたんだけど、どっち?」
ロアはリュートに指を指した。
コノハ「あなたが主様?」
リュート「は?」
リュートは困惑した。風のエレメンターとはここ最近聞いたが、すごくはないし、なぜか主と言われても意味がわからなかった。
コノハ「風のエレメンターなんでしょ?なら主様の資格は全然あるよ!」
リュート「俺はお前の主になるつもりはない。」
コノハ「王都の五人の英雄…」
リュートはその言葉に反応した。
コノハ「そのうちの一人。光の英雄は見つかったけど、彼女は光の英雄として完全には覚醒してない。主様と違ってね。」
ロア「え?あなたが風の英雄?」
リュート「おい…」
リュートは若干キレていた。
リュート「ふざけたことを言うんじゃねぇ…」
コノハ「ふざけてないよ。いたって真面目な話。この世界に風のスキル使いは何人もいるけれど、エレメンターの称号持ちは一人しかいないんだよ。違いは何だと思う?」
リュート「練度の上限があるかないか。」
コノハ「そう。風だけで相手を傷つけることは出来ない。砂でも混じってない限りね?心当たりはあるよね?リュート・ドライグ君?君の本当の名前だよ?」
リュート「!!お前…俺が何者なのか知ってるのか…」
ロア「どういうこと?」
リュートはここに来た経緯、目的をロアにすべて話した。
ロア「つまり、自身が何者かを知るためにここに来たの?」
リュート「この結果は予想外だったけどな。」
コノハ「私が知ってるのはここまで。あと、全ての元凶である魔王を倒すまでの過程で自身のことを知れるって啓示があったよ。」
リュート「夢の中で話しかけてきたやつか。」
コノハ「私は姿を見れたけど、教えたらダメって言ってたけど…主様になるなら行ってもいいかな~。」
リュート「いや、正体に興味ない。要するにやつはどうしてもこの世界で俺にやってほしいことがあるから利用しようって魂胆だな…俺にとっても深く関係があるからこそ。はぁ、英雄になりたくないから王都に近づきたくなかったのにどうしても運命は味方してくれないらしい。」
コノハ「私は風のエレメンターの武器だったんだよ。だから主様は私を使えば真実により近づけるよ!だから私を使って?」
ロア「リュート。なぜ迷うのですか?」
リュート「デカい力は周りを傷つけ、自身をも壊す。だから嫌いなんだ…」
コノハ「よく理解してるね。だからこそ私を含めた仲間が必要なんだよ?私は開放も抑制もできるよ。他の仲間があとは止めてくれるよ。リュート・ドライグ。あなたには信頼できる唯一の存在がいるでしょ?」
リュートの頭にはアイナの姿が浮かんだ。
コノハ「主様。私を使ってくれる?」
リュート「……わかったよ。その代わり、絶対に何かあったら止めろよ?」
コノハ「はい!!」
その時、リュートの右手に緑色の紋章が浮かんだ。
コノハ「これは剣の紋章。私の主様の証と英雄の証!これからよろしくね?あ・る・じ・さ・ま?」
リュート「はいはい。」
元の場所に戻され、リュートは今は緑色の刀身になっている片手剣を抜き、そこからコノハが出てきて、二人と共に聖域の神殿を出るのであった。
あとがき
長くなった…予定よりだいぶ遅れてる…投稿時間が!
やっぱり長く書きすぎると途中で飽きると思って短く書いていたんだけどなぁ。
まぁ、実証なんてしてないんだけどな?
次回、STAGE2ラスト!