アークト村に住む少年リュート。彼は元々王都におり、Aランクの冒険者であったが過去の記憶と自身が何者なのかを知らずに過ごしていた。そんな中、夢で暗示を受けたリュートは一人で閃光の森の中心、千寿の霊木に向かい、精霊族の頼みを引き受け、聖域の神殿にいた魔獣討伐と仲間の精霊族を救出。そんな中、かつての風のエレメンターの武器であった魔剣・ヤドリカゼ。コノハと出会い、説得されて晴れて英雄として王都にいくことを決意した。
~アークト村~
イクシア「とうとう出発か。」
アイナ「そんな悲しい顔しないでよ。ちゃんと無事に帰ってくるから。」
今日はリュートとアイナが王都に行き、本格的に冒険者として活動していくための旅立ちの日である。
ダリス「リュートは?」
キグナス「もう乗ってるが寝ちまってる。」
アイナ「コノハちゃん暴れ馬だったから扱うのに苦労してたなー。」
コノハ「私は加減してましたー!ちゃんと見てなかったんですかー?!」
キグナス「相変わらず仲悪いな…だがなんで苦労してたんだ?」
リュート「俺の加減の問題だな…なれない武器になれない扱いだったからびくついてたんだよ…」
コノハ「主様起きたんですか?」
リュート「これだけうるさくされたらな…」
コノハ「…ごめんなさい…」
ダリス「アハハ!苦労するな!向こうでも頑張れよ!リュート!」
リュート「はい。行ってきます。」
こうして再び王都に行く三人だった。
~王都・マルクス~
兵士「マルル様ー!一帯どこにおられるのだ…」
キグナス「兵士たちがやけに騒がしいな…」
アイナ「マルル様って?」
リュート「王宮の専属予言者だ。ただ、俺がここに住んでた時はそんな人いなかったんだけどな。」
アイナ「じゃあなんで知ってるの?」
キグナス「英雄探せって言うのは彼女が言ったんだ。英雄探し始めた時に公開されたぜ。それに彼女のスキルは未来視だ。百発百中らしいが精度を高めればその分しばらく使えないって噂だ。」
リュート「そりゃそうだ。強ければそれだけ代償があるからな。」
キグナス「なぁ、何があったんだ?」
キグナスは近くを通った兵士に聞いた。
兵士「お前たち冒険者か?王宮専属予言者のマルル様がいなくなったのだ。風の英雄のハヤテ様が見つかったばかりだというのに。」
キグナス&アイナ「え?」
その瞬間キグナスとアイナはコノハとリュートに引きずられた。
リュート「私たちでも探してみます!」
そう言って兵士から離れた。
キグナス「どうして二人ともこんなことした?」
リュート「放っておいてもそのうちひょっこり出てくるさ。予言者って言ってたろ?俺みたいな特殊なやつを見つけようとその辺駆け回ってるんじゃねーの?なら放っておけばいい。先に俺の用事済ませていいか?」
キグナス「剣か?この間お前が行った鍛冶屋にあるぜ。」
そしてその鍛冶屋に向かうのであった。
~王都・マルクスの鍛冶屋
ドマキ「いらっしゃい!」
マル「いらっしゃいませ。」
リュートはマルの変わりように驚いた。頭にはヘルメットをつけている。
ドマキ「お?この間のあんちゃん。この間はありがとな!あんちゃんのおかげでちょっとずつだが娘も変わったよ。ほんまありがとな!それにこれ。あんちゃんに合うといいな。」
リュートはドマキから剣を受け取り、試し振りをした。
リュート「うん。しっくりくる。ありがとうございました。この剣の銘は?」
ダリス「あんちゃんが決めていいぜ。だってあんちゃん、昔ここで製造依頼したことあるだろ?緑の瞳が印象的で覚えてるぜ。」
リュート「やっぱバレてたか……あの剣折っちゃったしな…」
キグナス「それ聞いて実は柄を拝借したんだよな。その剣の柄は前と同じだからしっくりくるんだろ。」
リュート「!!ありがとうございます。なるほど。なら銘は決まりだな。これからもよろしく。ストライカーMk.2nd」
アイナ「いいね。昔の剣が進化して戻ってくるのって。」
???「ええ、本当に…」
その声は入り口から聞こえてきた。
マルル「初めまして。私はマルル・エント。王宮専属予言者です。聞き覚えありますよね?リュートお・に・い・さ・ま。」
リュート「俺はお前の兄じゃない。俺はエント家の人間じゃないからな。」
マルル「私は本当の風の英雄を迎えに来たんですよ。」
あとがき
遂に王都ーと思ったらいきなり急展開!
この先どうなるんだろうねー?とりあえず明日の月曜日休みだし、先に動画編集頑張って、小説頑張ってやりたいことをやる!