「誰か早く来てええぇぇぇ!!」
と、声が聞こえた方に向かってみると声を上げた女性のマキシムと一人の青年が傷だらけの状態で倒れていました。
リュート「アイナ、この傷何とかなりそうか?」
アイナ「ちょっと時間かかると思う。この傷かなり深めだとと思う。だからそれなりに薬も使うかも。」
リュート「スキルは?」
アイナもリュートもスキル持ちだということは村の人も周知の事実であり、アイナは唯一の治癒能力及びサポートに特化している。
アイナ「スキルじゃ応急処置が限度。でもあと何人か来たら処置後に動かせると思う。ただ…」
遠くを見ると魔物が少なくとも20体は近づいている。
リュート「こっちは俺が何とかする。マキシムさんは人を呼んだらすぐに隠れてください。アイナ、ボウガン借りるよ。」
アイナからボウガンを受け取ると近づく魔物に対して撃っていった。
リュートのスキルは村の人達は知らない。そもそも使ってる姿を見たことがないため、スキル持ちだと知っていても予想だけが飛んでいる。能力を知ってるのは村長とその娘、アイナとそこに居候させてもらってるリュート本人しか知らないのだ。
リュート「妙だな?」
魔物を殲滅し終わった後、リュートはポツリと呟いた。
やがて人が来たので青年を近くの民家につれてアイナが手当てを始めた。
ダリス「どうしたリュート。ずっと村の外を眺めて。」
村の自警団団長のダリスが声をかけてきた。
リュート「変だと思いません?彼はあそこまでの深い傷を負っているのにここに辿り着いた。流石冒険者って感じですが…」
リュートは青年の冒険者が所持してた冒険者カードをダリスに見せた。
ダリス「これは!!」
そこには上から3番目Bランク冒険者キグナスと書かれていた。
リュート「Bランクの冒険者があんな魔物数十体にやられるとは思えないな…おそらく魔獣が絡んでくるかもな。」
ダリス「マジか…この村は大丈夫なのか…?」
リュート「…相手による…」
ダリスもスキル持ちだが、壁を作る能力のため、村の防衛を最優先にしてるため、離れることは一切ない。そのため他の人に頼むことが多いが、魔獣は魔物と違い凶暴性が高く、力も桁違いのため、熟練の冒険者に頼まれることが多いが、そのための費用がかなりかかる。
リュート「流石に放置はできないよな…」
ダリス「リュート…お前まさか…」
ダリスはリュートが近くを探索すると予想したが、答えは予想を大きく上回った。
リュート「ここに到達する前に魔獣を討伐する。」
本当はこんなことしている暇はないっちゃないんだけれど、仕方ないよね?やりたいんだから。動画編集も、小説も。とにかく物語が作りたい。それだけ。