アークト村に住んでいる少年リュート。今は王都に戻り英雄たちを集め、魔王を討伐するためのチームに入り、自分の記憶を取り戻すために動いている。そんな中、記憶を取り戻すヒントを得た後、一度王都に戻ってきたのだった。
~王都・マルクス~
エンラを仲間に加えて戻ってきたリュート達は城下町の人達に迎えられたが、アマハネ達は気にすることなくある場所に足を運んだ。
アマハネ「ここ?」
来た場所は王都にリュートがいた時に世話になってた場所、エント家だった。
リュートは何も言わずに頷いた。
アイナ「でもいるんでしょうか?マルルさん。」
エンラ「いてもらわないと困るんだろ?」
キグナス「とりあえずは聞いてみないとな?」
そうしてインターホンを鳴らした。
???「どちら様でしょうか?」
アマハネ「初めまして。アマハネ・スターリーです。マルルさんいますか?」
???「え!?あの英雄様ですか!失礼しました。マルルの母のスクラです。立ち話もアレなので、皆さん入ってください。」
これには予想外だったため、アマハネはリュート達を見た。恐らく長くなると考えたリュートはここから離れようとしたが、
エンラ「じゃあせっかくなのでそうします。お前も来い。」
とエンラに止められたので仕方なく入ることにした。顔をフードで隠したまま。
~エント家~
アズマ「父のアズマです。今はこの三人で暮らしてます。本当はもう一人いたのですが、出て行ってしまいましてね…血は繋がってなかったのですが、王都で問題を起こしたとかで…」
スクラ「スキル持ちだってことも教えてくれなかったもの。それにあの子はまだ子供。なのに大人を頼ることを知らないまま育っちゃったのよ。私達もその頃子育てをしたことが無かったので。」
アイナ「大切にされていたのですね。マルルさんもその子も。」
スクラ「ええ。それにしても遅いわね?着替えに手間取り過ぎじゃないかしら?少し見てきますね?」
アズマ「ああ。」
コノハ「その出ていった子供は今どこにいるとか聞いてます?」
コノハがすごく余計なことを聞いたためエンラ以外は何も反応出来なかった。
エンラ「確かに気になるな。スキル持ちとはいえ、王都から出たなら無事とは言えないんじゃないか?」
アズマ「もう五年になるな…だが生きていると信じているよ。」
エンラ「随分な信頼だな。」
アズマ「元々ちょっとした辺境で拾った子なんだ。ケガをしていても生きていたし、姓以外の名前は覚えていたし、冒険者でもあったからね。」
キグナス「そうなのか?」
アズマ「まあ、彼が出た後に知ったのだけどね。そのことも隠してたみたいだし…」
そしてようやくマルルが出てきた。
アマハネ「突然すみません。聖槍のある場所の詳細な位置を特定したくて来ました。」
マルル「……」
スクラ「マルル?」
マルル「…話さないの?」
リュートは口を閉じたまま頷いた。
マルル「はぁ、気が乗らないです…」
スクラ「マルル!?」
アズマ「どうしたんだ?調子悪いのか?」
マルル「二人そろって気が付かないとは…せっかく家族全員そろったというのに…」
そうしてマルルは立ち上がり、リュートのフードを外した。
アズマ&スクラ「えっ…」
マルル「この髪と眼に見覚えあるのは二人のはずです。」
白髪の中に一部灰色の前髪、そして緑色の瞳を持つ少年。リュート。
あとがき
ペースが戻らないー!あとやりたいことが多すぎるー!時間が圧倒的に足りなすぎるな…まあ、仕方なしなんだけどね。