過去の記憶を少し取り戻したリュート。自分には姉のアマネがおり、一度星屑の海岸に訪れていること、もう一つの記憶を取り戻すために進み、その一方で姉は過去にもらったコンパスを探していたところにリュートと再会した。
~星屑の海岸~深淵の洞窟・深部~
リュート「……お姉ちゃん?」
アマネ「!!」
レイ「この子が弟?」
その時、リュートの手にあった剣の紋章がわずかに反応を示した。
コノハ「主様。おそらくこの人魚の人が探してた人だと思います。」
アマネ「探してた?」
リュート「詳しくは後で話すよ。今はお姉ちゃんと話をさせてくれない?」
マルル「わかりました。私達もこちらで話をします。」
そうして各々分かれて話をし始めた。
アマネ「リュート……」
リュート「久しぶり……でいいのかな?でもごめんなさい。」
アマネ「……どうして十年も姿を消してたの?リュートならすぐに故郷に帰れるはずでしょ?」
リュートは首を横に振った。
リュート「十年前、それ以前の記憶を全部なくしちゃった…頭を強く打ったみたいで…」
アマネはリュートがいなくなったときのことを思い出し、何があったのかを話すことにした。
アマネ「やっぱり覚えてなかったのね…ごめんなさい…」
リュート「どうしてお姉ちゃんが謝るの?」
アマネ「リュート、今から話すことは信じられないと思うけれど、落ち着いて聞いてほしいの…」
リュートは何も言わずに首を縦に振った。
アマネ「十年前、故郷でリュートと私は自分のスキルの向上をするために分かれて修行してたのよ。その時、リュートは風の力で空を飛べてたのよ。」
リュートはそこまで聞いて一度静止をかけた。
リュート「空を…飛んでいた?まさか…今の俺には物を飛ばすほどの力はないんよ?ましてや自分が飛べるほどの風なんて起こせないよ?」
アマネ「当然よ。お父さんやお母さんに教えてもらった方法を覚えてないのだもの。でも重要なのはそこじゃないの…その後私が天候を連続で変えられる修行をしてた時に嵐を起こしちゃって…」
リュート「…落ちたんだ……」
アマネ「うん…上空10000mから……」
リュート「え!?」
リュートは桁外れの高さから落ちていながらも今生きているため、おかしいと思った。普通なら即死だからだ。
アマネ「もうわかるよね?故郷がどこなのか…私たちが何者なのか…」
リュート「……噓だ…」
上空10000m、その高さに該当する場所はここでは一ヶ所しかない。御伽噺に出てくるドラゴンが住む山、天中山。
リュート「噓だ噓だ噓だ!」
アマネ「リュート…」
リュート「だって…御伽噺なんて所詮伝説だよ…なのに…その存在が伝説じゃないなら…この戦いが始まったのは……俺たちのせいじゃないか!」
リュートは自分自身が伝説にあるドラゴンであること、故郷が天中山であること、先祖のせいで魔王との戦い、邪龍との戦いが始まってしまったことを察した。
リュート「…伝説のことは信じてたけど…それに深く関わってるなんて…思ってすらなかったのに…こんなのってないよ…」
あとがき
やりたいことがたくさんある…なんか体調崩しそう…というか既にちょっとまずい気がする…