ファントム・メモリー   作:神木龍夜

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前回のあらすじ

アークト村にBランク冒険者の青年が傷だらけで迷い込み、村に魔物たちが襲ってきたが、難なく討伐。しかし魔物たちの傷としては違和感があり、魔獣の仕業と思い、リュートは森に入り魔獣討伐をすることにした。


STAGE1-2

〜アークト村付近にある閃光の森〜

 

リュート「相変わらずこの森は明るすぎるな…森ってもっと木漏れ日とかがたくさんあるはずなんだけどなー…」

 

アイナ「暗すぎるから自らが光を放って生きれるように進化したんだよ。それがすごい速度で繁殖してここまで光が強くなったんだよ。」

 

リュート「ま、そのおかげで夜でもここの植物使えば光源になるからありがたいけどな。でもわざわざお前まで来る必要なかっただろ…」

 

アイナは治療を一通り終わらせたのち、後を任せてリュートを追い、一緒に魔獣を討伐しに来た。

 

アイナ「だって普通魔獣相手に一人で来る?」

 

リュート「俺が一人でやるのは守れる自信が無いからだ。だから一人で来たんだよ。」

 

アイナ「私だって戦えるんだよ?」

 

リュート「…危なくなったら逃げろよ?」

 

リュートとアイナは探索をしてると一本の木に目が留まった。

 

アイナ「これって…」

 

リュート「魔獣の痕跡だろうな。かなり新しいし、結構深く傷つけてるな。」

 

木にあったのは魔獣の爪痕でかなり深く傷ついてるため、鋭い爪を持っているのが分かったが、どの魔獣かはまだ確定出来てないため、警戒を強めて探索を再び開始した。

 

アイナ「近くにいるよね?」

 

リュート「だろうな。爪とぎの跡だと仮定したなら割と面倒だぞ」

 

その時アイナは地面に刺さってる棘に目がいった。

 

アイナ「リュート…これって…」

 

リュート「ん?…!!伏せろ!」

 

突然正面から地面にあるものと同じ棘が飛んできたので二人とも伏せた。

 

リュート「なるほど、この騒動はこいつが原因か…そりゃ魔物が動物系が多かったわけだ。ラッシュベアー!」

 

奥から出てきたのは鋭い棘を背中に宿した凶暴な熊が現れた。

 

リュート「アイナ!早く隠れろ!」

 

アイナは即座に距離を取って木の陰に隠れようとするとラッシュベアーは棘を飛ばした。

 

リュート「だから来るなって言ったのに…」

 

リュートは剣を抜くと同時に棘を捌いて時間を稼いだ。

 

アイナ「ごめん。ありがと。」

 

リュート「礼は後にしろ。」

 

更に棘を飛ばしてきたが、強風が吹いて全て外れた。

 

リュート「今度はこっちの番だ。」

 

リュートの周りに風が吹いて左手に集まっていく。

リュートのスキルは風を操る能力で近くの空気そのものを自在に操れる。ただ一つ問題があるとすれば、気圧にも影響があるためあまり使いたがらなかったため、今まで知る人は一部だけだった。

 

リュート「吹っ飛べ…」

 

溜めた風を一気にラッシュベアーに放った。

 


 

アイナ「あそこまでやる?普通。」

 

リュート「お前がついてくるのが悪い。あとは俺が一人で討伐する。」

 

二人は吹っ飛ばしたラッシュベアーにとどめを刺すために真っ直ぐ歩いていた。

 

アイナ「私はそんなに頼りない?」

 

リュート「…自警団で自衛術習ってない以上、自分の身を守れないなら正直邪魔。俺がずっと守れるわけでもないんだ。だからここからは俺一人で片付ける。」

 

そう言ってリュートは一人で奥に進んだ。




このシリーズ毎週日曜に投稿しようかなと思ってます。時間はまばらなんですがね。よかったら感想などをお聞かせください。まあ、正直やりたくてやってるだけなんですが、面白いといいなって思ってます。
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