ファントム・メモリー   作:神木龍夜

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前回のあらすじ
水路の迷宮の水を抜いたあと、リュートとアマネが潜入、その後リュートは今後のこと考え、最深部では十年前に会った子のことを思い出せずにいた。そして魔獣との戦いを始めた。


STAGE4-10

水路(すいろ)迷宮(めいきゅう)最深部(さいしんぶ)

 

扉を開けた先には足を持った巨大魚型の魔物が寝ていた。

 

アマネ「スパイラル・フィッシュ?水害を起こす魔獣だとは聞いていたけど…人などを狙わないタイプの魔獣じゃ?」

 

リュート「どちらかというと狙わないけど、巻き込まれるケースが多いね。」

 

しかし、すぐに異変(いへん)は起きた。

少し近づいただけで目を覚まし、アマネ達の方向を向き、戦闘態勢(せんとうたいせい)に入った。そして口の中には明らかに鋭すぎる牙があった。

 

リュート「変異体(へんいたい)か、ちょっと面倒なことになりそうだな…」

 

レイ「おかしいね…」

 

レイはずっと下を見ていたのだが、そこには足首が浸かる程度の水があるだけで、特に変化はないように見えている。

しかし、考察する間もなく魔獣が雄叫(おたけ)びをあげ、ブレス攻撃を仕掛(しか)けてきたので全員回避をした際、リュートの魔剣に水が触れ、コノハは異変を感知した。

 

コノハ「主様!この水魔素を含んでます!それもかなりの濃度(のうど)です!」

 

リュート「なるほど、納得。どうして変異体が居たのかがな。」

 

レイ「私たちが封じ込めた時は変異体にはなってなかった…水にも変化はなかったのに…」

 

アマネ「魔素にあてられたのね。でもどこから…!!」

 

アマネはこの奥にも部屋があることを思い出し、そこにはコンパスの他にもう一つ、聖槍があることを思い出した。

 

アマネ(もしかして、あの子は部屋の奥に?)

 

一つの考えを出したが、まずは目の前の魔獣をどうにかしないといけないため、一度考えるのをやめた。

その間、リュートはちょっとずつ攻撃をしていたが、魔素を含んだ水のせいですぐに回復されているのでダメージを与えられずにいた。

 

レイ「ここまで効かないと打つ手ないんじゃ…」

 

リュート「どうかな?諦めるには早いんじゃないかな?」

 

リュートは諦めていなかった。そして、コノハに作戦を伝えた。

 

リュート「今朝の特訓の成果を見せる時だな。俺がタゲを取るからその間に刀身(とうしん)に魔素を含んだ水ごと風の力を限界まで溜めて頭に攻撃を加えろ。大量の魔素を一気に注入すれば自己崩壊(じこほうかい)するはずだ。もしまだダメなら同時に打ち込むぞ。」

 

そしてヤドリカゼをその場に刺し、単身で突っ込んだ。

コノハは言われた通りに力を溜め始めた。その状況を見て、

 

アマネ「なるほどね。レイ、攻撃を私たちに向けさせ続けさせて。」

 

レイ「分かった。」

 

そして、スパイラル・フィッシュを討伐する作戦を始めた。




あとがき
かなり期間が開いてしまいましたが生きてます。はい。
結局不定期に更新する羽目になりそうです。とにかくゲームしたい欲求が…9月9日にスプラトゥーン3発売されますが、やる人いるんですかね?ちなみに偶然休みが取れたのでガッチリやりこむかも。
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