ファントム・メモリー   作:神木龍夜

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前回のあらすじ
水路の迷宮の最深部にいた魔獣は変異体となったスパイラル・フィッシュ。地面に張っている水には濃度の高い魔素が含まれており、ダメージを与えてもすぐに回復するため、作戦を立てて、攻撃を開始した。


STAGE4-11

~水路の迷宮・最深部~

 

リュートはコノハが力を溜めている間、コノハにヘイトが向かないよう、連続で攻撃を叩き込んだ。

しかし、リュートが持つ剣、ストライカーMk.Ⅲはいくら強化してもらったとはいえ、元々魔獣を相手に想定(そうてい)してたわけではないので、攻撃時に切れ味と耐久値(たいきゅうち)(いちじる)しく低下しやすい。

 

リュート(まずいな、このままじゃこっちが先に折れるな…今スキル使えば耐えられずに折れるかもしれないな…)

 

その時、横からスパイラル・フィッシュの尾びれが迫ってきていた。

 

リュート「しまっ…!!」

 

だが、攻撃は当たることなく、代わりに水柱(みずばしら)に当たり辺りに水しぶきが飛び散った。

 

レイ「大丈夫かい?」

 

水柱を出したのはレイの水を操るエレメンターとしてのスキルだった。エレメンターのことについては既にマルルとアマハネから説明を受けていたため、スキルを扱うのは簡単だった。エレメンターとしての自覚がなかったのは水のスキルは自分以外の人魚族にも使えるからだった。

 

アマネ「たとえ硬くても、すぐに回復したとしても…」

 

いつの間にかアマネはスパイラル・フィッシュの正面に回り込んで自分の短剣である星刃を抜き…

 

アマネ「私の剣に斬れないなんてことはないの!」

 

そして頭に4連撃を与えた。

 

アマネ「今よ!」

 

コノハ「はああああ!」

 

限界まで力を溜めていたコノハがそのまま一直線に頭に向かって突っ込み、剣を刺しこんで力を解放した。

 

スパイラル・フィッシュ「ギャアアアアアアァァァァァァ!!

 

断末魔(だんまつま)の雄叫びをあげながらスパイラル・フィッシュは絶命した。

 

リュート「ふぅ…やっぱり最近増えてきてる…魔獣の数が全体的に…」

 

アマネ「そうなの?」

 

アマネはここ最近はずっと星屑の海岸にとどまっていたため、状況を知らなかったのでリュートはここ最近戦った魔獣のことについて話した。

 

アマネ「というか、なんでそんな危険なことしてたの?」

 

リュート「むしろ、なんで気がつかなかったんだろね?自分のことについて…」

 

コノハ「人と一緒にいた時間が長すぎたのと、慣れからでしょうか?」

 

そんなことを話していると、奥への道が開いたので先に進んだ。

最深部の部屋には台座に刺さった槍とその近くに横たわっている少女、その手にはアマネが落としたコンパスが握られていた。

 

リュート「ク…ルル?」

 

アマネ「リュート?思い出したの?」

 

リュートはそこで昔の記憶をさらに思い出した。




あとがき
ちょっと展開早いかな?一応これでも構想は練ってるんですがね?
あと、この後のことを大体決めたせいで更新は早くなるかもですが、問題は時系列が少し面倒になることですね。
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