変異体スパイラル・フィッシュを討伐するべく奮闘、そして撃破。
その後、最深部の部屋にて聖槍と吸血鬼の魔族の少女、クルル。コンパスを発見。リュートはそれにより、記憶を取り戻した。
~リュートの記憶~
星屑の海岸に向かってアマネとリュートは釣り
4歳のリュート「んん~!お姉ちゃん!潮の香りがしてきたよ。」
アマネ「相変わらず鼻いいよね。」
リュート「いやいや、それは俺らドラゴンの
アマネ「まだまだ距離あるよ?どうして感じられるのか不思議なんだけど?」
リュートは呆れてため息をついた。
リュート「風が運んでくれたんだけどな~。目に見えないと信用してくれないなら、仕方ないな~。」
そしてリュートの手のひらに風が集まってきた。
アマネ「ちょっと待って!」
リュート「……血の匂いだね…いったいどこで混ざったんだろ?ちょっと待ってね。」
そう言うとリュートの瞳は少し明るくなり、手のひらには小さい鳥の形をした風の力が出来ていた。そしてその風は血の匂いをまとっている。
リュート「
そう呼びかけると目的地の星屑の海岸の方向にパタパタと飛んで行ってしまった。
アマネ「魔法の使い方うまくなってるね。」
リュート「そんなことより追いかけようよ。」
そしてその鳥は海岸の前の森に入り、そこにはスケルトンが5体とボロボロの魔族の少女がいた。
リュート「ひえっ!!」
アマネ「あ、リュートはアンデッド系ダメなんだっけ…」
リュート「だってだってだって!死んでるやつが生きて動いてるんだよ!意味不明じゃん!魔物じゃなくてバケモンじゃん!!」
リュートはアマネの後ろに隠れながら叫んでる。
少女「うるさいよ…こいつらは私を殺すのが目的なんだよ…怖いなら早く逃げ…」
少女が逃げろという前にスケルトン達は上空に吹っ飛ばされ、そのまま落下しバラバラに砕け散った。
少女「…え?」
振り返るとリュートが片手を上げて魔法を放っていた。
リュート「
アマネ「気流に乗って飛ぶ技を敵に向かって撃っちゃったよ…まあ、バラバラになったからいいけどね?」
少女「あなたたちは一体…」
アマネ「私はアマネ・ドライグ。こっちは弟のリュート。ちょっと待ってね。手当てするから。」
そうしてアマネは手際よく手当てをした。
少女「どうして?私は魔族だよ?」
リュート「それがどうかした?俺達からしたら訳ありな感じの吸血鬼っぽいけど?」
少女「…クルル…私の名前。スキルを持ったから追い出された魔族…」
アマネ「なるほどね。魔族はスキル持ちをすごく嫌うからね。神の恩恵を受けたやつだって。」
リュート「実際怪しいけどね~。だって自身の戦う意思で操れるからね~。神が魔族にも与えることなんてあるかな?」
その時、お腹の音が聞こえた。出したのは…
リュート「ごめん…魔法連発したからお腹すいちゃった…」
アマネ「これから海で釣りしようと思ってたんだけど、良かったらどう?せっかくだし、色々話さない?」
クルル「…いいの?」
二人は頷き、星屑の海岸に向かって走り出した。
あとがき
意外にも過去の回想で一つ丸々消えるとは思ってなかった…まあ、いいか…