ファントム・メモリー   作:神木龍夜

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これまでの物語
リュートは星屑の海岸で自身の記憶と水のエレメンターを、エンラは廃坑の奥で自身の力の可能性を、アークト村で暴食のケルベロスが動き出したことを知った。


STAGE5-1

~アークト村への道中~

 

アマネ「王都は南の方にあるんだよね?」

 

リュート「前が絶対北とは限らないんだけど?何のためのコンパスなの?」

 

現在、リュート、アマネ、クルルの三人は馬車でゆっくりアークト村に向かって西に進んでいるが、アマネはやはり東西南北がまだわかっていないポンコツだった…

クルルは一度目覚めたが疲労が溜まってたため、また眠った。話を聞く限り、今も逃亡生活をしてたらしく、たまたまリュートのコンパスを見かけ、追いかけて海に入ったが、スパイラル・フィッシュを封じようとしてたところに巻き込まれ、聖槍の気にあてられたようだった。

レイとアマハネは一度王都に行き、見つかったという報告に同行するとのことだった。ことが済み次第、アークト村に来るそうだ。

 

アマネ「まだなの?もっと早くできないの?」

 

リュート「乗り物に慣れてないのに飛ばしていいの?」

 

アマネ「うっ…」

 

アマネもリュートも乗り物に慣れてないため、下手に飛ばすとグロッキー状態になるため、ゆっくり移動していた。それでも、リュートがスキルを使った時より早い方だった。

 

クルル「うーーん…」

 

どうやら着く前にクルルは目を覚ましたようだった。

 

アマネ「おはよう。ぐっすりだったね。」

 

クルル「うん。よく寝た。おかげである程度力も回復したけど…」

 

クルルは周りを見渡して…

 

クルル「どこ向かってるの?」

 

アマネ「アークト村に向かってるの。リュートがお世話になってた村よ。王都に行くわけにもいかないからね。魔族だってバレたら大変だし…」

 

リュート「だからといってこっちもいいとは限らないからな?」

 

アマネ「待って、正面、誰か来る。」

 

その時、前の方から誰かが来たのが見えた。

リュートも当然気づいてはいたが、ここで会うとは思ってなかった。

 

リュート「お出迎えなんてな、エンラ。」

 

エンラ「ちょっと緊急事態だったんでな。悪いけどすぐに来てもらうぜ。」

 

リュート「待て!クルルのこと伝えたはず…」

 

エンラ「問題ない!」

 

問答無用で馬車を急加速させ、一気に村まで飛ばした。

 


~アークト村~

 

リュート「うっ………」

 

アマネ「うっぷ………おぇ………」

 

クルル「わぁ…」

 

アイナ「だ、大丈夫ですか?」

 

当然だがリュートとアマネはグロッキー状態になってしまった…

 

リュート「大丈夫じゃない…でも緊急だって聞いた…何があったの?」

 

アイナ「それについてはこの子に聞いてくれない?」

 

そして出てきたのは白狼少女のハルが出てきたが開口一番こう言った。

 

ハル「風の子…人間じゃないよね?」

 

リュート「!!」

 

アイナ「えっ?」

 

ハル「気配が魔族とも人間とも違う…」

 

リュート「……後で話す…今は…まだ言えない…」

 

アイナ「…絶対話してね。それより大変なの。」

 

そこでケルベロス・フォートレスが動き出したことを伝えた。




あとがき
リュートの考えがこれでパァになったというね…
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